私の子育てに大きな影響を与えた「積木くずし」の著者が亡くなった

皆さん、「罪くずし」という本をご存知ですよね?若い方はご存じないかもですが、1982年に出版された書籍。映画化、ドラマ化もされましたが、「非行に走った娘とその親の話し」。

あれは親と子、非行に関して本当に考えさせられたし、また子を持つ親としては(私はまだ子持ちじゃありませんでしたが)他人事じゃないわけで、私は結構真剣に見ていましたっけ。

親と子がうまくいかないのは、そこに愛がないからではなくて、ちょっとしたボタンの掛け違いみたいなものだと感じました。非行に走る子供も、それが良いと思っているわけでもなくて、また親を好きなのも間違いがなくて、でもうまくいかない。

詳しい筋書きを覚えているわけではないんですが、忘れられない場面があるんですよ。そのセリフも正確に覚えているわけじゃないんですが・。

父と娘の話し合い(怒鳴り合い)の中で娘が言うんです。

「(お父さんは)自分の言葉で話していない!!」

ってこと。

つまり、父は娘に対して、「親としての言葉を親として言う」ことを続けてきたんですね。つまり非常に常識的で「~~するべき」「~~~であるべき」という言葉。

これって古くて真面目な人ほどその傾向があるはずで、今の時代は世代が変わっていますから状況は違うと思うのですが、当時は「そうそう、それが普通」みたいな感じでした。

でもその言葉って、娘だって「そんなことはわかってるわよ」という程度でしか無いんですね。そしてそれは巷で言われつくされている常識論。

彼女は「父の心の底から出てくる父の言葉を聞きたかった」んですね。それも世界に一人しかいない「我が娘」に対する言葉であって、教科書に書いてあるようなことを聞きたいわけじゃない。

この場面で、それを言われた父親は「ハッと気がつく」わけですが、見ていた私も気がついた。

「立派な父でありたい」「子供はちゃんと真っ直ぐ育って欲しい」ですから、どうしても「べき論」になるんですね。そして常識から逸脱しないことしか言わない。

あああ、これは心に響かない、届かないんだというのをはっきり示されたのがあの「積み木くずし」でした。

父だけれど同じ人間が、歳は若くてもいっぱしの一人の人間に対してどのように、何を話すのか。同じ同等の人間がどう話し合うべきか。

そんなことを随分、考えさせられましたっけ。

私は昔からそもそも非常識と思われている人間でしたし、そういう意味では「常識的な話を子供にしない」という点では普通のことでした。(笑)

例えばですね、世間でよく言われる「他人に迷惑をかけるな」なんてことも一度も言ったことがありません。それどころか「人間は迷惑を掛け合って生きて、助け合って前に進む。命の営みとはそういうものだ」と言い続けまして「迷惑をかける事を恐れるな」と言っていました。つまり「自分が正しいと信じることをやれ」という意味なんですね。また「迷惑を掛けられてもそれを受け入れろ」と。ただし、「天に向かってツバを吐けば、それは自分に落ちてくる」ような「因果報応」はしっかり教えたつもり。それは悪いことばかりじゃなくて、良いことも同じ。

特に「他人の目を常に意識しろ」「他人の評価を気にしろ」みたいなことは一切言わず、逆のことばかり言っていたと思います。そもそもそれが当たり前の日本の社会が私は大嫌いでしたし、そういう中で自分を殺して生きるから若者もおかしくなるんだろうと思ったし、だから子どもたちが3歳、1歳の時に、「自分が自分らしく生きてなんの問題もない世界」を求めて日本を出たわけです。オーストラリアは私が想像したとおりの楽園でした。でもそれが本来、普通なんじゃないかと・・・。

こういう話しって「自然現象」と全く同じで誰でも納得する話だと私は思っていて、「言いたいことはわかるけれど、なにかちょっと違うんだよなぁ」と子供が思うであろう常識論は言わないようにしていましたっけ(私も常識論は常に疑う性格)。そもそも一般的な「べき論」って「そんなこと、一体誰が決めたんだよ」と言われれば終わりなのね。「それはそういうことに昔から決まっている」とか「私も親にそう言われて育てられた」なんていうのは全く説得力がありませんものね。

でもそういうことに気をつけなければならないのをはっきり自覚させられたのが「積木くずし」であったわけです。

あれを読んで、見て、私の子育てが変わったと言えばそれは嘘になりますが、一つの確信みたいなものを得ることが出来たのは間違いがありません。

そういう意味で、あの「積木くずし」は価値があったし、著者の、そして俳優でもある「穂積隆信氏」には感謝しています。

残念ながら彼の(非行に走った)娘さんとは仲良くなれたものの、娘さんは若くして亡くなったんですね。それは薬も関係していたみたいで、彼が書いて社会現象にまでなった「積木くずし」がキッカケで良くもなり、悪くもなったと彼はずーっと苦悩していた様子。

是非とも、あちらの世界で、親子仲良く過ごせますように・・・・・。

良くテレビに出ていた頃の彼の写真。

 
 
 

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