アメリカの利上げ話から見える人間の本音

アメリカがこれから利上げをすると世界に、自分にどういう影響があるのか気になる方は多いと思います。私も同じ。

そこでいろいろ調べているのですが、面白いことに気が付きました。

今回のこと、それの背景を説明し、今後の動向を予想する評論家、専門家はごちゃまんといますが、結構皆さんバラバラだと今回は感じます。

今回の利上げは「歴史的なもの」と言っていいような大きな転換だとは思うのですが、でもなんか変な感じを受けますよね。イエレンさんの説明が本物なのかという疑念みたいなものを感じる方は多いと思うんです。つまり利上げをする環境が整ったという説明もそうですし、何かしっくり来ないものを感じる。

つまりですねぇ、そういう方向で動いているというより、その方向性を創りあげたいという意志の強さの方を感じるんです。でも実態は違う、みたいな。

ま、そんなことはどうでもいいことなんですが、多くの専門家評論家がいろいろ言っているなかで、ま、それは彼らの仕事がそれだからそれで構わないんですが、それを聞く我々みたいな一般人の反応がこれまた面白いんです。誰それの説明が一番理にかなっているとか、あの人の言うことはここの所当たっているとか、多分、あの人の言うようになるとか・・・・・。

これって普通にある光景ですが、何かおかしいと思うんですよ。

いわゆる、一億総評論家時代か?みたいな。(笑)

ただ今の経済学も、企業経営も、あるいは投資判断もデータに基づいてそれをどう判断し、未来を予測して勝ち残っていくかという方法が取られますし、それに異論を唱える人はいない。これが当然だと誰しもが考えている。

私はそこに滑稽さと言って良い物を感じるんです。

つまりですね、論理的にその考え方や行動が正しければ、それで良い、それで許される世の中なんだろうって思うんです。いわゆる学問の世界に近くて、結果重視じゃないんですね。

良い結果を出したいが為に皆んなが苦労しているのはわかるんですが、なんだか結果よりその「論理的なもの」に多くの人が価値を感じているように私には見えるんです。論理的に考えてそれがベストだと信じて頑張ってきたのだから、成果がでなくてもそれはそれでしょうがないみたいな・・。

その方法論が悪いってわけじゃなくて、皆んなやることは同じなんですが、その論理重視が極端な感じがするんですよ。それこそ結果よりその論理にどれだけ説得力があるのか、そこが重視されているように私には見える。結果はどうなるか所詮誰にもわからないのだから、その論理が大事なのだという考え方が多いのが気になるんです。

ま、評論家や学者は良いでしょう、どういう結果になろうと。過去と今を分析して将来をしゃべるのが仕事ですし、また結果がどうあれ多くの人が納得する論理展開をする人は生き残る。まぁ、良い商売って言えば良い商売。

でも実務につく立場はそうはいかなくて、結果によって自分が責任を取らないとならないわけで論理ばかり捏ねていてもどうにもならない。でもどうにか論理を立ててそれを実行するのか考えるしか他に方法はないんですよね。

で、一番うまくないのは我々みたいな傍観者で、自分が独自の論理を展開することはできないし、「誰のいうことを重視するべきか」という選択肢しかない。なおかつ傍観者であって実務者ではないから、実際の結果がどう出てもなんの責任もないんですね。

これが我々の立場。

いやいや、投資もしているし、こうやって海外生活していれば為替の読み一つで利益も出れば損も出る。決して気楽な傍観者ではないと言う方もいらっしゃるでしょう。というか、傍観者の多くはそう考えているはず。

でもなんか違うんじゃないかなぁ・・みたいなのを感じるんですよ。

結果重視じゃなくて論理重視に偏っている。

なんていうのかぁ、緊迫感の欠如みたいなものを感じるんですよ。そもそも評論家や学者にはそれが無いのが普通で、自分の予想がハズレても殺されることも自ら死を選ばねばならないこともないんですから。

それを言ったらみんな同じじゃない?って思う人もいるかもしれない。投資をしていて為替の予想をする人もそうですよね。予想が外れても死ぬわけでも何でもない。

でもここで一つ仮定してみると面白いと思うんですよ。

もし自分のこの予想がハズレたら自分は死ぬしか無いと。

その時に、今と同じような予想、論理展開ができるのか?って話し。

できないでしょ?ちょっと待ってくれ・・って言いたくなりますよね。これって単に予想の話なんだからそんなに真剣に言わないで欲しいと思いますよね?

