激動の世界で慌てる投資家と笑うデイトレーダー

私のMT4チャートのインジケータ+テンプレートを配布し始めたのはいつでしたっけ?中にはデイトレに開眼した方もいらっしゃるようなので、今日はこういう過激な表題にしてみました。(笑)

今年に入ってから世界の市場は大荒れ。アメリカの利上げ、中国の経済的混乱、石油の暴落、不穏な世界政治。そんな重要な事が重なった時代って私もちょっと思い出しても浮かばないくらいです。

世界がどうなるのかわからない。

これじゃ投資家は真っ青ですよね。また企業もどう生産調整したら良いのか、また貿易にしても為替をどう読むかが難しい。

そういう機関投資家や大企業、そして評論家、学者と一緒になって悩んでいる一般人も結構いるんじゃないでしょうか。

こんなUSD/JPYを見たって、頭が痛くなりますよね。黒田さんが撃ち放った「マイナス金利」ってどんな影響があるのか必死に勉強している人も多いんでしょう。

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私が大事だと思うことは「将来を予測すること」ではなくて「俺ってなんでこんなことで悩んでいるの?」という基本的なことなんです。

普通の人が為替で悩むって

◯ 必要な金を交換しなければならないので時期を見ている
◯ 外貨建ての資産を持っているので(あるいは日本円を)ヘッジをしようと思っている
◯ 外貨投資をしようと思って時期を見ている
◯ FXで儲けようと思っている

まぁ、こんなことしか私には思い浮かばないのですが、そういう人たちがなぜ機関投資家や大企業と一緒になって悩まないとならないのか、ってところを考えるべきだと思うんですよ。多くのそういうプロたちは「為替そのもので生計を立てているわけじゃない」のが普通ですよね。大元の投資対象があってそれの投資効率は為替変動によって変わる。また企業は買うもの売るものが為替によって価格変動するのでちゃんと予測を立てないとならない。

評論家も学者もこういう「世界を動かすビッグプレイヤーの立場」を考えてああじゃこうじゃとしゃべるわけですよね。

でも我々みたいな雑魚で別に為替がどう動こうと生死に関わるわけでもない投資家を相手にして彼らがしゃべるわけじゃない。

それなのにテレビや新聞、専門誌を読んでは悩む自分って何かおかしいんじゃないかと考える必要があると思うんですよ。

そもそも為替変動で自分が得る利益、損失はどのレベルなのか。必要なお金を交換したい程度なら、せいぜい損益の差って数万円とか数十万円の差でしょう。大きなお金を投資している人は別ですが、そういう人はごくごく少数。

FXで儲けようと思う人達は、一体一ヶ月にいくら儲けようと思っているんでしょうか。

そんなことを考えながら、上のUSD/JPYの日足チャートを見てください。こんなボラティリティが高い動きで、買いか売りか、そのタイミングは?なんて悩むのって馬鹿げていると思いませんかね。私は馬鹿げていると思うんですよ。こんな動きでそうそう勝ち続けるなんて不可能だと思うから。

ま、そうやって世界のビッグプレイヤーと一緒になって悩むのが好きな人もいるんでしょうが、私は「実利」を大事にしたいと思うんです。

だからデイトレに向かいます。

一日の動きって、日足で見ていると大きく動くから、日中足も凄いことになっているんだろうと想像する人が多いと思いますが、実は違うんです。大きく動いている時って、日中足は上下に暴れまわるのではなくて、どちらかというと一方通行のトレンドができるんですね。

つまりですね、日足の動きが大きくて難しい時ほど、デイトレは簡単だってことなんですよ。だから昨今の動きにはデイトレーダーはニヤニヤしているはず。でも機関投資家や大企業はそんなことは出来ないししないし、テレビや経済誌を見ても「デイトレをすれば良い」なんて絶対に誰も言わない。目の前にいる小魚を捕まえれば個人は十分に足りるけれど、世間は天候がどうじゃ海流がどうじゃ、漁業のあるべき姿がどうじゃと理論ばかりこね回す。そりゃ大手にとってはそれが大事だけれど、個人は目の前に見えている小魚を考えていれば良いんですね。

これが2月4日のUSD/JPYの一分足です。約3時間でこれだけ動きますが、この中に多くの出撃チャンスがあるのがわかるはず。

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赤のヨコ線と矢印で表した値幅ですがこれで5PIPSあります。

さて、ここでこういう動きなら自分はどうなのか考えてみます。

◯ このなだらかな動きと、上下に跳ねる日足とどちらが読みやすいか。
◯ 日足の場合は、国や要人が何かを言ったり、発表される指標で大きく動くけれど、それを自分が予想できるのか。

