CRS(非居住者の銀行口座情報を交換するあれ)の詳細がわかってきた & MM2H保持者は信用されていないのもわかった

OECD加盟国から始まった「非居住者の銀行口座情報を交換するCRS」ですが、その詳細がわかるサイトを読者の方から教えていただきました。有難う~~。

まずQA方式で非常にわかりやすいサイト。日本語。

CRSに関して

日本の国税庁の詳しい説明。「非居住者に係る金融口座情報の自動的交換のための報告制度の概要」(クリック)

マレーシアのMM2H保持者は疑われてもしょうがないリストに入ってる。OECDが出しているその説明、国別スキーム(クリック)

これらをしっかり読めばかなり理解が深まると思いますが、詳しい内容はこのブログでは書きません。このCRSに関してもつ疑問は人それぞれだと思うから。

ただ我々マレーシアに住む者として忘れてはならない記述があります。

MM2Hもそうですが、比較的簡単な方法で居住権を得られる国々がありますよね。なおかつ税率が低い国。

マレーシアはタックスヘイブンと呼ばれることはありませんが、「海外を源泉とする収入」や「資金運用益(この言い方は多分間違い)」には課税されない。つまり、タックスヘイブンと全く同じ部分があって、これはかなり有利。その利点に目をつけてマレーシアに渡ってくる人たちは決して少なくないわけですが(我が家がそれ)、マレーシアの場合は似たような他の国々と比べても非常に簡単に居住ビザが取れてしまう。

極論を言えば、税金から逃れて移住するにはマレーシアが一番とも言えるわけで、OECDはちゃんとその辺も把握しているってことですね。

その他、タックスヘイブン、あるいはそれに似たような税制がある国々の「居住ビザ」が発表されています。(クリック)

そういう国々に居住している分には全く問題がないわけですが、金融機関にはそれを申告するけれど、実際の「税務上の居住国は別」のケースがあるんですね。MM2Hにしても、MM2Hを保持し、マレーシアの銀行には資産があり、でも自分は日本に住んでいるという人もかなり多いハズ。当然、その場合は、マレーシアで発生した所得を日本で申告納税しなければならないわけですが・・・・。

つまりこれらのビザ、永住権を持っている人たちは「その国を居住国として申告し、実は本当の居住国にはCRSのデータが回らないように出来る」ってこと。そうはっきり買いてはいませんが、「(OECDは)投資永住権を保有する国を税務上の居住国として申請し、本当の居住国に情報提供されることを回避する動きを懸念しています」と。(MM2Hは投資永住権のカテゴリーだとOECDが考えているのがわかりますね)

そして「CRSの確認プロセスにおいて、投資永住権での申請がなされた場合、当該国での滞在期間や納税履歴など追加的な確認を求めています」と。MM2H保持者は信用出来ないというのと同じ。

つまり、MM2Hを持っているんだから良いでしょ?って簡単には行かないってことですね。「滞在期間や納税履歴など追加的な確認を求める」ってことは、金融機関は「MM2Hを持つマレーシアの居住者」と申告されていても、実際の滞在期間や納税履歴を調べる必要があると。

これってMM2Hホルダーは信用できないと言っているのと同じで、なおかつMM2Hを利用して(実際は日本に居住し)資産隠し、所得隠しをしている人たちに、「あなたの存在はわかっています」と言っているとも言える。MM2Hビザを利用して、マレーシアの居住者のフリをする他国の居住者の実態を彼らはすでにしっかり掴んでいるってことですよね。

こんなことを大きな声で喋ったり、ブログに書くようなアホはいませんが(笑)、MM2Hを取って資産をマレーシアに持ち込み、それを日本では黙っている人たちが多いのは多くの方々が巷で聞いている話でわかっていること(オーストラリアも同じ)。また、ロングステイは終了し、日本に帰国したのにマレーシアの資産はそのまま放置している人も少なくないはず(オーストラリアでも他の国でも同じ)。

