通貨をトレードする場合、FXと先物とどう違うのか【重要】

通貨をトレードするときには当然FXでしょと多くの方は考えているはず。

でも先物のほうが良いと私は前から書いていますし、その理由も以前、まとめたことがあります。

今日は、「チャートを重視して短期売買をする場合だけに注目」して、どちらがやりやすいかに関して。

まずドル円。USD/JPYですが、5分足でちょうど今現在(3月22日、午前11時ごろ)の動きを表示するとこんな。

ここで注意して見ていただきたいのは「横グリッド線」です。これはひとマス「10PIPS」です。どのチャートも同じ。

一般的な5分足チャート。

1分足だとこんな。

これをしつこいほどにオススメしている「練行足」で表示するとこんな。練行足は時間は関係なく、値動きがあれば足は増え、値動きがなければ足は増えない。

これを見て、なるほど練行足はやりやすそうだと思う方はおおいんじゃないでしょうか。ですからこのブログの読者でもNinjatraderを使ってみようと思い立ち、私と情報交換を始めた方が若干名いらっしゃる。ただし、ここで重要なのは、このチャートは「トレンドフォロー型で、値動きの力と方向性を重視する」ものであるということ。ですから他の手法を使う人には全く意味がないチャートです。

私が気になるのは、よし練行足を使ってみようという方の殆どは「FXをトレードしよう」としているってところ。その理由は私もよく分かるわけで、まずFXは身近だけれど、先物は敷居が高いような気がするってこと。そしてFXの場合は「売買手数料が掛からない」「データも無料で手に入る」ことから、【とりあえずこれでやってみよう】と考えるのね。先物の場合は必ず売買手数料はかかりますし、データも有料ですし、取引ロットの最低額が決まっていて、FXの様に小さなロットで練習してみようということができませんから。

ところがですね、このことも前に書いたことがありますが、それって「とっつきやすいけれど、難しいことをやろうとしている」としか私には思えないんですよ。

つまり、「先物のほうが簡単」だってことなのね。これは「同じ様にチャートを重視して短期トレードをする場合」の話ですが。

ということで、上のチャートと同じ時間帯のドル円を見てみましょう。これはアメリカのCMEに上場されている先物ですが、この先物は「ドル円」ではなくて「円ドル」です。だから値動きが逆になっています。

ここで注目して欲しいのはやっぱり「横グリッド線」です。ひとマス10Ticksですが、FXの値動きと比べると「ウネリが大きい」のがわかりますよね。つまり簡単に言えば「刻み値」が細かいのですが、これって非常に大事なわけです。もし自分が10PIPS(Ticks)抜きを考える場合、ウネリの幅が10PIPSしかないのと20PIPSあるのとどちらが取りやすいか?答えは簡単ですよね。

このブログの画像はそれをクリックすると別枠で表示されます。そしてそれをもう一度クリックすると原寸大の大きな画像が表示されますので細かいところが見えるはず。あるいは大きく表示させたところで右クリックで保存して見てください。

それぞれのチャートを見てどう思いましたか?そして決して忘れないで頂きたいのは、デイトレって「一勝負2PIPS(Ticks)、一日の目標20PISP(Ticks)」を続けていれば十分な年収、資産が作れるってこと。(2PIPS狙いでトレードするという意味ではない)

このチャートで、何回出撃してどのくらいの値幅が取れそうだと思います?時間的には2時間程度の動きでしかありません。

練行足を使ってみようと思い立った読者が増えるのは私は非常に良いことだと思っているんですが、でもFXに固執しているとうまくないんじゃないかなと。今日、例に出したドル円ですが、たまたま大きく動いたところのチャートであって、こういう動きを待っていてもなかなか来ません。またボーッとしていたら見逃してしまうわけです。

もちろんそれでも一向に構いませんし、好きなようにすればよいのですが、そもそもなんで練行足を使おうと思うんです?流れ、動きが見やすいからでしょ?

でもあえて難しいFXに固執するって本末転倒じゃありませんか?

