やりたいことがある人は羨ましい・・・

マレーシアへ渡った人たちの多くは「やりたいことをやっている」と感じます。「ご褒美人生」なんていう言葉もある。

ということは、我慢しながら、欲望を抑えながら、やりたいこともやらずにずーっと頑張ってきたってことなんでしょう。マレーシアに渡ってご褒美人生っていう言い方はまさにそういうことですよね。

でも私にはどうしてもそういう感覚がわからないんです。

そもそも我慢しながら生きることが出来ませんでしたから、子供の頃から人生が曲がってしまったような気がしないでもありません。就職することも拒否したし(でもサラリーマンの経験は若干ある)、18歳の時に知ったグアムがキッカケでああいう場所でニコニコしながら思うことは言い、笑いたい時には笑い、泣きたい時には泣き、皆が本音をだしたまま寄り添って生きて行くああいう世界で生きたいと思いました。

当時の私は「本当の事を言ってはいけない」「作り笑いをする」「相手を必ず立てる」「本音と建前は違う」「嘘も方便」「見ざる聞かざる言わざるがベスト」とかそれが普通の人間の生き方だと信じていたんですよ。ところが18歳の時にグアムに行き、現地人の中で生活をしてみて本当にびっくりしたんです。自分が考えていたのは全く違う生き方をしている人たちがいると。

そうなればそういう中で生きていきたいと思うのが普通で、いや、普通じゃないかな?(笑)、グアムでどうやって生きていけるかの模索が始まったわけです。ま、それからの物語は長くいろいろありましたし、それはこのブログにも書きましたので、今回は書きませんが、紆余曲折があって結局はグアム行きを断念したし、アメリカに渡ろうとしたり、でも気がついたらオーストラリアに来ていたわけです。

今思い起こせば、結局やりたいことをやり続けてきた人生で、でも願うことが成就するなんてことはなくて、いろいろありましたが、それは「好きなことをして生きる為の苦難」であって、受け入れることは出来るんですね。だから私はそういう意味では苦労はしたことがないと言っても良いのだろうと思います。

子供を育てるというのが私の中ではかなり大きな仕事であって、オーストラリアという環境を選んだのは大正解だと今でも思っています。それこそ生まれた国、言語、文化、習慣にとらわれることなく、自分が行きたい国で好きなように生きるスキルを子どもたちは身に付けることが出来ましたから。

でも親として子育てが終わると、ぽっかり穴が開くんですよ。

俺って一体何がしたいの?と自問自答しても「別に・・・・」って思う。(笑)

ゴルフ、釣り、旅行など趣味三昧で幸せそうに生きているロングステイヤーは多くいるようですが、ゴルフも釣りも何年か没頭したことがありますが、結局飽きちゃいました。旅行はとんでもなく金が掛かりますし、ヨメさんは(不思議に)旅行好きでもないし、旅行にも行かなくなってしまいました。

なんだかつまらない人生だなぁ・・・って思うんですよ。そもそもやりたいことがないってのが自分でも不思議。

でもやり残したこと、やらねばならないことならいろいろあるわけで、でもそれは自分の感情が「やりたいっ」って思うことじゃないのね。理性が考えて「こうあるべき、あああるべき」という意味でのやるべきことが連なっているわけで、やりたいこととはチト違う。

でも自分にはそれしかなければ、それをやるしかないんだろうなぁ・・・と思ったり。

こういうだらしのなさって伝染するみたいで、どうもヨメさんも長男も私にどんどん似てくるんですね。「お前たちの人生ってボーーーっと毎日を過ごすようで良いのか?」と毎日ボーーッとしている私が言いたくなるんですよ。(笑)

でもねぇ、これが人間の本性かもしれないとも思うんです。

あれが欲しいこれが欲しい、あれをしたい、これをしたいと思っていてもそう簡単にはいかない。だからそれを思い続ける。ところがその内そういうものも手に入るようになると、「俺があれほど望んだのはこれだったのか?」みたいな感じになるのね。前にもちょっと書きましたが、私が若いころにアメリカ本土に行って、これほどまでアメリカって豊かなのかと本当に驚いたことがあるんですよ。昭和40年代でしたが、アメリカに比べると日本ってどれだけ貧しいか・・・、屈辱的であるとさえ思いました。

こんな国と日本は戦争をしたのか・・とも思ったのですが、今に見てろよ~~~と、見えない敵に対して宣戦布告をしたのを覚えています。(笑)

