バンサショッピングセンター「Jasonsの牛肉」は結構使えると思う

久しぶりにバンサショッピングセンターに行きましたので、Jasonsの牛肉を見てきました。(見るだけ 笑)

ここが面白いのは、行く度に品揃えが変わっているということ。前回は普通の店では売っていない「Chuck」の大きな塊があったり、やっぱりあそこは欧米人の客が多いのでしょう。欧米人が喜びそうな品揃えをしてあるので私としては非常に興味があります。

今回も随分、変わっていまして、本物の和牛が随分置いてありました。

扱っている部位も一般的な「リブアイ」「サーロイン」「テンダロイン」だけではなくて、私が探し続けていた「モモ肉」もありました。ただ名称は日本の業者が使っている「Gooseneck Round」という表示。これは外腿です。

さすが和牛のモモ肉はすごいですね。普通の牛肉ですとサシは皆無の赤身なのにこれほどのサシが入っている。この肉もシャブシャブの薄さで切ってくれますからこれはこれでシャブシャブ、すき焼きにも良いかもしれない。

この店にもシャブシャブ用としてすでに薄切りされた肉も売っていましたが、「A5で色は脂で真っ白(笑)」ですから、脂、サシがよっぽど好きじゃないとそれって食べられなんじゃないですかね。でもモモ肉はリブアイやサーロインに比べて「堅い」のは当たり前で、「和牛は柔らかくないと駄目」と信じている人には向かないでしょうが、私みたいに「肉は肉らしい食感があるべき」と考える人にはこのモモ肉でのシャブシャブ、すき焼きはアリじゃないですかね。もちろんローストビーフにも良いはず。(私はこれで作ったユッケを食べてみたい 笑)

モモ肉なのにこんなにサシが入っている。

これは正真正銘の佐賀県産「和牛」ですが、A5などの等級はありません。ただ「Wagyu」とだけ表示してありました。

このシールを見てもわかりますが、これを輸出している食肉業者は「ゼンカイミート株式会社(ここをクリック)」という熊本の「解体」から「加工」までやる会社で、日本ではまだ数が少ない「ハラル認定」を取っている業者。このゼンカイミートの肉がマレーシアで出回っている「和牛」「(和牛ではない)国産牛」のかなりのシェアを持っていて、Lot10の田丸屋やWmartの和牛もこの会社のものです。ただし、ゼンカイミートの和牛でも今まで「宮崎産」「熊本産」、そして今回初めてみた「佐賀県産」もあって、それぞれの違いはわからず。

ちなみにこのモモ肉のキロ単価はRM800ぐらいです。やっぱり高いですねぇ。スーパーで売っている無印牛の10倍近い。ちなみにテンダロインはこんな価格。キロ単価RM1199。

大体、このキロ単価RM1200前後というのが「マレーシアの(本物の)A5和牛のリブアイ、サーロイン、テンダロイン」の平均値じゃないですかね。田丸屋もB.I.G.もそんな感じ。ところがこのブログで何度も紹介しているWmartではRM880ぐらいです。だから30%程度安い。でもWmartから見ると他の店は40%近く高いってことになるんですね。同じゼンカイミートのA5和牛です。

さて、この違いをどう考えるか。

ここは結構難しいところで、そりゃ安いほうが良いですが、Wmartの問題点は「常に在庫があるわけじゃない」「様々な部位がない」というところ。だから欲しい時に行っても空振りの確率はかなり高いんですね。特に「特定の部位」が欲しい場合はかなり難しい。

でもバンサショッピングセンターに行けば、かなりの確率で欲しいものが手に入る。さてこの利便性にWmartより40%高い価格を出すかどうか。

また本来はもっと細かく見るべきで、同じA5和牛で同じ輸出業者と言っても「生産地が違う肉」があるわけで、また皆さんご存の通り、A5というのは美味しさの基準ではありませんから、果たしてどちらが良い肉か、美味しい肉か、自分に合う肉かというのを見極めるのは簡単ではない。

