ゴールドコーストに短期旅行で来てもつまらないと思うんだけど・・

読者の方からゴールドコーストに遊びに来ると連絡があったのですが、聞いてみるとかなり忙しい日程で中2日だけの三泊ですと。到着時は夜で出発日は朝。随分忙しい旅行。

お会いして食事でもしましょうということになっていますが、ちょっと気になるんです。

せっかくこんな南半球まで来るんですから、それなりにゴールドコーストを楽しんで頂きたいし、知っていただきたいと思うのですが、二日間では・・・。

ここってリゾートであって観光地じゃないんですね。つまり「滞在を楽しむ場所」であって「見て歩くところ」ではなく、異国情緒が濃い場所なら「街角に佇むだけ」でも面白いと思いますが、ゴールドコーストの街を歩いても「普通の国」でしかないんですね。果てしなく続く海岸がありますが、それを「見て」もしょうがないような・・。

大きく綺麗な海をチェックし、どこまでも澄んだ青い空をチェック、「ハイ、終わり!」って旅行じゃもったいないと思うんですよ。買い物も何があるわけじゃないし、食べ物だって何もないし。

かなり昔ですが、日本から毎日毎日凄い数の旅行者が来る時代がありました。1980-90年台がそうでした。当時、「ゴールドコーストはハワイみたいになる」なんて言っていた人がいましたが、私は絶対に無理だと思っていました。ここには「華」がないんですね。ワイキキにいると皆さんワイキキらしい格好をしているし、耳を澄ませばどこからかハワイアンも聞こえてくるし、ハワイ独特の伝統文化があるのもすぐわかる。

ところがオーストラリアってどこでもそうですが、そういう「華」をわざと作らない傾向があるんですね。いわゆる「自然を楽しんでください」という国で、観光客が喜ぶような投資もしません。それどころかわざと何もしないで放置する。投資といえば「自然保護」であって、「華」を作らせないと言っても良いくらいじゃないかなぁ。

ですからごっそり観光客が来た時代でも、私はリピーターは極端に少ないんじゃないかと思っていました。一度行けばもうたくさん、ってことになると。

でもゴールドコーストに「滞在する面白さ」を見つけた人は何度でも来る。ゆっくりと流れる時間の中で自然を満喫したり、ウォータースポーツやトレッキング、あるいはゴルフ三昧とか。でもそれしかないんですね。ここは「自然をゆっくり楽しむ場所」であって、要所要所を見て歩く場所じゃないんですね。

そういう観光旅行なら、私はニュージーランドが凄いと思っていて、あそこは毎日毎日移動してもどんどん景色は変わるし、自然の凄さは半端じゃないし面白いと思います。

ニュージーランドって水が豊富なんですね。私が考える「自然」って水と深い関わりがあって、それは普通の日本人なら同じだと思いますが、「水」があるからそこに「生命」もあるわけで、動植物が多様化して見どころはたくさんある。

ところがオーストラリアにはその水がないんですね。だからオーストラリアの自然とは「砂漠」と言っても良いかもしれません。でも砂漠なら砂漠らしければそれなりに面白いのかもしれませんが、オーストラリアの大部分は「水の無い荒野」なんですね。とんでもなく広大な内陸部は「水が極端に少ない世界」で、赤茶けた大地に草木がところどころにあって、林や森と言っても「乾きに疲れたユーカリ」が続くのが普通。何時間、何十時間車で移動しても同じような風景が延々と続くような国。

でもそれはそれで面白いところもあると思うんです。でも2日3日の滞在でそれを楽しむのはほぼ不可能。

オーストラリアに対する持つ日本人のイメージって、観光局や業界が作るイメージでしかなく、美しく楽しいところ見どころがたくさんあると思うかもしれませんが、それを満喫するには飛行機であちこち移動して、数週間は滞在しないと無理なんですね。熱帯雨林もありますが、一度ゆっくりオーストラリアの地図を見てください。雨がふるところはオーストラリアの縁側って言っても良くて、海岸線のある一部分でしかないんですね。グレートバリアリーフもすぐ頭に浮かぶかもしれませんが、あそこも広大で、グレートバリアリーフを満喫するにはそれなりの日程が必要。そして目が飛び出るような経費がかかる。