ここがポイント。

でもデイトレって細かくて大した利益はでないでしょ?と思う人が結構多い。

これも勘違いでしかないんですね。

そりゃ自分がFXで売買するにしても例えば1万ドルだとしましょう。それを前提とするなら日足のように大きく動かなければ勝っても負けてもたいした額にはならないのは間違いがない。でも日足を見て頑張って勝っても負けてもせいぜい数万円の話ですよね。いやいや10万単位は考えているという人もいるかもしれませんが、10万円ということは為替が一割動かなければ出ない利益。まぁ、10円の値動きと言っても良いでしょう。

その額を狙って、何日悩んで、何日掛けて稼ごうと思うんです?そりゃ簡単じゃないけれど、でもデイトレだったら5PIPS動いても500円しか儲からないじゃないかと考えてしまう。

ここが落とし穴なんですよ。

自分が10万円稼ぎたいとしたなら、「投資金額を変えれば良い」ってことなんですね。今の例で言うと1万ドルの投資金額に固執してはダメということ。1万ドルでは5PIPS抜いても500円。10万ドルなら5000円。100万ドルなら5万円になるということ。

でもここで恐怖を感じる人が大半だろうと思います。私だって小心者ですから額が大きくなると手が震えます。(笑)

だから日足で、あるいはデイトレでも大きな値幅を取らないとならない、と考えるようになってしまう。

だから勝てないのだ、というところに気が付かないとダメなんですね。自分は恐怖感が強い、リスクは取りたくない、でも利幅は取って金額的にも大きく儲けたいと考える。

こんなワガママが通るなら、相場をやっている人たちのほとんどは大金持ちになっているってことになぜ気が付かないのかってこと。

自分が基本にあって、それを変えること無く利益を出そうなんて、そんなうまい話は世界のどこにもないはず。恋愛だって同じで、「俺は好きなんだ~」とゴリ押ししてどうにかなるなら悩む人はバカといえる。仕事だって同じで、「俺のやり方でやらせてくれ」と言ってOKを出す会社も取引先もない。

そういう単純明快なことさえ考えないでやる人がこの世界の大半だということ。

でも良いんですよ。自分は1万ドル以上は売買したくない、できないというのなら。だったら500円を毎日何度も何度も取れば良いじゃないですか。1週間も頑張れば数万円になるでしょ。

そういうふうにするのか、それとも機関投資家や大企業、評論家と一緒に悩みながら1週間で数万円稼げますか?

ここで大事な大事な大前提があります。それは上に出したような「日中足のなだらかな動きなら勝てる」という実力が必要だということです。これなくしては何も始まらない。

いやいや、それも難しいという人も多いでしょう。でも考えてみてくださいよ。こんななだらかでも勝てないのに、読むのが難しい日足でどうやって勝つんですか?

だからテレビや雑誌を見てプロの話を聞いて・・・・ってなるんでしょう。

この「勝てないサイクル」そのものを理解することが何よりも重要じゃないでしょうか。

それがわかればどうにかなる世界。

それと私のチャートのインジを受け取った方の中から、「どう使うのですか?」という質問を何度か受けました。私としてはそういう初心者が多いとは思っていなかったのでびっくりしたのですが、そういう方々に答えたのはこういう答え。

「どう使うのか」ではなくて「どう使えるのか」をチャートを見続けて感じるようになれないと勝てません。ってこと。

赤が青になれば買いだとか、そういう単純な方法で勝てると思ってる人がいるのには驚きですが、そんな他力本願で勝てる世界じゃないんですね。チャートは道具でしかないんですよ。それも現在と過去の値動きを見るだけのもので、将来のことなんか絶対にわからない。予想するのは勝手ですが・・・。

包丁を考えてみてください。ここに出刃包丁、刺身包丁があるとして、「これをどう使うのですか?」と聞く人がいたらどう思います?

これはこうやってと手取り足取り教えることは可能だと思いますが、大事なことはそれじゃないですよね。包丁の形状、刃のつき具合とか重さとかそれらを見て調べて、それで使ってみて「なるほど、これはこういう使い方をするべきなんだな」というのが自分でわからないかぎりダメでしょ?またその包丁を見つめていると、もしかしたらこんなことにも使えるかもしれないと思うことも出てくる。そういう感性が大事なのであって、そしてそれを使ってみて使いこなさないかぎり、マニュアルをいくら読んでもセミナーに出ても言われているような使い方が自分にできるのかどうかはわからない。

だからチャート分析の本をいくら読んでもダメなんですよ。基礎を知るのは大事ですが、書いてあることが自分にできるかどうかは別問題。そんなことはゴルフだって料理だって同じで、書いてある通り、教えてもらったとおりに出来ます?

