投資技術と売買技術は全くの別物【投資】

ちょっと最近がっかりしていることがあります。

世の中の投資家やトレーダーが何を考え何をしようと勝手にやれば良いと思っているのですが、私に関係のある人、どうにか安定した利益を出したくて相場の世界に足を踏み入れようと私に連絡を取ってくれる人たちにはそれなりに付き合いたいし、情報交換もしたいのです。

でも大事なところがどうしても通じないと感じているわけ。

それは何かというと「投資」と「トレード技術」の違いで、それに関して私がどれだけ説明しても理解ができないのね。

儲かればなんでも良いという気持ちがあるのはわかるんですが、向くべき方向ってのがあってそれが何よりも大事なのにそれが通じない。

私自身、相場の世界の何がわかるのかっていえばある一部のことしかわからないわけで、偉そうなことは言えないのですが、「利益を出すための近道」ってのがあるんですね。それさえ理解すればあとはその方へ進めば良いのだけれど、その方向が間違えていたら何年、何十年やってもたいした結果はでないのね。たいした結果が出ないだけで済めばよいくらいで、多くの人たちはある時「失敗」し「落胆」し、この世界から出ていくのが「普通」と言っても良いくらい。

でも世の中の情報を見るとそっち方向へ誘導する話ばかり。これじゃ誰だってそれが「王道」だと思ってしまう。偏向報道をする新聞やテレビ番組しか見ていないのと同じことが起きる。

「投資」ってなんなのかってことなんです。

実は私自身が投資ってなんなのかよくわからなくて、あえて言えば「未来の価値を予測してそれに賭ける」のを投資と呼ぶのかなと思う程度。株式投資なんてまさにそれで、業績の良い会社や業界、国、世界情勢を考えて「この株価は上がるだろう」という予想の元に買うんですよね。不動産投資もそうで「この国、地域は益々発展し需要も増え不動産価格は上がるだろう」という思惑があるから買うんでしょ?

私はこれが下手なんですわ。全く駄目。だから私は自分を「投資家」と思ったこともなくて、他人様に職業を説明する時に困ることもあるんですわ。最近は歳を取りましたから「退職者です」としか言いません。

投資って本当に難しくて、でもどうにかしたいと数十年前に株式投資をしている頃の話ですが、四季報を読み、株式新聞だけじゃなくて気になる業界の新聞も読み、それこそ週間月刊の情報誌も読み漁り、まぁ目を皿のようにして耳はダンボで情報収集したもんです。今で言えば決算短信や四半期決算短信も読むって感じでしょうか。それも一社じゃないですから半端じゃない時間と労力が掛かるのね。また「優良株を発掘しよう」なんてグループもあってFAIじゃタートルズじゃとそんな中にも顔を突っ込んだり。現代ならウォーレン・バフェットを神と仰ぎ、その手法を徹底勉強するみたいな。

でも勝ったり負けたりするばかりで、投資とは「いかに運を味方につけるかが大事」みたいな感じでしたねぇ。

テクニカル分析に関しては、前にも書いたように私の父が「罫線屋」でしたから、そして子供の頃から話は聞いていましたから馴染みはあったんですが、当時はPCなんか無いしチャート(罫線)は自分で株価速報を出す短波放送を聞きながら自分で作るしか無いのね。これってとんでもない作業で多くの銘柄のチャートを手にすることはできなかったし、「分析ツール」なんて無いのに等しかった。だから毎週発行される「週間チャート情報」みたいなものを買って見ていたり。ま、使える状態じゃありませんでした。

ただ「世の中の全ての動きは【値動きに出る】」という相場師の父の言葉はずーっと心に残っていて、いつかちゃんとテクニカル分析はしたいと思っていたわけです。

時代も変わりPCが世の中に出てきた時には飛びつきました。そしてチャート分析の業界の動きも早く、チャート分析が簡単になった。それでも今に比べればオモチャレベルですがかなり役に立った。今でも存在する「増田足」だけでも勝てることに気が付きました。トレンドができれば「中源線」なんてのも面白いように儲けが出た。当然、酒田五法だのは旧仮名遣いの古本まで買い漁って勉強。

この頃に気がついたんですよ。テクニカル分析とは「過去と現在の分析」でしか無いけれど「その動きが続く」という仮定で売買すれば、それだけで利益が出ると。また値動きを無視して「株価の将来予想」をしても意味が無いと。

つまりですね、自分が集めた情報で将来を予測しても、その程度のことは「市場参加者全員」がやっているのね。そして世の中にはその道のプロもいるし、インサイダー情報とは言わなくても早耳筋がいて、到底彼らにはかなわないという結論。また将来予測が良い株式でももうとんでもなく上がってしまっていたり、あるいは良いはずなのに値は落ちていたり、さて「いつ買えば良いのか」がわからない。あえて言えば、良い情報が私に届いた時には「もう遅い」のが普通なのね。となれば早耳筋情報を手に入れなければならない、なんてどんどんドツボにハマっていったり。でもそれはそれでM&A情報(多分インサイダー情報)で利益が出たり。

どうにか良い場所で買えても、じゃぁいつ売るべきかもわからないわけですよ。順調に上がって「思った通り」なんて喜んでいても下がってくる時は必ずあるわけで、それが押し目なのか、もうそこで終わりなのかもわからない。だからPERだのPBRだのファンダメンタル指標を駆使して「妥当な価格」を考えてみたり。でもこれも大した意味がないのね。ある株式が注目されればとんでもない価格もつくし、また下落も同じで、ガセネタでも大幅安になったり。一体何を基本にするべきか悩む時代が延々続きました。