勝率を上げ、より多くの値幅を取りたいのは全てのトレーダーの目標ですが、それなら「それがより簡単なトレード対象を選ぶ」ことも大事なはず。

いや、それこそが一番大事だと私は思っていて、そもそも「通貨をトレードする」と決めるほうがおかしくないですか?トレード対象って世界中に無数にありますが、その中で「見やすく」「勝ちやすく」「値幅を取りやすい」銘柄もあるんですね。

それをどうにか探してトレードするのが、実は何よりもの近道だと私は思っています。

そのトレード対象とは何か。それは今まで何度も書いていますが、もし将来的に大きくなることを考えていた場合、ドイツの国債であるBund。これを徹底的に攻略し続けていればそれだけでOK。

ところがBundは国債の常で「値動きが遅い」のね。これはこれで「この方が良い」と考える人もいれば「眠くってやってられない」という人もいるはず。そういう場合は、値動きがそこそこ速いものを選ぶわけです。そういう意味では通貨先物もまぁまぁ良いはず。

でも短時間でそこそこ出撃回数も多く、狙う値幅も大きいのが「CL(クルードオイル)」「GC(金)」そして株価指数で言うと「RTY(ラッセル)」あたり。CLやGCは取引高もかなりありますので、一般的には十分なはず。SP500 E-mini(ES)は取引高は大きいものの値動きがイマイチで、結構難しい動きをするときが多いと感じます。

でももっと早く動いて値幅も大きいのが良いとなればドイツの「DAX」です。これはかなり値動きが大きくて慣れないとジェットコースターに乗っているようですが、ロット数を大きくするのではなくて「値幅を稼ぎたい」とすればこれに勝るものはないはず。でもこの早さに乗るのは決して簡単じゃないんですね。初心者がこれに拘ると、途中で挫折するのが普通。

逆に、BUNDのように値動きが緩慢な場合は「チャートを読みやすい」んですね(でも狙う値幅は小さくなる)。それを重視する人はBund一筋にやっていけばよいし、あるいはアメリカ国債、これは30年もの10年もの2年物とかいろいろありますが、もっと値動きが緩慢。どちらかというとデイトレ向きではなくてスイングトレード向き。ただアメリカ国債ですから出来高がメチャクチャ多いんですね。1000ロットの注文を成り行きで入れても全くビクともしないし、自分の注文で値が動いてしまうなんてことはまったくない。数億円単位の資金を注ぎ込んで短期トレードをする人向き。(笑)

またEUの国債も同じく半端じゃない大きさで動きが緩慢。GEです。

つまりですね、自分のトレードのやり方、好き嫌いに合うトレード対象って必ずどこかにあるんですね。またそれぞれ「動く時間帯」も違いますから、そういう時間でも自分にあったものを選べるわけです。

それなのに「通貨」に拘り、「FX」だけしかしないって私に言わせれば異常に感じるのです。一体何のためにトレードをしているのか。FXに固執して義理立てする必要なんかまったくないのに。

とりあえずうまくなったらいろいろ試そうと思うのもわかります。

でも一番最初の取っ掛かりになぜあえて難しいものを選ぶんです?もしかしたら「とりあえずうまくなったら・・」という時は来ないかもしれないんですよ。

でもま、練行足を使うと1分足や5分足よりやりやすいのは間違いがないと私は思っていて、だからFXで十分だという考え方もあるんでしょう。でも「勝つこと」に拘り、将来的な夢をしっかりもっているのなら、是非、先物に目を向けて頂きたい。

それが結局は近道となるはず。今の時代は「条件はしっかり揃っていて」私みたいに何十年もあっちだこっちだと寄り道をする必要なんてないんですから。

 
 
 

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通貨をトレードする場合、FXと先物とどう違うのか【重要】” への9件のコメント

  1. 日本だと海外先物はハードルが高いかも より:

    海外先物が日本で流行らないのは、金融庁の規制も一因ですね。

    何年か前からの金融庁の規制強化で、日本に居住する人間が海外の証券会社やFX会社に口座を新規開設することが難しくなりましたし、会社によってはデモ口座ですら作れなくなりました。

    日本で海外先物を取り扱っている証券会社の中で、手数料が安く短期売買にも対応しているのは楽天証券ぐらいですが、取り扱い銘柄数は約30です。

    ちょつと少なすぎますよね。

    IB証券も日本法人があるので、海外先物はどの程度の銘柄数を扱ってるのかなとホームページを覗いてみると、
    「日本国内にお住まいのお客様が個人口座でIBLLC(海外先物取引口座)口座をご利用頂く場合には、金先物、原油先物、その他農作物等の商品先物及び先物オプションに該当する商品はお取引頂けませんので予めご了承下さい。」
    だそうです。

    IB証券は日本人の個人客には意味無い会社でした。

    日本では機関投資家のようなプロしか海外先物は取り引きしないと考えてるんでしょう。

    現状では楽天証券で限られた銘柄を取り引きするか、日本在住者でも口座を開設出来るブローカーを探すしか方法がなさそうですね。

    • 日本だと海外先物はハードルが高いかもさん、コメントを有難うございます。

      >IB証券は日本人の個人客には意味無い会社でした。

      全く違うと思います。HPを良くお読みなりました?おかしいと思って調べてみましたら以下のことがわかりました。

      IB証券では「国内上場金融商品取引用口座(IBSJ口座)と海外上場金融商品取引用口座(IBLLC口座)があって、これらは全く別の口座。IBSJは日本の金融商品のみで、IBLLC口座はアメリカのIBと繋がっていて、世界のありとあらゆる金融商品を売買できると書いてあります。

      • 日本だと海外先物はハードルが高いかも より:

        >HPを良くお読みなりました?

