相場のことを書いてくれとメールを頂戴しましたが・・・

はじめての方からメールを頂戴しました。

「9桁10桁を稼ぐ才能を持たない私が、これから相場で長く生き延びるには、これまでと違う手法を取り入れ、変わる必要があるのかもしれないと思い始めていた矢先に、このブログに巡り会えたのは幸運です。」

ですと。嬉しいですね~~。こういうメールが突然舞い込んでくるとやっていて本当に良かったと思います。人生が大きく変わる時って、そのきっかけになったものはたった一言の言葉だったりするんですよね。今の私があるのも他人様の「好意の積み重ね」ですし、自分だけで今の人生を切り開いたなんて偉そうなことは口が裂けても言えない。(笑)

私のブログを読んでその気になって大損した人が出ると非常に困るのですが、大損するのはなぜかという理由もしつこく書いているつもりですし、「相場って儲かるなら俺もやってみよう」と好き勝手なことをやって大損するのは私のせいではない。(笑)

でももし売買手法で悩んでいたり、誰にでも定期的に訪れるのが普通な「俺はやっぱり止めたほうが良いんだろうか」なんてときに、何かヒラメキ、ブレイクスルーを感じていただけたら良いなぁと思って書き続けています。相場で利益を出している人は100人中100人が「あの時に諦めなくてよかった」と思っているはずですから。

そのメールをくれた方ですが、最後にこう書いてありました。

「最後に、最近は投資関連の投稿が少ないようですね。何か理由があるのでしたらお教え下さい。」

ドキッ!! (@_@)

書こうと思うんですが、何を書いたら良いんでしょうか。大体私が思うトレーダーが知っていたほうが良いことって全て書いた、それも何度も繰り返して書いていますから、今更書くことも無いと思うんですよ。

でも多くの人は「これから為替、日経225はどう動くのか?」みたいな読みが気になるのが普通ですから、それを書くのが良いのかと思ったり。

でも大事なのは「自分でどう読むか」であって、いつまでも他人の読み方なんて聞いていてもしょうがないのね。またトレードで大事なのは「攻め込む時」「逃げる時」のタイミングが全てといって良いわけで、他人の読みなんか気にしているようじゃお先真っ暗だと思うわけです。

でもいま現在の動きを例として、こういう時には出撃とか、見送りとか、私流の読み方を書くのは参考になるのかもしれない。

でも私の主戦場は多くの方が全く興味がない海外の先物ですし、それも超短期売買ですから、ドイツのBundがマレーシア時間の19時35分からこんな動きがあって・・・なんて書いたところで関係ないですよねぇ。

だからやっぱりブログに書くとしたら「主だった投資対象」でそれも「日足」の見方でどうするべきかみたいなのを書くしか無いんですね。それも私がいつも使っているチャートで出してもそれと同じものを読者が見ることは出来ませんから、中途半端なWeb上で誰でも使えるチャートで出さないとならないのね。

じゃぁ「今の日経平均をどう読むのか」なんて書いたとしても、私自身はその日足を見ながらのトレードはしないわけですから、なんだか架空の話をしているだけみたいでどうも気が乗らないんですよ。

でも何か書こうと思ってみなさんが気になるであろう日経225とか見てみるわけですが・・・・・・。

(このチャートは誰でも使えるTrading viewというネットのチャート。ここ

日経平均は上昇トレンドと言って間違いがないはずで、波動カウントをしてもまだ伸びそうですが、今のところ「失速している感じ」がなきにしもあらずですね。このまま伸びていけば「Long hold」ですが、このチャートで使っているDoda Donchian、HMA100を切ってくるようだとそこで一応撤退、様子見。撤退だからといって「新規に売るわけじゃない」から勘違いしませぬように。あえてダボ流を書くとすれば、下げ来た場合の撤退を考える時に、直近の安値を切るかどうかまで私は待ちません。私は結構このDoda Donchianを重視しています。でもこれって「自分が勝手に決めたルール」でしかないのね。でもルールに従うことって大事で、上に行くのかなぁ、下に行くのかなぁなんていくら考えても結論はでないし、迷うってことはのちの「タラレバ」に繋がってしまって良いこと無いのね。

