「加計学園問題」:安倍さんの反撃が面白い~~

加計学園に関してですが、安倍さんも菅さんも謝ることになっちゃって旗色が悪そうに見えますよね。

でも私としては前にも書いたように「岩盤規制を守りたい側」vs「規制緩和したい官邸側」の争いだと思っています。そして前川氏に関しては「官僚の決定権を維持したい」という全官僚の願いの様な強い意志があるということ。

そもそも前川氏がでてきた時に「行政ゆがめられた」と言いましたよね。私は何よりもこれに違和感を感じました。「官邸によって歪められた」ということでしょうが、行政側がやりたいように動けないのは悪いことなんですかね。誰が一番の決定権を持つんでしょうか。それは国民であって、「国民に選ばれたわけでもない役人にどういう決定権があるのか」「役人が決めたことは絶対なのか」。

国民によって選ばれた政治家が大筋を決めるわけであって、その線に従って国を動かすのが官僚の仕事じゃないんですかね。

それでも「政治家の指示内容は絶対におかしい、あるいは違法性がある」というのなら、自分の職を掛けて政治家に挑めばいいじゃないですか。問題を公にするのもアリかもしれない。でも前川氏はそれをやらなかった。それどころか彼は法律違反の「天下りを指揮し、隠蔽しようとした」人。

でも彼は自ら、それも自費で「貧困女性の実地調査をする」非常に真面目で仕事熱心な一面もある。(笑)

その後に、前川氏は自分の座右の銘は「面従腹背」だと言った。これってどういう意味?

一般的には「うわべだけ上の者に従うふりをしているが、内心では従わないこと」とされていますが、これが文科省のトップの人間が言う言葉ですか。そういう生き方をする人間ってバカにされても信頼されることはないはずで、ましてやそれを「座右の銘」だなんていうのは、この人はどこか狂っていると思うわけです。

これに関しては「元官僚で現慶応大学大学院教授の岸博行氏が【(前川氏は)官僚のクズだ】と言った」のは私もそのとおりだと思う。

そもそも今回の加計学園問題は、時系列で何があったのかを見ていくと「文科省が好きなようにできなかったことに対する言い訳」があの文書だというのが見えてくる。

獣医学部の認可に関しては昨日今日始まったことじゃなくて、かなり前からすったもんだやっているんですね。で、文科省は「認可したくない」のが一貫していて、文科省は【告示】で「獣医学部の新規開設は認めない」としていた。

そもそもこここそが問題になるべきで、許認可権を持っている文科省が、「どうやったら認可がでるのか」の国民への説明もなしに「新設は認めない」と決めていた。こんなの誰がどう考えても異常じゃないですか。

でも官邸側は「特区の中で特別にやらそう」という方法でその岩盤規制を壊そうとした。そして度重なる会議の中で「文科省が新設を認めないのは【獣医が足りている】というのが基本にある。それなら「獣医の数が足りているという証拠を出せ」と言われていた」わけですよね。でも文科省は期限になってもそれを提出することさえせずに時間切れとなった。

ここで文科省は押し切られたわけで、「加計学園に認可を出す」のは決定した。

ここで大事なのは、これは「課長レベルの話合いで決定した」わけであって、官邸、安倍さんが入り込む余地もないんですね。安倍さんが介入したいと思っていたとしても、その必要さえもなかったってことじゃないですかね。

そしてわけのわからない文書がでてきたのは「その後」。

菅さんが「怪文書」と決めつけたのは早とちりだったろうとは思いますが、「公式文書としての体をなしていない」ことを繰り返し言うべきだったんじゃないですかね。あくまで「内部文書」でしかない(しかも民進党のHPにあるものは継ぎ接ぎされた捏造だと言われている)。これは担当官なりなんなりが内部で話を進めたり報告をするための文書であって、「正式な会合の議事録」でもなんでもない。宛名も文責の署名もないおかしなもの。

