老衰に関して:ピンピンコロリって無理なのがわかった【動画】

老衰って言葉は当然知ってはいるけれど、それがどういうメカニズムなのか、老衰死は他の死に方とどう違うのかをはっきりはわからない。また長生きをしても老衰死がいつくるのかわからない。老衰死が近づくとどういう兆候があるのかも想像するだけ。

NHKスペシャルで老衰に関する番組があった。メカニズムはまだはっきり解明されていないものの、これを見てかなり理解が深まった。

自分の老衰はまだ先だとしても(笑)、近親者に90を超える老人がいるとするならこの動画による知識はそれなりに意味があると思う。

老衰死 穏やかな最期を迎えるには/NHKスペシャル

ピンピンコロリというのは誰しもが願うことだけれど、この動画を見てわかったことは、ピンピンコロリなんてそう簡単にはいかないってこと。

ピンピンコロリ。つまり元気で過ごしているうちに、短期間で死ぬということだけれど、それが起きるのは悪化が早い癌を放置するか事故死ぐらいじゃなかろうか。あるいは脳卒中、心筋梗塞が起きても放置するか。内疾患がある場合は長い年数をかけて悪くなったり良くなったりの波を繰り返しながら段々と死に近づく。この場合は入退院を繰り返すか、長い間入院したままか。

老衰の場合は何年も前から兆候が出る。食べる量は変わらないのに段々と体重が減少する。これが老衰の兆候でゆっくりと静かに身体の機能が低下していき、最後は蝋燭の火が消えるように死ぬ。この場合も最後は寝たきりの期間が何年も続くわけでピンピンしてはいたにしてもコロリには程遠い。

近年は老衰死が増えているとのことで、また問題になっている「延命治療」は間違いなく減っている様子。そして動画の中に出てくるけれど「延命治療は生存期間に関係ない」と結論が出たと「海外の」医師が言っている。ただこれは「日本の場合」は違うようで、前にも動画を出したけれど、日本の延命治療の技術が高いので3年でも4年でも伸ばせるらしい。この事実を知ると海外の医師は驚くとその動画の中で言っていたのを思い出す。

でもねぇ、寝たきりのまま意識もなく、治る見込みもない延命治療をしてどうするんだ?って思いますよねぇ。この意味があるんだか無いんだかわからない延命治療はかなりお金がかかるし、家族や国家の社会保険費の負担を考えるとやっぱり無駄だと私は思うわけです。本人も決して嬉しくないはずで、老衰の場合は「痛み、苦しみ」が少ないけれど、胃ろうなどをすると患者の意識はないのに痛がっているのはわかるという。だから海外では延命治療は老人虐待と位置づける。

ピンピンコロリってどうやったらそうなるんでしょうね。もし90を超えて病気にかかっても、やっぱり治療してもっと長生きをしたいと思うんだろうか。こればかりは「治療しない」と心に決めても、その時になったら頭もボケて感情、本能が前に出てくるはずで、自分が何を望むかわからない。また脳卒中で倒れても放置してくれと家族に頼んでおいても、結局命は助かって早く治療すれば大丈夫だった後遺症が残って半身不随なんて笑い話みたいなことも起きるかも。前に紹介した漂流老人の動画でも考えさせられる場面があった。延命治療はどうしますか?と家族もいない独居老人に事前確認をするのだけれど、本人はもう介護なくしては動けないかなりの高齢なのに「生きたい」という意志を示した。

自分自身のこととなれば「往生際の悪いことはしたくない」って思うけれど、その時になったらわからない。

尊厳死という考え方もあるわけで、「もうここまで」と自分で判断したら、安楽死があっても良いと思うんですよね。

ただし、私の父が精神的におかしくなって、俺はもうダメだ、死ぬと言うようになって、実際にどんどん衰えていく時期があったんですよ。母も周りで見ている我々も、そろそろかな・・って思うくらい衰弱した。こんな時に安楽死とか延命治療はしないとか言い出したとしたら、今の父はこの世にはいない。個人の意志を尊重するにしても「まだ助かるのにもうダメだ」って本人が思うケースがあるってこと。私の父なんて、1年もしないで完全回復。10年ぐらい前の話です。だからやっぱり治療をするのかしないのかは医者がイニシアチブを取るべきってことなんでしょうね。でも延命治療好きな医師、病院だったら悲惨なことになる。