それを救ったのがテクニカル分析なんですよ。

買う場所、売る場所が見えてくるんですね。将来のことがわかるという意味ではなくて、「現状がわかる」わけです。そしてそれに着いていけば良いだけで利益が出るのがわかった。この当時からですね、逆張りはしないようになったのは。逆張りって本当に難しくて怖くて、それの根拠になるものは「上がる(下がる)はずだ」という自分の思惑だけなんですね。現状、事実とは全く関係がないわけです。世の中には破産するぐらい損をするトレーダーがいる理由はこれだというのもはっきりわかった。自分の(根拠が怪しい)思惑に固執続けるから逆張りやナンピンで大損する人がいるってこと。でも当たる時には大きく利益が出ますから、これって麻薬と同じで離れられない人がいるんでしょう。

でもこれってただのギャンブルじゃんと思ったわけです。

でも同じギャンブルでも株式投資って他のギャンブルより利益率は高い、なんて思っていたもんです。(笑)

テクニカル分析に重点を置くようになってからは、非常に気が楽になりました。世の中の「情報」が気にならなくなったんです。というのは嘘がありますが、良い情報も悪い情報も「それは株価に出る」のがわかってきて、ああ、これがオヤジが言い続けてきたことなんだな、と。つまり自分がどれほど惚れ込んだ銘柄でも「上がらない」とすれば自分が間違えていた可能性はかなり大きいんですね。また思惑通りに上がり続けている銘柄でも「売られすぎ、買われすぎ」の波が必ず来るのもわかって、同じ買う同じ売るにもタイミングがあるのがわかった。

これって大きな収穫で、それまでは「この株が良い」と思うと恥ずかしいことですがすぐに買っていたわけです。すぐに買わなければ間に合わないという「欲」を抑えるのって非常に難しいのね。

株式投資にしても対象がなんだろうと、「やってみようか」と思う人の行動を見ているとまさにそれですよね。資金を用意し、口座を開いて、そして「タイミングも見ずに買う」人がほとんど。本人は「チャンスだ」と思っている(勘違いにしても)、早く買わないと置いていかれる恐怖が出てくるのね。本来なら口座に資金を入れてから、何日、何週間、何ヶ月でも「出撃するべきポイント」を探さないとならないのにそれが出来る人は極々少数派。

まずこういう「誰でもやってしまうミス」を乗り越えないとならないってのもやっているうちにわかってくる。これは売り場も同じで、「目標額に達したから売ろう」なんて馬鹿みたいなことを平気でするのね。逆に「目標額に達しないから保持を続ける」とか。こういう考え方を持っていると当然「損切り」もできない。

「上がって(下がって)いればそれだけが【真実】」で、それだけを重視すれば良いって簡単なことに気がつくのに何年も掛かるのが普通じゃないでしょうか。それどころか何十年やってもわからない人もいる。それだけこの事は「頭では理解しても実行は難しい」ってことだと思うんですよ。でもそれを乗り越えないと安定して利益を出すことは出来ないのね。

どうやる?

ってことになりますが、それはあることを決めれば簡単にできるのね。それは「チャートを信じる」ってこと。事実は値動きにしか出てこないわけですから、自分が、他人が何を言おうと思おうとどんな良い情報、悪い情報があろうとそれらは関係ないのね。「上がるはずだ」「下がるはずだ」「高値、安値はこのへんだろう」とかありとあらゆることを考えるのがトレーダーですが、値はそんなことは無視して動く。

「自分の思惑」と「実際の値動き」とどちらを信じるべきなんです?

私は「自分を消す」ことにしました。事実は「値動き」に出ているわけですから、それは「自分を消せば消すほど見えてくる」のね。これは「将来の予想を一切しない」ということです。

じゃぁ、投資対象はどうやって選ぶのか?ってことになりますが、極論を言えば「動いているものならなんでも良い」ってことになります。業績?世界情勢?そんなのは考える必要もなくて、「投資対象はなんでも良い」というのが私の基本中の基本です。

ただし、値動きのトレンドが一方通行になる方が簡単ですから、そうなる可能性がある対象を選ぶのは良いと思います。ここで必要なのはファンダメンタル分析ですが、投資対象を選ぶためだけに使うなら良いと思うんです。

実際に大手の長期投資をする機関投資家でも「チャートを重視する」のは私は同じなはずだと思っていて、売買タイミングを見ないってことはないはず。また長期的展望を「チャートから読む」長期投資家も多いんじゃないですかね。

私が株式投資をやめたのはいつごろだったでしょうか。オーストラリアに渡った1991年の時には日本で保有した株を香港に移しまして、それから数年は続けていましたが、チャート分析の世界が飛躍的に向上しまして、それはそれで有効で面白いのですが、「この株は今が買い時」「今が売り時」というのをチャートで見ていますと、「それに手を出したくなる」のですわ。これをやりだすと非常にうまくないんですね。日本だけでもとんでもない数の株が上場されていますし、オーストラリアに住んでいればオーストラリアの株が気になるし、そうやって目が世界に向くと、アメリカじゃ、インドじゃとあれもこれも手を出したくなるんですよ。

我慢しないとなりませんが、実際にチャートで面白い動きをしているものがいくらでもあるのに、それを見ているだけってのは拷問に近いのね。自分の持ち株を処分して「乗り換えたい」という思いを殺すのは私には非常に難しかったんです。

それをやった時期もありますが、収拾がつかないってのはこういうことを言う。(笑)

