北朝鮮問題がまたややこしくなってきた

一体どういう結末になるのか全くわかりませんが、北は相変わらずうまく立ち回っていますね~。オリンピックを利用して「自分たちは善でアメリカが悪」という印象を作ろうとしているし、お人好しだかなんだかわけのわからない韓国は利用されている様子。

中国も最近やっと制裁にも加わっているようですが、今までは一体何だったんでしょうかね。でも完全に石油を止めればそれは「宣戦布告と同等」であるのは間違いがなくて、とりあえず今までの延長だとすればこの辺が限界なんじゃなかろうかと。

ここへ来て、アメリカがまたややこしことをやろうとしている様子。

「中国とロシアを抜きにして北朝鮮をどうするか協議」とカナダと米国が呼びかけ。 バンクーバーに朝鮮戦争を戦った20ケ国の外相が緊急に集合。

表向きは、「北の密輸をどう防ぐか」「北朝鮮を巡る海洋安全保障の強化」「北朝鮮への資金流入経路の遮断など」ということですが、これに肝心要の中国が(ロシアも?)入っていなくて蚊帳の外。中国は猛烈に反発している。

各国が足並みを揃えることが重要なわけですが、北朝鮮の動きによっては「軍事行動のオプション」も匂わす、あるいは「しょうがない」という方向へ持っていく目的もあるんだろうと勘ぐってしまいますね。劣勢だったアメリカも一つ一つ駒を進めている感じがします。

中国やロシアを入れずに物事を決めていく方向性って、国連では中ロの棄権や反対があるから大事なところは絶対に決まらないはずで、それを打開したいという意思がアメリカにあるのをどうしても感じてしまいますよね。

そして今回集まる20カ国とはまさに「朝鮮戦争」で国連軍として参加した国々らしい。米英加豪にスエーデンやコロンビアなどで朝鮮戦争を戦った20ケ国ですと。そしてあの時には北朝鮮の背後に中国とソ連がいたのはわかっているわけで、今回の20カ国外相会議はまさに朝鮮戦争を彷彿させる。

またアメリカは国連を無視して、というか中ロが拒否権を持つ限り重要なことは決まらないわけで、イラク戦争の時に「有志連合」が動いたのも思い出します。

そして今回の会合には当然、日本も参加するわけで河野外務大臣が出席する。

朝鮮戦争の時には日本に軍隊もなく、実戦には参加せず後方支援をした。イラク戦争の時にも金だけだしてお茶を濁した。

さて、今の日本には「新たな集団的自衛権の解釈」によって、実戦に参加しようと思えば参加できる。あるいは、参加しなくてはならなくなるのかもしれない。

ここでまた左派は騒ぐわけで、「アメリカの忠犬」をしているから巻き込まれるのだと。

私はこれって逆だと思っていて、北朝鮮問題を日本の問題として考えておらず、「北朝鮮VSアメリカ」だと考えるからそういう風に思うんじゃないですかね。もう一般的になった集団的自衛権の考え方として、「私が困ったときには助けてくれ。でも君が困ったときには助けない」ってわけにはいかず、双方の助け合いが常識。さて、今回は日本がアメリカを助けるのか、アメリカが日本を助けるのか。ここの考え方によってまるで見えてくるものが変わると思うんです。

アメリカは強気でいて、それに日本が賛同している様に見えますが、私はこれは逆で、アメリカが適当なところで妥協しないようにという日本の動きだと思うんです。「自らが戦うから、同盟国は助ける」のであって、自分は何もせずに、すいませんが頑張って戦ってくださいというのはありえない。

アメリカにしてみると本当に北朝鮮は脅威なんですかね。私にしてみると中東問題のほうがアメリカにとって重大で、北朝鮮はそれに比べると優先順位は下に感じるんですよ。

つまり、私が危惧することは「アメリカの中途半端な妥協」です。例えば「核の保持は黙認」し、でも「ICBMだけは絶対に許さない」というのはアメリカの【現時点での】妥協点になり得ると思うんです。もしアメリカがそれを提示したら北朝鮮は歩み寄るかもしれない。あるいは北朝鮮がそれを言い出すかもしれない。そして将来的に「核の保有はやめるように努力する」みたいな。

