タクシーに支払う余分なRM10には腹が立つけれど、障害者が売っている小さなティッシュにRM10払うのは良いと思う

ジャランアローで食べていてもそうですが、売り子が寄ってきて「スマホの自撮り棒」とか売ろうとしますよね。中には目の見えない老人がティッシュを売っていたり。

そういうのはいつも無視をするのですが、なんだか目が不自由で杖を持ちながら小さなティッシュを売る老人がどうも気になりました。まずは断ったものの、ビールを飲みチキンじゃグルーパーの唐揚げじゃと食べながら、どうも気になってしかたがないんです。

気になりだすと、あの老人はどうやってどこで生活しているんだろうかとか、日頃、幸せを感じながら生きているのかとかますます気になるわけです。

食事が終わってからどうにも我慢ができなくなって、先ほど我々のテーブルにティッシュを売りに来た老人を探すことにしました。

まだすぐ近くにいたので、私はティッシュなんかいらないのですが、その老人から買うことにしました。値段を聞くと「いくらでも良い」とのこと。私はRM10を渡してそのまま立ち去ろうとしたのですが、その老人は無理やり私にティッシュを手探りで渡そうとします。

この瞬間、私は何か恥ずかしいことをしているような、彼を馬鹿にしているような気がしました。つまり彼は「私は物乞いではない」と言っているような・・・。

この時にはティッシュを一つだけもらってそれで終わり。でもまた会ったらティッシュを一つ買おうかと。

今日はブキビンタンのLow Yat Plazaに行きましたが、道路のあちこちに物乞いがいるんですね。私は老人や女性、子供、障害者は気になるのですが、健常者(に見える)男性には全く心が動かされません。

ところが足が不自由で障害を持っている男性がティッシュを売っていたんです。で、その彼がいい顔をしているんですよ。

彼が気になりだすとまた私も止まらなくて、彼のティッシュを買うことにしました。RM10を渡すと「え?」みたいな顔をしたのですが、私は人差し指を一本立てて、ティッシュを一つだけもらいました。

その時の彼の笑顔が良かったです。

その後、セブン-イレブンで買い物をして店の外に出ると、そこにまた彼がいました。私と目が合うと彼はニッコリ笑いました。私も微笑を返しました。ああいう物乞いではないにしても、あの手の人達が笑顔を見せるのは稀だと私は思っていますので、なんとなく心が暖かくなってきました。

そんな私を見て、一緒にいた長男も微笑んでいました。

こんな感じでマレーシア生活を送っていけたら良いなと思った瞬間でした。

さてそこからコンドに帰らなければなりません。ノートパソコンも買いましたしセブンイレブンで飲み物も買いましたので、決して重くはないもののそれなりの量の荷物。

やっぱりタクシーで帰ろうと思うわけですよ。そこで道路に止まっていたタクシーと交渉をしてRM10なら良いと思ったのですが、RM20だという。なんだか腹が立ってきて、でもま、GrabTaksiでチップをRM3-4乗せれば来てくれるしそうしようかと思ったんです。

そうしたらなんと長男が「歩こう!」って言い出したんですよ。orz

荷物を持ってテクテクと歩き出しましたが、ブキビンタンの交差点も工事中で反対側に渡るだけでも大変で遠回りして渡ったり。ビルを見上げればあのビルのすぐ後ろだというのがわかっても歩くと遠い。(T_T)

でもま、これも運動だと割りきって荷物を持ちながら汗ビショビショで帰ってきました。

タクシーに払うRM20は約500円。GrabTaksiなら250円ぐらい。それをケチって、そのくせ小さなティッシュ一個にRM10を払い、一体俺は何をやっているんだと思いながらテクテク歩きました。

歩きながら、またLow Yat Plazaに来たら彼はいるんだろうかとか、今度会ったらジュースを一本おごってやろうかとかそんなことを考えていました。

日本にもオーストラリアにも250円を手にして喜ぶ人は誰もいない。でもここマレーシアには250円でお腹いっぱいの食事をすることができて、ニッコリ笑う人々がいる。

我々にも何か出来そうな気がしてきました。

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タクシーに支払う余分なRM10には腹が立つけれど、障害者が売っている小さなティッシュにRM10払うのは良いと思う” への2件のコメント

  1. お疲れ様です。
    いつも楽しく、また物事の考え方について勉強させて頂いております。
    私は嫁が中華系マレーシア人なので5年後くらいにはマレーシアで
    暮らす事を考えていますので、日々のコメントも現実味をもって見させ
    て頂いています。さて、上記のティッシュ売りの事なんですが、彼らに
    対する見方や感じ方は、全く同感なんですが、国によってはバックに
    マフィアがついていて、彼ら、彼女らの売り上げを毎日集金に来る、
    それだけではなく、彼らを日々どこに配置するかも決めて毎朝配送
    していくので、彼らにいくら気持ちを込めて、応援の気持ちを込めて
    渡しても、それはマフィアのしのぎに成るだけだとローカルから言わ
    れ物品の購入やお金を渡すのをやめた事があります。
    中国では、稼ぎの悪い子供などは、より悲壮感が出るように足や
    手を切り落とされるとも聞きました。
    私は仕事がら、何カ国かに数年ずつ滞在していたのですが、アジア、
    EUを問わずにほぼ同様の事を言われました。
    今回の、書き込みを見てそのことを思い出したのもコメントを送ってし
    まいました。とは、いうものの、それではお金を渡さない方が良いのか
    (マフィアの資金になってしまう為)それとも渡した方が良いのか?
    (個人の実入りになるなら、また稼ぎが悪いと言って不幸な事が起こら
    なければ)と毎回悩んでいました。
    たぶん答えは一つではないと思いますが、少なくともdaboさんが渡され
    た相手が笑顔で有ったのであれば、きっと彼らの幸せにつながったんで
    しょうね。そう願いたいものです。
    とりとめの無い話になりましたが、今後も楽しく感心しながらブログ
    を見させて頂きます。ありがとうございました。

    和多田 誠

    • コメントをありがとうございます。ご心配なさったことですが、それは私もいつも考えています。

      後ろにバックがついているのは海外ばかりではなくて日本も同じで、また縄張りがあったり、商業であったり、女性が抱いた大声でなく乳飲み子もきっちり訓練されていたり、よくある話ですね。

      だから彼らに何かを渡すときにはそれなりに考えます。スリランカでびっくりしたのは子供たちがお金ではなくて食べ物をくれというそぶりをしたこと。

      これがきっかけになりまして、子供たちには「その場で食べられるもの」を与えるようになりました。これなら親分に上前をはねられることもありませんし。(笑)

      それとですね、この問題は奥が深くて、「組織は悪い」と断定はできないんですね。弱者を食い物にする組織があったり、わざと子供に障害を作ったりなんて話もありますが、その組織に属することによって生きているという現実も知りました。親分に頭はねされるのはしょうがないという考え方です。

      我々とて税金を払いますし、ライセンス料じゃなんじゃと「みかじめ料」みたいな経費は必ず掛かるわけで(笑)、あの世界も同じだと考えられると思います。

      そしてですね、ここが大事なんですが、親分に上前をはねられるにしても、もし稼ぎがなかったらどう扱われるのかってところなんですよ。

      子供はせっかんされるのかもしれない。大人は食事も取れないのかもしれない。

      もし私の小さな気持ちによって、彼らがそういう状態から一瞬でも解放されるのであるのならばそれで十分価値があるってことなんです。

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