「マレーシアのインフレ」が止まらない。5.1%ですと。我々は何をどう考えて生きるべきなのか。

私たちはまだマレーシアに上陸して7ヶ月ですから、マレーシアのインフレを体感できるまでに至っていません。ただ、データは前から見ていまして、ここのところ凄いことになっている。

今年(2017年)の3月は5.1%に達したと。

Malaysia’s inflation up 5.1% on higher cost of fuel

このレベルはこの9年間で最高。このインフレ率はconsumer price index (CPI)。

原因はFuel(燃料)の値上がりで「運輸セクター」が23%のインフレ率になった為。

ただし、分野別に見ると

food and non-alcoholic beverages rose 4.1%,
recreation services and culture 3%,
health 2.6%,
restaurants and hotels 2.3%,
housing, water, electricity, gas and other fuels 2.1%.

ちなみにこの1年のインフレ率の変化。

10年の変化。

インフレ率がこんなになっているのに「定期預金金利」は(いろいろあるものの)3%前後。

だめじゃーーん。

ただ私は何度かこのブログに書いているように、そもそも「定期預金」程度の利率で「遊んで暮らす」なんてのは不可能なんですね。それって机上の空論、シミュレーションの甘さ、「駄目だと認めたくない心理の働き」だと思います。

そしてこういうインフレってあまりにも大雑把で我々の「生活」とはかけ離れていると思うんですよ。計算に入れられている項目って「主要物品やサービス」であって、それも平均で、なおかつ全国平均で一般的に売られているコメや小麦粉、あるいは電気やガスのインフレが我々「日本人」にどういう影響があるのか。

私は「自分に関係する」インフレには3種類あると思っていて(インフレという言葉は適切ではないものの)

1 (一般的に公表される)インフレ率
2 自分が育っていく過程で「買うものが変わる」インフレ
3 自分の住む「環境の進化」によるインフレ

これは(先が短い)ジジババは別にして、若かったり自分の子供達のことを考慮すると2番3番は非常に大事で、そちらの方こそしっかり考えないとならないインフレだと思っています。

2番は「年齢とともに増加する出費」と言って良くて、これはジジババでも同じで「医療費」が挙げられます。若くて子供がいれば、かつては小さな車が一台あればよかったのが、子供の成長と共に大きな車を買うようになるし、教育費は(恐ろしいスピードで)増加する。子供って小さい頃は「親のオマケ」みたいなもんですが、大きくなると食費の大半は子供に掛かるようになったり、小さい頃はその辺の公園で遊ばせていれば良かったのが、アメリカに行きたいとか、世界を見たいとか言い出す訳です。

また親も同じで、(ジジババは別にしても)年齢と共に「良いものが欲しくなる」。

そして3番も非常に重要で、かつては電話が一人一台なんて考えられなかったのが、今では家族全員が携帯を持つ時代。また自分は経費節減したくても「社会が進化する」ことによって、近所のホーカーズが消えていったり、ショッピングモールに行けばどんどん良い店が増えて行ったり。遠い将来には「人間型のロボット」を各家庭が持つような時代が来るかもしれない。

こんな時に「米の価格が上がった」とか「パンや塩の価格は横ばい」なんてことを考えても意味がないと思うわけです。

つまり、発表されるインフレ率(デフレ率)より重要なのは、「自分の支出の増減」がどうなるかであって、それは人それぞれ。生活の質を落とせる余裕がある人にはインフレ率はさほど問題ではないないだろうし、でもまだ小さい子供がいたり、健康に不安があったり、あるいは「もっと伸びたい」という強い意思がある場合、伸びが著しい都会に住む場合は「自分のインフレ率(あえてそういう言い方をしますが)」は発表されるインフレ率どころじゃないはずで、将来を考える場合、その率で計画を練らないと駄目だと思います。

マレーシアは「定期預金には課税されない」という恩恵があって、これはMM2Hの特権ではなくて「マレーシアの全ての納税義務者」に適用される。この無税っていうのは本当に有り難くて、たとえ20%でもそれが存在したら、まさにそれが生き死にの境目になりますよね。