いつか必ず来る死。そろそろ自分のこととして考えないと・・・。

私の父方の祖父は20年間、寝たきりだった。ボケは無かったけれどパーキンソン病で60代後半で動けなくなった。家族の負担たるや大変なもので、葬式の時にはホッとした顔を皆がしていたのを思い出す。

私の知り合いで「ピンピンコロリ」を目標にしている人は多いのだけれど、そううまく行かなかった時のことを想定していないのが面白い。(笑)

どうせ人生は最後は諦めるしか無いのだから、今は考えないってのも一つの生き方なんでしょうねぇ。やりたいことをやったモン勝ちみたいな。

万が一の時には頼むとヨメさんに任せようとする旦那衆も多いけれど、世の中の独居老人、しかも貧困の部類に入っているのは女性が圧倒的に多い。最後の最後に自分のヨメをそんな目に合わせたくないと準備をするべきか、それさえも考えないで「後は頼む」で先に逝っちゃうか。(笑)

もらうものだけもらって定年退職後に「別れましょ」というヨメさんが多いってのもわかるような気がしますわ。

 
 
 

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老衰に関して:ピンピンコロリって無理なのがわかった【動画】” への2件のコメント

  1. ダボさん

    先日は、移民問題について真逆な意見になりましたが、先日、ご近所さんの集まりで国籍法の改正について話題を振ったら、日本に移民が少ないのは永住権との兼ね合いもあるが、元々の行政の窓口ではそうした案件につい受け付けないように運用しているから、と話していた方がいたのが印象的でした。いわゆる行政指導という類のものらしいです。

    今日のエントリーは人間の死に関するもので、日本ではタブー視されているテーマですが、そろそろ真剣に考えなければいけない時期にきているように思います。病気や長寿についていろいろ調べていくと最後はDNAの問題に行き着くようです。私の知っている限りでは、実は人間というのは自分自身がしっかりしていれば、死期についてはある程度選べるような気がしています。私の両親が逝ったときは、入院中二人とも今日は何日で何曜日かよく聞くので、最期はなるべく家族に迷惑をかけないよう、実家の商売に差し支えないよう、日にちを選んでいるように思えたからです。

    よく人間食べられなくなったらお終いといいますが、今の日本の医療制度はそれを許さない仕組みになっているようで、やたらに治療をやめたら刑法に違反するというのが理由らしいのですが、治る見込みのない胃瘻などは国民皆保険制度の弊害かもしれません。

    欧米では確か食べられなくなったらお終い、という考え方が普通のようです。ですから日本でも本人の意思で食べない飲まない、と決めて実行すれば1~2週間すれば、やがて昏睡状態に陥り、死に至るそうです。

    • yasashiさん、何度も書きますが、行政が移民を抑えるってのは過去の話です。政府は法律も変えて、移民を大量にいれる方向に舵を切ったのですから。数字に大きな変化が出てくるのは5年以上経ってからです。すぐに市民権が取れるわけじゃなくてその時期が来るのを待っている状態。申請もまだまだ少ないでしょう、始まったばかりですから。

      yasashiさんがどなたに話を聞いたのか知りませんが、就労ビザと移民と混同していませんか?就労では簡単に日本に入ってくることはできません。でも起業家を入れようとしているわけです。で、その条件は公衆トイレと同レベルだということ。この違いをはっきり認識して話をしないとまるで違う答えになります。

      逆にですね、移民申請の代行業者が凄い数に増えています。これは何を意味するんでしょうか。主に中国人相手の小規模の起業中心で、まさに安倍さんが狙った動きは出始めています。

      死期がわかるというのは本当にあるみたいですね。私の叔母もそろそろ逝くわと母に別れを告げていたのを思い出します。

      医療現場が近年どう変わってきているかは、この動画、また前に出した動画でどんどん変化が出てきているのがわかります。良い傾向だと思いました。また治療を途中で止めるのは当然医者が勝手に決めることはできませんね。それと延命治療で利益を狙う医師、病院もあるんでしょうが、延命治療はしないというコンセンサスが広がりつつあるのを感じました。

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