気がつくと持ち株が30種を超えていたり、俺って馬鹿か?といつも思っていたもんです。

そこである時、決断しました。株はやめようと。

日経225の先物、オプションが上場されて、段々と注目されていた時期でもあって早い時期からそれに手を出してはいたのですが、これからは先物だけで行こうと決めました。先物のほうが良いということでは決してなくて、自分が浮気性だから対象を絞り込まないとどうにもならないということでしかありません。

日経225先物を始めてよかったと思うことですが、「個別株の様々なファンダメンタルズを含む情報を考えないで済む」ってことでした。ファンダメンタルズとしては「大雑把な経済の動き」を見るだけですから、それだけに「値動きそのもの」に注力できたわけです。つまり益々「テクニカル分析重視」が強まったということ。

ところがですね、これも困るんですよ。当時はデイトレも日計りなんて言葉さえ知りませんから、日足の動きを見て売買するわけですが、毎日が暇すぎるのね。テクニカル分析で売買ポイントをみても、それって数ヶ月に一度ぐらいしか出てこないわけですよ。これって待つのが出来ないのね。

気がつくと「今日は買い?売り?」なんてことばかり考えている自分がいて、どうでも良いところで買ったり売ったりするようになるのね。もしもトレードにどっぷり浸かる生活じゃなければ、つまり普通に仕事も持っている状態なら、毎晩、チャートをチェックするだけで、「チャンスが来たら売買する」なんてことも出来るんでしょうが、私はすでにビジネス(日本の中古車の輸入販売と電話関係)は売り払っていたし、凝り性で、短気で、どうするべきか頭ではわかっても自制は出来ませんでした。そんな時です、私にチャートの極意を教えてくれた友人が「ダボさんは一度、裸にならないとわからないんだろうね」と何度か言われましたっけ。

裸になるとは大失敗して倒産するっていう意味です。その友人ですが、かつてはIBMの技術者で退職金もごっそりもらって相場で資産運用をしていた人でした。でも彼はその退職金も全部パーにした経験を持っていて、最後の最後に5万円の金を元手にして蘇った人。彼は場が開いている時にはいつも「チャット」に顔を出していて、私を含む相場仲間と情報交換をしていましたが、彼が「ここだ!」と出撃するのって数ヶ月に一度なんですよ。篠原レシオという分析ツールがあるのですがそれの使い手で、また使うのはそれだけじゃありませんが、彼のピンポイントの出撃撤退場所は芸術と言っても良いくらいでした。

でもそれって彼だから出来たというより、「ここだ!」と思うときにしか出撃しないってだけのことなんですね。だからやろうと思えば(まともなチャート分析ができれば)誰にでも出来ること。でも「その時を待つ」のが普通の人には出来ない。

また前にも書きましたが、日本で定期的に勉強会を開いている時に招聘したトレーダーですが、彼は当時まだ30代ですが数億円の資産を作った人。彼にいろいろ教えてもらったわけですが、途中、昼飯を皆で食いに行こうと外に出たわけです。そして歩きながら私は彼に聞いたんです。「ポイントってどこにあるんですかね」と。そこで彼は笑いながら「私は馬鹿でも勝てるときにしか出撃しません」と。

馬鹿でも勝てるとき・・・、なんだろう?と私にはわからなかったんですが、結局は上に書いたトレーダーと同じなのね。「ここだ!!」という時が来るまでは動かないということでしかない。彼は30代でしたが、かなり苦労もしたようで「自宅を持って行かれる寸前まで行ったことがある」と笑っていましたっけ。

この二人の言うことって全く同じで、それっていかに普通のトレーダーは「強い確信もなく売買しているのか」ってことでしか無いんですね。ろくでもないところで「確信する」人っているわけですが(笑)、チャート分析もそこそこわかってくると、日経225にしても「ここだ!」なんていうポイントはやっぱり数ヶ月に一度あるかないかだと私も思います。

これって「ここで負けたら命を取られる」と仮定すれば、どういう時に出撃するかってのも見えてくるのね。そしてかなりの確率で勝てると思わない限り待ち続ける。これってチャート分析の技術じゃないのね。「道具をどう使うか」という非常に大事な点で、これがわかっていないとチャート分析も意味が無いんでしょう。

と、そんなことをわかってきた私ですが、私には「待つこと」が出来ませんでした。

相場には向いていないんだろうなぁと思ったし、でもそこで足を洗うつもりもありませんでした。負けず嫌いですし。(笑)

そんな頃ですね、世の中には「日計り」という「一日の中で何度も売買する手法」があると知ったのは。それってデイトレードなわけですが、それをするのは証券会社のトレーダーだけで、まさか一般のトレーダーには関係ないと思っていたんですよ。ところがネット(当時はパソコン通信)仲間にはプロもいて、為替ディーラー、ファンドマネージャー、そして証券会社がやる「自己売買」のトレーダーもいたんです。そして彼は日計りをしていた。彼にいろいろ聞いてみますと一般でもそれが出来る時代に入っているとのこと。

まずデイトレをするには「リアルタイムの売買データ」が必要ですが、それ自体が考えられない世界だったのが段々と変化が出てきて、リアルタイムデータも取れるようになりそれに対応したチャートソフトも出てきたのね。

これをやるっきゃないと思って、私はデイトレの世界に足を踏み入れたわけです。何年ごろだったですかねぇ。1990年代なのは間違いがありませんがいつごろだったのかは覚えていません。

「これが俺の生きる世界だ」なんて思ったもんです。(笑)

