どうやってチャートに自分のルールを反映させるか「初心者向け」【非常に重要】【相場】

デイトレにしろスイング、ポジショントレード、中長期トレードにしろ「自分の売買ルールを作る」のが非常に大事ですが、それをチャートにきっちり反映させないと駄目なんですね。

「ここで出撃」「ここで撤退」というルールを作らないと意味がないし、それが矢印だろうがなんだろうが「チャート上に表示させる」のが大事だということ。

頭ではそのルールがはっきりしていても(そのつもりでいても)、それがチャート上に表示されないと「自分の都合で解釈してしまう」ことが起きるんです。

たとえば「ここで買いだ!」なんて思っても、あとでチャートを見ると「なんでここで買いだと思ったんだろう?」なんてことが普通に起きます。また大きく動いた場所を見て、「どうしてここで買おうと思わなかったんだろう」なんてことも起きる。

これって自分のルールがはっきりしていない証拠なんですね。

だからチャート上に「売買ポイントを表示させること」が非常に重要なんですね。

どうやって?

これは皆さんが使うチャートによるわけで、またインジケータによっては「ある数値を超えた、反転した、傾き」などをチャートに表示できることもある。

でもこれじゃ全然駄目なんですね。だって「たったひとつのインジケータで売買ルールを構築するのは不可能」だから。

最低でも3つ4つ、中には6つ7つのインジケータを使ってそれらの組み合わせで「出撃(撤退)ポイント」を表示させないと意味がないわけです。それだって完璧なものがつくれるわけじゃないけれど、支援システムとしては十分使えるはず。

プログラミングの知識がある人は自分でコードを書いてそういう複雑なルールを表示させることが可能ですが、そんなことが自分にできるのか?と考えたらため息が出ますよね。また自分でコードが書けたとしても細かい調整をするのはかなり面倒。

だから、そういうことが簡単にできるチャートソフトの選択、そのチャートで動かすことが出来る「支援システム」が重要になるわけです。

Ninjatraderというチャートソフトはそれに適していて、支援システムとして「BloodHound」なるものがあるとかつて紹介しました。

「BloodHound」を提供する会社。Shark Indecators

ふ~~ん、で終わるんじゃなくて、では使ってみようぐらいの積極性を是非持っていただきたいと思います。結果的に自分に使えるのか有益なのかはわかりませんが、こういう便利ツールを使うというのはとんでもない「時短」になるんですね。そして自分の中にある「あやふやなものをはっきりさせることができる」ってことなんです。

その「時短」と「ルールをはっきりさせる」のに普通どのくらい掛かると思いますか?こういうツールを使わずにチャートをボーッと見ていろいろ悩みながらやっていると簡単に5年やそこら掛かるんですわ。それも5年掛けて「使えるもの」ができるならラッキーで、下手をしたら10年でも20年でもズルズル時間が過ぎるばかりなんてのが普通なのね。

でもこういう支援システムを使うと、早ければ1-2ヶ月でどうにかなっちゃう(かもしれない)。

「自分のルールをはっきりさせる」って何よりも重要で、「自分の中にきっちりした売買ルールを持たない」トレーダーっていくらでもいて、というかほぼすべてのトレーダーがそうだと言っても良いくらいかもしれない。つまり「その時々の気分」で売買しているってことなんですね。(その点、欧米のトレーダーは非常に論理的できっちりしたルールに従う人は多い。だからこの手の情報は海外の方が圧倒的に多い)

システムトレードという言葉を聞いたことがあると思いますし、ルールを決めてその通りに売買するってことですが、これって言葉で言うと簡単ですが、実はかなり難しいことなのね。

ケースバイケースなら「チャートなんか見る必要がない」ってことなんですよ。

実際に多くのトレーダーって「チャートは補助でしかない」と思っているのかもですね。まず「自分の予想」が最初にあって、「それの補強をするため」に使っているのかもしれない。

どう使おうとその人の勝手ですが、「予想はやめて」「チャートが全て」と一度は考えてしっかりチャートを見て欲しいんですよ。チャートこそが唯一の「現実」なんですから。

たとえばこういう出撃サインが自分のチャート上に出るようにするわけです。(撤退、損切り場所はサインが出ていません。それはそれで別にルールを作る。これはチャートだけじゃなくてロット数とかティック数、資金量などが関係して複雑になりますから、それには同じ会社の「BlackBird」というソフトを使う)

