海外居住者の「贈与・相続」の法改正情報:非常に重要

我々のような海外居住者の贈与・相続に関してこのブログに書くことがありますが、これに関する「日本の」法律が改正されるのは間違いがないようで、その改正案の情報を読者から頂きました。有難うございます。

これが事実だとするとかなり面倒なことになります。

まず、大前提として「5年縛り」が現在存在します。これに関しては何度も何度もこのブログに書いていますので、それを知らない読者はいないと思いますが、5年縛りとは(簡単に書きますと)「海外に出て5年以内の相続・贈与は国内居住者と同様に扱われる」という法律。

つまり5年以内は相続税、贈与税の納税義務者であるってこと。

これが改正されて、5年が10年になるだろうと噂されていました。それは確実だろうと。

ところがですね、今回の情報は10年になるどころではなくて、相続人・被相続人、あるいは贈与にしても同じですが、双方とも「海外に何十年居住しても」贈与税、相続税の納税義務があるということ。

教えていただいた情報源ですが、これです。

「相続税逃れ」の海外移住がついに封じられる!? 不動産投資家への影響は? | 楽待不動産投資新聞

この中にわかりやすい図がありますので、それを引用します。

現行はこれ。赤枠のところに注目。5年以上経っていれば、海外の資産の贈与・相続は納税義務がないというのはここのところ。

2016-12-05_13h30_37

この5年が10年になるであろうという噂でしたが、次の図を見てください。10年になるどころか、10年を過ぎても「全財産」となっている。つまり、日本国籍があるかぎり何十年海外に出ていても納税義務があるということですね。(@_@)

2016-12-05_13h31_41

まさかねぇ、と思いますよね。

そこでこの記事の文章をよーく読んで下さい。この記事のハイライトはまさに「10年経っても駄目」ってところだと思うのですが、その重要なことは記事では一切触れられていない。おかしくないですか?

それどころか、記事の3パージ目ですが、

○「すべての財産を海外に持つようにしなければいけない」
○(1)日本の不動産を売却して現金化するか、海外の不動産に組み替える
(2)海外に本店をもつ法人を設立してその株式を所有し、その法人に不動産を売却する

と書いてあります。

これって現行でも同じじゃないですか。国内資産にはどうしたって課税されるわけですから、不動産なら現金化するなり名義を替えて、「国外にもちださなくてはならない(国内資産は残さないようにする)」。

彼の書く方法を取っても「日本国籍がある限り」「全資産」が課税されるなら意味がない。でしょ?

つまりですね、私はこの「書き手」は素人だと思いました。(笑)

我々が気にしていること、問題点を全くわかっていませんよね。トンチンカンなことを書いている。

ですので、この記事は「ミスインフォメーション」であると私は思います。

ただし、もしかするともしかするかもしれませんから、この情報を無視するのが得策とも思えませんし、そうなることを仮定して、我々にどういう手が残されているのか考える必要はあると思います。

相続人(受け手)の国籍を変える。ってのも一つの手ですが、それはちょっと横に置いておきましょう。(笑)

次なる手はこのブログにははっきり書くつもりはないのですが、トラストとか財団法人にしてしまうという手があるはず。

つまり、「自分の名義でなくしてしまう」ってことですね。

この辺に興味があるかたは是非ご自分で調べてみてください。ただし、ネットの中に「弊社に任せていただければどうにもでもなります」的な似非コンサルタントには近づくべきではないと思います。

これはマレーシア絡みでは「ラブアン法人」の情報を探すと出てきますが、中には明らかな「脱税幇助」をするところもあるくらいです。脱税をするのはその人の勝手ですが、私はいつもここに書いているとおり、脱税は簡単であり、馬鹿になるだけだと思っていますし、その前に知るべきこと、考えるべきこと、やるべきことがたくさんあると思うのです。

ただし、これ以上のことは一般的ではありませんし、このブログ上で話題にすることは今後もないと思います。

 
 
 

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海外居住者の「贈与・相続」の法改正情報:非常に重要” への7件のコメント

  1. 通りすがりさん、コメントは有り難いのですが、意味不明です。日本語になっていませんよ。

    情報をくれる方は良かれと思って提供してくれているわけで、その内容がどうであろうと関係ないんですよ。

    従来通りだと思えばそれでいいし、今回みたいにおかしな場合はそれはそれで「そういう情報もある」と捉えれば良いだけのことじゃないですか。

    しかし、ま、個人のブログで間違えた情報を流すのはしょうがないにしても、こういうサービスプロバイダがこういうレベルだと読者は混乱するばかりで困るのは確か。

    でもこういうことがあるから「一体どうなっているんだ?」と調べる人も出てきて、結果、理解が深まるし、こういうわけのわからない情報提供をするサイトもあるというのがわかるし、私としてはこういう情報は大歓迎です。