私は日経225の日足を見てトレードはしませんが、チャートの見方って私の場合はいつも基本は同じで、こんな風に考えながらやっています。でも私が最重要視するのは「練行足チャート」であって、このような時間軸チャートは大きな動きを見る参考にしかしていません。また大きな流れを見るとしても日足より4時間足を重視しますし、超短期トレード時に表示させる時間足は30分足です。でも一般的には日足を見る人が多いので、ここでは日足を出して話をしているだけ。

USD/JPYもどちらへ行くべきか「悩んでいる場所」に見えますね。こうやって方向性がなくなって動きが煮詰まると、次に大きく動き出すのが普通で、その時の「方向」と「力」は絶対に見逃しては駄目なんですね。トレンドラインが綺麗に引ける動きですし、三角持ち合いになっていますから、ブレイクする方に乗るのは良いかもしれない。これも「ブレイクした方向に乗る」と決めるだけで、上か?下か?と悩んでも駄目なんですね。それを知るためにファンダメンタルズを深く考えようとすると「それで見えてくるのではなく」て「混乱するだけ」だと思います。

またファンダメンタルズから上だ、下だと読んだとしてもそれって「足かせ」になるのね。自分でバイアスをわざわざ作っているのと同じで、「相場の動きについて行けない」ことが起きてしまうケースが多々あります。「相場のことは相場に聞け」ということわざがありますが、私はそれは真理だと思う。ただファンダメンタルズを無視するべきという意味でもなくて、「今の動き」ってのは「全ての相場参加者の【総意】【合意】である」ってことを忘れちゃならないと思うんです。

ルールは単純化するのが良いと思うのですが、そしてここだ!という確信がなければ「見ているだけ」にするべきなんですが、それってデイトレなどの超短期売買だからそれでも良いと言えるんですね。チャンスを見逃したと思ってもまたすぐに次のチャンスは来ますから慌てることはない。トレードは野球と違って「見逃し三振でアウト」にはなりませんから、好きなだけ待っていても問題なし。

ところがですね、まさにこのチャートを見るように「日足で見てトレードをする場合」は「待つことが難しい」のね。だってここだ!なんて思う場所は1年に何度もないのが普通ですから、待ってられないのね。それでも待てたとしましょう。でもその時、自分の中に「このチャンスを待ち続けたのだからしっかり利益を出そう」という「自分勝手な欲望」が出てくるんですね。だからなかなか思うようには稼げない。

もし「三ヶ月も待ち続けて出撃して、結果的に【20銭】勝った」としましょう(USD/JPY)。それで満足できる人っていないのね。三ヶ月も待って20銭程度しか勝てなくてどうすんだよ?って思うのが普通。20銭なんてのはデイトレで稼ぐ値幅だろうが、なんてね。

それはまさにその通りなんですが、ここで「俺は20銭勝った。天才だ!!」と自分を褒められる人なら将来伸びると私は思うんですよ。「たった20銭かよ。くだらない」と思う人は、いつか20銭どころか大損したり、年間トータルでプラスが出なかったりするんじゃないですかね。

でも三ヶ月待って20銭っていうんじゃやっぱり悲しいのは確か。私はせっかちで待つのが嫌いですから、私だってそういうトレードはしたくない。でも「見切り発車」をしても良いことはないのね。これが私は「日足を見てトレードする難しさ」だと思っています。

でも短期売買なら、すぐにチャンスは来るわけです。日足チャートで見る3ヶ月に一度のチャンスが、分足ならどの程度の頻度で来ますかね。ま、これって単純計算できないんですが、「チャンスが多いほうが良い」と私は思うし、「ここの勝負に負ける訳にはいかない」なんて思いながらトレードをしていたらいつか破綻すると思うんです。ましてや額も大きくなってきたら精神的に簡単に潰れるんじゃないですかね。

