ヨメさんとデート「吉成@スリハタマス」(かなり変わっていた)

6月29日の結婚記念日はどういうわけかいつもの焼肉「韓日館」で家族3人で飲んで食べておしゃべりして終わり。

やっぱり夫婦二人だけでどこか行くか?ってことになったのですが、どこが良いか・・。

ヨメさんは九州の山育ちで「刺し身嫌い」ではないのだけれど、好きではない。刺し身じゃなくてちょっと仕事がしてあるようなものなら食べる。そしていろいろなものがちょこちょこ出てくるような【酒を飲むための】会席料理が好き。

【酒を飲むための】会席料理ねぇ。そりゃ私も好き。(笑)

私はマレーシアに来てから食べるものに関して一つの作戦を考えているんですよ。マレーシアって長年住んだゴールドコーストと違って「美味しい店、本格的な店」がたくさんある。でもそんなところへ行くと、「それが基準」になって「日頃の満足」が薄れていくと思うんです。私達の若い頃は(日本で)二人で結構贅沢しましたが、寝ている子を起こしたくありませんし。

だからマレーシアでは決してトップクラスには行かない。そりゃ有り余るほどのお金があればまた別なんですが、贅沢を出来る状態ではないし、分不相応なことはしたくない。

だから「下の方から順にレベルを上げていって、満足できるところで停める」ってのが良いと思っているわけです。ゴールドコーストで25年間「我慢」してきた我々からすれば、マレーシアの「そこそこの店」で十分満足できるのはわかっていますし、私達の比較対象は「ゴールドコースト」であって「日本」ではありませんし。

ということでトライしてみようと思ったのが「吉成@スリハタマス」です。

このお店はこのブログの読者から「良い店だ」と紹介されていましたし、(あまり多くない)ネット上のレポートからも面白そうだと興味を持っていました。

そして「寿司屋」ではなくて「日本料理屋」というイメージでしたので「ナマモノが多いと困るヨメさん」にも良いと思ったから。

基本は「おまかせ」で、180リンギ,250リンギ,360リンギだったかな。積極的に広告費を使っている店では無いようで、また場所から考えても「高級路線ではない」し、コスパも良さそうな気がしました。

ところが~~~~

電話で予約をしてからわかったことですが、その3種類のおまかせは「去年で終わり」だそう。そしておまかせは今までより安い155リンギの1コースのみ。

やべ~と思いましたよ。180,250、360のおまかせ中心だった店が155のみにしたってことは「大きな進路変更」をしたわけで、その理由も簡単に想像できますし、刺し身なら冷蔵庫から出すだけですがいろいろな小物は注文してから作るわけもなく、高めのコースがないってことは料理の幅も減り、質も下がっているであろうことは間違いがありませんから。

でもそれが「行かない理由」にはならず、行ってみることに。

モントキアラからはすぐで地域的には最高なんですが、店の場所は「あらら・・」と思ったのは確か。これでフリの客を望むのはまず無理なはず。ハタマスショッピングセンターの反対側の建物(なんていうの?プラザダマス?)で連絡通路を渡った階にはあるものの、「知っている客しか来ない」様な場所。

店に入ると職人が3人いましたが、日本的な「活気」がなく、静か~~~な雰囲気。

日本人女性のスタッフと二言三言言葉をかわし、メニューを見たのですが、第一印象は

「安い!!」

アサヒビールが17リンギ。タイガーが15リンギ。そして焼酎の「いいちこ」がボトルで145ですと。この価格って我々は初めてで今まで一番安かったのでも160。他の店は190-220って感じですから。でも++ね。サービス料10%とGST6%が付く。でもそれはどこでも似たようなもの。

コースは一つだけで155リンギですが、メニューにはかなり多くの料理が並んでいました。これってパッと見ると「どこにでもあるなんちゃって和食店」と同じ。

月替りのコースメニュー。

私はそもそも大食いですから「足りない」のはいつものことですが、予約をしましたし(コースは予約が必要)このコースを食べることに。そして足りなければアラカルトはいろいろありますからそれを頼めば良いと。

でも食べる順番がありますから、コースメニューとアラカルトメニューを見比べながら頼むことに。

しかしカウンターに座ったものの板さんとの会話もなく、おしゃべり夫婦としては欲求不満になりそうでした。またこれならカウンターに座る必要もありませんものね。

でもそこで怯むような我々夫婦じゃありませんから、夫婦で勝手に盛り上がりながら「眼の前の板さん」に話しかけてみました。3人共日本人かなと思っていた(いらっしゃいませーの発音が日本だから)のですが、日本人は一番左にいた板さんだけで他の二人はローカルチャイニーズ。

ですので私が話しかけたら、その一番左にいた日本人の板さんが返答をし、話がスタート。

まずは「質問」から入るのがいつものパターンで、お店のことを聞いていていたのですが、板さんもエンジンがかかったようで彼からも話しかけてくるようになりました。(笑)