そういう恩恵があるのは素晴らしいことだけれど、今の定期預金の利率ってどうなのか。

こんなんじゃ長期での生活設計は不可能なんですね。何度も書きますがジジババのロングステイヤーは別で、長期で考える必要もないし、多くは資産を持っていますから、「死ぬまでに食いつぶしても良いや」というのがある。

ところが若くして子供も小さいとか、あるいはジジババでも資産を子供に譲りたいとかの計画がある場合、こんな3%かそこらの利率で喜んではいられないわけです。ましてや「日本と比べたら凄い!」なんて喜ぶのは愚の骨頂で、インフレ、デフレ、為替の変化を考慮しなければ意味がないですよね。

「日本円をマレーシアで定期にしたら3%つく」っていうのなら話は別。でもそんな風にはなっていない。ここをしっかり認識しないと駄目じゃないですかね。

だからちょっとまとまったキャッシュがあるから、それを定期にして・・なんて生き方は簡単に破綻するってこと。

でも3%の利率でも「全てを預金に回す」ことができれば、良いでしょう。でもそれでもトントンということで「実質的資産」は増えない。

ということは、その3%から生活費を捻出したら大変なことになるのは小学生の算数でもわかる。

またダボは偉そうなことを・・・と思うでしょうが。かつて金利は万歳三唱したくなるほど高いオーストラリアにまとまったキャッシュを持って渡った人って恐ろしい数、存在したわけです。1980年台後半にそのブームが来た。この人数なんてマレーシアのMM2Hの比ではありません。

当初はみんなそれで\(^o^)/生活をしていました。私が渡ったのは1991年ですが、その時点で長期、短期金利は「10%もあった」んですよ。その前には短期金利で「16%」なんていう時代もあったとのこと。

そしてですね、今オーストラリアと言えば「物価が高い」と誰しもが考えるはずですが、私がオーストラリに行こうと調査をした当時、「家族4人で家を借りて教育費を含む生活費」はなんと「月に15万円」と言われていたんですよ。嘘みたいでしょ?今のマレーシアと比べても数分の1。

そして定期預金は10%も付きますから、「この世の春」ってのはこういうのを言うのだと多くの人が感じていた。

物価も安くて、家でバーベキューをするときには分厚いステーキを何枚も焼き、たまには「伊勢海老やアワビ」も焼いていた。その当時のオーストラリア人の「一般的なバーベキュー」って「ソーセージ一本とパン」だけだったんですよ。それを知った時にオーストラリア人=バーベキューのイメージが一瞬にして崩れました。

街に走る車はポンコツばかりで、窓ガラスが割れているところに「ゴミ袋」を張っていたり、ドア、ボンネットだけ色が違うなんて車はいくらでも走っていました。

「オーストラリアって貧しい国なんだ」というのが私が最初に感じた印象です。

ところが~~~~~~~~~

シドニーオリンピック頃からでしょうか、オーストラリアはどんどん伸びだした。個人所得はどんどん上がり(当時、普通の会社の部長クラスでも年収の手取りが300万円程度)、とどまるところを知らず、物価もそれに合わせてどんどん上がったわけです。

ところが多くの日本人は面白いことに「税金が高い」ということを忘れていたんですね。5000万円ぐらいのキャッシュを持ち込む人は多くいましたが(そのキャッシュがあれば永住権は簡単に取れた時代)、年間500万円の手取りで十分生活できたのが、実は当時はその程度の税込み所得には50%近く課税されたんです。

オーストラリアは最高だと皆が思った時が「頂点」でそこからは多くは「坂を転げるように堕ちていった」んです。かつては「日本人」とは「金持ちの代名詞」だったのが、あるころから「ポンコツの車に乗っているのが日本人」みたいになってきた。

でもそれでも生活を維持できる人は良いわけで、多くの人たちがオーストラリアから去っていきました。我が家もそれ。

私は25年間、こういうオーストラリアの日本人を見続けて来ましたが、それと今のマレーシアにいる日本人と比べると、「似てるなぁ」って思うんですよ。

◯ 物価は安い
◯ 金利が高い

これでどうにかなると思ってしまうところは全く同じ。

そしてオーストラリアに何が起きたかというと

◯ インフレ
◯ 定期預金金利の低下

これって今のマレーシアが同じじゃないですか。ましてやマレーシアの金利は3%ですよ。日本人はどうしても日本と比べるのが好きですが、3%なんていう低金利は本来どうにもならないレベルなんですね。ましてやインフレ率はどうなってます?