これは上に書いた「BloodHound」の紹介ビデオの中の画像です。

BloodHound紹介ビデオ。

ここで知っておかないとならないことは、こういうサインを作ったら(撤退損切りルールも別のソフトで作り、組み合わせる)それで「バックテスト」が出来るんですね。過去データをこのルール(撤退、損切りルールも決める)で売買したらどういう結果になるのかがわかる。そしてですね、そこそこ利益が出るルールが出来たら「(夢の)自動運転」も出来るってことなんですよ。幾つもの銘柄を幾つもの時間軸で動かすことが出来る。(でもなかなかうまくいかないのが普通(笑)。でもそれで利益を積み上げている人もいるんだろうと思います。本人は絶対にそれを言わないでしょうが。ただし、「半自動」でやる人は多いのね。全てのサインをそのまま使うのではなくて、動きを見ながらサインを選ぶ事をする)

実際には値動きや「DOM(板情報)」を見るとかなり多くの自動売買システムが動いているのがわかります。どんなアルゴリズムで動いているのか知りたいですが、これは素人には別世界。

最初はまずひとつの基本的な考え方でサインを作って表示させるとこんなふうになるんですね。

「上昇トレンドの中の上昇波だけ取る」場合です。

これはこれで使えないことはないですが、もうちょっと「絞り込みたい」って思いますよね?

どうやって?

ここで何のアイデアも浮かばないとしたらチャートの勉強がまるで出来ていない証拠なんですね。

でも何もわからない・・・・・ってのが初心者でしょうし、当たり前と言えば当たり前。

じゃぁどうするか?

このシステムを使って「こんなのどうよ?」と配布しているものがあるんですよ。それは無料だったり有料だったり。

それらも玉石混交で「これだ~~~~!」なんてのは無いのね。そんなもの他人に教えるわけがないですから。有料だとしても数十万円、数百万円でも売りたくないのが普通でしょ?

だから「さほどのものでもない」ってのはしょうがなくて、でもそういうのの中身の解析が重要なのね。

同じソフトを使って作ってありますから、解析するのは容易です。それはややこしコーディングではなくて、こういうビジュアルで「部品」をつなぎ合わせて作ってあるだけですから。

こういう解析をし続けていると「見えてくるもの」が必ずあるんですね。そして「あれは?」「この方が良いんじゃない?」なんていうアイデアがどんどん出てくるようになる。そうしたらそれを付け加えるとか、余計だと思うのは外して「自分なりのルール」を構築していくわけです。面白そうな幾つかのルールを合体させることも可能。

でもそんなことをやっていると、デイトレでも「3時間に一度」とか、日足で見たら「数年に一度」しかサインが出ないなんてことも起きます。

それでもそれが有効だとすればそれで充分なんですね。売買対象はゴマンとあるし、時間軸を変えても有効なら凄いことになります。

いやいや、それじゃ・・・と思うならまた条件を変えて、「こんな感じなら良いなぁ」というのを作るわけです。

これって実は誰しもが「脳内」でやっていることなのね。でもそれを完成させるにはとんでもない時間が掛かるってことなんですよ。そしてそういうルールが自分の中でははっきりしてきても、それを使う時には「【必ず】無意識の邪魔が入る」わけです。でもこういう支援ツールを使うと何十分の、いや何百分の1の時間で「あやふやなものを排除したもの」を作れるってこと。

でも「自分の勘を大事にしたい」と思うなら、それなりのチャートにすればよいわけで、出撃する場所ではなくて「出撃してはならないところだけを表示する」なんてことも出来るわけです。

「赤信号」が点灯していなければ「自分の裁量で出撃出来る」というシステムを作るのも簡単。

実は私のチャートってそうやって作ってありまして、これで言うと「買いは緑の時だけ」「売りは赤の時だけ」であって、もし買いポジションを持っている時(緑)に赤に転換したら、利用も何も考えずに「即刻撤退」です。(そういう撤退ルールだけを自動で動かすことも可能。ボーッとしていようが悩んでいようがいやおうなしに瞬時に撤退注文が自動で出されます 笑)