でもBSCのJasonsには良いところもあって、豪州産Wagyuや豪州産アンガスビーフも持っているんですね。

ちょっと価格がわかるように拡大してみましょう。

オーストラリア産無印牛のGrain Fedの「リブアイ」がキロ単価RM130です。これなら十分ローストビーフに合うはず。またオーガニック牛のサーロインがキロ単価RM199。そして無印牛の「テンダロイン」がキロ単価RM204です。これって高級店にしては安くないですかね。日本流に言えば、グラム600円程度ですから。B.I.G.よりは価格はこなれている。

この店は、「こんな肉はない?」と聞くと奥の冷蔵庫から塊を出して見せてくれますし、たまにChuckやBrisketもあるし、それをこちらの好きなように切ってくれますし、この店は良いと思います。その店、パブリカのB.I.G.は種類を持っていないのね。並んでいる肉以外に冷蔵庫にいろいろあって、やっぱり聞くとそれを出して見せてくれるし、好きなように切ってくれますが、私はJasonsの方が種類が多く、価格もこなれていると感じます。

ああ、豪州産Wagyuの写真を撮り忘れましたが、リブアイ、サーロインも大体キロ単価RM600-700ってのは前と変わらず。私が一番欲しい肉はこの豪州産Wagyuのモモ肉なんですが、そのいちばん大事な物があるのかどうかを聞くのも忘れました。ま、今回は何も買うつもりはなかったからってのもあるんですが。(笑)

どこで妥協点を見出すか。

難しいですね。

安さを追求するとなると「輸入・卸商」から買う手がありますが、これはこれで問題があるんです。「大きなブロック」であることと「いろいろ見せてくれる?」と聞くことは難しいのね。そりゃお得意さんになれば話は別ですが、個人が卸商に売ってもらうのに、いろいろ注文をつけるのは難しい。

でも私もゴールドコースト時代にはこういうものを仲間と一緒に「輸入・卸商」から手に入れるなんてことをやっていました。一般市場には出ていないオーストラリア産の蓄養マグロ(ミナミインドマグロ)35キロを一本まるまる買ったり、ニュージーランド産の美味しいタコをケース一箱(10キロ)買ったり。こんなことをやっていると仲間も増えてくるし、卸業者も良くしてくれるようになるし、良い事ずくめなんですが、なぜかマレーシアではそれをする元気が私にはない。またそこまでやろうという気概がある仲間も作れそうな気もしないんです。

若い人、あるいは中年層で元気がある人達は多くいるし、老人ばかりがマレーシアの日本人じゃないわけですから、仲間が集って共同仕入れなんかすれば「どこにも売っていないもの」を「かなり安く買える」んですね。それこそ日本からの干物、刺し身で食べても美味しいアジだって安く手に入るのに・・。

そもそもこのブログに牛肉のことを書いても、読む人さえ少ないのが現状。

フン、好きにやるから良いですよ~~だ。 (笑)

でも情報だけは隠さず全て書きます。

ただし、卸業者に関しては彼らの立場がありますので、ブログにおおっぴらに書くことはできないのでご勘弁ください。皆さんご存知のKepongにあるあの大きな卸商ですが、あの社長と話をした時に「日本人には是非、来て買ってもらいたい」という気持ちはあるものの「ブログに書くのは勘弁して欲しい」とはっきり言われました。また他の主力卸商は、ネットにサイトさえ持っていないのが普通で、その内容をここに書くわけにはいかないんですね。

でも売り上げが欲しいのはどの企業も同じで、でもそれって「表通りでは売れないけれど、路地を入ったところで目立たなく売っている」みたいなものでアクセスしようと思えばアクセスできる卸業者もいる。

でも中には、「当社は小売は一切しません」という「ヒジョ~~~にまともな卸商」もいますし、また「小売部門を持っている」業者もありますし(当然、価格は小売価格)、まぁ、いろいろです。

ただし、彼らとコンタクトを取る時に「私は客だ」みたいな態度は絶対に駄目なのはこの世界の常識。

 
 
 

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