漁師だとしましょうよ。私はテレビでよくやっている「大間のマグロの一本釣り」なんてのが大好きなんですが、あの番組を見ていても漁師の皆さんって真剣そのもののギャンブラーに見えます。まぐろ一本、大きいのを釣り上げれば1千万ぐらいになることもあるんですから当たり前ですよね。年末に釣り上げたマグロは正月に「億単位」の値段も着くことがあるんだからそりゃ真剣になりますよねぇ。

でも私ならああいう漁師にはならない。

何千万も出して高性能の釣り船を手に入れること無く、小さな船で沿海に出てアジだのサバ、真鯛でも釣るほうが良いと思います。そして天候が悪ければ無理して漁には出ずに、家で寝っ転がってテレビでも見る漁師生活の方が良いですわ。

でもそれじゃ儲からない。その通り。なぜなら漁師の場合はトレードのように「ロットを大きくすることが不可能」だから。30匹のアジは30匹のアジでしかなくて、トレードのように「30X10」「30X20」と大きくすることが出来ない。

超短期売買で利益を出す方法は

○ 回転を良くする

○ ロットを大きくする

この2つの方法だけで大きな利益を狙うのね。絶対に忘れてならないのは「値幅を稼ぐ」という欲望を捨てること。

つまりですね、また釣りを例にあげますが、釣り堀で釣りをする時に「いるかいないかわからない大物を狙うのは馬鹿」だという考え方です。私だったらごっそり泳いでいる小魚をいかに大量に釣り上げるか考える。

「大物を釣り上げたい」という願望は万人にある。だから多くの人はトレードでも負ける。これが真理じゃないでしょうか。

話のついでにマレーシアリンギットのチャートはこんな感じ。MYR/JPY 日足

順調に上がっていて、悩む場所ではないと思いますが、私は日本円は一切持っていませんし米ドル中心ですからMYR/USDを主に見ます。

このチャートからは「リンギットの上昇トレンドは終わった」と判断します。では下降トレンドに入るのかと言うとそれはまだ見えていないわけで、また上昇トレンドに戻るかもしれない。上に出した日経225、ドル円の為替もそうですが、「市場参加者は方向性が定まらず悩んでいる場所」と考えるのが順当だと思います。

つまりこういう時には「手出し無用」で、様子見。

ああ、それと超短期売買を勧める理由はいろいろあるわけですが、「収益の計画性を持つことがやりやすい」という点もあると思います。これってトレードで生活する時には何よりも大事なことで、「さて今年はいくら利益が出るんだろう」なんてのはギャンブラーと同じなんですね。やっぱりそれで食うには「今月(今年)はいくら稼ぐ」という目安がないと危なくてやってられないわけです。

相場で利益目標なんて成り立つのか?と思う人がほとんどだと思うけれど、利益目標はちゃんとたてて「これは自分のノルマ」だと考えてそれをクリアしないと駄目だと思うんですよ。儲かったり損したり、結果的にどうなるかわからないなんてのはお話しにならないわけで、そんなレベルで「相場で食おう」なんてのは馬鹿としか言いようがないんじゃないですかね。世界中に相場で食う人はプロアマ含めてゴマンといますが、「今年はいくら利益が出るのかわからない」、「それはしょうがない」なんて考えてやっている人がいると思います?莫大なお金を動かすヘッジファンドや機関投資家が「今年は儲かれば良いなぁ~~」って考えていると思う?

でも予算を立ててもクリア出来ないとするなら、まだ相場で食うことを考えるのは早すぎるわけで、そして高い目標を立てるのではなくてトレードをするのなら最低限このぐらいはコンスタントに勝ちたいという控えめな目標を建てて、それを毎日の目標値に落とし込んで、そしてそれをクリア可能となる手法を考えないとならないわけです。

そのへんをじっくり考えてみると、自分は何をするべきかも見えてくるはずなんですね。なんで俺は大物狙いばっかりやっていたんだろう・・なんてことにも気がつくはず。「日当はどうやれば稼げるのか」をとことん追求したら答えって見えてくるんじゃないですかね。