このチャートは「駒」がきれいに並んでいるように見えますが、それは「練行足」だから。普通の時間軸が一定のロウソク足や見やすいと思うティック足も練行足ほど綺麗には並びません。ただ、練行足は「時間」を考慮していませんから動きの速さ、強さがわからないのね。時間に関してはこのチャートの様に縦に入っているグリッドラインを「一定の時間」で引くことによって対処は出来ますが。

今、欧米では練行足ブームで凄いことになっています。でもMT4というチャートを使っている人にはそれがわからないはず。MT4は練行足をデフォルトで表示できませんから。Ninjatraderは無料で使えますし、是非、デフォルトの練行足ではなくて、他の練行足(UniRenkoとか)を使って一度見てみてください。

これは「青になったから買い」とかそんなシステムじゃないのはご理解ください。ただ、「買うなら青の場所だけ」ということ。

これって数時間の動きですが、横グリッド線を見てください。ひとマス10ティックです。こういう動きの中で1日に20ティック抜くことができればきっちり資産を作れるってこと。ごっそり抜く必要なんてないんですよ。でも多く抜ければ、それは「目標に達する時間が短縮する」ことになる。

これはチャートのメインの画面ですが、ここは単純に「視覚に訴えるように作る」のが良いと思っています。あれこれ考えるスキを自分の「欲深いもう一人の自分」に与えないためです。このもう一人の自分って本当にどうしようもないやつで、まだまだ保持しろとか、ここで撤退したら損が出るからやめろとか、今がチャンスだ、ガンガン行けとか、逆に、怖いから何もしないで見ているだけにしようとか、まぁ、言いたい放題、「私の頭の中」で騒ぐんですね。

トレードで損する理由は、私は「もう一人の自分が邪魔をするから」だと思っていて、冷静にチャートを見ていれば「誰でも勝てる」んじゃないかと思うくらい。でももう一人の自分を黙らすのは簡単ではないし、「もう一人の自分」どころか、「何人も出てきて大騒ぎ」するのね。

ここがうまくいかない根源だということに気が付かないと、いくら頑張っても駄目だと思います。特に「頭の良い人」は自分に自信があるから「コントロールできる」と信じちゃう傾向がある。「俺は勉強で負けたことがない」なんて人は逆にそれがネックになると思ったほうが良いのかも。つまり、理論理屈でどれほど素晴らしい売買システムを考えたところで、それは「頭」の仕事。でも売買する時に出てくるのは「内なる心」なのね。頭脳明晰だとしても心は?ここがポイントだと思うんですよ。

欧米人ってこの辺を非常に良く理解していて、「心」が入り込む余地を作らない手法を取る人が(日本に比べると)多い。まさにシステムトレードで、この重要性を認識せずに「心を野放し」にしたらまず勝てない。勝てることはあってもそれは続かない。

前にも書きましたが、「俺は馬鹿だ」「心のコントローも出来ない」と思ったほうがうまくいくと思っています。馬鹿で自制も出来ないとなれば、チャートをちゃんと作るしかないし、売買はチャートの自動運転機能に任せる、なんて方向に動くのもアリなんでしょう。

つまりですね、初心者で自分に自信もないくらいのほうが「伸びる可能性がある」と言って良いのかもしれない。逆に下手に何十年もやっていると頭は凝り固まっていて、いつまでたっても自己流が抜けないのね。前に何度も書いていますが、私の父は相場師だった時期があって自分で罫線で動きを読む「XXXX法」なんてのを考え出して出版までしたのですが、結果的に二度の大敗を経験してトータルではマイナスだった人。その父の口癖は「相場は簡単。自己コントロールができれば・・・・」です。

ここの重要性を考えずにどれほど理論理屈に傾倒しても駄目だってことじゃないですかね。でもこれを理解すれば、どうするべきかは見えてくるはず。

実際の「勝つためのルール」って単純なのかもしれない。全てのルールはグランビルの法則からの派生でしかないのかも。コレも逸話があって、昔、有名な相場上手のオバーチャンがいたそうです。大きな資産を作った。そのオバーチャンが亡くなった時に彼女が大事にしていたノートの内容がわかった。そこには手計算で「移動平均の値」が書かれていたと。

現在でも「平均足とオシレータが一つあれば勝てる」という人って結構いて、実は私のルールもその考え方の延長線上でしか無いのね。そして何よりも大事なのは「どうやってそのルール通りに売買するのか」っていう点。時間を掛けて考え、悩むのはその一点のみと言っても過言じゃないのかもしれない。

買おうか、売ろうか、撤退しようか、乗せようかとかトレーダーっていつも悩むでしょ?