これが面白いのですが、その板さんもかなり喋る人なのがわかった。\(^o^)/

でも彼は「私は無口でいつもは話をしません」と何度も言いながら話を続けました。

ヨメさんが九州ですし、彼は山口で、田舎の話や、マレーシアの魚の話、日本との違いとかまぁまぁ盛り上がること。その内ですね、「私も趣味で料理を始めたんですよ」ってところから火が着きました。私が「料理と言っても【科学の実験】みたいなもんです」と言ったら、彼も「そうそう、料理は科学」と言い出して、そしてなんと彼が「低温調理の話」をしだしたんですよ。

「低温調理」といえば私が凝っているそのもので、彼も「タンパク質が固くなる温度がどうで、それは鶏は~、牛肉は~」と私がいつもここに書いているような話で、まぁ盛り上がること盛り上がること。で、彼は当然「店の出し物」にも低温調理を使っているんですね。これがそうですと「ローストビーフ」や「豚肉のハム」をちょこっとだけ出してくれた。

「貴方は洋食も勉強したんですか?」と聞いたら「自己流です。でもこれが先生」とわざわざ奥の方へ行って「洋食の料理本」を持ってきて見せてくれました。で、あるページを広げてはこれがああじゃこうじゃと話は進む。

ヨメさんが途中で口を出しても「無視状態」で面白かったです。

でもそうやって話をしながら「私は無口でいつもはほとんど喋りません」ってのが途中に何度か挟まるのね。(笑)

シシャモの南蛮漬けサラダ仕立て。(コース)

へしこ。(アラカルト)

ふわふわ明太玉子。(コース)

イベリコ豚の沢煮餡。(コース)

(目が点になった)お刺身。(コース)

鱸の奉書焼。(コース)

キンキの開き。(アラカルト)

色々野菜のゼリー寄せ。(コース)箸ではゼリーが崩れて食べづらかった。

蓮根饅頭 べっこうあんかけ。(コース)

おしゃべり続きで、私がいつも以上にしゃべるし板さんもしゃべるのでヨメさんも驚いていました。でも自分がそれに参加する「間」がないので不満そう。(笑)

板さんは日本からの派遣で、古本(こもと)さん。去年の4月に店は開店し3年間の約束の様子。ただ渋谷の本店とこの店とは「内容」が全く違うと言っていました。この店は「マレーシアでどうあるべきか独自で進める」店だそうですが、(オーナーが)開店時にほとんど何も調べずにオープンしてしまったとのこと。だからロケーションもそうだし「おまかせのみ」というのもそれで、店の場所は変えられないものの、オープン後に周辺を調査し「おまかせじゃ無理」だと進路変更したらしい。

おしゃべりはどんどん進み、彼がやりたい「和食」の話になり、「この店は日本からの【良い素材】をあてにしない方針」であることもわかった。つまりローカルで手に入る魚でも肉類でもそれを積極的に使うと言う考え方。それも「高級品」を使うのではなくて「コストを下げて手を掛けて安く提供する」ことを目指している様子。

この考え方って、まさにマレーシアに住む「個人」の考え方、少なくとも私はそうですから、非常に興味深く彼の知識や経験を聞くことが出来ました。どんな素材が使えてどこで手に入れるかとか。吉成で使っている牛肉ですが、なんと「インドの牛肉」だとのこと。非常に安いらしいですが、「良い肉を使ってるね」なんて言われることもあるんですよ、と笑っていました。「それって水牛?」と聞きましたが「わからない」とのこと。3人いる板さんの一人であるローカルチャイニーズは「鉄板焼き」の職人だったそうで、彼が肉関係を見ているらしい。そして今回一言も言葉をかわしませんでしたが、彼は結構なしゃべり好きで面白いらしい。(笑)

刺し身は「中トロ」にしても日本から輸入するしか無く、日本からの食材を全く使わないわけではないもののそれを中心にすることは全く考えておらず、牛肉にしてもオーストラリア牛、和牛を使おうとは全く考えていないと。NSKにも仕入れに行くし、また豚肉はTTDIだそうです。あのマイケルの話題も出た。(笑)

私が「鶏肉も美味しいですね」と言ったところ、彼が「マレーシアの鶏は美味しくない」と言ったのには驚きました。私はオーストラリアと比べていて、彼は日本と比べているわけですが、日本ってそんなに鶏が美味しいのか・・とびっくりです。私は全く日本の鶏なんて覚えていませんから、食べてみたいなぁ・・と思いましたっけ。でも彼が比べているのは「日本の美味しい地鶏」かもしれません。

アラカルトもかなりの種類がありますが、「素材の使い回し」にかなり重点をおいているようで、無駄なく使い切ることでコストを下げ、種類も増やせると。

でもそれができるのはやっぱり「腕」があるからですね。

私達が食べたものは、正直な所、「美味しい~~~~~~」と絶賛するようなものじゃありませんでした。でもちゃんと手を掛けて調理してあって、決して「文句を言うレベル」ではないし、「板前の意地」をしっかり感じることが出来ましたので、このお店は「かなり良い」と思いました。

