イギリスのEU離脱とグローバリゼーションの終焉&青山繁晴氏の立候補

私はまさかイギリスがEU離脱するとは思っていませんでした。だってイギリスの利益にならないと思うから。

離脱が決まってからも「あれは失敗だ」「国民投票に持って行ったことがダメ」という意見が多く出ているけれど、これをいう人達は「経済人」であるのが特徴。そしてこの手の人たちは「グローバリゼーション」「市場開放」「構造改革」「規制緩和」を言う、いわゆる新自由主義の人たち。話のスジは通っていると思います。「経済」を主体に考えて、「勝ち組にどう残るのか」で毎日生きている人たち。経済至上主義者と言っても良いのかもしれない。

ま、勝ち組の論理と言って間違いがないはず。

でもなんでそもそも「離脱の気運」がててきたのか。そしてそれが離脱まで盛り上がったのか。私は政治家も企業人もここを真剣に考えないとならないと思うんです。私はただのジジーですから、経済的な勝ち組の考え方より、一般大衆(愛国主義者もふくめて)の気持ちの方がよく分かる。

それを基準に考えれば、離脱は正しかったのかもしれないと思うんです。EUはまさに「新自由主義」で動いていたから。グローバリゼーションの申し子だと思うから。

経済一辺倒で世界を治めようとしてもそうは問屋が卸さないってことじゃないですかね。新自由主義を推し進めることによって「数字上では良くなる」のはわかっているけれど、そのしわ寄せに注目するのは「市民派」のみ。でもその市民が立ち上がったというのがイギリスのEU離脱であり、そしてアメリカのトランプやサンダースの出現だと思うし、日本でも問題になっている格差問題。

私は日本の格差ってのが実感としては全くわからないのだけれど、ネットで見ているとかなり酷いのがわかる。でもイギリスやアメリカはもっと深刻な状況にあるんじゃないかと想像しています。それが今のイギリス、アメリカの動きに出ているのだろうと。移民難民も抑えることが出来ないなんて、一般庶民の生きる場を移民難民に政府が明け渡すことを意味する。安い労働力を使いたい企業は一般庶民の敵でしか無い。

世界の民衆は怒っているってことを施政者なり経済人は真剣に考えるべきで、イギリスの離脱は失敗だの、そもそも国民投票をやることにした事自体が間違いだのという考え方は大事なところを見ていないと感じるのです。トランプ批判、サンダーズ批判も同じ。

そして日本にも似たような状態になるであろうことは今の安倍さんのやっていることでわかるわけで(日本の移民政策も滅茶苦茶)、たとえアベノミクスがうまく動いて景気も良くなり実質所得が上がってきたところで、「勝ち組のおこぼれをもらう構造」が変わらないかぎり、一般大衆が救われることはない。

グローバリズムとか規制緩和、市場原理主義、TPPも含めて反対してきた私ですが、結局、「普通に生きている民衆」を無視して「強い奴は頑張って生き延びろ、儲けろ」という哲学が基礎にあったら全体としてうまくいかないと思うんですよ。

でも国際競争は凄まじいから、それの表舞台に立つ企業群を助ける方向に国が動くのもしょうがない。でも新自由主義の考え方がベースのグローバリゼーションでは、「一般大衆の家に知らない奴が土足で入り込んでくる恐怖感」を拭うことが出来ないはず。TPPも同じ。規制緩和も同じ。一般大衆が細々と生活している世界に自由に誰でも参入できるようにして「既得権益を壊す」なんて言われたらたまったもんじゃない。

でもこれが私はグローバリゼーションの正体だと思うんです。これって40年前に大型店舗の開業を許して、日本中の恐ろしい数の小売店が廃業になったのと同じ構図。

でもそれに民衆は我慢できずに立ち上がった。それがイギリスのEU離脱であり、トランプ、サンダース現象じゃないですかね。

私はあまり好きじゃないオバマ大統領がこんなことを言った。まさにこれが重要で、これを放置するとグローバリゼーションの反動で各国は内向きにならざるをえないし、それぞれが好き勝手なことをやりだして世界は大混乱するはず。

オバマ大統領「グローバリゼーションの課題示した出来事」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

この彼の短い言葉の中に今の世界の問題が集約されていると思うし、この対策は「世界が歩調を保って行う」必要があると思うんです。そうじゃなければ、今回のイギリスみたいに「俺、抜けるわ」となるし、アメリカのように「モンロー主義」と言っても良いような内向きな世界になる。となれば野望を持つ国にしてみれば最高の環境が出来るわけで、トランプ氏を歓迎する意向をしめしている国々が何を考えているのかもわかる。

グローバリゼーション、新自由主義の終焉。これこそが世界が軟着陸を考えないとならないことであって、中国の経済崩壊を起こさせてはならないとか、そんな小さな個別の問題じゃないと思うんです。

戦争はなぜ起きるのか。第二次世界大戦は「日本が真珠湾攻撃をしたから」「日本が侵略をしたから」なんてのはバカがいうことで、なぜそういう環境になったのかを考えないとならないし、ヨーロッパではなぜヒットラーやムッソリーニが出てきたのか。

