「ご褒美人生の泉SNS」の重鎮たちと会食してきた

「ご褒美人生の泉SNS」というグループがありますよね。私はここの10年来の会員で、本当にいろいろとお世話になってきました。ブログのマレーシア情報のカテゴリーに「ご褒美人生マレーシア」というブログがありますが、それを運営している母体が「ご褒美人生の泉SNS」です。

この会を運営している方々の集まりになぜか私が呼ばれ、会議に出席し、その後の会食にも参加することに。なんで私が?と思いますが、まぁ古くからの会員ですし、かつてはそこそこのアクティブ会員だったので(今は全く違う 笑)意見も聞きたいってことだったようです。

しかし本当にこの人達って不思議な人達で、なぜここまで「他人のことを心配するのか」って思います。前に書いた「ボランティアマッチングクラブ」を運営している人たちでもあって、自分たちには「なんの利益もない」のに他人のために汗水たらす人たち。このボランティアサービスを使わせて頂いたこともあってそれのレポートはここに書きました(ここをクリック)

この方々はボランティアマッチングクラブだけではなく、「シニアごほマレ会」という会も作り「マレーシアで老後を過ごす」うえで大事な「介護をどうするべきか」にも注力しています。この点に関しては泉SNSが始まって以来の重要な案件で、マレーシアにロングステイで来ても「いつか帰らなくてはならない」のが普通ですが、もし「ちゃんとした介護が受けられるならマレーシアに居続けたい」という人たちの大きな希望でもあるんですね。

過去には介護施設を運営してみたり、また日本人向け介護施設を作ろうとする業者とタイアップして活動したり、今でもそういう案件はいくつかあるそうで、これからが楽しみです。私にも90歳を超えた両親がマレーシアに住んでいますし、彼らは日本には帰らないと決めていますし、いつかはお世話になることもあるかもしれません。また当然、施設だけではなくて「ホームケア」というんですか?在宅で様々なサービスを受けられる業者の情報もありまして、この辺が充実してくると「マレーシアでのロングステイ」そのものが様変わりするはずで、非常に大事だと思います。

ここがきっちりしていないと、タイやフィリピンで起きているような「彷徨う日本人老人」みたいなのがマレーシアにも出てくるかもしれませんし、「帰りたくない」「帰るところもない」「マレーシアに住み続けたい」人たちに取ってはなくてはならない人たちでもあるはず。私は「いつかマレーシアから出る」つもりですが、理由は簡単で自分が介護を受けるような年齢、状態になった時に、マレーシアではどうにもならないと思っているから。今の私の両親の様に「子どもたちが面倒を見てくれる」なら話は別ですが、もうそういう時代じゃないし、子どもたちに負担は掛けたくないですもんね。

でも本当に不思議なんですよ。この方々。

何をどう考えても彼らが一生懸命になる「利益」らしいものが見当たらないんです。これはある意味「ご褒美人生の泉SNS」の伝統とも言って良いと思っていまして、私が泉に惹かれるのはまさにそこのところ。ここには「お金儲け」「権力」「名声」も何もないわけで、ただただ「みんなのため」ということで多くの人たちが動いている。

会議にも出席させていただきましたが、そこで感じるのはこの方々の「真面目さ」「真剣さ」「誠実さ」そして「無欲さ」なんです。この無欲であるという点を私は一番重視しておりまして、私が尊敬するに値すると思うのはそこの部分。本当に大したもんです。「認められたい」とか「理解して欲しい」とかそういう「個の欲望」もまったくないのね。常に「裏方の黒子」に徹して働く。これって私みたいな凡人には到底できないことで、でもこの会には本当にお世話になってきましたので、いつか恩返しをしなければならないと思っていて、でもその秘策は胸の内に秘めたまま。(笑)