私が投資、相場のことをこのブログになぜいつも書くのかはこれが理由なんですよ。諦めるのは簡単ですが、どうにかして生き延びることを考えるべきだと私は思うから。

「定期はもちろん【金融資産の運用】」で生き延びるのは簡単ではないってこと。何度も書きますがジジババは良いんです。先が短いですし、「こじんまり生きることに抵抗感がない」ですから。そして今のジジババって「結構持ってる」んですね。だから死ぬまではどうにかなるかもしれないという計算も成り立つ可能性は高い。

でも成長期の子供がいたり、あるいは自分の資産は子供、子孫に残したいと考えた場合、「3%の定期預金」は屁の役にも立たないってことなんです。インフレって本当に恐ろしくて、「自分の資産の額面は変わらない」けれど、「実質的価値」はどんどん下がっていくんですから。

じゃぁどうするか。

リスクを取って利回りを上げることを考えないとならないし、利益を全て使ってはならないのは当たり前だし、「金利生活で優雅に」なんてのは夢でしかなくて、事実は「インフレに打ち勝つだけでも大変」ってことだと思います。

私の個人的な考え方、理想ですが、

「利益の25%で生活出来るような方法を取る」

これしか生き延びることは出来ないと考えています。でも今の自分にはそれが出来ていないものの、もしこれが可能なら「インフレにも負けず世界のどこでも生きていける」と考えています。オーストラリアで50%の所得税を課されてもこれならどうにかなる。

今になって思い出すのは、20年ぐらい前ですがアメリカ在住の「金利生活者」と話をしたこと。彼は「10億円あるとお金はどんどん増える」という言い方をしました。私は「え?10億?」と思ったのですが、当時は米ドルでも7%には回りましたから、金利だけで年間7000万あるんですね。普通の生活をするのにこんなに必要ないわけで、でも「それなりの生活はこれの25%で十分出来るし、なおかつお金はどんどん増える」ってことなんですね。

もちろんアメリカでも税金はかかりますが、しっかりお釣りは来るし、インフレも怖くない。彼が言った「10億あれば」というのはそういう意味だったわけです(ちなみに西海岸、ハワイ辺りにはこの程度の金を持つわけわからない日本人がゴロゴロいる)。でも今は3%に回すのも難しい時代に入りましたし、調子に乗って良い生活をすると、どんどん減っていくわけです。でも使うのは総収入の25%に押さえることができれば大丈夫。

その点、マレーシアは所得税がかからないとすれば残りの75%で「インフレ対策+大きな資産増」が見込めるわけで良いと思います(でもこのインフレが続き高利回りで運用できなければ簡単に破綻する)。でも粗利の25%で生きることが出来なければ、「他の普通に所得税がかかり、インフレのある国」では「サバイバルは不可能」ということ。

近年、タックスヘイブン関連のパナマ文書が出て大騒ぎになりましたが、金持ちがああいうところを使い「税金を減らそう」とあの手この手(脱税も含め)を考えている。でも我々は「マレーシアに住むだけ」でそれと同じことが合法的に出来るということ。

随分ぶっ飛んだ話をしていると多くの方はお思いでしょうが、金利生活をする人、それを狙う人って結構いるんですね。私がこのブログをやっている間でも「オーストラリアへ移住したいのだけれど・・・」と相談を受けたことは何度かあるし、そういう方々は「尋常じゃないお金」を持っているのね。