ここで双方が妥協したら、「戦争は回避された」なんて日本の左派は大喜びするんでしょうが、「日本へ対する脅威」は【何も変わらない】わけですよね。

そんな時に芸人のウーマンラッシュアワーの村本が「尖閣はあげちゃえ」「沖縄は中国から取ったんでしょ?」「攻めてきたら白旗を揚げる」そして「中国も北も日本を攻める(侵略する)ことはない」とみたいな事を言って一部では大論争になっていますが、そして「核装備だけれど、とうしてインドやパキスタンは良いのさ?」という頓珍漢な人たちが声を上げだした。つまり「アメリカが勝手に騒いでいることに、日本が振り回されている」という論理なわけですが、本当にそうなんですかね。

もし日本が「問題解決のために、今の北朝鮮の言い分をある程度は飲もう」と言ったら、間違えなく「アメリカの態度も変わる」と私は思うですよ。核拡散の問題は残るにしても、チキンレースに終止符を打つことは出来る。

アメリカが「北朝鮮の核装備、ICBMは絶対に許さない。戦争も辞さない。」という今の主張を変えないとして、カナダのバンクーバーで開かれる「20カ国外相会議」には日本は「今までとは違う日本」として参加するわけから、話の進む方向によっては「(日本にとっての)まさかのこと」も起こりうるんじゃないですかね。その具体的な話が明日の会議で出るとは思えませんが、将来的にそういうことになったとしても、日本は専守防衛であって軍備はそのように構築されているから「攻撃は出来ない」にしても、「後方支援」「兵站援助」みたいな「脇役」で【戦争会議】に参加することは出来ないんじゃないですかね。

アメリカが妥協しても、もし戦争になっても、日本はかなり厳しい状況に置かれるはず。

「だから九条は守らなければならない」という人も増えてきそうですが、本当にそれで良いのか。

九条を守ろうという論者の中には「九条なんて本来ならありえない」という(ちゃんとわかっている)人もいる。でも「たまたま日本はそれがあるし、ましてや【連合国】がそれを日本に押し付けた」のだから、「日本だけ世界のルールとは違うルールが適用されるという現状」を守るべきだと。

私はこれには一理あると思っていて、「九条があるから日本は平和だった」というのもあながち嘘じゃないと思っているんですよ。世界の力関係を見れば、「アメリカに絶対服従」という日本の状態はあるわけで、あのイラク戦争の時には「小泉さんにイギリスのブレアから電話があって【賛同してくれ】というのを深く考えもせずに受け入れた」と当時の官房長官だった福田氏がばらしちゃいましたが、あれはまさに九条があるからそれで済んだとも言えるのかもしれない。もし「戦える日本」だとするなら「当然、参戦してくれるよね?」ってことになる可能性はあった。ベトナム戦争も同じじゃないですかね。まさにアジアの戦争だったわけですし。

だから九条には九条の良さがあるとは思うのだけれど、「日本だけ特別扱い」という世界ルールの上に日本は胡座をかいていて良いのかどうか。

私はイラク戦争の時のドイツの対応が忘れられません。ドイツは「イラク戦争には反対」し、「派兵や資金援助を拒否」した。

私はどうしても「ドイツは大人」で「日本は子供」の印象を持ってしまいます。「俺達は特別」という日本ですが、それがあるからこそ「平和ボケは進む」し、でも「お金なら出すよ」という嫌らしい国になり、世界に大きな変化があっても「対岸の火事」としか思わないようになるんじゃないかと。

九条が日本を守ったと言えるかもしれないけれど、それのせいで、日本はいつになっても子供扱い。でもアメリカという半端じゃなく強い兄貴が守ってくれていた。でもアメリカが「普通の国」になりつつある今、強い兄貴の後ろに隠れているわけにはいかない。