じゃぁ、まずは「議事録から調べよう」ってことになるのがあるべき順序なはずなのに、「誰が書いたかわからない文書の内容は真実」ということで野党もマスコミも動いた。

でも過去からの経緯、議事録を順次調べていくと、「上からの圧力で決まったのではない」のがわかると「嘉悦大学教授の高橋洋一氏」は言う。

民進党で急先鋒に立っているのは「玉木雄一郎氏」であって、父、弟が獣医。また玉木氏は獣医学界から100万円の寄付をもらっていて、獣医学部新設に反対している日本獣医師会の総会で獣医学部新設を【阻止することを宣言】している。

前川氏は自分たちの考え通りにならないことに苛立ちを感じていて、獣医学界とどんな関係があるかはわからないにしても、新設されては困る獣医学会、そしてその意に従って動いている民進党議員と同じような動きをしている。

当然、民進党は「安倍政権打倒のためならなんでもする」わけで、それはマスコミも同じ。

だから「安倍さんが加計学園を無理やりねじ込んだ」という方向に持っていきたいのはよく分かるし、官邸の圧力が今後は減ることは無いにしろ人事権も取られた官僚としてはここで一矢報いておきたいと考えるんでしょう。ここで大騒ぎしておけば、「多少は上からの圧力は減るだろう。官僚が決めたことも通りやすいだろう」と考えているであろうことは簡単に想像できる。

要は「政治主導では困る」ってことじゃないですか。今まで通り、俺たち官僚に黙って任せておけってことでしょう。

認可は良いにしてもなぜ加計学園なのかという点では、確かに「石破四条件」と言われる閣議決定に加計学園は合致しないと騒いでいますが、ではその四条件がどういう背景で作られたのかとか、これもツッコミどころ満載。

また加計学園ではなくて京都産業大学の方が四条件に合致しているのではないかという論もでてきている。(同意できる部分もある)

この辺のことになるとややこしくなるわけですが、一校に絞ったのはそうすべき状況が双方にあったのは間違いがなさそう。

さて、ここへ来て、安倍さんがどう動いたのか。

「地域に関係なく2校でも3校でも意欲あるところは新設を認める」ですと。やりますね~~~。

「獣医学部、今治以外にも==」時事通信社のニュース。(ここをクリック)

加計学園一校だけでも大騒ぎしているのに、二校でも三校でも・・なんて聞いて、文科省も民進党もマスコミも目が点になっているんじゃないですかね。

なんでもかんでも「規制緩和」「自由競争」がベストとは思いませんが、業界や一省庁の思惑で「岩盤規制が存在する」ってのは時代錯誤も甚だしいと思うわけです。これこそが「前から何度となく言われている日本の大問題」なんじゃないんですかね。

でもこの安倍さんの新しい方針は、前川氏に取っても民進党、マスコミに取っても「ヤブヘビ」になったってことじゃないですかね。加計学園で騒いだのが逆効果になったことになる。

でも彼らはきっと言うんでしょうね。加計学園に対する特別な配慮があったことを隠すために安倍はこんなことを言い出したと。

しかしめちゃくちゃだと思いますわ。民進党は「規制緩和推進派」のはずなのに、「特区」をやめるべきだなんてことまで言い出すし。

森友学園にしても加計学園にしても、私は「どこに犯罪性があるのかわからない」のです。犯罪でもないことを「お前が言った言わない」「圧力だ、忖度だ」とわけのわからないことをつっつき回す。だからなんなの?ってのが私には理解の外。

何が何でも守りたい既得権益を持つものたちを喜ばせるような民進党やマスコミの動きは私には異常に見えます。もっと調べること、議論すべきことは他にいくらでもあるだろうに、とにかく「安倍おろし」に繋がることばかりに一生懸命。

民進党ってなんでああいうどうでも良いことばかりやっているのか、これも私には理解が出来ません。ところがですね、前に「民進党を離党した長島昭久氏」の「離党した理由」を聞くと、なるほどなぁと思いました。