でも実際に生き残っている人ってかなり少なくて、多くは途中で頓挫する。その理由は「自分では大きなお金だと思っているけれど、それじゃ全然足りない」とか「投資、稼ぐ方法を知らない」とか、ま、いろいろなんです。

私の友人に相場で財を成してシドニーに移住した人がいるんですが、彼は二人の子持ち。ですので、「今のこと」を聞いてみたんですよ。「全く仕事をせずに金利生活をオーストラリアでする。子供は二人。さてどのくらいの原資が必要かと」。彼の答えは「5億円」でした。恐ろしい時代になったもんです。

でもこれは金利が低くなって3%稼ぐのも大変になった(+高率の税金)のが大きな理由。でも遊んで暮らすのではなくて普通に仕事をするとか稼げれば問題はないわけです。あるいはちょっと気の利いた投資ができればOKってことなんですね。

でもま、マレーシアの物価安、そして税金がないってのは本当に凄いことで、このマレーシアの利点を利用しない手はないわけで、「この国以外では稼げない」という事実をはっきり意識するべきでしょう。でもマレーシアでカツカツな生活しかできないとなると、オーストラリアで起きたことがマレーシアに起きるかどうかはわからないものの、そこそこの資産があっても常にインフレの恐怖と共に生きることになるはず。

ですから「マレーシア\(^o^)/」ではなくて、このチャンスを利用して「積極的に【勝ちを取りに行く】考え方」が非常に重要になると思うわけです。他の国では出来ないんですから。

そういう意味で、私が「早期退職」や「セミリタイア」で「適当なところで妥協する生き方」に否定的なのは何度もここに書いている通り。

「楽をした分、それは必ずいつか自分に跳ね返ってくる」ということだと思います。

特に若い人たちが気になります。将来に不安があるのはわかりますが、だからといって「今を楽しく」生きてしまうと本当に恐ろしい事が起きる。

マレーシアに永住権を持たないとすれば、いつかは「国外に出される」ことを考えないとならないわけで、仕事がうまく行かなくなったり、自分や家族が病気や事故にあったりした場合、「かなりの高確率でマレーシアを出ることになる」ってこと。

今は順調だよという人もいるでしょう。でも64歳のこのジジーに言わせますと、長い人生にはどうしたって「想定外」のことは何度か起きるんですね。想定外を想定することはできませんが、「余裕」があればどうにかそれを乗り越えられる。

そうだとしてもいつか歳を取り、働けない、稼げない、動けないときは「必ず来る」んですね。そんな時に自分はどこでどうやって生活するのかの「計画」を立てて「準備」することが非常に重要になると思います。「その時」が来たら、自分が持っているパスポートか永住ビザ(それに準ずるビザ)がある国に帰るしか無いのですから。

若い時って私もそうでしたが「良いことしか考えない」傾向が強いと思います。私なんか「天下を取ってやる」なんて考えていたこともあるくらいお調子者でした(笑)。そして将来を考えても、想像できるのはせいぜい5年先までなんですね。20年、30年先なんてのは「関係ないね」と思うくらい。「どうにか出来るはず」という理由もない期待がある。これって「考え方くないことから逃げる本能の仕業」じゃないでしょうか。

でも「その時」は必ず来る。

今、日本で「下流老人」なんて言葉が出来るぐらいひどい状況になっていますが、彼らが若い頃はどうだったのか、そういうことも考えるべきだと思うんですよ。私に言わせれば「今の下流老人」が若い頃は「今の若者よりしっかり稼いでいた」のは間違いがないと思うのです。そして無謀な生き方をしたわけでもなく、普通に生きて普通に老後を過ごせるだろうと思っていた人たちが「下流老人」になっているという現実。これは若い人は自分の問題として考えるべきだと思うんです。

「でもどうしようもない」なんて思うのはバカでしかなくて、日本でも世界でも過去にも現在にも「そういう考え方って誰しも持っている」のね。でも「俺はこんなのは嫌だ」と思ってがむしゃらに生きるわけですよ。でもそれでも「下流老人」になってしまうくらい現実は厳しい。