歴史を振り返れば私達が進むべき道も見えてくるはずで、今回のイギリスのEU離脱を「あれは失敗だった」と勝ち組の目線で見ていたら大変なことになると思うわけです。国民が怒っているのに「ポピュリズムに走るべきではない」と経済至上主義者の目線で政治をすれば国は崩壊する。あるいはそういう指導者はその政策によって反感を買い、ポジションは維持できなくなる。今回の国民投票もそれを行ったことに対する批判があるけれど、それをしなければならないほど切羽詰まった状態まで追い込まれたってことじゃないですかね。キャメロン首相の辞任は、離脱に決まったからではなくて、そこまで追い込んでしまった責任をとるべきと考える必要があると思っています。そして国民はノーを突き付けたわけで、辞めるのは当然。

でも勝ち組は「世界の平和のため」に自分の利益を差し出すことはしない。自らをより大きく、強くすることを止めるわけもない。

となると行き着くところも見えてくる。

私としては「自衛するしかない」と思うし、その時が来ても大丈夫なような家族の体制を整えておきたいと考えます。どちらにしても一般大衆が救われるように世界は動かないのだから。

日本はこれから選挙だけれど、民進党や共産党が(あり得ないにしても)政権をとったところでどうにもならないのはわかりきっているはずで、「今よりは良いかも」とか「とにかく安倍政権を打倒するのだ」みたいな「とりあえず面白くない目の前の障害物を取り除く」みたいな発想で日本は良くなるわけがない。

もうすでに「日本は終わっている」と私が考えているのは前に書いたとおりですが、一つ光明が出てきた。

それが前に書いた「青山繁晴氏」の参議院議員への立候補。

私が彼に一番やってもらいたいことは、彼の主張する改憲とかメタンハイドレードじゃではなくて、それらは単なる「事象」でしかないわけで、日本にとって何よりも大切な「意識改革」をしてもらいたい。でも私は彼のメタンハイドレードには期待していて、それをどう動かすのか、成功に導くのか、その過程の中で「日本人はどう変わらなければならないのか」が見えてくるはずだと考えています。彼には是非、「やればできるんだ」という事実を世界に見せつけて欲しいし、それによって心が動かされることが政治や官僚の世界に起きたら、日本は変われると思う。

彼は政治的にも経済学的にも学術的にも未熟なところはあるんだろうとは思います。でもそういう彼でも「凄いことを成し遂げることが出来る」のを世界に示すことが何よりも重要で、政治家としてとか、論理的にとか、学術的にとか、「そういうことが世界を作るのではない」ということを世に示して欲しいし、それこそが日本人の目を覚ますことに繋がるのだろうと思うわけです。

イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ・サンダース現象を「政治・経済」ではなくて「国のあり方」という視点から考えれば、日本に取って関係がない話じゃないのがすぐわかるはず。為替が~~、経済が~~とかそういうレベルの問題じゃないはず。

実は私は世界の発展とは「政治システム」や「経済」が作るものではなくて「科学技術の革新」だと思っています。これが進まない世界は必ず経済も政治も頭打ち、飽和状態って言っても良いような状態になる。でもそれを打ち破る科学技術の革新がない場合は、「金のかからない政府」だの「規制緩和」「市場原理主義」だのと小手先のことでごまかすしか無い。

つまり新自由主義と一言でまとめてしまうのは問題があるにしろ、その方向で動いてきた世界は「それしか打つべき手がない」ということであって、新自由主義だのグローバリゼーションだのが世界を変えるような素晴らしいことだというのはやっぱり私に言わせるとアホとしか思えないわけです。これって「頭打ちだから」規制や垣根を低くして弱肉強食の世界にして、それぞれ自由に戦ってシェアを伸ばせという恐ろしく、そして畜生の世界の生き方であって、盗人にお墨付きを与えるのに似ているけれど、それしか手がないからしょうがなくそれをやるわけで、次の時代に飛べる「技術革新」によって「新しい富を作り出す」ことが重要で、それなくして限りある富を皆でわかちあうことは無理。

そんなこともしっかりわかっているのが中国だと私は思っていて、中国の技術力をバカにする人は多いけれど、中国の中で世界の最先端を走り、「今に見ていろよ」と虎視眈々と将来を見つめているグループが間違いなくいる。そしてそれは共産党トップもわかっていて、長い計画をきっちり持っていると私には見えます。

中国をバカにする人は、中国の宇宙開発がどこまで進んでいるかに関してはなんと言うんだろうか。宇宙船?あれはインチキだと?