とにかく値はピコピコ動いていますし、ちゃんとトレンドも形成されますし、私の分析手法がデイトレでも通用するというのに気がついた。

飲めり込みましたよ~~。(笑)

ところがですね、場が開いているのはもちろん日中だけですが、ウネリがそんなにないんですよ。それもせいぜい50円幅しかない。当時、刻み値が10円でしたから50円幅の波動でうまくいっても30円幅しか取れないのね。これってほぼ不可能だと思って間違いがなくて、10円抜き、20円抜きなんてことをやっていました。

手数料も高くて悲惨でしたが、一日に「出撃場所が2,3回はある」わけです。これが私は嬉しくて飲めりこみました。でも仲間からは馬鹿にされましたよ。屑拾いみたいに見えたんでしょうね。私の手法を「コマネズミ戦法」だと名付けた友人もいた。(笑)

そんなことを何年やりましたかね。

でも結果はよくありませんでした。トータルで負けは無いにしても、「手数料を上納するためのトレード」でしかなかった。利益率も低いですからロットを5枚、10枚と増やすことも出来ませんでした。だから一日2-3万の収益を目標に延々とまさにコマネズミのようにやっていた時期です。

そんな時に、「なんで海外の先物をやらないの?」と言われたわけです。

海外?なんで?って思いましたっけ。当然、私が使っていた証券会社では売買できないし、チャートソフトも対応していないし、データをどう取るのかもわかりませんでした。ネットを調べても情報なんて皆無の時代。

でも上に書いた30代のトレーダーが海外の先物を売買しているというのを思い出したんです。

それから海外の情報を調べ始めたのですが、海外の証券会社を使えば全く問題なく出来るのもわかった。データを取るのもデーターベンダーという専門会社が何社もあって、そこからデータを取れば良いし、チャートソフトもいくつもあるのがわかった。となれば、「やってみる」しかないわけで、始めたわけです。

びっくりしましたよ~~~。海外には(特にアメリカ)にはとんでもなく大きな取引がある先物、商品がとんでもない数存在しているのね。それまで「日経225しかなかった」私はまさに井の中の蛙だと思いましたっけ。

そして調べていくうちに、日経225とはまるで様相が違うのがわかってきた。取引時間は長いし、ウネリが延々続くのね。つまり出撃場所なんていくらでもある。また先物によっては「刻み値が小さい」ものも多く、日経225で言えば当時10円刻みだったのが、海外では1円刻みみたいな。そしてその1ティック抜けば手数料も払えるぐらい手数料が安かったんです。これって日経225で言えば、刻み値が1円で手数料が数百円だということ。

これには舞い上がるほど嬉しかったです。日経225で私が長年やっていた10円、20円抜きってのは、10ティック20ティック抜きと同じであって、そして手数料が1ティック以内でしかないんですから。超難しい日経225でデイトレの訓練をやっていたようなもんで、「海外先物は簡単だ~」なんて口に出していたこともあるくらい。

また値動きも先物によってまるで違うのね。ジェットコースターみたいなドイツのDAXもあれば、ピコピコまぁよく動く、しかし余計なオカズも多いS&P500ミニとか。チンタラチンタラとお前はナマケモノか?みたいな動きをする、しかしチャートでは動きが読みやすいドイツのBundとか。

世界中の先物を知って開眼したと言っても良いと思います。

自分の手法に合う先物ってあるのかどうか、世界中の先物を探しましたっけ。今でも印象に残っているのは「台湾インデックス」で動きが素直でチャートに乗りやすいのね。こりゃ宝物を見つけた~なんて思いましたが、出来高が少いので将来大きな利益も見込めないだけじゃなくて、大きく動くとギャップが簡単にできるしスプレッドも大きくなる。

本当にいろんな性格を持つ先物が世界中にあるのですが、私が最終的に行き着いたのはドイツのBundだというのは何度もこのブログに書いたこと。

値動きがまったりしていて眠くなりますが、「小幅でも確実に抜く」のにはこれが適していると思います。これは今でも同じ。

そしてBundって国債なわけですが、国債の取引高って半端じゃ無いんですね。これはアメリカの国債も日本のJGBも同じで、国債って取引高が莫大で値動きは落ち着いているのね。ピョコピョコあっちこっちは動かない。でも当然、そういう動きですから「大きな値幅は狙えない」わけです。でもこういう動きのほうが勝率が上がりますから、後々、取引ロットをどんどん大きくできるのね。Bundなら100枚ぐらいの注文を成り行きでだしても値が飛ぶようなことはないですから。100枚というと1ティックの動きが1000EUドルですから、順調に育っていけば面白いことになる。これが私がBundを選び、そして今でもBundを勧める理由です。(でも私は100ロットを売買したことはない 笑)

私の人生が変わったのはこのBundの出会いがあったからだと言っても間違いがありません。近年の云十、云百億を稼ぎ出しているトレーダーには及びませんが、一般的に言う「一財産」はプラス出来ましたから。

それが無かったらどうしていたでしょうか。きっとゴールドコーストでチンマリ生きていたでしょうし、マレーシアに来ることも無かったかもしれない。いや、マレーシアには違う目的で来るようになっていたかも。

私がBundを売買する時、あるいは他の先物、例えばクルードオイルだとか金(ゴールド)にしても、ファンダメンタルズは一切考えないわけです。世界の金利がどう動くか、ドイツはどうかとか、オイルの受給はどうなっているとかOPECが何を考えているかとか、そんなことは一切関係ないし、知る必要もないんですね。逆にそれらを知ると「上がるはずだ」「下がるはずだ」という「自分の勝手な想像」が出てきて、これがバイアスになるんですね。「上がるはずだ」と思っていたらショートは出来ませんから。