「小幅の利益」を馬鹿にすること無く、それを確実に取るように持っていき、それを育てる。【私には】これしかこの世界で生きるのは無理だと思っています。そして「利益を使っては駄目」なのね。それは雪だるま式で大きくすることを考えて、随時それを「債券投資」等の「(利回りは低くても)より安定した投資に回す」のが重要だと思います。これは何度かブログにも書いている、同じ投資でも「投資A」と「投資B」という全く性格も違えば相関性もないこの2つを調和させることによって初めて「相場で生きる」ことが出来ると思っています。超短期売買(投資B)の利益を債券投資等(投資A)に回して、投資Aをどんどん大きくしてある日ある時、投資Bを卒業するのが良いと思います。超短期売買ってなかなか続けるのは難しいですから。これって超短期売買で食えるようになってもそこで安心しては駄目だということでもあります。

世の中ではポートフォリオを組む重要性がよく言われますが、この場合、債券投資等(投資A)と超短期売買(投資B)をそれぞれ別の投資先と考えては駄目で、超短期売買(投資B)は債券投資等(投資A)を大きくするためにやると考えるのが良いと思います。つまり最終目的は投資Aをいかに増大させるかなのね。そしてその時、「真正の投資家」の誕生となり、投資家としての一歩が始まる。そして短期売買で利益を出すスキルは、「もう一つ上のレベルに行こう」と思ったり、「再起を図らなければならなくなった時」のために温存しておけば良いんじゃないですかね。(デイトレを一生続けるのはかなり無理がある)

それと世の中では「利益は大きく、損切りは早く」なんて言いますが、それは一勝負ごとにそれを考えるのではなくて、1日のトータルで考えるべきだと思っています。リスクリワードレシオが重要なのは当たり前で、これを無視して「勝率を上げれば良い」という考え方は無謀。でも一勝負ごとに自分が設定したリスクリワードレシオをクリアしようとしてもそう簡単にはいかないのね。それって理想論でしか無いと思ってます。私が勝率を非常に重要視しているのはいつも書いていることですが、重要だけれど、一番重要ってことじゃないんですね。

これまでを読んで気がついたと思いますが、相場って上がったり下がったり横横だったり、それが延々と続くわけですが、「その中の一瞬を切り取って利益を出す」だけで十分なんです(弱小投資家だからそれが出来る)。買ったまま持ち続けてそれが上がったり下がったり、結局どうなるのか読むなんてのは私は「神への挑戦」ぐらいに思うんですよ。でも長期投資とはそういうもので、だから難しいのね。順調に行っていると思っても911のNYテロが起きたり、311の震災が来たり、「想定外」が起きるのは毎度のことでそれで相場は大きく動く。それプラス、自分の「大いなる勘違い」なんてのはしょっちゅうでそしてそれだけで虎の子の大きな部分を飛ばして「退場」となってしまう人は多くいるんですね。

ところが超短期売買で「一瞬の動きを狙う」場合、911も311も全く関係ないんですよ。危ないと思ったら見ていればいいだけ。もしその時にポジションがあったとしても分足を見ているとニュースを聞かずとも「何かとんでもないことが起きたみたいだ」というのは値動きからすぐわかるのね(だから絶対に逆張りをしてはならない)。また日足で見ると上下に大きく動いて恐ろしい・・と思う動きでも分足で見ると「大きなトレンドの連続」でしかない場合もあるんですね。イギリスのEU離脱選挙、トランプ氏の大統領選もそうでした。特にトランプ氏が当選して瀑上げするなんて誰が予想できました?でも超短期売買のトレンドフォローなら誰が大統領になろうが、上がろうが下がろうが関係ないわけですよ。眼の前のトレンドに着いていくだけですから。

そして長期投資だと「自分の大いなる勘違い」は致命傷になりえますが、超短期売買の「大いなる勘違い」はたった一つのトレードで失敗するだけですからそれで大損するなんてことは絶対にありえないのね。