その現実から目を背けて「今を楽しく」なんて生き方をしたら・・・。ま、勝手にやれば良いとは思いますが・・。

マレーシアに限らず、世界に出た我々の多くは「最後は日本に帰らざるをえない」ケースが多いと思います。

では今の日本で老後を過ごすにはどのくらいの収入や資産が必要なのか。

◯ 自宅を持っている
◯ 年金は年間250万円ぐらいはある
◯ 預金は3000万円はある

これでも「難しい」と言われているのが今の日本。ましてや将来は年金をあてに出来ないし、何よりも怖いインフレが来るかもしれない。

海外で30代、40代、50代で頑張っていても、いつか日本に帰るときには

◯ 自宅はない
◯ 年金もない

となったら、最低1億のキャッシュ(今の価値で)は持っていないと駄目ってことになりませんかね。20年後だったら2億必要かもわからない。

普通に働いてそれだけのものを貯められるのか。

昔なら、いや今でもそうでしょうが、「出稼ぎ」ってのは「自分が今を生きるため」じゃないんですね。何年か働いて「国に帰って家を建てる」とか「故郷にいる家族を養う」「故郷に帰って商売を始める」とか、それが主目的じゃないですか。だから出稼ぎに行く場合は「稼げる国に行く」のが普通。

では今自分は「稼げる国にいるのか」「自分はきっちり稼げるのか」を真剣に見つめる必要もあると思います。

生活が苦しいと言う人は多くいますが、実は「今を生きるだけならさほど難しくはない」と私は考えています。もちろんその時、プライドも欲も捨てる必要がありますが。でも今を生きるのも大変な場合、どういう将来が待っているのかは簡単にわかる。でもそれを政府のせいにするのは駄目だと思うんですよ。いや、政府もしっかりやるべきですが、もし政府がしっかりしていたら「政府をあてにするのか?」って話。

どんな時代でも、どんな政府でも、どんなにひどい国に住んでいても、「自分の力で這い上がる」しかないというのが基本中の基本だと私は考えています。世界の人達はそうやって生きている。海外に出ると彼らの「やる気」の凄さに圧倒されることもあるくらい。

ジジババはどうでも良いですが、若い人たちには本当に頑張ってもらいたいと思います。若い人たちが日本の、地球の未来を作るんですから。

とにかく、3%の「リンギットでの利率」を「日本円と比べて高利率」だと考える「意味が無いこと」はすぐやめるべきで(それに気がついた人も少なくないはず)、どうにかしてもっと高率で回すことを考えないと駄目だと思います。でももちろんそれは簡単ではないし、そう考える人達を「食おう」としている人たちは世の中にゴマンといますし、「何もしないのが得策」も正解だと思います。特にジジババはそう。

でも若い人たちは是非チャレンジしてもらいたい。

そして「絶対にインフレを常に想定する」のが大事で、ここは長い間デフレにあった日本人にはピンと来ないところなんですね。でも今、世界中に未曾有の大量のキャッシュが溢れている時代、何かのキッカケで恐ろしことが起きるであろうことぐらいは簡単に予想できます。

ですから「溜め込む」のは基本中の基本ですが、「稼げる力」を養わない限り、一度の大きなインフレの波が来ただけで簡単に破綻します。

これは日本の昭和40年代に「年寄り」だった人に聞いてみればすぐわかること。あの当時のインフレは「今を生きる我々」にとっては恐ろしいどころか\(^o^)/だったんですよ。インフレとともに収入もどんどん上がりましたから。

ところがあの当時に収入らしい収入がなかった特に老人はどういう目にあったか。

それと同じことが将来起きても良いように人生設計をするのは無駄ではないと思います。

私や私より上の世代って月給が数万円だったんです。100万円は大金で、1千万なんて夢のまた夢。ましてや年収500万とか、頑張って1千万なんてのは誰も想像しなかった。そういう時代から一生懸命働いて、貯めて、そして退職金ももらい、今は3000万円ぐらいのキャッシュを持つ人は少なくないという。でもこの金額だって、まさか自分に貯められる金額だなんてあの当時は誰も思っていなかったはず。

