今日は結婚記念日かぁ。30年目ですと。これからどうなるのか・・。なんでマレーシアに行くの?

朝起きて、ヨメさんと顔を合わせたら、突然、

「今日は結婚記念日よ。おめでとう、ありがとう、ごくろうさま、30年目よ」

ですと。一人で全部言ってやんの。(笑)

30年かぁ・・・・。時が流れるのは本当に早い。あの結婚式をついこの前みたいに思い出しますわ。まさか男の子二人子供が出来て、オーストラリアに渡ってなんて全く想像さえしなかったなぁ。

幸せになりたいと思っていたのは当たり前だけれど、今の状態はあの当時の我々二人にとって「願った通りの幸せ」なんだろうか。

ヨメさんが何を考えているかはわからないけれど、私にしてみると「思った以上の幸せ」かもしれない。出来過ぎかもしれない。

結婚した時は私は「無収入」だったんですよ。結婚しようと決めた時も同じく無収入。自分の人生を諦めて投げたとんでもない「偏頭痛」に襲われていた頃だし。よくヨメさんは結婚する気になったと思うわ。バカかもしれない。(笑)

でも住むところはあった。池袋のサンシャインの文化会館の上にあるマンション。私が20代の時に金遣いが荒くてこのままじゃヤバイと思って買った「ワンルームマンション」。本当に小さな部屋で17平米ぐらいしかなかったはず。今見てみたら22.24平米ですと。シングルベッドを入れただけでもうスペースがないような部屋。そこから二人の生活はスタートしたっけ。懐かしいなぁ。サンシャインの文化会館の上で、夜は嘘みたいにシーンとしていて、刑務所みたいだったわ。そもそもあそこは「巣鴨プリズン」があった場所で、A級戦犯が処刑されたのもあそこのはず。心霊スポットだったかもしれない。(笑)

この写真は一緒に暮らし始めた頃のはず。山中湖の親戚の別荘に行った時の写真。

でもバブルになってどんどん値が上がって「売ってくれ」って五月蝿かったっけ。でも10年経っていないので短期所得になって税金が高いから10年経つまで待って売ったら、時期はまさにバブルのピーク。980万円のワンルームが売りに出してから1週間以内に5500万で売れた。値引きを打診されたけれど、ダメと言ったらその値で即決。買った人は私より若くて30歳ちょっとか、イベント会社の社長と言っていた。あんな小さな部屋を大金を出してどうして買うんだろうと思った。買い主は売買契約が済んだあとにすぐにローンの契約をしていたけれど、あの彼はその後どうなったんだろうか。3分の1以下にはなったはずだから。

我が家も最初は結構大変で、私の収入がないからヨメさんが働いていた。長男を妊娠して8ヶ月ぐらいまでお腹が大きくなっても働いていた。私はサラリーマンをやる気は全く無くて、あの当時はグアムに作った会社ですったもんだしていた頃。お金がなくて五反田の駅前にあるサラ金から30万円借りた時のことは今でも忘れない。保険証を持って階段を上がる時の挫折感、自己嫌悪、半端じゃなかったっけ。良くあの当時、ヨメさんは文句の一つも言わなかったと思う。不思議だわ。あれれ、ヨメさんは未だに私がサラ金に行ったのは知らないかもしれない。

でもそこから私は復活。長男が3歳になりそうな頃、そろそろ「お受験」を考えなければならない頃だった。どこの幼稚園に入れようか、将来的には慶応の幼稚舎でも入れたら良いなぁなんて考える私がいた。でもある日、長男の寝顔を見ていて「こいつも俺みたいに、他人の目を気にして自分を殺して生きていくのか」と思ったら「冗談じゃない。そんな生き方をするために生まれたんじゃない」って思ったんですよ。「日本を出よう」と思ったのがその時。

インターネットも無い時代でパソコン通信。でも海外移住の情報なんかなくて本を買ったり聞きに歩いたり。私はカナダに行きたいと思っていたんですよ。本当は夫婦ともども大好きなグアムが良かったし、(姉が住んでいた)ハワイも良いと思ったのだけれど、子供の教育のことを考えるとイマイチだったし、そもそもアメリカの永住権が簡単に取れない。当時の条件だと、150万ドル以上の投資をして会社を作り、従業員はアメリカ人(永住権保持者もOK)を二人以上雇えと。あの頃は1ドルいくらだったろうか。ま、ざっくり言って1億5千万でそんな金は30代の私にはなかったし、突然アメリカに行って仕事をして給料も払い生きていくなんて無理だと思った。