私が株式投資をやめて日経225専門になったこと。そしてデイトレを始めたこと。そして世界の先物を売買することになって、どんどんと「テクニカル分析の重要性」が強まるのと同時にファンダメンタルズは関係ないという考え方がどんどん進むようになりました。

今日このブログに書きたいことはこの点だけです。ファンダメンタルズは無視したほうが簡単に勝てるってこと。

私がその確信を得るまでに費やした年月ってどのくらいなんでしょう。きっと20年以上はそれに気が付かなかった。今になれば、その無駄な時間を返してもらいたいと思うのです。

逆を言えば、なんの経験も持たずに「テクニカル分析を重視するべき」と考えることができれば、無駄な時間を過ごすことなく一直線に進めるんじゃないでしょうか。

でも世の中にはまともにテクニカル分析をやろうと言う人は多そうで多くなくて、というか初心者ほど簡単に考えるフシがあると思うのです。で、分析に自信がないから、チャートでは何もわからないけれど世界情勢を考えると円高になるとか、好き勝手な解釈をして「円は買うべき」なんて自分に言い聞かせる。

これはビットコインとて他の仮想通貨も同じで、仮想通貨は今後伸びるとか、その中でもビットコインは中心だとか、いやいや他にもっと注目すべき仮想通貨があるとか、そういう方向へ話が向いていく。

これって「我々には絶対にわからない将来のことを、まるで決まったことのように話す不思議さ、滑稽さがある」と私は感じるのです。

ビットコインが凄いのなら、なんで数年前に買わなかったんです?それはビットコインの良さに気が付かなかったから?

私はこういうのは後付の理屈でしか無いと思っていて、ビットコインの今年の急激な上昇は「日本人の買い」だと言われていますが、それは「ビットコインを持っていれば儲かる」と思った金亡者が飛びついただけじゃないんですかね。

そもそもビットコインなり仮想通貨の「適正な価値」ってどうやって算出するんです?

これって仕手株と同じで「適正価格」なんてのは関係なく動いているんじゃないですか?

それなのに「まだまだ買いだ」「いや、もう暴落するだろう」とか何を根拠にそれが言えるのか。またそれの確実性ってどの程度なのか?

これって実は株も石油も金も似たようなもんだと私は思っていて、買い方も売り方もそれぞれ自分が信じる読み、予想、思惑、希望などいろいろあるんでしょうが、それと値動きとどういう関係があるんですかね。

そもそも値が決まるってことは「買うべき」という買い手と「売るべき」という売り手が合わさった時に値が決まるわけでしょ。ということはどんな株でも先物でも「上がると思う人」「下がると思う人」が出来高で言えば「同数存在する」ってことじゃないですかね。

そしてそれぞれが「俺の予想は正しい」と主張するのが相場の世界じゃないんでしょうか。そして結果が出た時に「勝った方は【ほらね、言ったとおりでしょう】」といい、負けた方は「口をつぐむ」。

相場の世界ってどこも全く同じだと私は思うんですよ。

こういう世界でどうやって勝ち残るんです?「今以上に正確な読みができるように頑張る」と思う人も多いハズで、「そうしなければ勝てない」と信じている人が大半。

これって私には競馬や競輪と同じ世界に思えるんですよ。あれやこれや調べて、「8枠が勝つはずだ」なんて思うわけでしょ?

でも私が考える相場の世界ってそれとは全く違うんですよ。

競馬にしてみれば、今まで勝ったこともない駄馬でも先頭を走っていれば、「その馬を買う」べきなんですね。でもやっぱり2コーナーからはスピードが落ちてきたとするなら「そこで売る」わけです。そして第三コーナーからは違う馬がどんどん加速度を付けてきたのが見えれば「その馬を買う」。でも4コーナーでは混戦になってきてどれが勝つかわからなかったら「買いは手仕舞ってみているだけにする」ので良いんじゃないですか?

走り出す前に馬券を買って、それを最後まで持ち続けるのが競馬ですが、相場の世界は「走り出してから買える」「危ないと思ったら売り逃げる」ことも出来る世界で、ゴールまで待つ必要はない。いや、「ゴールのない競馬」だと言う方があっているわけで、走っている途中にいつでも我々は「買える」「売れる」としたら、どうするべきなのか?

「上がっていれば買う」「下がっていれば売る」

この単純な作業だけで十分勝てるのが相場の世界じゃないんでしょうか。上がる理由、下がる理由なんてどうでも良いんですよ。だって「その理由のとおりに値が動くわけではない」のははっきりしているんですから。

いやいや、デイトレ、スキャル、短期売買はそれで良いだろうけれど・・・という人は必ず出て来ますが、ではチャートをちゃんと見てください。一つは週足。一つは一分足。ここにどんな違いがあるのか?時間軸をみなかったら、それが週足なのか1分足なのかわからないんじゃないですか?

ただ間違いがないのは、一分足では世界に何の変化がなくても上だ下だと動く。でも週足を見れば、ここはブラックマンデーだ、911だ、311だ、リーマンショックだ、あるいはライブドアショックだとかあるのは間違いがない。だから「世の中の動きを監視する必要がある」と考える人が多いのね。確かにその動きには「原因」があるわけですから。これは企業の業績だの考えるのと同じ。仮想通貨は世界を変える素晴らしいものだとかいうのも同じ。

でもそういうのを追求して「将来の値動きがわかるのか」ってこと。そもそも市場には常に「値上がりを期待して買う人」と「下落を予想して売る人」が出来高では同数いるじゃないですか。どっちが正しい?現在値とは買い方と売り方双方が納得した値なんですよ。それだけ読みが別れているのに、「俺の読みは間違いがない」って思える根拠ってなんなんです?違う読みをしている人も同じように勉強し研究し予測をしているのに、俺のが正しくてあいつらは駄目だと言い切れます?