もう民進党は「あるべき野党であること」を放棄したんですね。「何が何でも安倍の支持率が下がればOK」という戦略の様子。

問題はここにありそうですねぇ。

 
 
 

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「加計学園問題」:安倍さんの反撃が面白い~~” への4件のコメント

  1. 加計学園が無競争で認可された後では、無意味です。それに、実際には何も変更しないのは、目に見えています。狡猾なやり口でしょう。

  2. 無競争で決まったのは「圧力があったから」という前提ですか?私は全くそうは思っていません。

    競争相手もいない状態で2008年からどんどん進んできたし、京都産業大学がでてきたのはずーっとあとの2016年。ただ内容から見ると京都産業大学に分がありそうなのもわかります。

    レバタラは意味がないですが、もし京都産業大学に決まっていたら前川氏も民進党も黙っていたのかどうか。その辺に非常に興味があります。

    ただ今回の安倍さんの発言は、そうするつもりも無いのに反安倍に対する反撃をしただけに思えてきます。「あいつらの痛いところを突いてやれ」みたいな。実際に要望があったにしても二校、三校新設されるとは思えず。

    矛先を「次なる認可」に向かわせて、加計学園のことは忘れるのを待つ戦法に見えます。でもそうなったらなったで、「岩盤規制」、「最初から認可はしないという結論ありきの告示」の異常さが浮き彫りになりそうで楽しみではあります。

    どちらにしても森友しかり加計しかり、あれほど時間を費やして騒ぐほどのことには思えず。それは安倍さんが白だと思うと言う意味じゃなくて、グレー、黒だとしてもあんなことで騒いでいるのが不思議に感じます。

    でも安倍おろしに必死になっている人たちには、見逃すわけにはいかないんでしょうが・・。

  3. 国公立大学獣医学科の定員は大体30名〜40名ですから、加計学園獣医学部の定員160名は国公立大学が約4校新たに出来るインパクトがあります。

    学生数に対して理想的な教員スタッフが国際的な理想水準を日本はまだ満たしていないそうですから、「獣医師の粗製乱造」になるでしょう。

    自由競争が市場経済の原則であれば、それも受け入れなければならないのでしょう。
    ブームといわれたペット産業も拡大から縮小のトレンドになるってことだと思います。

  4. 加計学園は「真に望まれる獣医学部ではない」という点もあるでしょう(京都産業大学に分がある)。また四国に獣医学部が出来ても、卒業生が四国で働くわけでもない。

    でも獣医が不足しているという各地のレポートを私は重視していますし、それは「ペット相手の獣医」ではなくて、「産業界で必要な獣医」という点。

    卒業生がどういう方向に行くかはわかりませんが、人数が増えれば、必要なところにも流れていくという現象は出てくるはず。

    どちらにしてもですね、50数年間も「認可しない」という大前提があって、業界はそれを望み続けて今に至るなんてのが時代錯誤だと思うわけです。

    粗製乱造はどんな業界でも同じで、その中でそれぞれが淘汰され生き残っていくのが一般社会だと私は思うわけで、その競争を減らそうとする岩盤規制そのものが「獣医の劣化」を招くのだと思っています。

    日本の獣医学のレベルが低いと言われていますが、それはまさにその岩盤規制があって守られている業界だから、という考え方です。

    新規参入を許したくない側はそりゃいくらでもその理由を並べますし、その通りのこともあるんでしょう。私だって自分の業界に「自由参入できなければ良いのに」って思ったことは何度もある。

    でも「望む人たちにチャンスが与えられない世界」こそ、駄目になっていくと私は思うし、だからこそ規制緩和は世界中で進んでいるわけで、新自由主義が絶対に良いとは思わないし、守らなければならない規制もあるとは思うものの、今回の件に関しては「壊すべき岩盤規制である」と私は感じています。

    残念ながら自由競争がないところに進歩はない。これが私の考えかた。

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