ただ、いくら頑張っても安定して勝てないのが普通で、でもそれは1週間もやっていれば「この手法では駄目だ」というのがすぐに分かりますから、どんどん自分の手法を磨いて行けば良いんですね。この「すぐに欠点がわかる」のも良い点で、一回の勝負の結論が出るのに何ヶ月もかかる長期投資の何百倍のスピードで「自己改造」が可能なんです。それを続けてもやっぱり勝てないとなれば、「縁がなかった」と諦めるのも良いし、その時点で「何百、何千万も大負けしている」こともありえないんですね。

上に書いた「利益は使わずに雪だるま式で大きくする」というのもこれと関係していて、それこそ最初の最初は一回のトレードで1000円儲けるのが目標でも構わないんですよ。100円でも構わない。それを一日に何度かやり、小さな利益も貯めていくとすぐにロットを大きくすることが出来るのね。

その例を書くとまた話が長くなりますが、例えばBundという先物だとすると大雑把にいうと証拠金は30万円程度。そして1ティックの動きが1000円です。これで3-5ティック抜きを繰り返すわけです。10ティック20ティック抜こうなんて考えると勝てなくなるんですね。例えばそれで一日の目標ですが、負けることも必ずあるわけで10ティックで1万円の利益だとしましょう(手数料はここでは考えない)。これをいかにコンスタントに続けるかが「全ての始まり」なんです。

一ヶ月に25万円の利益。二ヶ月で50万。この時点で証拠金の30万円は超えていますから、ロットを倍にすることが可能。ただしうまくいかないこともあるし、証拠金ギリギリで続けるのも問題ありですから、証拠金は1ロット30万円でも倍の60万円を用意するとしましょう(これで一勝負3000-5000円の利益を狙う。1日の利益目標は1万円)。

さて、60万円が120万円になるのにどれだけの日数が掛かるか。問題はここなんですね。順調に行けば2,5ヶ月。つまり3-5ティック抜きがうまくなれば、2.5ヶ月ごとに「売買ゲームとなる」わけです。半年で4倍、1年で8倍。(笑)

これは「捕らぬ狸の皮算用」でしかありませんが、こういうのを一つの目標として頑張るわけです。実際には年に2倍以下でも全く構わないわけです。ただし、勝ったり負けたりを繰り返しているといつになっても大きくなれませんし自己改造を続けないとならないわけですが、もし3-6ティックがそこそこ抜けるようになると、数ヶ月に2倍なんてのは簡単にクリアできるようになります。でもそこまで行くのにかなり時間が掛かるし、縁がなかったと諦めたほうが良いこともある。

そんなにうまくいくか?って思いますよね。その通りで、そんなにうまくいかない。(笑)

ただ私がここで言いたいのは、一勝負3-5ティックをいかに抜くかに専念するだけで、とんでもない将来が待っているってことなんですね。FXでも同じです。そしてFXならもっと小さな初期投資で出来ますし、一勝負3-5ティック(ピップス)抜きで300円ー500円稼ぐのが目標。1日の利益目標が1000円でも構わないってことなのね。

でもFXで300円500円勝とうなんて誰も思わないでしょ?どうせなら一勝負で数万円は儲けたいと誰でもが思う。だから(無理な)値幅を抜こうとしたり、資金も大きく投入する。それがいつの間にか欲望も大きくなり、負けていれば取り返したいと思うのが普通で、気がついたらマイナスが1千万を超えたなんて馬鹿なことが簡単に起きるわけですよ。余裕があればそれだけ突っ込んじゃう人が多いってこと。

でも10万円の投資でFXで一勝負300円500円を抜く努力を重ねて、それで利益が出たらそれを原資にして増やすことをしていけば、余計な投資もいらないわけですよ。そして結果的に勝てなくて諦めるにしても損失は大した額じゃない。ここも重要な点。

でも自分の努力が実った時にはその10万円が大化けするってことなのね。

ただロットを増やすのって、資金的にも腕的にも問題が無くても難かしいんですよ。これは計画通りに「増やす時には増やさないとならない」んですが、なかなか出来ない。人は誰でも「額が大きくなると人が変わる」のが普通ですから、まず怖くて増やせない。そして増やすとなぜか勝てなくなるのね。だからこれもまた、乗り越え無くてはならないハードルなんですね。