        HPも私のコメントもよく読んでくださいね。

        早とちりはトレードで失敗しますよ

  2. 個人で日本のIB証券を経由してIBLLC口座を開設すると海外の商品先物は取引できないようです。HPに次のような説明がありました。

    https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=microsite_jp&p=whyib2
    (引用始め)
    個人のお客様はIBLLC口座における商品先物取引に関する制限がございます(重要)
    日本に在住の個人のお客様は、海外の商品先物・オプション(原油・金銀・農作物等)の取引をご利用頂けません。別途法人口座では承っております。尚、指数先物、債券先物、通貨先物、及びオプションには制限はございません。
    (引用終わり)

    先物でも株価指数や通貨は問題ないようですね。私は現在日本在住ですが、昨年、日本からNinjaTrader Brokerageを通してPhillip Capitalに口座を開設したときにはIBのような注意書きはありませんでした。なぜIBにはそのような取引制限があるのか謎です。もっとも私は株価指数先物がメインで、コモディティの先物には手を出していないから知らないだけで、もしかしたら私のNinjaTraderからはGCやCLのオーダーを出しても拒否される仕様になっているのかもしれませんが。

    ちなみに口座開設はNinjaTraderのHPからオンラインで簡単にできました。開設された口座に当初資金を入金するとすぐにNinjaTrader Brokerageからプラットフォームのライセンス契約とライブ・データ購読についてメール連絡があり、予想以上にスムーズな対応でした。タボさんが以前に書かれていたとおり、従来の海外先物トレードは「取引口座」、「トレード用ソフト」、「ライブ・データ」の3要素が別々に存在しており、利用者が自分で組み合わせを考えて別々に契約しなければならず手間がかかりましたが、NinjaTraderは統一ブランドの元に上記の3要素をできるだけまとめて低価格で契約できるようにして、初心者でもとっつきやすくしていると思いました。

  3. 上記の投稿でダボさんをタボさんと書いてしまいました。失礼しました。

  4. 徒然草 さん、コメントを有難うございます。

    確かにそう書いてありますね。なんでだろう・・・。IBが日本に進出する時に業界から注文をつけられたのかな?ぐらいしか思いつきませんが・・。

    しかし農産品は良いにしても金(GC)、クルードオイル(CL)が駄目ってのは問題ですねぇ。まさにその2つが面白いのに。

    Ninja経由のPhillipは簡単で良いですよね。私も口座を持っています。ただメインの市場に特化していてあれもこれも売買したいってわけにはいかないんですよね。枚数の上限も低くいし。でもマージンがメチャクチャ安い。

    これはデータも同じでContinuumは安いけれど全世界のデータを持っているかと言うとそうじゃない。Kinetickも同様。

    Ninjatraderも安いデータ屋も、トレーダーの間口を広げる為にそうやっているんでしょうね。じゃぁ違うところというとeSignalとか高くなるし、前に使っていたCQGなんて毎月17,8万円なんてとんでもない料金だったし、なかなか思うように行きませんね。

    私は今、大阪の日経225のデータをどこから取ればよいのか思案中です。IBのティックデータは間引きされているし・・・。

    でもま、このブログの読者がとりあえずやってみようという点では、Ninjatraderを通してFXCM、Phillipsに口座を開き、データはContinuumということで問題はなさそうですね。

    情報をありがとうございました。m(_ _)m

  5. 日本だと海外先物はハードルが高いかもさん、大変失礼いたしました。

    結局、日本だと海外先物はハードルが高いかもさんが最初に書かれたとおりってことですね。

    • 昨日書き込んだように、IBのHPを見る限り、日本在住の個人がIBでIBLLC口座を開設した場合、トレードできないのは、金、原油、農作物など、いわゆるコモディティの先物とオプションで、その他の株価指数、債権、通貨の先物とオプションはトレード可能ですから、

      >IB証券は日本人の個人客には意味無い会社でした。

      はちょっと言いすぎかもしれません。私のように株価指数先物をメインにトレードする場合はIBで口座を開設しても問題ないでしょう。ただ私の場合は、マージンと手数料が安い、オンライン手続きの手順が簡単という理由で、IBではなく、NinjaTrader Brokerage経由でPhillip Capitalに口座を作りました。

      • しかし、証券会社選び、チャート選び、データ選びがややこしいって本当に困りますよね~。

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