他人を信用できない国:マレーシア

私たちはオーストリアに25年住んでいまして、オーストラリアってかなりいい加減で日本みたいにしっかりしていません。約束は約束ではなくて「努力目標」みたいなところがある。ま、それも25年のうちに随分変わった感じはあるのですが、基本的に「言われたことをそのまま信用してはならない」のは身についていました。

だからマレーシアに来ても大丈夫、いろいろ酷い話は聞くけれどオーストラリアと似たようなもんだろうとたかをくくっていました。

ところが、オーストラリアどころではないのは来てすぐにわかりました。そしてそう思う経験はどんどん積み上がっています。

ミスがあっては困る銀行でも行くたびに、聞くスタッフによって言うことが違う、なんてことが何度かあったのはすでに書きましたが、先週も再び体験しました。

ダボ 「このお金を振り込んでほしいのだけれど」

スタッフ 「はい。完了しました。」

ダボ 「明日には入金になりますよね?」

スタッフ 「いえ、今日中に振り込まれます」

ダボ 「え?その日のうちに振り込みたい場合は朝の10時半までに振り込まなければ次の日になると聞いたけど?」

スタッフ 「そんなことはありません」

同じHSBCの同じ支店でこれですわ。さて真実はどこにあるのか?

今日の出来事。

ダボ 「コンドの契約とか引っ越しはいつになるんですかね」

不動産屋A 「オーナーからの連絡が遅れているみたいでそれを待ちましょう」

なんとなく気になったので、オーナー側の不動産屋Bに電話をしてみました。

ダボ 「今後はどういうスケジュールで動くんですか?」

不動産屋B 「今、貴方がサインした契約書、ボンド待ちで、それが準備できれば先に進みます」

ダボ 「え?私達を待っているってこと?」

不動産屋B 「そうです」

これに関して私は「そうじゃないでしょ~、聞いていることと違う」とは言わずに、私側の不動産屋Aに連絡を入れました。

ダボ 「我々のサイン、入金を待っているって言ってますよ」

不動産屋A 「え?絶対そんなことはないです。ちょっと連絡してみます」

ーーーーー10分後ーーーーー

不動産屋A 「明日、10時に来れますか?契約書とお金を持って行って契約しましょう。その後、約束通りのクーラーのクリーニングなどをするって言っていますから、鍵を渡すのは明後日になると思います」

さてさて、誰かが何かの勘違い、話の行き違いがあったってことですが、いちいちそれをはっきりさせる必要もないと思い、明日、契約に行ってきます。でも一つ間違いがないのは、相手側の不動産屋Bに電話をして、今後どうするのか聞いてよかったってこと。もしそれをしなければ、「我々を待っている不動産屋B」からの「連絡を我々が何日も待つ」ことになったんじゃないですかね。

で、ある日、「一体どうなっているんですか?」と不動産屋Bから我々が電話をもらうことになったのかもしれない。(笑)

今日できないことは明日でもいいじゃないか、みたいにのんびり構えていればこの国はなんの問題もないのでしょうが、予定とか計画をたてるのは難しい国だと思いました。

こういういい加減さって、街の中でも結構体験しまして・・・

ダボ 「すいません。XXX店はどう行けばいいでしょうか?」

通行人 「ああ、それはここを真っすぐ行って右に曲がったところです」

でも、その通り行ったらそこにその店はありませんでした。これと同じことはすでにこの2ヶ月に二度経験済み。

またある日のこと。あるお店の売り子に聞きました。

ダボ 「これと同じものが欲しいんですが」

売り子 「はい、これです」

ダボ 「これ、パッケージの色が違うじゃないですか。中身の強度によって色が違うんじゃないですか?」

売り子 「いいえ、同じです。これは新製品でパッケージが変わったのです」

これが大嘘で、私が思った通り、パッケージは強度で色の濃さを変えてあって、私が欲しいものよりかなり強いものを買わされた。

どうも道を聞いたにしても、商品のことを聞いたにしても、「知らない」というのを恥だと思うのか、適当な返事をする人たちがいるのは間違いが無いようで、「道を聞いても信じるな」ってのは何度か聞いたことがあります。

でも逆に、道を聞いたらそこまで連れて行ってくれた、なんてことも経験しました。

この違いは何か。

そりゃ人によって違うんでしょうと言えば簡単ですが、私には「人種の差」があるような気がしています。

マレーシアで聞く事、あるいは教えてもらったことをそのまま信じては絶対に駄目で、それをいうのがその道のプロであったにしても「一つの参考意見」として聞かないと大変なことになると思いました。

先日の「MM2Hの免税でベンツを買う場合、GSTの6%も免税となる」という「ベンツのパンフレット付き」の情報も同様。これが原因で私関係だけでも複数のMM2Hエージェント、複数のベンツの販売店、販売員が振り回されてしまった。犯人探しをしたところ、ある販売店のある販売員の勘違いだったことがわかりましたが、マレーシア全土で言うとかなりのMM2H、エージェント、販売店が振り回されたはず。

今回の不動産屋の意思疎通にしても、この国ってまさかこれでちゃんと動いているのか?って思うほどですが、「これが普通」という認識を常に持つのが大事なんだろうと。

オーストラリアの適当さ、いい加減さには慣れていた私達ですが、マレーシアはウワテだわ。それも年季が入っていそう。(笑)

 
 
 

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他人を信用できない国:マレーシア” への2件のコメント

  1. うふふ、なかなか素敵な体験をしていらっしゃいますね。Welcome to Malaysia

    不動産屋が2軒介在するというのは初めて聞きましたが、よくあるのですか。私のところは大家のAgentだけでしたけれど、高額物件はちがうのかもしれませんね。

    外国から来ていてこの国で働いていて、本国(日本とかちゃんとした国)とのすり合わせがある人たちは本当に大変だと思います。私の知り合いもかなり参っていました。

    HSBCはずいぶん締切時刻が早いと思いましたが、やはり違っているのですね。Citibankだと、Instant Transfer(IBFT)でなく、IGB(GIRO)でもたいてい当日に送れていたようなので。

    道はGoogle先生にも聞いたほうがいいかもしれません。Google先生もときどき間違っていますが。

    まあ、何にせよ、Welcome to Malaysiaですね(苦笑)。

    • もう結構慣れてきましたよ~。どうしても専門家の言うことを聞いてしまいがちですが、常に怪しむ癖はもうしっかりついちゃいました。(笑)

      二件の不動産屋が入るってよくあることじゃないですかね。もしネットなどで物件を探して不動産屋にコンタクトをとる場合はその不動産屋だけでしょうが、よく知った不動産屋に物件を探してもらうと、自分が扱っている物件だけではどうにもなりませんから、付き合いのある仲間に声をかけることになる。今回の我々の物件はまさにそのパターンです。

      しかし、マレーシアに慣れるのは良いにしても、人を疑う性格になりそうでなんだか嬉しくないような気もします。

      でもこれがアジアなんだろうと思ったり。

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