久しぶりに満足した「内食としての和食」

食べることしか考えていないのかとたまに言われるほど、食べることしか考えていない私ですが、今年からは「好きな和食を食べるのに我慢しない」と決めました。

これは自分の歳も関係していて、これから先どれほど元気でいられるかわからない歳になりましたし、「和食欠乏症候群」はゴールドコースト時代を入れればもうそろそろ30年になりますし、日本に頻繁に帰るわけでもないですから、もう我慢はしたくないという思いが強くなりました。ましてやマレーシアはゴールドコーストとは違って、手に入れようとすれば手に入るものがごっそりあるんですから。

美味しいものを食べたという人の話、日本はやっぱり美味しかったという話を聞き、良いなぁ・・・なんて思うのは、「隣の人が食べるものを見て羨ましがる」のと全く同じで、もうそんな生活はしたくありません。(笑)

でも食費に回せるお金がごっそりあるわけでもなく、高級和食店にしょっちゅう行くなんてことは絶対に不可能。もし我が家が大金持ちになってもそれはないだろうと思っています。ケチというより、分不相応だと思うから。グルメでも無いし、自分の金は自分の好きなように使っても構わないという考え方もありません。

ということで、いかに「内食」で頑張るかってことになるんですが、マレーシアに来て二年。大体、マレーシアではどうすればいいかわかってきたし、日本から買うべきもの、ローカルで調達できるもの、そして輸入商をうまくつかえばかなり面白いことになる。当然、コスパは重要で、美味しければ高くてもしょうがないという考え方は一切なし。

でもま、この辺もひとそれぞれで、一月の食費を外食を含めて6万円で抑えようとする人もいれば、海外生活を謳歌するために食費は月に60万円ぐらいなら問題なしと考える人もいるんでしょう。当然、我が家も一月の食費をどの程度で抑えるかってのは考えていて、それはあえてここには書きませんが、我が家は年金暮らしでもない一応現役ですので、それなりの予算は考えています。だからダボは贅沢だと思う人もいれば、よくあんな「Dory(なまず)」みたいなチンケな魚を喜んで食べるなぁとか、どうしてローカルの魚を生で食べられるの?とか思う人もいるはず。でも私にしてみれば、予算を割り振りすれば高いものも買えるし、メチャ安いものもルーチンに入れて平均値を落とす必要があると考えているわけです。

今日は「鰻重」だったのですが、マレーシアでこれだけできれば文句なしという感じにできました。あくまで私が思う「文句なし」でしかありませんが。

まず一番大事な鰻ですが、当然、冷凍物です。これもいろいろな店でいろいろ売っていますが、私が思うベストは「Wmart」で売っている大きくて分厚くて、そして安い冷凍鰻。その写真はありませんが、今の所これが一番、満足感(コスパも入れて)があります。

この冷凍鰻って我が家には甘すぎるので、まずは「お湯をかけてタレを流し落とす」ことをします。その後、蒸して、焼いてとかつてはやっていたのですが、蒸す必要性はないと思うようになり、最近は焼くだけ。それもどんどん手抜きになってフライパンにフォイルを敷いて焼くようになりました。でも日本の美味しい鰻なんてとっくの昔に忘れている我が家としてはこれで十分。

問題は「タレ」ですが、ヨメさんいわく、やっぱり思うように作れないということで「市販のタレ」に酒を入れたりいろいろと手を加えて作っています。

どこのスーパーの和食材売り場で売っているようなタレ。これもちょっと我が家には甘いので手を加えます。

そして山椒も大事で、これは日本から取り寄せた(黒七味で有名な)原了郭のものを「冷凍庫保存」して香りが飛ばないように気を使っているもの。贅沢な感じがしないでもありませんが、一袋380円かそこらですし、冷凍庫に入れておけばこれだけで数ヶ月間は幸せになれる。それは黒七味も同じで、これだけで家庭の味がプロの味に近くなるから不思議。

普段、食べない「ケンちゃん豆腐」。(笑)

やっぱりこれはスーパーの普通の豆腐に比べると段違いに美味しいと思います。(我が家はマーケットの美味しい豆腐というのを食べたことがない)

ローカルで手に入るタクアンと自家製きゅうりの浅漬。日本から取り寄せた美味しいゴボウ。

輸入商から買った明太子。これはあまり美味しい明太子ではないので、次回は他のメーカーのものにする予定。

そして吸い物は「ナガイのもずくスープ」。お湯を入れるだけでも美味しいのですが、ちゃんととった出汁を使うと激旨になります。

今回の食材の中で割高なのはこの「ナガイのもずくスープ」で、業務用を買うのですが、日本からの運賃が結構掛かってしまいます。でも吸い物好きな我が家としては他の吸い物が見当たりません。これって日本の今の傾向なのかもしれませんが、味噌汁って市場にごっそり出ているものの、吸い物って少ないのね。海外の和食材店にも無いなんてことが多くて、昔からの定番の「永谷園のお吸い物」(茶碗蒸しを作るのに最高 笑)さえ、我が家は日本から取り寄せています。

そしてやっぱり大事なのは「柚子」ですね。最近はB.I.G.でも売っていますが一個22リンギぐらいします。これももったいないのですが、一個あればかなり使えるのと、今まで柚子の粉末、皮を干したもの、エキスとかいろいろ試しましたが、やっぱり本物の足元にも及ばないんですね。だから時期が過ぎるとB.I.G.でも売らなくなりますので、いくつかまとめ買いをして冷凍保存しています。

ただ、輸入商が「柚子の皮の刻んだものの冷凍」を持っているのがわかりまして、値段的にはめちゃくちゃやすいですし、そのうち、これを手に入れてみるつもり。

柚子があるだけで、外国の和食は大きく変わりますので、冷凍柚子の皮が使えそうならいろいろ試してみたいと思っています。

ま、こんな感じでローカルのもの、日本からのもの、輸入商からのものをどうにか集めて作った「鰻重」ですが、今まで深く考えずに「鰻でも食べようか」と作っていた鰻重とはかなり満足度の違うものが出来上がりました。

ちょっとしたことで大きく満足度が変わるのが家庭料理の面白さだと思うし、これからもこの線でやっていこうと思います。

 
 
 

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