日本人の魚屋が充実してきた

最近、またちょくちょくカラーラにある日本人の魚屋 Real Fish に行くことが増えています。

今日はいろいろな魚が入りましたとSMSが来たので行ってみたのですが・・・・・

凄いじゃ~~~ん。

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シマアジが入荷したとあったのでキョロキョロ探したのですが見つからず、シマアジはどれ?と聞いた所、このクソでかいのがシマアジですと。こちらで言うシマアジってTravelyという魚で、日本ではギンガメアジとかその手の仲間。でもこれって今まで見たことがない部類。近海で獲れたものですと。

右側のがそれで、1メートル以上ある大物。

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もちろん刺し身ということで、早速買ってきました。厚め、大きめに切ってもらいましたがこれで4人前以上あると思います。それが13ドルちょっと、安くね?

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ここではちゃんと切って、盛ってくれるから非常に助かります。貴重な大葉も付けてくれるし。家ではこれをちょっと盛り直せばお客にも出せますね。ただワサビがこの練りワサビだと悲しいので、我が家では(ゴーゴーマートで買った)メチャ美味しい本わさびを使います。これは刺し身専用で、もし違うもの(蕎麦とか)に使ったら「殺す」と息子を脅かしてあります。щ( ̄∀ ̄)ш

これ、本当に美味しいです。冷凍モノなのですがゴーゴーマートで常時これを置いてくれれば良いのだけれど・・・。これが最後の一本。

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その他の魚も充実していました。

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切り身もいろいろ。一番左のは銀鱈の西京漬けなんですが、これが最高に美味しくて、日本食材店の冷凍とはレベルが違います。でも決して安くはない。

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生たらことか抜群に美味しいとジャパレスでも使っている生牡蠣はここの売り物の一つ。

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刺し身セクションの写真を撮るのを忘れましたが、5,6種類あったかなぁ。刺身用の鮭、キハダマグロ、アオリイカ、ヒラマサ、真鯛、その他諸々。

結構混んできて、私のは後で良いよと伝えて様子を観察していました。そうしたらインド人の奥さんが真鯛を丸ごと買っていたので、「エクスキューズミー、もしよろしければこの魚をどう調理するのか教えて頂けますか?」とかなり下手に「日本人らしく丁寧に」聞いた所、想像していたとおり「フィッシュカレー」ですと。「なるほど~~~」なんて大げさにリアクションしてから、「フィッシュカレーに使う魚は他にどういうのがあります?」と聞いたんですよ。彼女は「私は真鯛が一番好き」と答えたのですが、私が指を刺して、あの魚は?これは?と聞いたものの、「駄目」との答え。ま、感じはわかりました。いわゆる白身で身もしっかりしていて、そして「良い出汁が出る魚」ってことですね。

良い感じの奥さんでしたので、「私はフィッシュカレーを一度作ってみたいと思うのだけれど、作り方がわからなくて・・・」と調べてみればすぐわかることをあえて聞いてみました。(笑)

そうしたらまぁ丁寧にああやってこうやってと、何種類かある調理法も教えてくれました。意外だったのは彼女は野菜は使わないんだそうです。フィッシュカレーってそんなもんか?と思ったのですが、彼女はフィジー出身のインド人で、インド料理も様々な調理法があるとのこと。フィッシュカレーも同じ。

そして彼女が強調したのは、煮こまないこと。魚を入れたら10分で出来上がりですと。流石~~。(笑)

日本の考え方と同じですね。私はてっきり一般的なカレーと同じで煮込んじゃうのかと思っていたのですが、それを言ったら「ノー、ノー、絶対ダメ」、あんたバカじゃないの?みたいな顔をしながら言っておりました。(笑)

彼女が買ったのはこの丸ごと一匹のかなり大きな真鯛。2キロ弱あるんじゃないかなぁ。

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彼女はこれの掃除を店のスタッフに頼んでいましたので、調理場をちょっとのぞいてそれも観察してました。聞いた所、インド人は皆同じような注文をするそうで、ウロコを取って内臓は取り出しぶつ切りにするだけ。

私はフィッシュカレーじゃ無いにしても、綺麗なアラを売っていたので、それを買うことにしました。潮汁でも作ろうかと思って。でも身はなくて頭と骨だけってのも悲しいし、一匹丸ごとでは大きすぎますので、アラと切り身を2枚だけ買うことに。

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これも入れればかなり贅沢な潮汁ができそう。ううう、もう少し買って「鯛スキ」も良いかと後悔したり。

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ま、この店も大したもんで、見ているだけでも魚好きは嬉しくなります。

そしてですね、良し!と思ったのは結構お客が付いているってこと。それも日本人じゃなくて地元の人達。これって海外で商売するときの一番のポイントなんですよね。日本人なんか相手にしてもケチでウルサイだけで商売にならないのね。でも地元民が来るようになればしめたもんで、将来が楽しみ。

日本人の客は私だけ。

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こうやって見るとお客がいっぱいってほどじゃないじゃないかと思うかもしれませんが、ゴールドコーストには魚市場はありませんし、中小の魚屋があるだけ。街の中にも大きなショッピングセンターにも魚屋はありますが、こうやって客が何人も見ていることさえここでは珍しい光景なんですよ。ラブラドールのチャリスという有名な魚屋は別ですが。

この魚屋の名前は Real Fish。良い名前をつけたと思います。そしてここのオーナーのミキヤ君とは20年以上の付き合いですが、彼は元は京都出身の大金持ちの御曹司でそれはそれは口が肥えている男なんですわ。ゴールドコーストの魚のレベルにはどれだけ彼が残念に思っていたかは良くわかります。でもまさか自分で魚屋をやるなんて想像もしませんでしたが、紆余曲折あった人生の荒波を乗り越えてこの商売を始めたって、それだけに彼のやる気、意気込みが私には伝わってくるんです。金亡者の成金育ちとはわけが違いますから、売れないから質を落として安いものを集めるとか、そういうことはしない、出来ないんですね。