それってつまり「自分の中の自分」をコントロールできていないってことでしかないんですね。やることって決まっているはずなのに(そのルールも確立していないなんてのは話の外)。ましてやファンダメンタルズを重視する人はもっとややこしくなるのね。値は間違いなく下げトレンドに入っているのに「絶対、上がるはずだ」なんて意地を張る。これでどうやって勝つのか不思議なくらい。いつまで経っても「運を天に任せる」ところから出られないんじゃないですかね。だからロットを大きくすることも出来ず、経験年数だけは長いなんて人がいくらでもいる世界。

だからビジュアルで「なすべきことがはっきりわかるチャート」って大事。そしてですね、上の例にあげたチャートって1分足、5分足、1時間足、日足、週足、さてどれでしょうか?わかります?

私はこういうチャートだけ見ても時間軸はどんななのかはわかりません。つまり?これってデイトレだろうが長期売買だろうが同じだってことなんですよ。

経験を積んでくると、あるいは私みたいにチャートオタクは(笑)、その他いろいろ使いたいインジケータがあるわけですよ。トレンドの見方だって一つじゃありませんからいくつか重ねてみたり、売買タイミングを見るオシレータも私が何種類も使うのは皆さん御存知の通り。買いや売りの強さだって知る必要があるし、その力が衰えてきた時にはそれも簡単に目視できるダイバージェンスが見やすいインジケータを使ったり。また波動カウントやトレンドラインとか表示させなくても頭のなかでは常に考えていますから。フィボナッチも同様。

本来はそれらも統合して「はっきりしたシステム」を作るべきなんですが、私はいらん経験だけは長いですし、それを活かしてどうしても裁量でやりたいと思う気持ちを捨てられないのね。ですから、上のチャートみたいに、「絶対に譲れないルール」だけははっきり見えるようにしているわけです。

だからといって、私のチャートが万人向けかというとそうじゃないのね。

今、長男にイロハのイから教えていて、私と同じチャートを使わせていますが、裁量で考える部分が私とまるで違うんですね。経験がないに等しい長男は、こういうのは?ああいうのは?と頓珍漢なことを言うわけですが、「なぜそれが頓珍漢なのか」がわからないのね。

それをいちいち私が説明するわけですが、「なるほどねぇ」という事もあれば「いや、違う!」なんて偉そうに言うこともあるわけです。(笑)

でもどっちが正しいのかは誰にもわからないと言えばその通りなのね。性格が大いに関係してきますし、自分が大事だと思う動きって人それぞれ違うんですね。だからその動きを重視する、重視しないという差も出てくるし、あのインジケータも追加したいとか初心者は初心者なりにいろいろ考えるわけ。

これを解決するには時間が掛かるわけですが、「こういう考え方、こういうインジケータも必要だ」と思うのなら、まさに上に紹介した「BloodHound」でそのルールを動かしてみれば良いんですね。すぐに結果はわかりますから。

ですから、基本的なことを伝えることは出来ても、細かいところまで理解させる、そして「同じように売買する」ってのは多分不可能なんだろうと思います。

だから長男がBloodHoundをどう使いこなしていくかを私は注視するだけで(まだ今の段階では必要ないので使っていない)、アレが良い、コレは駄目ということは言わないようにしようと思っています。と言っても遠回りしているだけだと思う時には「理解できなくてもコレでやれ」みたいに言うのは毎度のこと。(笑)

皆さん、トレードって簡単な一面もあるけれど、常に勝つのはやっぱり難しくて、私としては「針の穴に糸を通す」感じで自分のルールの構築と、そしてそれをちゃんと実行できる自分を少しずつ磨かないと駄目だと思うんですよ。

でも今日紹介したようなソフトを使うと遠回りしないで済むのね。これって非常に大事だと思うんですよ。

私が何十年と無駄に過ごしたような時間を皆さんが掛ける必要なんかないってこと。

私が30代、40代の頃にここに書いたことを教えてくれる人がいたら人生は大きく変わっていたはず。残念無念です。

いや、そういう人がいたのかもしれない。でも耳に入らなかったのかもしれませんね。父の口癖「自己コントロールができれば・・」というのもふ~~んと思っただけだし。(笑)

 
 
 

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