前にブログに書きましたが、私にチャート分析のいろいろを教えてくれた師匠筋に当たる人がいたんです。彼はIBMを退職しごっそりもらった退職金を相場に突っ込んだ。でも失敗し丸裸。でも彼は自分を信じでヘソクリの5万円を握りしめて再度挑戦。この頃に私と知り合ったのですが、彼は「ここぞ」という時が来るまでなにもせずにじっと待つ人でした。いや、待てる人でした。5万円だけ握りしめて、チャンスが来るまで何ヶ月でも待つんですよ。毎日毎日観察を続けながら。嘘みたいな話ですが、彼はそれで復活を果たしたんですよ。

彼の口癖は「ダボさんは一度、裸にならないとわからないんだろうな」ってこと(破産するほどの経験をしてこそわかることがあるという意味)。それだけ当時の私は浮ついてわけのわからんことを繰り返していたんですね。利益を追求するより、トレードそのものを楽しんでいた部分が確かにありましたから。

また私は商人の家に生まれ育ったと何度も書いていますが、この商売って、(商売によりますが)一人のお客様から100円の利益も出ないんですよ。でもそのお客様一人ひとりを大切にして広げるしか無いんですね。この基本はどの商人も同じはずで、原点は本当に小さな利益でしか無いけれど、そこから何千万、何億の資産を作り、自社ビルも建てられるように育てるわけです。

多くのトレーダーみたいに、最初から大きな利益を望んで勝負する馬鹿っていないんですよ。いやそういう人はすぐに消えていくだけ。

FXで稼ぐ300円ー500円。先物で稼ぐ3000円5000円。それがすべての始まりなんですね。

そもそも3-5ティックさえ抜けない手法で、どうやって儲けるつもりなのか?と私は聞きたいぐらいです。ここが最も重要な点でしっかり考えるべきポイント。

だから「獲らぬ狸の皮算用」は一人ベットの中で想像してニヤニヤするぐらいにしておいて、まずは3-5ティックをいかに抜くか。それに集中するべきだというのが私の一番言いたいことなんです。

でもこれも簡単ではないですよ~。チャートを見ると簡単そうに見えますがそれは錯覚。たったそれだけ勝つためにも自己改造を繰り返さないとならないし、自分の欲望と恐怖とはいつも対峙しないとならないし、トレード対象と自分の手法との相性もあるし、たった3-5ティックでも「ここだ!」という瞬間を待たないと駄目だし。

でも3-5ティック抜けるようになれば、それで将来は決まるんですね。慌てる必要もなく、コツコツと積み上げていけば想像したこともない世界に行ける。

ただBNF氏レベルを目標としてしまうと、このやり方では無理があるのね。到達は不可能。でもその話をここでしても意味がないからしないことにしましょう。

そして大事なことですが、少額で長期投資をする場合には関係ないかもしれませんが、投資金額も大きくなってくると「夜が怖くなる」んですよ。世界でなにか起きたら「明日は大変なことになる」わけですから。そして同じく「土日も怖くなる」し、「1週間の家族旅行」なんて気が変になるくらいじゃないんですかね。だから必ずノートパソコンを持ち、Wifiがつながらないところには絶対に行かないようになる。そして家族旅行なのに「パパはノートパソコンばかり見てる」なんてことになる。(笑)

だから長期投資ってとっつきやすいけれど、将来性はないと私は思うわけで、超短期売買は気が乗らなければ何もしなければいいだけのことで、夜もぐっすり眠れます。ポジションがないんですから。そして「来月はトレードのことは忘れて1ヶ月丸々遊ぼう」なんてことも可能なのね。これは長期投資をしている人には絶対に不可能。