そしてこの「私は無口だ」という古本ヘッドシェフが気に入りました。屈託がない人で、「俺は腕のある板前だ」みたいなところは全く無く、「客は無知だ」みたいなところもなく、なんだか仕入れに行った築地で知り合った同業者同士で話をするような雰囲気だったのが私には何よりも嬉しかったです。

この店、好きだわ~~~。

考えてみると私が気に入る店って「人が一番重要」な感じ。自分でも意識していないのですが、このブログにもよく登場する「大西さん」も同じで、最初の出会いはKLCCにあった彼の店「やしの実」ですが、今思うと「美味しかったかなあ・・」みたいな。(笑)

でも大西さんが気に入って、彼が移動する度に「ストーカー」をしましたし、今では良いお友達です。また私が凄いと思っている「紫音」の潮見さんもそうだし、スリハタマスにある「邦」もそうだし、私達が好きな店は「人」なんだと気がついた。

だから追っかけもするわけですが、辞めた後の店には一切行かない。(笑)

この吉成も同じで、もしカウンターに座ったときの「静か~~~」なままだったら、きっともう行かないと思ったかもしれない。

「人」を好きになるケースって多いと思いますが、我が家の場合はそれは決して「職人としての腕」じゃないんです。もちろん下手くそじゃ困りますが、もしそうであったとしても「人が良い」と思えばそれでOK。

逆に「人が見えない店」で、「うちは高級店」みたいな店って最悪で、どことは言いませんがそういう店は結構あるし、行きたいと思わないどころか「あら捜し」をしたくなります。(笑)

吉成、気に入りました~~~~。また近々、息子を連れて行く予定。

おっと、料理のレポートはまだ途中でした。

板さんが「あとは最後の素麺です」と言いましたが、「私はまだ腹5分目だから何かみつくろってくれませんか」と言ったところ、「お寿司は?」というのでお願いしました。

コハダ。(実は私の大の苦手なネタ)

ヒラメの昆布締め。

イワシ。(これだけ4巻ぐらい食べたひ・・・)

中トロ。

金目鯛。

それぞれ彼のウンチクやり思い入れを聞きつつ、またそれに応えながら食べる寿司は「どこの高級店の寿司よりも美味しい」と思いました。

そして最後の「冷やし素麺と茄子のオランダ煮」

これも美味しかったですが、普通に食べたらそれだけのもの。でもなぜ彼はこれをメニューに入れたか、そんな彼の思いを聞きながら食べる素麺は格別な美味しさでした。

またこの店のメニューに「瓦そば」なるものもあって、私は「瓦そば」なるものを全く知らないのですが、九州生まれのヨメさんは知っていたようで、山口生まれの板さんがなぜこれを提供したいのかの話も面白かったです。でも注文を受けてから料理に40分掛かるとのこと。なんで「蕎麦」にそんな時間が?と思い、「粉から練るんですか?」と聞いたら、「瓦で焼くから時間がかかる」のだそう。

でもその瓦も一枚しか無く、ヒビが入りだしたので「いつまで出来るか・・」なんて言ってました。でもそれを聞いたヨメさんが「まさか普通の瓦を使っているんじゃない?」なんて言い出しまして、「そうです」と彼が答えた所、「瓦そば用の瓦じゃないと駄目なのよー」とヨメさん。なんであいつはそんなことを知っているんだ?(笑)

でも完全にヒビが入って使えなくなる前に来ようね、ということに。

155リンギのコースX2と若干のアラカルト、そしてお寿司、ビール2本と「いいちこのボトル」2本(この店では日本酒の方が正解でしょう)。

ああ、それと家で待っている息子用に、お持ち帰り用の「ハンバーグ」と「メンチカツ」。これらはお弁当みたいになっているのを追加。

会計はしめて900リンギ弱。いいちこのボトルを2本入れてこれですから、決して高くないと思いました。これがオーストラリアだったら2倍は軽く超えるはず。(日本ではどうなのかは知らない)

また楽しみが増えた~~。

ああ、お昼のランチもなんだか面白そうで、30品かな?その中から2種類選ぶようなシステムらしい。

また我々が食べている間に、ちょこっときて食べてサッと帰る人も何人もいて、「駐在組の晩御飯」にも使われている店なのがわかった。

決して高級店ではないし、美味しさのみを求めるのは的外れのような気がしますが、古本氏というヘッドシェフの思い、こだわり、出し物それぞれのストーリーを聞きながら、それを一緒に味わいながら食べる料理は格別でした。

ご馳走様~~~。m(_ _)m

吉成のフェイスブックはここ(クリック)。

それとですねぇ、このお店のスタッフにすご~く面白い「秘密?」があるのを発見。こういう経験は私は今までなかったし、家に帰ってからヨメさんとその話になって「気がついた?」と盛り上がりました。何に気がついたのかって、ここに書きたくて書きたくてウズウズしているんですが、「ちょっと文字には出来ない内容」なので我慢します。

書きたいなぁ・・・。じぐ~~~~。

 
 
 

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