その思いを持続してきたってわけでもないのですが、日本人は貧しいと認めたくなかったのは間違いがなくて、自宅にはプールがあり、休みには自分の庭からモーターボートで川や海に出て釣り三昧する姿を見て、そしてそれは裕福なのではなくて彼らにとっては「普通」だということを私は認めたくありませんでした。

アメリカを知り、自分の中の日本人としての劣等感が大爆発を起こしました。(笑)

日本的に言えば「上を目指す」ということになりますが、アメリカを基準に考えれば「普通に生きる」だけのことで、私は普通になりたいと思っていました。

そして四苦八苦してやっとオーストラリアでそれを手に入れたわけです。床面積が1200平米のウォーターフロントの家、プール、サウナ、ジムが自宅にあるなんて言うと日本人にはやっかまれるのがオチですが、アメリカ的に考えれば「君も普通になったね」程度でしかないんですね。

でも確かに達成感は確かにあったものの、そんなのは持続はしないわけで、「ああ、これが普通なんだ」って自分でも思うようになる。これはマレーシアでロングステイしている人たちも同じはずで、最初は、「わ~~、コンドにプールがある~~」「今のコンドは日本の家より広い~~」なんて最初は思うものの、そんなのは時間とともに当たり前になってくるはず。

これは遊びも同じで、私が日本で忙しい時には何ヶ月に1日しか休みがありませんでしたし、正月は正月で取引先へ挨拶に行って名刺を置いてくるだけみたいなバカな生活をしていましたし、ゴルフがしたい、釣りに行きたい、旅行に行きたいなんてのは「そんな日も来るのかなぁ」という思いでしかありませんでした。

でもそういう生活を手にすると、これぞ俺が夢見た生活だ~なんて思うのは最初だけで、いつのまにやらポッカリ穴が開いたような感じがしてくるんですよ。

欲しいものを手に入れるために頑張る。それは良いにしても、その次にあるものは何なのか?ここが私には良くわからないのです。

俺って一体本当にやりたいことってなんだったんだろう。こんなことじゃないはずだって思うんですね。でも何も頭に浮かばないから困る。(笑)

欲望って限りがないはずなのに、なぜか止まってしまった。(笑)

だから「やるべきこと」をするしかないと思っているわけですが、なんだかなぁ、それも面白く無いんですよね。

これってホルモンに関係があるんでしょうか?

女性を見て感じる男独特のあの感情。あれがいつの間にやら消えていくのに気が付きますが、それとこの「やりたいことがない」ってのと同期しているような気がするんですよ。

まぁ、身体も自動車と同じで、あちこちガタが来ているのにガンガン飛ばしたくなるようじゃ困るわけで、身体的な弱体化と精神的なそれは無関係ではないはず。でも卵と鶏のたとえも気になるわけで、精神的に燃えることが出来れば身体も燃えるんだろうと思ったり。

恋をしたい・・・。そんなふうに思います。

でもそれは女性に対する感情という意味ではなくて、「何かに恋い焦がれる」という感情を持ち続けたいと思うんですよ。それがすべての原動力になるのはわかるから。

なんだか「悩みがないのが私の悩み」みたいな話ですが、これって本音。

マレーシアに行ったら何か自分を燃やしたいものを見つけられるのだろうか・・・・・・

でも逆を言えば、劣等感が原点であったやる気にしても、どうにか目標を達成することが出来たから次を考える。あるいは次にやりたいことがないにしても、そして自分が成し遂げたかったことって大した意味もないことだと気がついたにしても、これはこれで良かったと思うんですよ。もし達成できなかったら「本来は意味も大してないこと」を一生目標にして頑張り続ける人生になっていたかもしれないのですから。

だからもしかすると、今からが私にとっての「本当の自分探し」が始まるのかもしれないと思うし、そもそも若い頃から「欲望の行き着く大して意味もない所」に気がついていれば、ほんとうの意味での地面に足がついた生き方が出来るんじゃないかと。

「青い鳥はどこにもいない。でもそれを探そうと努力することが大切なんだ」という考え方は恐ろしいほど間違えていると私は思っていて、「青い鳥はいないのだから、もっと大事なものを見つめろ」というのがやっぱり大正解のはず。