そこで調べたのがカナダ、オーストラリア。これなら永住権はどうにか取れそうで、私としてはカナダが良かった。でもヨメさんの「寒いところは嫌」の一言でオーストラリア。そしてゴールドコーストの下見に来て、ここならどうにかなると即決。一年後にはゴールドコーストに家族4人で移住。これもトントン拍子なんてもんじゃなかった。仕事の整理、資産の現金化、そして永住権が取れるか取れないかもわからないのにそれを進めていく恐怖も乗り越えて、すんなりゴールドコースト。知り合いもいない、英語もたいして出来ない、仕事もない、オーストラリアのことなんか何もわからない家族4人。私は38歳。ヨメさん32歳。長男は3歳。次男は1歳。

無謀だなんてもんじゃなかったと思いますわ。

でもどうにかなっちゃった。ウォーターフロントでプールじゃサウナじゃ、フルキッチンが2つ、トレーニングルーム、広い多目的ルームまである糞でかい家も買っちゃったし、苦労らしい苦労って何もなかった。ラッキーなんてもんじゃなくて、25年間、「引き上げようか」なんて思ったことは一度もない。子育てもうまく行って、途中いろいろ悩んだことはあったけれど結果オーライ。

それが今、なぜか第二の故郷であり、オーストラリアの土になろうと思った我々なのにゴールドコーストから出てマレーシアに行こうとしている。

なんで?

うーむ、わけがわからない。

オーストラリアの物価の上がり方って異常なくらいで、そして税金は高い。これじゃ生きていくのは可能でも、面白みは全く無い。ダボ家が大きくなるのも難しい。ジジーになったのだから、ゴルフでも釣りでも旅行でも好きなことをして生きれば良いのだけれど、ゴルフじゃ釣りじゃはオーストラリアでは一般庶民の生活の一部でしかなくて、もうとっくのとうにやり過ぎて飽きた。なんで今さらまたゴルフ、釣りなの?と思った。

やることがない。やりたいことも浮かばない。子供は二人共家を出たのに金ばかり掛かる糞でかい家に住んで、誰も泳ぐことのないプールの手入れをして、ウォーターフロントだからといってクルーザー遊び、釣りをしたいわけでもないし・・。

フト、ダボ家の将来を考えると、やっぱりこのままじゃまずい、とも思った。我々夫婦はそれなりに老後を楽しみ、息子たちは息子たちで自分の足で立って自分たちの人生を作っていく。それって当たり前のように思ったのだけれど、何か違う。このままではダメだと思った。そもそも「俺は何のために生きてきたのか?」という答えは「これじゃない」のは間違いがない。

ゴールドコースにいたら俺の人生はこれで終わる、って思った。

いつの間にかゴールドコーストでノンビリと生きることに慣れてしまっていたことに気がついた。昔のように上を見つめて頑張る自分はいなくなっていた。

これじゃ俺の人生の意味が無い、って思った。このまま生きることは「負け」だと思った。あるいは「自分を甘やかす」、「妥協」、「諦め」、そんな感じがした。

だからやり直し。再スタート。

マレーシアに行って、昔、あのサラ金の階段を登った時の悔しさを思い出して、「俺にこんなことができるのか」と思うような更なる上を狙ってチャレンジしたい。

その夢を長男に語ったら、彼もそれに乗ると言い出した。そして彼は日本での就職を蹴った。

私の夢は私で終わる夢ではなくて、一族の夢。そしてそれを将来、子孫や友人、地域に広げていく夢。終わりがない夢。

これってきっと「妄想」と世間では呼ばれるたぐいだと思う。

だから面白い。だから人生を賭けるだけの意味がある、と思う。そういう道を歩くから「俺は生きた」という実感が得られるのだろうと思う。今のままでは「生かされていた」で終わる。出来そうもないことに挑戦するから人生って面白いのだと思う。

平民は大手に食われ、常にピラミッドの底辺であるのが気に食わない。適当な衣食住を与えられて動物園の檻の中で飼われている感がどうしてもなくならない。その動物園から出たい。自分の子孫をそこから開放したいと思う。ニヤニヤほくそ笑んでいる強敵を相手に「平民の逆襲」をどうしてもやり遂げたい。「坂の上の雲」って良い言葉だと思った。自分の夢のもっと先にあるもの。常にそれを見続けて、マレーシアで再び挑戦しようと思う。遊んでいる暇はない。

6月はもう終わる。8月にはマレーシア上陸。

楽しみだ~~。待ってろよ~~、マレーシア。

親子3人でまた一丸となって夢に向かって歩いて行こうと思う。それにいつか次男坊も加わったら面白いことになる。

負けてたまるか、ば~~ろ~~~~~~~~~

63歳のジジーがまた最初からやり直し。頑張りますっ!

この歌には本当にやる気と希望をもらった。

「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」

ところで、ヨメさんが私のところに来て言った。

「結婚記念日は30周年だし、これがゴールドコースト最後だし、【ちゃんとしたお店】に連れてってよ」

ですと。

「ちゃんとした店」・・・・。怖い・・・・・・・。

 
 
 

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