上か下かの理由探しをするのをも良いですが、現実は「理由はなくても値は動く」ってことじゃないですか?

だから値動きだけ見ていれば良いってことなんです。私たちにわかるのは過去と現在だけでこれは誰にでもわかる。でも未来は未知の領域。

でも「将来を当てる」のって本当に面白いですよね。世の中からギャンブルがなくならないのもそれが理由。また会社経営でもしていれば「将来の変化」は常に考えていないとならない。それはどの企業も同じだし、莫大なお金を動かす機関投資家も同じでしょう。

でも我々ゴミみたいなトレーダーは彼らの真似をする必要が無いってことなんですね。逆に大手の機関投資家はデイトレ、スキャルはもちろん、短期売買もできない。彼らは「超目先の動き」が見えてもそれで大部隊を動かすことは出来ないし、企業も同じで、3ヶ月6か月先の為替は気になるけれど、明日明後日の値動きは関係ないんですね。明日は下る!と確信しても動けない。

でも我々は彼ら大手が捨ていてる値動きで十分利益が出せるってことだと思うんです。

それなのに多くの人達は、大手と同じことを悩み、いつかはファンドマネージャー、市場アナリストにでもなるのか?と思うようなことばかりに気を取られている。

将来は大手の機関投資家に勤めるとか、ファンドマネージャーになろうと思うのなら良いと思うんです。あるいはテレビなどのマスコミに出る評論家になりたいのなら様々なウンチクを言えないと仕事にならない。

でも我々は「今、ロングポジションを持っているのは値が上がっているから」というそれだけの理由で良いんですね。でもそれを言ったらクビになる人たちは存在する。だから買う理由、売る理由、それをなんとか探し出して「理解を得る」ことが絶対に必要。

でも我々にはその説明責任も何も無いのに、「自分を説得するため」にああじゃこうじゃと理屈を考えて「神にしかわからない将来を予想する」。

これで勝ち続けることは不可能じゃないかと思う私はおかしい?

一理あるけれど・・・とは思います?それとも勝ったり負けたりするのが当たり前だと思っている?

人間は「将来を当てるのが大好き」ですよね。投資の世界でも占星術やら高島易断に頼る人もいるぐらいですが、私はそういう人たちと「四季報を読む人」も同じに見えるんですよ。

上がっているから買う。下がっているから売る。こんな単純な理由以外に何もいらないというのが私の基本です。

今、私達家族がマレーシアにいるのは、この国では生活費の安さ、優遇税制があって「資産を作りやすい」と思うからです。私はそれに「次のステップに登る」野望を賭けています。と同時に金なんか世界に大きな動きがあれば紙っ切れになると思っていて、資産を作るより「稼ぐ力」が重要だと考えています。ですからそれをどうしても自分の身内に残せるものなら残したいと長男をマレーシアに連れてきました。

長男はトレードに関しては何も知らないし経験もありません。真っ白な状態です。ですから私が今日書いたことは何年も前から言っていることですし、何度も何度も討論を繰り返していますからきっちり理解しています。トレードで利益を出すにはファンダメンタルズは関係ない、必要ないってことですが、私は彼がまずはそれだけは理解しているというのは非常に良いと思っています。その一番大事な原点を理解するのが一番むずかしいですから。

でも巷ではそんなことを言う人はいないし、投資はどうするべきか?というサイトもファンダメンタルズの重要性を書いている。まぁこれって株式市場が出来たときから全く変わっておらず、古今東西、「これが基本だ」と言われてきているんですね。だからウォーレン・バフェットみたいな天才に心酔して、自分も・・・と思う人が後を絶たない。

良いんですよ、それでも。安定して勝ち続けることができているのなら。でも私の知る限りではそれでうまく行っている人はいないのです。でもたまたまYahooやAppleの株で大儲けした人はいる。あるいは安倍政権になってから資産を倍増した人も少なくない。

でもそれって「そういうひともいる」ってことで、私は偶然だとしか言えないのです。

偶然に賭けるのも良いと思いますが、それでは「食えない」んですよ。

長期投資の問題点の一つはここにもあると私は思っていて、たまたま大儲けしたらそれでラッキーという人もいるんでしょうが、私としては「どうやって毎日を暮らすのか?」ってところが問題なのね。10年の間に大当たりが数回ありました・・みたいな投資では食うことは不可能でしょ。毎日とは言いませんが、月単位で安定収入を得るのが非常に大事で、「一年のトレード結果がプラスでした」なんてのはギャンブルと同じ。

それとですね、長期投資にはそれなりの資金が必要でしょ。10万円投資してもどうにもならない。

もし世の中に大きな変化があって、自分の資産も目減りしたときにどうやって復活するんです?手元に100万円しか残ってなかったらどうします?1年で50%の利益を生むとんでもなく効率の良い投資が出来ても生きてはいけないんですよ。

やっぱり100万円から再出発が可能なスキルを身につけることは非常に大事で、そして毎月の安定収入を得ることが出来るような方法じゃないと、サバイバルって難しいと私は考えます。不動産投資を積極的にやって、結構収入がある~~~♫みたいなのが一番危なくて、もしその仕事が斜陽になったら、そして資産も減ってきたらどうやって立ち直ります?