自分もそうだし、周りを見てもそうだけれど、誰しもが「青い鳥を捕まえようと一生懸命になっている」ような気がします。でもこれって何かが間違えていると感じるのです。

自分にないものをねだり、それをどうにか手に入れようと頑張る人生って、一見素晴らしく見える感じがしますが、実は浅ましい欲望に囚われた悲しい生き方でしかないような気もするのです。

こんな感じで自分の中に答えがはっきりしないウヤムヤ感があるのにイライラします。これって信仰心があればまた変わってくるような気もしますが、洗脳状態になっている一見「まともな人」が多いとも感じるし、今の御時世を見てもそうですが、西欧社会の考えを正しいものと断定して(どこぞやの共産党も同じ)、一方的な弾圧に反抗すればテロリストと言われ、皆殺しにされる。これは中国も同じだけれど、何か人間的なものが世の中から消えて「欲望が支配する世界」が当たり前になっているのがどうにも気になります。

問題はその欲望を美しいもの、当然のものとする風潮があるってところ。今、世界で騒いでいるテロも同じで、一体誰がテロリストをあそこまで追い込んだのかは誰も言わないっておかしいでしょ?西欧社会は絶対に間違えていないという前提で世の中が動いている。西欧社会の欲望は当然で、他の欲望は邪悪なものと皆が信じている。かつて日本がそれと同じやり方で陥れられた。

「欲しいものを手に入れるために頑張るのは良いことだ」という偽善、欺瞞。これが自分の中にもあるし、世界を支配しているのはこの考え方。なんだかしっくりしません。

私が西洋人なら(あるいはどこぞやの共産党員なら 笑)自分は正しいと信じているからしっくりしないなんてことはないはずですが(笑)、2600年も掛けて作り上げられた世界最古の国家である日本に生まれた日本人として、日本人が大切にしてきたものって全く違うもののはずだという気がするんですよ。皆が「儲けるために」言っているグローバリズムですが、私に言わせるとそれは日本人の「劣化」に繋がるような気がしてしょうがないし、自分もそれにしっかり侵されているのがわかります。

人生にリセットを掛けて、今までとは違う価値観でマレーシアで生きてみたいと思っている私。どうなるんでしょうか。何か見つけることが出来るんでしょうか。

それとも持っているものは全部手放して裸で出家でもしないと何も見えてこないのか・・・・・。そんなことを思う時も来るのかもしれない・・。

 
 
 

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やりたいことがある人は羨ましい・・・” への8件のコメント

  1. ダボさんてお金とか欲望を不浄なものだと考えているんですね?

    最近の書き込みでもしかしたらそうなのではないかと思いました。

    でも私がダボさんのファンなのはそれがあるからかもしれないです。w

    • あああ、不浄なものと考えるかもしれませんね。自分では意識したことがありませんが、お金に関しては(見えない)「重さ」があると思っていますし、それが本来のお金の価値だと思っています。それってお金は不浄なものと通じる何かがあるのかもしれません。

      金儲けをやっていると欲望と結果の関係がいろいろ気になるわけです。欲望が強ければ強いほど周りが見えなくなりますからうまくない。そこが出発点で、では欲望ってそもそもなんだろうって考えだすと、ろくでもないなぁ・・・って思うんですよ。(笑)

      そういう考えが良いのか悪いのかはわかりませんが・・・

  2. ダボさん、ウエイトトレーニングやるといいですよ。

    ウエイトトレーニングは男性ホルモンのテストステロンの分泌を高め、たくましい体と、ヤル気が手に入ります。
    うつ病には筋トレが効く、という話もあるくらい。

    僕はその効果を本当に実感しています。
    ダボさんは凝り性なので絶対に凄いことになるはず。

    筋肉は何歳からでも肥大します。やってみて!!

    http://hosomacho.com/hosomacho/effect-of-testosterone.html

    • ウエイトトレーニングは昔からしっかりやってみたいんですよ。男でも女でも筋肉が付く場所は年をとっても変わらないんですよね。昔ジムに通っていた時に、とんでもなく格好の良い女性がいてクラクラっとしたのですが、顔を見てびっくり。多分今の私よりオバーチャン。(笑)

      あの時、筋肉こそが年寄りの味方だと思いました。脂肪も皮もだらしなくたるみますが筋肉は見捨てないと。(笑)

