スーパーで売っている冷凍の「バターフィッシュ」を食べてみた。バターフィッシュは訳がわからない魚。

スーパーの冷凍魚に「バターフィッシュ」ってありますよね。身が真っ白で乳白色と言ったら良いのか、結構安い魚。

これってゴールドコースト時代にもあったし、安い回転寿司でも寿司ネタで使うのね。当然、生でそれこそマグロのトロみたいに脂がのっていて、美味しいこともあるけれどちょっと古くなると「ガス臭い」匂いがする魚。

でもあるとき、これって日本で言う「アブラボウズ」じゃないかと思ったんですよ。脂が乗っているのだけれど、人間が消化できない種類の脂で「そのまま出てくる」という恐ろしい魚。便秘気味の人には良いのかもしれないけれど(笑)、日本では「流通禁止」のはず。販売禁止じゃなくて流通禁止ってのが不思議なんだけれど、まぁ、好んで食べないほうが良いと言う魚。

だからそれを知ってからこの20年ぐらい、横目で見るだけで決して食べなかったんですよ。

でもマレーシアに来たら和食店でバターフィッシュを使っているし(お寿司)、スーパーでは売っているし、皆さんこれを食べて大丈夫なのか心配していました。

ところが~~~~

何がキッカケだったか、最近はバターフィッシュ=アブラボウズじゃないってのを知った。なんなんだ?

調べてみたら、アブラボウズも私の勘違いで食用にされているのがわかった。それどころかアブラボウズはカサゴ目ギンダラ科でその科には二種類しかいないと。つまりもう一種とはギンダラ。

じゃぁ食べないほうが良いとか、脂がそのまま出てくるとか言われる魚はなにかというと、それはアブラソコムツとバラムツ。そしてバラムツは1970年に、アブラソコムツは1981年に食用禁止となった。

ではアブラボウズは?というと、やっぱりこれの脂も上の二種に似た症状があるそうだけれど、脂の種類が違う。アブラボウズはトリグリセリドでバラムツなどのはワックスエステル。確かにワックスがどうたらこうたらと聞いたことがあったけれど、それはアブラボウズのことではないのね。でもアブラボウズも食中毒(下痢)を引き起こすことが過去に何度かあったけれど、1990年以降、それは報告されていないと。

なんだー、アブラボウズも大丈夫なんだ。

じゃ、バターフィッシュは?

これまた調べてみると、学名はPeprilus triacanthusで、なんとマナガツオ科の魚。なんだ~~~、ぜんぜん違うじゃんか。

これなら安心と思ったのだけれど、Wikipediaを読むと「全長は最大で30 cm」とある。最大で30センチってかなり小さな魚。

ところが売っている冷凍のバターフィッシュの切り身はそんな小さな魚の切り身じゃない。しっかり分厚くてかなり大きな魚のはず。

ということはマレーシアで売っているバターフィッシュはバターフィッシュじゃないということか?

調べ進んでいくと、日本で言う「バターフィッシュ」と海外の「Butter Fish」は違う魚なのがわかった。上に書いたように日本のバターフィッシュは学名がPeprilus triacanthusでマナガツオに似ている魚(どうもイボダイがそれらしい)。ところがButter Fishの学名はOdax PullusでOdacidae科とのこと。じゃぁOdacidaeとは?と調べていくとなぜか日本語での説明がまったくなくわけがわからなくなった。

なんなのこれ?

ただ英語のサイトを調べ進んでいくと、Butter FishとはこのOdacidaeの種類なのは間違いがなさそう。ニュージーランドの近くにいる魚で、大きさは2.5キロ、体長は75センチぐらいに育つと。

ま、そんなこんなで多分、日本では食用禁止になったバラムツとは違うと思うし(でも真っ白な身はそっくり)、多分食べても大丈夫なんでしょう。

冷凍のものを冷蔵庫で自然解凍したのですが、ドリップがとんでもなく大量なのに驚きました。冷凍時は氷も付いていないし良い感じだったのが解凍したら全重量の20%以上のドリップが出ていました。そして冷凍時の写真は撮っていませんがまるで色が違う。冷凍時はまっしろで牛乳みたいな色。

出してみると変な色。冷凍時の真白さとは全然違う色。

この色の変化とドリップの凄さで食欲は萎えてきましたが、どんな魚なのか食べないとなりません。

ということで、3つに切り分けました。しかし食欲が沸かない色だわ。

まずは塩コショウして小麦粉をまとわせて「バターソテー」。

予想してたパサパサ感もないし、なんだかモチっとした食感で決して悪くない。ヨメさんも食べましたが、「BASAよりこの方が好きだわ。BASAみたいに匂いがないし」ですと。BASAとはマレーシアのどこでも売っている薄いピンク色のDoryね。ナマズ。(笑)

次に、簡単に天ぷらにしてみました。

モチッと感が強くなって、これも決して美味しくないわけじゃないけれど、バターソテーのほうが合ってると思う。

さて残りの一枚をどうしようかと思いましたが、ヨメさんいわく「この魚は焼いたり煮たりすると固くなると思う。やっぱりバターソテーが良いんじゃない?」ということで、またバターソテーで確認。

ああ、やっぱり美味しいですわ。なんとも言えないモチっとした食感で、パサツキ感もなければ繊維を感じることもなく、でもベチャっとしていないし、タラみたいに身がホロリと崩れるようなタイプでもない。

これ良いかもしれないなぁ。癖のない白身。

ただ冷凍時と解凍時と色が全く違うってのが気になります。そして解凍時に出てくるドリップの量が半端じゃない。

でもきっと上手く解凍できれば、そしてあのびっくりするほど大量のドリップが出ないように出来るとしたら、なんとも言えないしっとりした美味しい魚になるかもしれない。

解凍は冷蔵庫での自然解凍でしたが、ためしてガッテンでやっていた「塩水に浸けた布巾で包んで冷蔵庫で自然解凍する」と冷凍マグロのドリップも出ずに冷凍魚特有のスカスカした感じもないらしいので、そんなふうに解凍したら全くの別物に化けるかもしれない。

またいつか買ってきて実験してみようと思います。この魚ってキロ単価が39リンギしかしないから、うまく解凍と調理ができれば大ヒットになる可能性がありますね。

---------(後記)-----------

やっぱり駄目ですわ。このButter Fish。

下痢はしませんでしたが、ちょっと下痢みたいな感じになりました。

そしてお尻がヌルヌルになりまして、速攻でシャワーを浴びました。

やっぱり消化できない脂が含まれているんでしょう。

これは胃腸が丈夫とか丈夫じゃないとかの問題じゃなくて、油を飲んで、それがそのまま出てくるみたいなもん。

 
 
 

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