でも質は良くても価格が高くては客はつかないわけで、彼もこの1年随分悩んだと思います。でも最初に比べると価格も若干安くなったような気がしますし、オージーが好きな魚も並べるようになったし、オージーは日本人が魚には特殊な思い入れがあるのは知っていますし、その違いもわかる客が集まるようになったんじゃないかと想像しています。さすが Real Fish。本物の魚ですね。

頑張ってほしいなぁ~~~~~。誰もが難しいと思って手を出さなかったこの商売でどうにか成功して欲しいと願っています。このまま行けば大丈夫じゃなかろうか。

こういう店の浮沈は我々日本人居住者の問題でもあるわけで、是非みんなで盛り上げたいと思っています。

Real Fish は年中無休。電話番号 07 5594 4224

携帯の電話を伝えておけば、魚が入荷した時にSMSで教えてくれます。

 
 
 

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日本人の魚屋が充実してきた” への4件のコメント

  1. やっぱりゴールドコーストにはそそられます。
    漁協も魚市場もないのですか・・あんなに船が多い所なのに・・
    ダボさんの勧めで遊覧船も乗りましたけど 理解できない作りでした。
    手すりになってる丸パイプを2mmくらいの鉄板に全周熔接して付けて
    ありました。当然熱によって歪み そこだけ凹んでしまってました。
    何回か揺さぶったら土台の2ミリ鉄板ごと引きちぎれてしまうでしょう。
    そんなの気にするのは日本人だけかも知れませんが そこに
    勝機を見出すことが出来ますし
    いつか煙草が高くても気にならないほどに力をつけたら攻め込んだろ
    と思ってます(笑)。

    • いわなさん

      >そこに勝機を見出すことが出来ますし

      これがそもそも大間違いなんですよ。インドネシアがなぜ中国の新幹線を選んだのかと似たようなものがあります。

      日本人は「良い物は良い、売れる」と思っていますが、それって「信仰」と同じなんですよ。

      商売の基本は「相手が欲しがるものを売る」、これだけなんですね。この日記の魚屋も同じですし、なぜ海外に出る日本食屋が失敗するのか。「本物、良い物なら売れる」と信じているからです。

      でも客に対して新たな提案をしていかなくてはならない。そして客を育てる。ところがですね、客が新たなもの、よりよいものを欲しがるようになるとすぐそれに多くの企業は反応してそれを作り出すんですよ。作れないんじゃない。作らないだけ。ここがポイント。

      企業は儲けるために活動しているわけで、ちゃんと基準に則っていてそれで売れるなら、「コスト削減」するのが当たり前なんですね。あえて良い物を出そうとは思わない。

      いわなさんの発想って、ゴールドコーストにろくな日本料理屋がないから、おれが攻め込んでやると息巻いている板前と同じなんです。これが世界中で常に起きていて、その思い上がりが失敗の原因だと私は何度も何度もこのブログに書いています。

      いわなさんが考えるべきことは、その理解できない低品質なものをいかにもっと安く作って売り込むか。ここが出発点。

      中国や韓国がなぜここまで伸びました?そういう需要を掴んだからで、良い物は売れるはずだと信じていた日本が負けたんじゃないですか。

      ま、体験してみて初めてどうあるべきかがわかるのでしょうが、他人の失敗を見てそれを分析できないようでは「自己満足」が永遠につづくだけです。

      お新香と味噌汁、焼き魚があれば嬉しいと思っている人に、フランス料理はどう?イタリア料理も良いよ?と売り込むのは簡単じゃないってこと。私がいわなさんにどれだけの日本人がゴールドコーストで失敗したのか話したのは、まるで届いていなかったんですね。だれでも「俺はバカじゃない、俺は大丈夫」と思うんでしょうが・・・。こういう考え方を持つのが「初心者中の初心者」で、それで勝てるなら日本企業はすでにオーストラリアの全産業を手中に収めているはず。

      日本の商社や企業がオーストラリアにごっそりいるんですよ。個人だって常に儲けのネタを探している。そういう人たちを押しのけて「良い物を持ち込めば売れる」なんてどうしてそう簡単に考えられるのか、私はそれが不思議。

      でもそういう思いが日本の職人を育てたんでしょうね。でも外国には外国の文化がある。外国には外国のニーズがある。これを忘れてはならないんですね。まずはニーズを探る。ここが出発点。どんな良い物を持ち込んでもニーズがないものなら、「どうだ?凄いだろ?」と見せびらかして終わりになるんです。

      • 私は日本が負けたなんて思ってませんよ。
        なにか信頼を失うようなことをしましたっけ?
        (あまり良くない心を持った日本人が多数海外に出てることは
        知ってるけど言いたくはない)
        ダボさんの勘違いを引き起こすような表現をしちゃったんですが
        攻め込むったって せいぜいアンテナショップを一軒出すくらい
        ですよ(笑)。
        溶接工の賃金が時給50ドルもするような国でなにかを作る
        なんてことはしません。

        • シャープやソニーが負けていないという考え方ができるのであれば、どこにどう進出しても大丈夫かもしれませんね。

          地方の自治体が大都市にアンテナショップを出して反応を見るような考え方は大切だと思います。ただ私はそういう消極的な考え方ではなくて「何なら売れるのか?」というニーズを探る積極性がないと生き残りは難しいと考えるだけ。

          あああ、営業畑と生産現場との考え方の違いかもしれませんね。

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