左翼は「アメリカに従属するな」と簡単に言うけれど、では従属しないで生きるためには何をどうするのかは言わない。

まさか今後20年でアメリカを経済的にも軍事的にも抜くと言われている中国に服従しろというのか。そしてその時が来たら「中国に従属するな」というつもりか。

話は飛びますが、尖閣に関して。

今まで尖閣の海域をウロウロしていた中国の「海警」(日本の海上保安庁)ですが、どうも指揮権が「中国軍」に移ったとの報道がありますよね。今は海警が出てくれば日本は海上保安庁が出るわけですが、中国軍艦が出てくるようなことがあれば当然、自衛隊が出ていかなくてはならない。

怖いですね~。そしていつか「偽装漁民」が尖閣に上陸して居座るなんてことも起きるだろうとかなり多くの評論家が言う。

でもですね、私は中国は「いつか必ず尖閣を取りに来る」とは思っているものの(大事な軍事拠点となるから。海底資源なんて関係ない)、右派の人たちが言うような「尖閣への侵略」は当分、無いと思うんですよ。

なぜなら、中国が言う「尖閣は中国の領土」ってのは「尖閣は台湾の領土だから」なんですね。尖閣は台湾のモノ。台湾は中国の一部。だから中国は「尖閣は我が領土」という。

ってことは、もし今の中国、台湾の関係があるかぎり、「中国が尖閣に侵略をしたら【台湾に侵略を始めた】」ことになる。当然、台湾の反発は半端じゃ無いだろうし、台湾本国への「実力行使が始まった」と捉える。

つまり、その時に日本が「どうしよう・・」なんて悩んでいる間に、台湾が動くはず。また「中国と台湾は一つ」であることを認めている世界の国々も、「一つと言いつつ台湾への侵略は許さない」という二面性を持っているわけで、もし中国が尖閣に入ってきたら世界中が騒ぐはず。とうとう来るときが来たかと。中国は「尖閣は台湾のもの」と言っているんですから。下手をすれば中国と台湾が戦争状態に入ることさえ考えられる。台湾は日本と違って軍備は小さいけれど「攻撃能力は保持」しているから、台湾が動き出すとかなりややこしいことになる。

だから私は「中国は尖閣を取りに来るのはまだ先の話」であって、中国にとっての「尖閣問題」というのは決して「中国と日本だけの問題ではない」という点を見逃してはまずいと思うんですよ。

もし中国が台湾に武力侵略をしたらアメリカはどう動くんですかね。かつての台湾危機ではアメリカが空母を送り、中国軍は引き下がったわけですが、もしかするとアメリカは「尖閣問題は台湾問題でもある」と捉えているかもしれない。でもそのような具体的な話は出ておらず、そのカードは台湾もアメリカも「まだ出さない」だけじゃないかと思ったり。

「尖閣は日本固有の領土」というのは「日本の言い分」であって、それが正しいとか間違えとかそういうこととは別に、「台湾も同じ主張をしている」ことを忘れちゃならないんじゃないですかね。そして中国が尖閣に上陸するってことは、台湾から見たら「侵略」になるわけで、台湾も黙っていないでしょう。当然、アメリカも知らん顔は出来ない。

しかしまぁ、世界ってみんなしたたかですね。北朝鮮なんて良い悪いは別にして、世界を相手に立ち回るあのやり方って凄いと私は感心するぐらいです。お坊ちゃまはキチガイと簡単に切り捨てたい我々の気持ちはそのとおりですが、実は彼の後ろには半端じゃなく頭の良い「参謀」が付いているのは間違いないし、ああいうしたたかさを日本も持って欲しいと思う。

北朝鮮問題ですが、私は我々が何よりも心配しないとならないことは決して「戦争」ではなくて、「アメリカが妥協したらどうするか?」ってことだと思うんですよ。その方が確率が高いはずですから。

そしてもしそんなことになったら「戦争回避」だけじゃなくて「制裁解除」となり、「北朝鮮支援」が始まるはず。韓国なんて大喜びしちゃうんじゃないですかね。当然、その時に日本は「北朝鮮支援」に参加する方向へ動かざるをえないんでしょう。

「良かった、良かった。北朝鮮も仲良くしようね。怖いことは言わないでね。拉致被害者もお願いだから返してね。」と多くの日本人が言い出すであろう図が私には見えてくるんですよ。これが一番日本らしいとも言える。

でも私はそんな日本を我が祖国と思いたくない。

 
 
 

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