私がマレーシアに来る前はゴールドコーストで25年間過ごしたわけですが、やっぱりゴールドコーストでもこういう人たちがいました。ゴールドコースト日本人会そのものがそういう感じで(私も理事を二期やりましたが)、他の地域の日本人会とは真逆で「企業組が少ない」「永住者が多い」のが特徴でした。そして永住者といっても事業で成功してウハウハしている人なんてほとんどいないし(元々大金持ちってのはいた)、多くは生き延びるのに苦労をしているのが普通。そしてそれぞれ家族単位で来ていますし、頼れるものなんか全くないんですね。親方日の丸ってわけでもないし、大企業が助けてくれるわけでもない。(駐在組には【このどこの馬の骨かもわからない連中が・・】と馬鹿にされるのも毎度の話)

だからそれぞれが助け合うという生き方が普通でした。それぞれの家庭が親戚づきあいをしましたし、子どもたちはみな兄弟みたいに育ちました、そして仕事でもそれぞれが助け合って生きてきたんです。

逆を言うと日本人間の足の引っ張り合いは少なく、助け合いが機能していました。同業者でも同じです。客を回すなんてこともやっていましたし。

例えば食事に行くにしても「友人知人の店」を利用するように心がけるし、多くの業種をそれぞれが手がけていましたから、外注するような案件があれば「知り合いの日本人の会社に頼む」なんてのが普通でした。多少高くても、問題があってもあえてそこを使うというところまで助け合いの精神が育っていたのは素晴らしいと思います。でも当然手抜きやぼったくりなんてやろうものなら、あるいは不動産関係でも適当なことを言って仲介するようなところは「みんなで干す」なんてことも起きるわけですが(詐欺師も普通の顔をして生きていた)、でも基本的には排他的ではなくて、「真面目にやってるところは皆で盛り上げ、助け、売上向上に協力しよう」という考え方があったんです。たとえば「XXXの店が暇らしい」なんて噂があれば、定例のゴルフコンペの後の食事会(飲み会と言うべきか)は20人ぐらいでその店を使ったり(私もかつてはゴルフに狂っていて、ダボ杯みたいなコンペも開いていました)。でもその助け合いは当然、ギブアンドテイクで食事会では参加者が驚くような内容にしてくれるのが普通。

ま、お金に余裕があるないはそれぞれですし、生活コストを下げるための情報交換は密にやりますが、でもどケチの道をまっしぐらみたいな人は少なかったように思います。やっぱり付き合いの基本はギブアンドテイクで、お金があるひとはあるなり、ない人はない人なりのやり方ってあるんですよね。また人助けどころか「俺が助けてもらいたいくらいだ」と言い、コミュニティーには一切参加しない人も中にはいるわけで、でもま、それは人それぞれの生き方ですから文句は言いませんが、そういう(テイク&テイクの)生き方をやっぱり周りの人達は見ているんですね。だからその人になにかあっても、頼まれてもそれ相応の反応、対応しかしないのは当たり前。しょうがない。

そもそも「日本的な煩わしい人付き合いが嫌いだからオーストラリアに来た」って人も少なくなくて、ま、そういう人たちはそれで全く構わない。好きにやるよろし。

でも知り合い同士の助け合い精神は強く、こんなことがありました。

ある60代の一人暮らしの日本人女性ですが、とうとうお金も尽きて失業保険だけでは「生活が出来ない状態」になりました。普通こういう状態になると日本に帰るしか無くて、でも帰る理由は言えずに「もう飽きた」とか「十分楽しんだから」とか言うのですが、その女性に近しい人が彼女の状況に気がついたんですね。で、どうにか彼女を助けようと有志が動き出した。一軒家に住む日本人は多く、使わない部屋があるなんてのも普通で、その女性はある日本人の家で居候生活することになった。

そして収入面ですが、彼女はまだ元気ではあるものの忙しい飲食店で働くのは無理で、また英語が不自由で一般的な会社勤めも出来ない。ということで、掃除のおばさんとなりました。多くの日本人の家は大きいのが普通で、掃除を専門の人に頼む家は多くありましたので、彼女の仕事はすぐに見つかりました。そして彼女は生き延びることが出来た。数年後、彼女は65歳になり、永住権を持っていたのでオーストラリアの年金ももらい、無事に過ごせたということがありました。その後に伝え聞いた話では、彼女は老人用の「XXXビレッジ」に入り、その中で普通に晩年を過ごしたとのこと。(オーストラリアは日本に比べたら「老人天国」)