  2. 私の経験ではMaybankは対応が今一でした。正確性、態度、待ち時間等。組織が大きすぎるのでしょうか。中規模かどうか分からないのですがAmBankやCIMB bankの方が丁寧で親切感はありました。Citibankは良くなかったですがGold memberは別の様です。どうでしょうか。
    こんな感想失礼かも知れないので、先に謝っておきます。
    いつもダボさんの頭脳明晰な分析やロジックの強固さには感嘆致しております。適切な表現なのかどうか分かりませんが、地頭がずば抜けて良いのか、強いのではないかと感じています。御無礼の程平にご容赦下さい。
    MM2Hのエージェントに関しては私もダボさんと同じ印象を持っています。それとりかさんも素晴らしいですね。
    あと、通りすがりさんのコメントではいったい何が言いたかったのでしょうね。やり投げ感がするんですが。

    • MaybankはMaybe Bankと言われるぐらい何が起こるかわからないようですが(笑)、そういうもんだと思って付き合っていると、まともなことが出来た時に「凄いじゃん、やればできるじゃん」という感動がある。こういう感動を与えてくれる銀行は他には無いので、素晴らしいのかもしれません。(笑)

      私はHarryさんがおっしゃるほど頭脳明晰ではありません。自分でもアホさがわかっているのですが、でも手抜きだけはせずに一生懸命やるしかないと思っています。わけのわからないことを書くことも多々あると思いますがよろしくお願いいたします。m(_ _)m

      エージェントの利用ですが、良い人だから全部任せて良いってことではないですよね。逆に、良い人だからこそろくでもないことは頼みたくないし、下手に責任問題になりそうなことも頼めない。

      餅屋や餅屋っていうくらいですから、それぞれの道のエクスパートに頼むべきだと思うし、そして「自立とは何か」ってことを我々も常に考えないとなりませんよね。

  3. ーーー他のエントリーから移動ーーー

    大旦那 wrote

    相続税制が変更になりましたね。
    以下のブログが詳しいです。
    http://blog.livedoor.jp/shun_ishizaka_invest/archives/50180767.html

    返信 ↓

    dabo_gc wrote

    はーい、ご紹介有難うございます。

    この方はこのブログの読者でもあるのですが、非常に真面目な方で頭のキレも凄いし頼りになりますね。

    これもまた本文の方で紹介させていただきます。

    どうも有難うございました。m(_ _)m

    返信 ↓

    dabo_gc wrote

    今ですね、最新情報として新たに書こうと思ったんです。Shunさんのブログでは非常によくまとめてあって、それも紹介しつつ。

    ところがですね、書き進めていくうちにあることを思い出したんです。

    ブログ主のShunさんに「積極的に紹介しないで頂きたい」と言われていたこと。

    公のブログですし、検索すればすぐヒットするわけですから、私が紹介しようとしまいと関係ないとは思うのですが、主に直接言われますとそれを守らないとなりません。

    ということで、本文では紹介しませんが、わかりやすいので興味がある方はそちらを見れば一発で理解できるはずです。

    そのページは「大旦那」さんが紹介されていたもの。これです。

    http://blog.livedoor.jp/shun_ishizaka_invest/archives/50180767.html

  4. はい、私もこの方のブログ読んでいました。相続税制の将来の展開は興味深いですね。この動きとは直接関係ないかもしれませんが、最近海外に移住された方で住民票を抜く時に市民税課から質問を受けたそうです。自宅を市区町村に残していく人は海外に移動後も収入の申告義務があるそうです。固定資産税とは別に不動産管理費用を支払うそうです。その費用設定の評価基準になるのが移住者の収入内容らしいです。これも海外移住者の財産監視の大きな捕縛網の氷山の一角の様な気がします。素人の私には良く分かりませんがどうなんでしょうか。
    でもダボさんみたいに優秀な方から手抜きをせず一生懸命にやる姿勢を見せて頂くと感動します。全くその通りだと思います。手抜きをすれば結果もそれなりに返って来ます。一寸の光陰軽んずべからずですね。はははー(微笑)、MaybankはMaybe Bankですよね。いつも示唆に富むお言葉有難うございました。「自立とは何かを常に考える」でしたね。ダボさんの御子息たちは幸せですね。

  5. へーーーーー。

    >自宅を市区町村に残していく人は海外に移動後も収入の申告義務があるそうです。固定資産税とは別に不動産管理費用を支払うそうです。その費用設定の評価基準になるのが移住者の収入内容らしいです。

    こんなことがあるんですか。国もやる気満々ですね。

    ただ思うんですが、普通に海外に出て普通に生活して、そして相続や贈与が普通に起きてという、昔からの流れに日本政府が歯止めをかけようとしているんじゃないと思うんです。

    あくまで「節税目的」で海外に行くケースを対象としている。だから5年縛りが10年縛りになるのも理解できるし、困っている人がいるだろうことは想像できますが、これも国としてはやらなくてはならないのは理解出来ますもんね。

    今のところ我が家は「外野」ですので高みの見物です。(笑)

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