超短期売買を丸々一日、やり続けるような変わり者もいますが、多くは2-3時間程度で切り上げるのが一般的。値が動く時間帯、値動きが見やすい時間帯ってのがそれぞれの投資対象にあるのですが、そうではなくて「自分の都合の良い時間」にだけトレードする人も多いのね。我々みたいにアジアに住んでいると「世界が大きく動く時間帯」って夜なのね。だから勤め人や主婦でも出来る。それに比べるとアメリカ在住のトレーダーは可愛そうだと思いますわ。良く動く時間帯は早朝から昼までですから二足のわらじを履くのはかなり難しい。だからアメリカ人って「自動売買」に走る人が多いのかと思ったり。また彼らの夜の時間帯に売買できるアジア市場に注目するトレーダーもそこそこいるのは確か。

長期投資で世界の激動の中でどうやって利益を出し続けるのかって半端じゃなく難しいのはおわかりになるはず。だったらそういう難しいことはやめようというのが私の出発点だったんですよ。そして新たな方法が見つからなかったらきっぱり足を洗おうと思っていたんです。だから今でも株式の長期投資は一切しないんですが、方針の大転換を考えたのが1990年台でした(当時は株式の短期売買どころかデイトレをする人も私の周りにはいなかった)。時代としてはすでにゴールドコーストに永住権を取得し渡って小さな会社を2つ経営してましたが、ちょうど先物が注目されだした頃でタイミングは良かったです。

でもこれでやれると思ったのは後に海外の先物を知ってからで、それを紹介してくれた人との出会い(日本で勉強会を定期的に開いていて、そこに招聘した敏腕トレーダーが教えてくれた)が無かったらどうなっていたか、想像するとゾッとします。それまでは大証の日経225先物デイトレをやっていましたが、手数料も高い時期で、動く時間帯も短く値幅も小さくてかなり苦労しました。特に「窓(夜の海外の動きを受けて大きな価格差ができて日経は始まる)」をどう考えるのかが難しかったです。

私を救ったのは偶然見つけた長い時間ダラダラと動く(笑)、ドイツのBUNDとの出会いがあったからなのはこのブログに何度も書いている通り。Bundは取引高が大きいのでちょっとやそっとのロットを成り行きで出してもびくともしないのも良いところ。アメリカの数種類ある国債先物はも~~っと巨大で、動きは緩慢ですがこれ専門で狙えばあのBNF氏のレベルの資産も作れる可能性あり。なぜあの秒速1億男がこれらの先物に注目も言及もせずに、チンタラ不動産投資をするのか不思議ですわ。

上のチャートを見ても、動きが見える一瞬ってあるはずなんですね。だったらその時にちょこっとだけ儲けさせてもらえば良いんじゃないですか?そしてそれを続けて、その後はロットを大きくすることを考えればOK。超短期投資の場合は、それを一日に何度も何度も繰り返すわけです。(回転が良いから資金も少なくて済むのがおわかりになるはず)(だからあえて書きませんが年間の、資金に対する利益率って知らない人が聞いたら嘘だろ?みたいな%になるのが普通)

それと大事なことは「安定性」であって、良くある「先月は大負けしたけれど、どうにか今月は取り戻すことが出来た」なんてのは駄目なのね。こんな調子じゃ怖くてロットを増やすことは出来ませんから、何年やっても勝ったり負けたりが続いて、最終的に「俺ってやっぱり才能がないみたいだ・・・」なんて悩むことになる。あるいはその勝ったり負けたりが面白くてハマる人もいるわけで、「たまに出る大勝が気持ちいいんだよね~」なんてのも先が見えている。それじゃパチンコ狂いと同じじゃないですか。ビットコインに入れ込んだ人たちも全く同類だと思いますが・・・。

「チリも積もれば山」だと考えて、いかに安定してゴミ拾いで収益を出すか考えるべきだと私は思う。それも出来ずにどうやって相場で財を作る?