でも今じゃ、それでも危うい。だから物価の安いマレーシアで節約し、無税を利用して少しでも資産を増やし、なおかついろいろと楽しめれば良いなとマレーシアを目指す人が多いのでしょう。

年寄りはそれで良いし全く問題がないと思います。でもこれからの若者が先も短いジジババと同じように人生を楽しんじゃって大丈夫なのか?って話なんですよ。

世の中って想像以上に変化するのが常で、自分が若い時に想定したことになんの意味があるのかと思うくらい。ましてや今の日本人は「インフレに鈍感」ですから、かなり危ない「試算」「将来設計」をするはず。これって私はかなり危険だと思います。

また若ければオーストラリアの様な社会保障が厚い(それでいてのんびりしている)国を目指すのは良いと思います。なんだ結局オーストラリアの宣伝かよと思う人もいるでしょうが、なぜ貧しい国の人達はオーストラリアやカナダに渡ろうとするんでしょうか。また仕事に賭ける多くの人はアメリカを目指す。一攫千金を狙って他の国々に出る人も多いでしょう。

いやー、オーストラリアも良いのだけれど永住権取得は難しくて・・・という人が非常に多い。でも考えてみてくださいな。オーストラリアにはインド人のタクシーの運ちゃん、外国生まれのレストランのウェイトレスだってごっそりいるわけですよ。彼らも「永住権を取った」ってことなんですね。

そりゃ簡単には取れない。でもそれこそ半端じゃない数の人たちが取っている事実を見るべきで、「カネがないと取れない」なんてのは、自分が諦める口実につかっているだけで、簡単に諦めるべきじゃないはず。結局ですね、「簡単に諦める癖」が自分にあるのではないかと自分を疑うことも必要で、「難しいことは諦めて、自分が出来る範囲で妥協して生きるとどうなるか」ってのも考えないと。

今、自分は充実して幸せだと感じていても、もしかしたらこれは「妥協と諦めの産物かもしれない」と自分を疑うことも重要でしょう。

オーストラリアやカナダがベストだとは思いませんし、金が全てではないのは当たり前だけれど、金もない、社会保障も駄目な老後ってどれだけ悲惨かしっかり考え、現実を見るべきだと思います。だからといって日本政府に期待しても・・・・。

どういう生き方を良しとするのかは人それぞれで全く考え方が違いますが、私は若い時に好きなことをやるのも良いけれど、歳を取って「下流老人」になって、「昔を懐かしむ生活」はしたくないのです。

「終わりよければ全て良し」が私の考え方。

それも簡単には行かないでしょうが、私はそれを目指しています。

petite, et dabitur

書きなぐりで意味不明のところがあるやもしれず。ご勘弁を・・・ m(_ _)m

 
 
 

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「マレーシアのインフレ」が止まらない。5.1%ですと。我々は何をどう考えて生きるべきなのか。” への5件のコメント

  1. daboさん

    家計調査によれば、日本の高齢者世帯の約4割の貯蓄が1000万円以下だそうです。「老後破産」「下流老人」が納得できるデータです。

    最近読んだ雑誌プレジデントでは「90歳の金融資産を最大化する」と提唱していました。

    退職したジジババがインフレに負けない生き方って、頭は鈍くなっていくのでリスクのある投資は無理として、死ぬまで少しずつでも貯蓄するしかないのでしょうか。

    それにはマレーシアのMM2H生活が最適だと思っています。

    • >高齢者世帯の約4割の貯蓄が1000万円以下

      ですかぁ。皆が皆、将来を考えずに適当に生きてきたわけでもないのにその実情って一体どうしてなのか、不思議に感じます。ただ昭和40年台のインフレ時はもっと酷い状況だったろうと推測します。日本は前ばかり見ていて、当時のジジババは無視されたんじゃないかと。