この辺は「専業トレーダー」じゃないとわからないはずで、勤め人をしながら、あるいは会社を経営しつつ「投資もしていた」人にはその辺がピンと来ないんでしょう。ましてや世の中って本当に何が起きるかわからなくて、私でもブラックマンデーやらニクソンショックやら、近年で言えば911じゃ311じゃなんてことがあるわけですよ。もしかしたら戦争も起きてややこしいことになるかもしれない。そんな時に資産が大きく目減りするわけで、その頻度って長い人生の中には結構あると私は思っています。

そういう時に出くわして破産することは無いにしても何割も資産が目減りすることがあったらどうします?そこからまたやり直すしかありませんが、またその何割も損をさせられた世界に戻ります?やり直すってどうやってやり直すんです?相場で負けたら相場で取り返すしかないんじゃないですかね。給料とりになっても取り返せないのが普通でしょう。

大きな出来事があっても他に収入があるなら話は別ですが、「専業トレーダー」になったら「大きく負けることは絶対にあってはならない」と私は考えています。つまりですね、自分の予想や思惑で投資なんかできないんですね。ブラックマンデーやりニクソンショック、リーマンショックを俺は予想できるぞというのなら良いでしょう。でも普通の人には出来ないわけで、では何を頼りにするかと言えば「その時の値動きに忠実である」ことしかないんですね。そしてそれを突き詰めれば「常に一番大事なのは値動き」ということになります。

ですから、早期退職をしたとか海外に出て投資生活なんてのも良いと思いますが、「専業トレーダー」として「荒波をどう乗り越えるか」というノウハウがないといつか必ず泣きを見ると思います。そしてそこで必要なのは「短期売買で利益を出すスキル」が何よりも大事になると考えています。長期投資でそこそこ上手く行っている・・・なんてのは砂上の楼閣であると認識したほうが良いと思います。

話をしだすと長くなるばかりですが、我々のように海外に住む場合は「最終的に為替に勝てないと駄目」だと私は考えていて、不動産だろうが株式だろうが先物だろうが、そんなのでチョロチョロ利益を出していても「為替の変動には勝てない」というのが私の基本です。私は豪ドルが日本円に対して3ヶ月で105円から50円台になる恐怖を体験しまして、その思いは強くなりました。また過去には貿易をやっていましたが、為替の動き一つで利益なんかすっ飛ぶのね。私の父も貿易業をやっていましたが、ニクソンショックを乗り越えられずに会社は閉鎖して実業から離れ、復活することはありませんでした。

たった一度の「ある時の出来事」で人生って簡単に変わってしまうわけですが、そしてそれは多くの場合「為替変動」という形で出てくると思っています。株価の大暴落にしても、そういうのは仕方がないと諦められます?またやり直せば良いなんて簡単には行かないんじゃない?

私は諦めたくないんですよ。それどころかそういう何かが起きたときこそ「大きく利益を出す」あるいは「ボーナス」にしたいと思うくらい。

そんなことが可能か?

たとえばブラックマンデーですが、是非その時のアメリカの株価チャートをみてください。911も同じ。リーマンショックも同じなんですよ。

どうしよう、どうしよう・・じゃなくて、「上がっていれば買い」「下がっていれば売り」という大原則だけを頭に置いてチャートを見てみてください。

あれやこれやと悩まなくても「買うべきか」「売るべきか」「傍観すべきか」の答えはチャートに出ていますから。そして好きでも嫌いでも「為替の売買には慣れておくのが海外在住者の基本」だと私は思います。両替はいつもしているけれど・・・なんて冗談はおいといて、為替で利益を出す、資産の為替差損のヘッジをするスキルは絶対に必要だと私は思います。

とまぁ、テクニカル分析信奉者の戯言です。(笑)

そして大事なのは投資技術(将来の予想力スキル)ではなくて、どんな動きでも利益を出せる売買技術だってことなんです。投資で利益を出すなんてのは映画の中の話か、荒波を超える力があるクソ大金持ちが考えることだと私は思っています。

一つ言えるのは「常識を忘れろ」ってのは間違いがないと思います。

私はこのブログを始めてから、「トレード専業」で食べているトレーダーと知り合い、実際に何度か会って話をしました。一人はシドニーに永住権を取って移住し、一人はゴールドコーストに小さなお子さんを連れて半年ぐらい「移住体験」をしていました。

これらの方のことをちょっとだけブログに書いたことがありますが、このお二方も「まさか」と思うようなやり方で財を成し、利益を出している。

「誰しもが王道だと思うことで成功するのは簡単ではない」ってのが私の持論で、私はずーっと中小企業のオヤジで、オーストラリアに渡ってからも小さな会社を2つ持っていましたが、私が生きるために何をしてきたかというと「他人がやらないことを選ぶ」ってことなんですね。隙間産業と言えばそうなんでしょう。大手の大企業が表通りを歩くような仕事をしていたら中小企業は生きられないのね。だから「他人と変わったこと」をやるしかない。とうか「多くの人が良いと思うやり方」って駄目なケースが多い。皆が「無理じゃね?」ということこそ、それをうまくやれば面白いことになるのは間違いがないのね。