またスーパーコンピューターの世界では、6月20日の発表で、スピードでは世界の1位と2位を中国が取り、省エネスーパーコンピューターの分野では日本が強いものの、3位にその世界最速のスパコンが入ってきた。なおかつ世界のトップ500のスパコンの内、167台が中国製で世界一の保有数。そしてそして、その一位を取ったスパコンのCPUは中国製。有名な、そして前には世界一を取った日本の「京」のスピードは、1位を取った中国の9分の1のスピードしか無い。

計算スピードが早いだけでなんなんだよ、なんてのは「二位じゃダメなんですか?」と聞いた無知な政治家と同じで、もうそろそろスパコンのスピードも次世代のエクサスケールの時代に入るのが見えてきた。このスピードになるとスパコンそのものもスパコンが設計するようになって、それこそ人間様の出番がなくなるらしい。そして当然、最近言われている「AIが人間をコントロールする日」も近づいてくる。

そんなバカなと思うけれど、今の我々だってワープロがあるから漢字は書けなくなるし(笑)、カーナビがあるから道路も覚えない。学生は論文を書くのにネット検索をして書く。そんな時代に今の時点でもなっているわけで、コンピューターに聞けばなんでも分かる時代はすぐ目の前に来ている。コンピューターが人間を奴隷にするのではなくて、人間がそれを選ぶように動いてしまうんでしょう。

そんな時に高性能のコンピューターを持つ国がどれだけ世界の中でアドバンテージを取れるかを考えると、かなり恐ろしいことになるはず。人類の夢である「核融合」もスパコンなくしては実現不可能なそうで、スパコンの発達によって核融合もいつ頃どうなるかが見えてくるらしい。

スパコンに関して。

AI(人工知能)が世界を変える。我々の将来は? | dabo_gc

私は核融合発電をいち早く実現した国が、次の世界の覇者になると思っていて、これを中国に取られたらどうなるのか・・。ゾッとします。

ま、今の世界って期待のグローバリゼーションにも陰りが見えてきて、世界の国々は内向きになっていき、そして科学技術の世界では凄まじい競争が行われていて、次の時代の覇者になろうとしている。

こういう現実に目を向けない指導者は居なくても良いわけで、嘘だと自分でもわかっているのに民衆を扇動し自分の地位を守るために「戦争反対~~~」なんてわけのわからないことを言っていて良いのか?

現政権を倒すためならと、主義主張も違う連中と一緒に共闘して、もしもそれで本当に勝ったらどうするんだ?破壊した後に何を建てられるんだ?

こういう点でも青山繁晴氏は危機感を持っていて、自民党じゃ共産党じゃと言っている時代じゃない。皆が力を結集しなければダメだと力説する。これは私も本当にそのとおりだと思っていて、内輪喧嘩をやっている間にどんどん世界に取り残されていく。そして日本が経済的に立ち直るには、新しい産業の勃興が必要だと青山氏は説く。これは私が思う技術革新がなければ発展はないという考え方と同じで、彼がそのネタ(メタンハイドレード)を持っているなら、是非実現して欲しい。

日本には本当に頑張って欲しいし、青山氏がどうにか日本人を眠りから覚まさせてくれることを願うばかりなり。

 
 
 

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イギリスのEU離脱とグローバリゼーションの終焉&青山繁晴氏の立候補” への4件のコメント

  1. ブログ主様の言われること、全く同感です。青山繁晴氏には絶大な期待を寄せております。我が国が発展するためには、与野党が反目し合って政治をする欧米型の政治機構をやめて、政治家が力を合わせ「和の力」統治する日本型民主主義機構が必要だと思います。「日本型民主主義機構創設論」をご一読ください。http://blogs.yahoo.co.jp/kaicho71369/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3

    • 私は青山氏に期待していますが、私自身はこのブログに書いているように日本を見切っています。

      日本がどう変わるべきかは青山氏だけじゃなく、多くの政治家だって官僚だってわかっているはずなんです。でも動かない、変わらない。

      どうしてこうも硬直化しているんでしょうね。明治維新みたいなことが起きないと日本は段々と駄目になっていくように感じています。

  2. 青山さんは好きですが時々シラッーとさせるものが有ります。それは英語を得意気に講釈することです。西部進も嫌いではないですがやたらと英語で説明し彼含め多くの日本の知識人は未だ鹿鳴館時代からまだ抜けていない、とガックリします。その点中国人は母国語を押し通す傾向がありますが中華思想と侮るべきでなく自国を見失わないその姿勢は立派なものと思います。
    櫻井よし子さんはハワイ大卒で確かC.サイエンスモニターの記者を務め英語は堪能のはずです。けれど彼女は決して英語力をひらけさすことは有りません。彼女は日本らしさというものに細心の気配りをしており見ていても感じが良いです。

    • 私も青山氏のあの「英語」に関してはちょっと変な感じを持っています。

      ただ西部進氏は全く違っていて、我々がなんとなく使っている英語、カタカナ語も、それの起源とか語源があるわけで、それを知るのは大事だと思うし、そういう話をしてくれるのは西部氏しか知りません。

      言葉には共通の認識がなければ話は出来ないわけで、西部氏の話はヒジョーーに有益だと思っています。また日本はもとより中国にもなかった西洋思想に我々はどっぷりつかっていますし、そのカタカナ語をつかっているわけですから、英語を無視したり軽視するべきではないと私は考えています。

      でも青山氏のあれは、だから何なの?みたいな。(笑)

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