またバリバリのやり手で大きな土産店舗を経営し、夫婦で(小型ではない)高級ベンツを乗り回し(オーストラリアの自動車はめちゃ高い)他にも事業をしていた日本人男性がいました。私もこの人とは仲が良かったのですが、彼が事業に失敗し、次に始めた事業も失敗し、とうとう離婚をして、ゴルフ好きでしたので、ゴルフ場に勤めているいる仲間の配慮でゴルフ場の管理をしてどうにか生き延びることが出来たり。でも最終的には低所得者用のアパートで孤独死をしました。彼がたまに私のオフィスに遊びに来てはコーヒーを飲み、泣きながら愚痴をいうのを聞いていたことが忘れられません。でも皆で協力して新しい仕事がうまくいくようにやったのですが、彼は「こんなことをやっていられるか!」と途中で放り投げる人でした。

ま、そんなこんなで助け合いが普通で、私もゴールドコーストでは2つの仕事を持っていましたが、私の会社だという理由だけで客になってくれる日本人は多かったです。

こうやって皆で生き延びたんですね。これはゴールドコーストだけの話じゃなくて、大昔から移民はどこでもそうやって助け合って生きてきた。いや、日本国内でも同じでしょう。私は商人の生まれですが、生まれ育った新橋ではやっぱり皆が助け合って生きていたし、私の中小企業人生でも同じ。無駄に思える投資でも「将来のため」にはやらなくてはならないし、自分にはなんの得がなくても仲間を助けるための仕事もするのが当たり前でした。そして私もそれで助けられた。

まさに「金は天下の周りモノ」であって、損得勘定はどうあるべきかは小さい頃から商人の鏡であると尊敬する母に教えられたとおりに世の中は動いていると今でもそう思っていますし、子どもたちにもお金、人との付き合い方で一番大事なのはその部分だと常に言い聞かせて育てました。ビジネスでもトレードでもそれは同じで、「俺の金は俺のもの」として抱き込むような考え方を持っていると絶対に駄目で、自分の都合を前面に押し出してうまくいくように世の中は出来ていない。

そんなこんなで、私は「海外に出たら同胞が助け合う、売上協力するのは当たり前」「日本人会に入会するのも当たり前(会費だけ払って何も期待しない)」という考え方を持っていまして、マレーシアでもそうしています。自分でも出来ることでも、それを職業としている人がいればあえてその人に任せるし、お店にしても会社にしても同胞が経営するところを選びます。でもその理由は、日本人らしいサービスをしてくれるとか、優遇してくれるとか、そういうことは全く関係なくて、単に「同胞の会社である」からです。

海外の日本人はそうするべきだ、なんてことは一切考えていません。ただ私(と家族)はそういう風に考えているだけのこと。

話が横道にそれましたが、今回お会いした「ご褒美人生の泉SNS」の方々に、私は「私と似たような考え方を持っている」と感じるんです。

でも彼らのやっていることは私なんかとは全く違っていて、大事な時間を使い、そして自腹を切って「他人のために動いている」。凄いと思います。異常と言っても良いくらい。

私が心から尊敬してやまない方々です。そういう方々と一緒に食事をし、酒を酌み交わしながら過ごす時間は、私にしてみると心休まる最高のひと時でした。

彼らにはなんの金銭的利益もなければ、名声が得られるわけでもなく、誰に褒められるわけでもなく、日本で成し遂げられなかったことをマレーシアで取り返そうとしているわけでもなく、きっと彼らが欲しいものは「同胞の笑顔」と「有難う」という一言だけなんでしょう。いやいや、どうにか幸せに生きている人たちの後ろ姿を見るだけでもきっと満足なのかもしれない・・・。

私も早く行動に移さねば・・・。

 
 
 

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