でももし刺身包丁でネギの千切りをしたら切れ味が良いから良いネギの千切りが出来たとするなら、その人にとって初めて刺身包丁の存在意義が出てくるんですね。これはどこの誰が何と言おうと「自分にとっての事実」ですから、そういう事実を積み上げて自分の手法をつくり上げるしか無いってことなんです。

そしてその手法を簡単な日中足で使うってこと。日足を見てここで買いだ!売りだ!と勝ち続ける人はこの世に存在しないぐらいに思うのが調度良いんじゃないでしょうか。だから日足を見てどうしようどうしようと悩むのではなくて、簡単なデイトレでささっと稼いじゃった方がはるかに早いってこと。そうすれば必要なお金を交換しないとならない時に、今かな?もう少し待つかな?なんて悩む必要もなくなるんですね。必要なときに必要なだけ「損得を考えずに」替えれば良いってこと。

ところで私の準備に関してですが、為替ではなくてやっぱり先物だという基本方針は変わらず、そして先物はEurexのDAXに絞って見ています。サブとしてはCMEのS&P500のE-mini。使うチャートはNinjaTraderでティック足と連行足。やっぱりFXより楽だと思います。そして将来性もある。

 
 
 

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激動の世界で慌てる投資家と笑うデイトレーダー” への5件のコメント

  1. 投資やFXとかは一切わからないし、そこまでやる気もないので知識は皆無ですが、一時帰国した時のための日本円確保や日本のクレジットカードの引き落とし用などの送金ために、いつも為替動向を見てはビクビクしてる小心者です(笑)
    1ドル92円と83円の差で、10000ドル送金して11万円ぐらい開きがでると、両親の分の新幹線代と旅館代を出せる差がありますからねー。。。
    非常に痛いです。
    あー、弱った。。。

    • 一般的には不動産と同じで「買った時が買い時、売った時が売りどき」と考えるしか無いんじゃないですかね。

      為替の動きで損したと思うこともあれば儲けたと思うこともあるわけで、為替の動きで大元の所得に問題が出るわけじゃない場合は余計なことを考えないのが平穏に生きるためには最善だと思います。

  2. S&P500はFXより楽ですか。なんか理由はあるのですか、それとも感覚的なものでしょうか。
    ところでバンコクのブログの記事で面白いものを見つけました。
     https://www.cross-m.co.jp/globalcolumn/th20160112/

    こんな方法でネットが高速化し安定するのならいいですね。
    自分は無知でこんな方法知らなかったのでびっくりしています。

    • ぎょえ~~~。先物が良い、e-miniが良いというのは何度も書いているのに・・・。(T_T)

      DAXはE-miniよりもっと良いですが、一言で言えば刻み値が小さく、一山のPIPS(ティック)数が大きいですから出撃撤退が楽だということ(日経225が難しいのはこれに大いに関係ある)。そして入ってくるデータは全ての約定であってチャート分析には欠かせない「出来高」も当然わかること。その他、BidAskは「本物」だということ。手数料(スプレッド含む)がFXより安いこと。市場規模が大きく、大きな取引を狙える余裕が充分あること。

      太郎さんは初心者じゃないんですから、ちょっとチャートを見てください。それだけでピンとわかるはず。

      ネット接続ですが、おかしいと思ったらモデム・ルーターを疑うのは最初にやるべきことだと思うし、WiFiを使わずにケーブルというのも基本中の基本。WiFiなら5GHzを使うべきだし、高出力のルーターもあるし、基本的には予備の「違うメーカー」のモデム・ルーターを複数持つのも大事なはず。それとかなり前に書いたことがありますが、複数のラインを契約し、それを一本として使える技術もあって、やれることはいろいろあると思います。ややこしくなりますが。

      ご紹介のサイトに書いてあることは、たまたまその人の場合はうまくいっただけで、残念ですがそれが誰にでも共通する解決方法にはなりませんね。

      マレーシアで使おうと思っているのはISPが提供するモデム・ルーターを使わないと動かないようになっているようでそういう場合はどうにもなりません。それでもモデムはしょうがないにしてもルーター部分は自分が好きなモノを使えるはずでその機能だけ切り離して使ったらどうなるのかとか、問題が起きたらいろいろやってみるつもりです。

  3. 参考のためにDAXの1分足チャートを出します。横線は10PIPS(ティック)で5ポイントもある。先物1ロット(枚)で1ポイント(2ティック)25EUドルですから、この横線一マスで125EUドル。証拠金は1枚大体200万円。デイトレだと36万円ぐらい。面白いでしょ?

    1枚でこれですが、10枚やそこら成り行きで出してもびくともしません。大きな市場の先物の良さってこれで、(デイトレで)大きくなるにはどうしたって先物世界に行かないとならないってのはこういうことなんです。

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