人の行く 裏に道あり 花の山

これが私の人生を表している言葉で大好きなんですが、相場も同じだと思います。

これから頑張ろうと思う人が本を買い漁って、セミナーに出て勉強すればするほど、「昔からある罠にはまる」と考えて良いと思います。

最近、世の中では株式売買で数百億円稼いだ青年とか、そこまでは行かなくても数十億単位で稼ぐ人が出てきてメディアでも紹介されますよね。億単位なんてのはいくらでもいる。そういう人たちは一体何を考え、何をしたんでしょうかね。ちょっとそんなのを調べてみるのも面白いと思うのですが、私が感じることは「彼らは皆、非常識である」ということです。「値上がりが期待できる優良株を買ったから」なんて人は一人もいないはず。

彼らの手法を聞いても、残念ながら「なるほど、そういうやり方があるのか・・・」と納得することは私にはなくて、上に書いたシドニーに移住したトレーダーも、ゴールドコーストに遊びに来たトレーダーも、彼らが私に明かす彼らの手法って私には「信じられない」方法でした。絶対に自分に真似が出来るとは思いません。また前に紹介しましたが、やっぱり株のデイトレで億の金を作った若者のトレード風景をテレビでやっていましたが、そのトレードをみても「まさか」「不可解」「それじゃ無理だろう」という内容でした。

こういうわけのわからない手法で莫大な利益を出しているトレーダーが存在するわけですが、そんな方法は書籍やセミナー、ネットを探しても出てこないのね。また誰もそれを教えない。真似をされたら自分のチャンスが少なくなりますから。

でも彼らが考えていることはわかるわけです。ファンダメンタルズの色々、世界情勢をどれだけ分析しても、勝ちにはつながらないってこと。

いや、俺は億単位の資産も数千万単位の年収が欲しいわけじゃないし・・って言う人もいるでしょう。でも億の金を稼ぐのも最初は「千円を稼ぐ」ことから始まっているのをお忘れなく。決して最初から大きな投資、危険な賭けをして稼いだわけじゃない。そんなことをしたら簡単に消えていってしまうだけのことで、そういう人も非常に多い世界ではあるわけです。じゃぁ、どうすればよいのかってのを私がわかる限り書いておきたいのです。私も他人のサジェスチョンがあったから前に進めたわけで、それは偶然でもないし、自助努力だけではないんですよ。

勉強熱心な方は王道を歩こうとウォーレン・バフェット研究なんかやっているはずですが、上にも書いたように、それこそが「誰でもやること」なんですね。そして古今東西、似たようなメソッドがあって歴史も古い。こういうことを学んで相場に参入した人がどうなったかっていうのが、まさに「多くの人は損をする」という現状じゃないでしょうか。ここで我々が知るべきことは「もっとファンダメンタルズを勉強すれば勝てるようになるはずだ」という幻想から離れることだと私は思います。

答えは全く別のところにある。

それがわからずにチャート分析を学んでも駄目なんですよ。

考え方一つで人生が大きく変わる。トレード関係に興味を持ってこのブログに来る方々に私が伝えたいのはその一点のみ。特に初心者はチャンスですから、しっかり考えていただきたいと思います。下手に経験が積み上がってくると、勝てる勝てないに関わらず、そして自分の手法に不安を持っているのにも関わらず、他人の話は聞けなくなりますから。そうなってからの方針変更ってほぼ不可能か、とんでもない年数が掛かるのが普通です。

 
 
 

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投資技術と売買技術は全くの別物【投資】” への2件のコメント

  1. ダボさん、お久しぶりです、いつも素人に分かりやすい解説ありがとうございます。

    今回のエントリーも超大作で随分と読み応えのある内容であったと思います。投資技術と売買技術は、別物で自分にあった売買技術(テクニカル分析)を確立することが成功の早道でその際、人の行く裏に道あり花の山がキーワードとなるということでしょすか。

    小生にはドイツのブントのことはよく分かりませんが、残高的には米国トレイジャリーの方がはるかに大きく売買しやすいように思います。要は値動きの緩慢さと残高が大きすぎてヘッジファンドが手がけにくいからという理由もあるのでしょうか。

  2. yasashidoさん、コメントを有難うございます。

    例えば車で旅行に行くとします。どこへ行く?という話は盛り上がってああじゃこうじゃと揉めますよね。で、いろいろ考えた挙句、XXXXへ行こうと決まったとします。

    で、誰が運転するの?え?誰も運転免許を持っていないの?

    みたいな話と同じなんですよ。

    家をたてるのも同じで、ああじゃこうじゃ悩んでも「カンナを使える大工もいない」状態でどうすんのよって話。

    どんな素晴らしい場所に行こうと夢を見ても、どれだけ凄い家を建てようとしても、運転手もいない、大工もいないんじゃどうにもならないでしょってことなんです。

    でも運転ができる。カンナも使える技術があれば、難しい理屈がわからなくても十分生きていけるんですね。

    米国の国債絡みの先物って数種類あってそれぞれ「値動き」が違います。出来高も大事ですが、一番大事なのは「動きの癖」なんです。それが自分にあっているのかいないのかが重要で、その他のどんな素晴らしい長所があっても駄目なんです。で、その合う合わないはトレーダーによって違う。私から見るとアメリカの国債絡みの先物は非常に難しい動きをするように見えます。手は出したくありません。

    国債を扱うヘッジファンドはいろいろあるんじゃないですか?日本の国債が暴落するはずだと客を集めているヘッジファンドの話をテレビで見たことがありますし。

    ヘッジファンドが手を出さないものって、出来高があまりにも小さいものじゃないですかね。自分たちの注文だけで値が大きく動いてしまったらどうにもなりませんし。それ以外には制限ってないのかも。儲けのネタがあるのに指を加えてみているだけってことはしないはず。

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