つまりですね、我々が日頃聞いている、読んでいる話、自分がしている話って所詮そういう程度のものでしか無いんじゃないかってことなんですよ。それをあたかも大事なこと、大変なことのように大げさに話しているだけ。

でも自分の予想、選択に命が掛かっていると思ったら、「素晴らしい論理」も「論理遊び」に見えてきませんか?って話なんです。

極論を言えば、論理なんかどうでもよくて、結果が「勝ち」ならなんでもありなんですね。

私は現実とはそういうものであって、理論理屈で世の中が動いているんじゃないという自覚を「強く持つこと」が大事だと思うんです。

相場も全く同じ。

相場の格言に「当て屋になるな」というのがありますが、そういうことなんだろうと思っています。

今回のアメリカの利上げの話に、私はそれと同じものを感じたんです。

一億総評論家時代。評論することを目的として楽しんでいるような・・・・

じゃぁ、どうすればよいのか?

ここが私達の出発点なんですよね。相場も為替も同じ。当てることを考えてもそこに答えはないってことだと思っています。

私達はそういうドツボの中で動き回っている、あるいは予想をして楽しんでいると言っても良いと思うのですが、そういう世界から自分の意識を出すことによってのみ、世の中の流れに身を任せられるのではないかというのが私の持論。

刀は使ってなんぼのもので、皆で集まって刀自慢をしたり品評会をやっても意味が無いと思うわけです。ではどうやったら刀使いになれるのか・・・・・

ここがあるべき出発点のはず。

「理論で勝って実務で負ける」ここからいかに脱出するべきか・・・。

 
 
 

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アメリカの利上げ話から見える人間の本音” への6件のコメント

  1. あの~~刀は使わずに済むのが良いと思うのですが・・
    ナイフのように色々な使い道がある道具とは違って
    刀って基本 人を斬り殺すためにありますから(笑)。

    ところで 全然違う話なんですが
    「凛として愛」って映画 観たことありますか?

    • >刀って基本 人を斬り殺すためにありますから(笑)

      あまりにも単純な見方だと思います。そして刀は特別なものという考え方をしているんじゃないですか?

      じゃぁ刀を他のものに置き換えてくださいよ。銃でも良いし、お金でも良いし、そして愛でも良いし。あるいは知識、技術でも良いでしょう。

      「凛として愛」の話題には触れたことがありますが見ていません。いわなさん、申し訳ありませんが「謎かけ」は勘弁してください。はっきり何を言いたいのか書いてくださいね。また私が答えてもそれに対してレスがないと私は返答する気も失せるのです。

      よろしくお願いします。

      • すみません。私は小心者でして 話が長くなったり
        大きくなってきたりすると怖くなるのです。
        言葉だけでなにかが伝わるなんてこともないと
        思っていますし じゃあなにも発言しなけりゃ良い
        と言われれば 全くそのとおりだと言わざるを得ません。
        矛盾してますよね すみません。

        以前にダボさんが 自虐的歴史観から脱却できてるか自信がない みたいなことを書かれていたので
        あの映画は観たのだろうか?と疑問を持っていましたけど 存在を知ってて観ないってことはなんらかの理由があるんでしょうね。

        • なんだぁ、自虐史観に関してだったんですか?まるで話の流れと違うじゃないですか。(笑)

          あの映画にかぎらず、自虐史観を乗り越える為の資料は山のようにありますので、別にどれこれとこだわっていません。また私はかなり乗り越えているつもりなんですよ。でもまだまだ気が付かないところでそれがありますので、終わりはなさそうです。史実に関してはどうにかなりそうなんですが、今の私達が持っている価値観なんですよね、問題は。どうしてもGHQの名残があると時々感じます。

          ネットで見れるんでしょうか?

  2. 予測が外れたら死ぬ

    間違いなくアナリストと言う職業は消滅すると思います(笑)

    儲けたい

    儲けるためになにをするべきか?

    この言葉は一見同じような意味っぽいのですが実は全然違う。

    儲けるためになにをするべきか?

    我欲を徹底的に叩き殺して追求していきたいです。

    場中に思う根拠のない感情は全て悪作用に働くのだと強い意志を持って湧き出る感情を閉じ込めていきたいと考えております。

    我欲をつぶす。

    このままいくと仏道に入って行ってしまいそうです(笑)

    • 心配無用ですよ。我欲を潰すなんてことはできませんから。(笑)

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