      男性ホルモンの関係は私も興味がありますし、それを増やしてみたいとおもう気持ちはかなり強く持っています。

      ただですね、今のこういう状態が「悪い状態」だとすれば男性ホルモンを増やしまた元気ハツラツとした青年の様になるのが良いのかもしれませんが、もしかしたら、若く欲望に囚われていた頃には気が付かなかったものにやっと気がつくようになったのかもしれないんですね。

      ここが問題なんです。昔に帰ることは決して良いことではない。

      でも私は元々肉食系ですし、もし草食系なら歳をとって聖人君子みたいな生き方も良いのでしょうが、肉食系はどうあるべきかと考えると、聖人君子は決して到達点ではないんですね。

      ということはやっぱり男性ホルモンが大事ってことになるはずで、若返りは必要が無いのですが、男性ホルモンたっぷりのジジーがどうなるかってのは自分の体で人体実験する価値は大いにあると思います。

      でもねぇ、頭もボケてしまったのに若い子のお尻を付け回すスケベジジー、ストーカーになるような気がしないでもない。(笑)

      実は今、そういう変態ジジーが問題になっているんでしょ?私もそうなる可能性はなきにしもあらずと思っています。(笑)

      加圧トレーニングって知ってます?あれの手足のベルトも持っていますので、マレーシアに行ったらちゃんとしたトレーナーに着いてしっかり筋肉をつけてみようと思います。

  3. 日本人が持ってるもので他の国の人に伝えていくべきことの一つに「もったいない」と
    思う感覚ってのがあります。
    去年 バリ島に遊びに来てたオーストラリアの母娘がレストランで
    シイラのステーキを食べて二人とも亡くなる事件がありました。
    ヒスタミン中毒だそうです。赤身の魚を常温で放置するとヒスタミンが生成
    されて 煮ても焼いてもそれは壊れないそうで 一定量を越えるヒスタミンを
    摂取すると命を落とすこともあるとか・・。
    おそらくそのシイラを釣った漁師は船の上に放置したまま長時間釣りを
    続けてたものと思われます。
    「もったいない」ってレベルを超えて犯罪に近いものを感じます。
    そんなことはやめさせたい と言う欲求を持ってます。

    • どうもすいません。仰りたいことが私にはよくわかりません。

      もったいないもほどほどにってことですか?

      私が思うに大事なことってたくさんあるわけで、「もったいない」はそのうちの一つでしかない。食中毒で死んだのは「もったいない」が原因ではなくて「管理」の問題。

      例えば、自動車は便利だから皆が使えるようにしようという考えがあったとして、でも交通事故で死ぬ人がいるから自動車の普及もほどほどにするべきだという論理と似ていませんか?

      またその漁師もずーっとそういうやり方をしているんでしょうし、そういうシイラを食べた人は延べどのくらいいるのか。死んだ人はどのくらいいるのか。そういうデータもなしに、一つの例を取り上げてどうあるべきかを言うのもおかしなもんじゃないかと・・・・。

      「もったいない」からこそ「管理をしっかりする」方向へ話を持っていくのが建設的だと思います。

      • あれは確かに極端な例だと思いますけど(ヒスタミン中毒で亡くなったのはあの二人だけのようで 喘息持ちで死因は窒息)せっかく釣れた魚の鮮度管理や品質管理が出来ていないことが元でよくない事が起きたってことで 方向性としては間違っていないと思っています。
        ただ 「釣れたらちゃんと冷やしたほうがいいよ」と言ったところで聞きやしないんですよね・・。
        ダボさんは釣りにハマってた時期 釣れた魚を美味しく頂くために氷を用意してました?

  4. 言ったところで聞きやしないってのはどこの国でもどの時代でも同じですね。自分がベストだと思わないにしても「大丈夫」だと思っているし、それ以上のものを要求する需要がそもそもないんでしょう。

    これはオーストラリアを見ているとそう思います。「こうすればいいのに」とか「もっといいものがあるのに」なんてのは全く関係ないのね。逆に日本人にも奢りがあって、自分たちの基準はベストだと思ってる。全く同じだと思います。自分も同じ。他人のいうことに耳を傾けるのは簡単ではありませんね。

    私が釣りが好きだった頃は乗合船が多かったですから氷は常にありました。またオーストラリアに来てからは釣りといえば自宅の庭からの釣りですから、釣れたらすぐ締めて冷蔵庫でしたね。そもそも気温が高いですからクーラーの中に入れておいても煮えちゃいます。

    ただ、氷があっても直につかうことはありませんでした。私が欲しいのは冷水であって氷じゃないですから。

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