      ただ私の親類を見ていますと、古い人達は「貧乏」「節約」に慣れていると思いました。まさに爪に火を灯す生き方でしたが、それを「普通」と思っていた様子。

      >「90歳の金融資産を最大化する」

      これってどういう意味なんですかね。

      おっしゃる通り、歳を取ったらあの手のこの手なんか使えないわけで、「死ぬまで貯蓄」も含めて難しいと思うんです。そもそも「自分が何をしているのかがわからなくなる年齢」なのに「どうするべきか」を言ってもしょうがないですよね。それは私の両親を見てみてわかります。

      日本は「核家族」というか、「親は親、子は子」という考え方が進みすぎていると思っています。この件は何度も書いていますが、親は「子に教育をつければ終わり。あとは自分で生きていけ」と考えるのが普通。これは逆を言えば「親は親でどうにか生きていけ」という意味でもある。

      これって「サラリーマン的発想」だと私は思っていて、本来は農業でも漁業でも、商人でも企業でも、上と下(親と子)ってつながっているじゃないですか。農家が「この田圃は俺が死んだら終わりで、お前はお前でどうにか田畑を手に入れて頑張れ」というのと同じ。これがおかしいという発想が必要だと思うんです。

      商人も同じで、親は親、子は子なら、何代も続く「老舗」はこの世に存在しない。企業も同じで(血はつながっていなくても)代々、あらゆるリソースを受け継いで行くから存在できる。

      普通の親子もそれと同じだと考えるべきだと私は思ってて、「親の責任は子の教育まで」は大間違いで、「子が育って一族の長になれるまで面倒を見る」のが正解だと思うんです。そしてある時期、「親は全てを子に譲り、あとは任せる」。これが農家でも商家でも企業でも、そして国でさえもそういう風に動いているんじゃないですかね。

      その繋がりを切ってしまえば、自分で自分の面倒を見れなくなったら死ぬしかないじゃないですか。国が面倒を見るのも良いですが、それは「子や一族の繋がりがない親」に限られるべきで、全国民の面倒を見なければならなくなったら国は破綻する。

      「親と子」は切り離してはならないと私は思っていて、「家庭」とは「農家」「商家」「企業」と同じだと思えば良いと思うんですよ。

      私にとって「引退」とは「あとは全て子供に譲り、任せる」ことを意味していて、「親が小さい子供の面倒を見るのと同じように親の面倒を見る」という「線のつながり」が重要だと考えています。

      そうすれば「年寄りが資産を溜め込んで離さない」なんてこともなくなる。

      でも子供がアホだったら全て終わり。それで良いと思うんです。

      子供がいないとか子供にはその能力がないとすれば、田畑や店、会社は「それなりの人」に譲り任せるしか無いと思っています。でも世の中には悪いやつばかりでそんなのは「理想論」でしかありませんが、私はその理想をどう活かすかが何よりも大事だと思っていますし、私も息子もそこに挑戦しようという考え方を持っています。

      ビル・ゲイツ始め、世界の大金持ちが自分の資産の多くの部分を手放して「他を助ける」動きがありますよね。あれは大金持ちの道楽と考えてはならなくて、「小物は小物なりに同じことをする」事によって社会は成り立っていくんだと思うんです。

      そもそも、村、町、市、そして国の成り立ちってそれが基本のはずなんですね。

      「個人は個人」ではなくて「線のつながり」で考えるべきだろうと。

      そういう世界に日本がなるかどうかは別にして、私は「自分の周り」はそういう世界にしていきたいと考えています。

      繰り返しますが「親は子に教育をつければ終わり」は大間違いで、それは「社会の歯車」を作るだけになってしまう。親は「子が長として成長するまで責任がある」と考えています。かつて年寄り(多くは女性)は会長みたいな存在としてあって、実際の権力は子供(多くは長男)が一族を取りまとめたという図式がありますよね。食えない親族を無視すること無くそれなりに助け、皆がどうにか助け合って生きていた。私は考える理想はそれです。

      と同時に「姨捨山」というシステムもあって、それは今でも同じかもしれない。それは親が自分で考えるべきだと思いますが。(笑)