急がばまわれってのは真実だと思うし、自分の欲望は自分が失敗する方向へ常に引っ張ろうとするから、自分の欲望をじっくり観察して抑え込まないといつになっても同じことをくりかえすことになると思います。

だから理詰めで進む方向を考えるのは大事なことで、「楽して儲けよう」と常に考え、「そのくせ恐怖には弱い」自分を説得するには「この道を進んでいけばそれで良いんだ」という理論的に確かなものを作らないと駄目だと思います。

そしてそれを宗教のように信じて邁進する。(笑)

ところが「ゴミ拾いで安定した利益を出す」のも簡単じゃないんですね。でも大きな値幅を狙ったり、スイングトレードで上げも下げも取ってやろうと考えるよりかは簡単なのは間違いがない。

それと細かい話になりますが、「逆張り」が好きな人は注意したほうが良いと思います。ギャンブラーの血が騒いでいるわけですから。当然、この世界には逆張りの上手い人もいますが、「俺は野球は好きだけれど、一郎みたいになろうとは思わない」ってのが正解だと思います。ただ、近年の若者で9桁の利益を出すグループをテレビで紹介していましたが、彼らの手法は「逆張りだけ」なのに驚きました。私には全く理解できないことですが、株でも先物でも「ある瞬間、ある決まったパターンで動く」ことがあって、それを見つけてそればかり狙う人もいるのね。何度かブログで紹介した、シスヤさんという青年がそれ専門で儲けて(デイトレ)、家族を連れてゴールドコーストに来ていて、何度か朝まで討論会をして彼の手法を聞きましたが、私にはさっぱり理解できず。(笑)

ま、勝ちパターンってのはいろいろあるんでしょう。人生と同じですね。さて、自分には何が合っているのか。自分は何を見つけることが出来るのか・・・。私はいつも偉そうに書いていますが、「万人に共通な勝つ為の方法はこれしかない」なんてことはありえないわけです。ただ自分の中で進むべき方向を決め、線路を敷いて、信じて進むしか無いんですね。でもある日それが間違いだったと気づく。人生も相場もそれの繰り返しじゃないですかね。でも諦めたら駄目で、「自分流」をどうにか探して伸ばすしか無い。私もだまだ発展途上。山の頂上は遥か遠くに霞んで見えるだけ。(笑)

ただ間違いがないのは、どれほど書籍を読んでも勝ちに結びつけるのは難しいし、どれほどウォーレンバフェットを研究しても同じようなことは出来ないのね。頭が良い人ほどこのドツボにハマるから注意。

いつも書いていますが、「俺は馬鹿だ」と諦めて「ゴミ拾いしかできない」なんて考えるのが実は近道かもですよ~~~。(笑)

「人の行く 裏に道あり 花の山」

 
 
 

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6 thoughts on “相場のことを書いてくれとメールを頂戴しましたが・・・

  1. これまでのまとめのような形で相場ネタを投稿いただき、ありがとうございます。催促してしまい、失礼しました。

    先週末にブログを読み始め、これまで語られてきた内容をゆっくりと咀嚼している最中です。(消化しきれずにお腹を下したりして。ははは)

    何か思いついたら質問させていただきますね。

  2. 入道さん、コメントを有難うございます。

    私が思うに、「正解はトレーダーの数だけ存在する」ってことなんです。ただそれぞれがそれぞれの正解に近づけているのかが問題。

    私の独断と偏見がキッカケで、「俺の正解ってなんなんだ?」と振り返ることができればそれで良いと思っています。

    遠慮せずにネタを振ってください。(笑)

  3. そうですねー、数学のように、決まった1つの正解があれば、どれだけ楽なことでしょうか。
    自分の器にふさわしい答えを探し出し、いつか自信を持ってお話できる日が来ればと思います。

    ダボさんには、すでに語り尽くした相場ネタよりも、グルメネタのほうが「食いつき」が良さそうに思えますヨ。ふふふ。

  4. グルメネタって・・・・。

    私はそもそもグルメじゃないんですよ。ベロの性能も問題があるのは自覚しているし、良いものを食べているわけでもないし、良いレストランにも行かないし。

    ただ実験が面白いんですよ。

    料理は科学だと思うし。

  5. なるほど
    食材の加熱方法や時間、調味料の量や組み合わせなどを試す、
    まるで科学の実験のようですね

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