きっと今はまだ大丈夫かもしれませんが、ジワジワと外堀を埋められているのを感じますね。

また前の日記に書きましたが、私が口座を持つ香港の銀行では「一年に一度、実際に会って近況を確かめる」ことをしますが、まさにそれは上に書いた「滞在期間や納税履歴など追加的な確認を求める」ってことなんでしょう。MM2Hというビザ保持者は信用出来ないから追加で確かめろというOECDの言うとおりのことをしている。

そういう意味では、マレーシアの銀行は口座の開設時だけしかMM2Hビザの保持チェックをしていない(ビザが無くなれば口座を閉鎖するのはCIMBの一部だけ)ことからも、そして適当で面倒なことは嫌いなマレーシアのお国柄を考えると、もしかしたら「全員非居住者」としてデータを出しているんじゃないかなんていう疑念も湧いてくるわけです。マレーシアの金融機関も国税庁も「MM2Hホルダーを信用していない」というOECDの立場を理解しているはずですから、尚更です。でもそうだとしてもデータを受け取るのは国籍がある国(我々なら日本)のはずで、もし私達がオーストラリアに住んでいたとしてもオーストラリアにはデータは回らない。おかしなルールだと思いますわ。マレーシアの銀行は、「本当はどこに住んでいるのか」調べないし、もしそれが国籍を持つ国でもない第三国ならCRSの意味は全く無くなる。

でもま、日本在住で今まで隠してきた人は、そろそろ降参して表に出したら良いんじゃないですかね。でも「今まで隠してきた収入」に関してはごっそり税金を取られる(5年遡る)のを覚悟しないとならない。日本には20%の源泉税が課される収入でも、海外の場合は「総合所得」ですから人によってはかなりの%、額になるんじゃないですかね。でもしゃーない。「実は名義を変えてある(贈与)」なんて人もいるはずで、それも「マレーシアには贈与税も相続税もない」から問題ないと勘違いしていた人も決して少なくないんじゃないですかね(日本には非居住者になっても10年間は日本の税法(贈与・相続)に従わなければならない10年縛りがある)。

でもそれらが発覚するのも時間の問題かもしれませんね。

この「非居住者の口座情報を交換する」ことに関して、「大変だ~~~~~」とか「困った・・・」なんて声が私にも今まで何度か聞こえていました。日本の確定申告時に「5000万円以上の海外資産は申告しなければならない」となったときもそうでした。

これって「困るようなことをしている」のを白状しているのと同じですよねぇ。

それとマイナンバーですが、海外のこれに相当する番号(タックスファイルナンバー、納税者番号)を届けないとならないことも増えている様子。また証券会社などに口座開設をする場合、その項目を空欄にしたままだと先に進まないなんてこともありました。

ですので私はマレーシアの納税者番号を取得しました。申告・納税しないとならない所得は一切無いのですが、この番号は取っておいたほうが良いと思って取りました。海外ではこういう番号があるのが普通ですし、聞かれた時に「ありません」っていうのも何か変だと思います。その番号がないということは「収入がない」というのと同義語ですし、「無い」と言った時に相手の「え?」という顔を見るのも飽きました。(笑)

自分でも簡単に取れるそうですが、私はペナンのリカさんにお願いしました。

ちなみに日本のマイナンバーは持っていません。欲しいのですがあれって住民登録をしないともらえないんだそうですね。私としては日本の住民ではないし、住民登録はしたくないのでどうにもならず。

そして「他国の銀行からの【納税義務がある国】の確認メール」ですが、読者の方から、「香港」「シンガポール」「オーストラリア」から来たとレポートを頂戴しましました。またHSBCマレーシアから登録してある日本の住所に確認メールが来た読者もいらっしゃいました。日本の居住者(納税義務者)ですが、海外の金融機関から得る利子は日本では「利子所得として総合課税」ですね。

本当に動き出しているんですね~。
 
 
 

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2 thoughts on “CRS(非居住者の銀行口座情報を交換するあれ)の詳細がわかってきた & MM2H保持者は信用されていないのもわかった

  1. 今回の記事大変に素晴らしく、またありがたいです。参考にします。

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