      どちらにしてもマレーシアのMM2Hというのは「一族の基礎を作る」にはこれほど適したものはないと思っています。でも「親が金を握りしめて行く場所」とは考えておらず、「跡取りに小遣いをもらって自由に暮らす場所」と思っています。これっておかしな考え方でもなんでもなくて、「年金」そのものがそういう考え方の上に成り立っているはず。

      でもその年金も本来は「セイフティーネット」でしかなくて、それで生きるなんてのは勘違いも甚だしいと考える必要があるかもしれません。そういう意味でオーストラリアの年金って日本で言う「生活保護」に似ていて、金持ちは受給できない。だから必要なところにそれなりのものを出せるってことだと思います。

      でも「子供に全財産を渡す訳にはいかない」とすれば、そういう親子関係を作ってしまった自分に問題があるわけで、また世の中の根本を見ずに、制度や周りの常識に身を任せてしまったというしかなくて、まぁ、こじんまりと生きて、投資なんか考えずに、終りが来るのを待つしか無いのだろうと思っています。

      こういう私だって、実は子供を全面的に信用しているわけでもなくて、「一蓮托生」みたいなことが起きたらリスク管理をしていないってことになりますし、「どうにか生き延びることは出来る最低限(年金も同じ)」ものは確保して、でもそれは持っていないことにして「子供に食わしてもらう」ことを考えています。

      田畑は全て子供に譲っても、自宅の裏の家庭菜園はしっかり守るみたいなもんでしょうか。(笑)

      で、その家庭菜園とはMM2Hであると考えても良いと思っています。

      でもですねぇ、本当に「安く生活」するなら、私は日本のほうが有利であると考えています。私の多くの友人は地方に住んでいますが、「マレーシアの生活費は安い」と話をすると「高いじゃん、冗談だろ?」って言います。多くは「国民年金」の収入しかありません。

      MM2Hでマレーシアに渡るジジババは「恵まれている人たち」なのは間違いがなさそうです。

      でも本当に経済的なことを真剣に考えている人たちは「日本の田舎に行く」と私は見ています。そもそも医療のことを考えただけで、マレーシアに長居はできないのは明白ですし。

      経済的に有利だなんだと言いつつ「海外に住んでみたい」という願望の方が遥かに大きいんじゃないかと思ったり。これは若い人も同じで、「自分は海外に住んでいる」というところにうっとりしている人が結構いるのをブログを読んでいても感じます。

      行ったり来たりの生活をするのに憧れていたり、昔、若者が「俺は何回飛行機に乗ったことがある」なんて自慢していたのと同じものを感じます。私もそういう時期がありましたし。パスポートに押してある判子の数とか、パスポートを増刷したなんてことを自慢したり。(笑)

      家が広いとか、プールのある生活とか、そういうのに対する憧れって間違いなくあるからしょうがないと思います。「憧れのハワイ航路」を聞いたり、「兼高かおる世界の旅」を見るのにテレビにかじりついていた年代はなおさらでしょう。

      そういう感情って普通の動きだと思いますが、経済的なこと、将来のことを真剣に考える場合、それは邪魔になるどころかいつかそれが原因で躓くことになると思っています。

  2. 75歳過ぎたらマレーシアから撤退して、日本の何処か医療機関に近くて家賃の安い終の棲み家を探すのは現実的な選択肢だと思います。

    これから10年はマレーシアのインフレ率を上回る日本のインフレ率もシナリオとしては有りで、無ければ無いで年金生活者にとっては有り難いことです。

    わたしは来年からジジババになるので、個人的には、円の所得(年金)、リンギットでの消費、米ドルの貯蓄(米ドルは減価する通貨なので、ゼロクーポン10年6米国債を購入)の3本の矢で行くつもりです。 (笑)

    うまく行けば資産を少し増やして日本に帰還することも出来るのではと思っています。

    我が家のOdyssey計画と呼んでいます。 (笑)

  3. なるほど。

    今の世界環境を前提にした場合、ベストの選択と言っても良いと思いました。

    でも私の考え方とはかなり違います。ってどういうのが良いのかなんてのは無いわけで、単に私は「山っ気が多い」だけなんだろうと思ったり。(笑)

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