でもま、雰囲気を味わうことは出来ます。でもそれはケアンズとか北の都市であって、ほぼ真ん中の東に位置するゴールドコーストでは「珊瑚の海」とは全く違って、九十九里浜の規模の大きいものと考えたほうが近いはず。

ですから、私は「観光としてゴールドコーストに来てもつまらない」とこのブログに書き続けてきましたし、南半球まで来るのなら、まずはニュージーランドに行くべきだとこれもいつも書いています。

ゴールドコーストはゴールドコーストの楽しみ方があるわけで、短期の観光旅行では全く面白く無いと思うんですよ。「行ったことがある」という旅行にしかならないんじゃないかと。

今では日本からの観光客は激減していますが、要はそういうことだろうと思うわけです。でも「滞在型」の旅行者は多いんですね。

「ゴールドコーストって有名だから一度は行ってみよう」と思う方が多いのかもしれませんが、「一度行けばたくさんだ」と思う人も多いだろうし、私としてはそう思われるのが悲しいですから、あえてこういう風に書いています。(笑)

来るならせめて3週間ぐらいは滞在しないと~~~~。

2015-08-30_15h33_35

 
 
 

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9 thoughts on “ゴールドコーストに短期旅行で来てもつまらないと思うんだけど・・

  1. ああ ごめんなさい ダボさん。
    普段からのやり取りで並々ならぬゴールドコースト愛を感じてましたけど
    私はダボさんとは全く違う視点でオーストラリアやゴールドコースト
    またはオーストラリア北岸を見ています。
    ちょっとしか滞在しなくても ”人”は見れますから問題ないと思います。

    • そう言っていただけるとちょっと安心します。(笑)

      ただ人と言ってもオージーを見るというより観光客を見る形になりますね。オーストラリア人の観光客。今は暇な時期ですが・・・。

      ちょっと内陸にはいりますと、これがオーストラリア人なのか・・って思う場面が結構あって面白いですが、それはやっぱりゴールドコーストでは見れないんです。

      ここは私も含めて、旅行者、移住者の集まりなんですね。またオーストラリアと切っても切れないアボリジナルですが、ゴールドコーストでは皆無と言って良いですし、観光客用の催し物が若干ある程度。いわゆる「作られた」田舎都市、リゾートでしかないんです。ゴールドコーストに「夢」を持って来た人が集まるわけで、オーストラリアの姿がここにあるとは思っていません。

      ゴールドコーストの「人」の何を見るのか・・、それが気になります。日本に行って「中国人」をみるようなことがなければ良いと願っています。

  2. ゴールドコーストの短期旅行、楽しかったですよ~
    コンドミニアムに泊って長ーい海岸を散歩したり
    家族で乗馬も楽しかったな。
    いきなり野原に連れ出されて馬が全力で走りだした時は
    ホントに落馬して死ぬかと思いました。
    日本では考えられない安全基準で得難い経験でした。
    今となっては行っても体力的に何も出来ないでしょう。
    若い時に行っておいてよかったです。

    • それを聞いて安心しました。(笑)

      多くの旅行者がそういう思い出を作って持って帰ってくれれば私も嬉しいです。

      って私が気にすることでもないんですが・・・。(笑)

  3. 短期で来ても・・・っていうのは、同感ですね。
    それも、天気が良ければ印象はいいし、悪ければ本当に何もすることも見るものもなくて、退屈なだけ。
    ちょっとブリスベン郊外なんかに行くと、ゴールドコーストは特殊だなぁと思いますしね。
    ベンツが3台ぐらい連なって走っていたり、ここってやっぱり金持ちが多いリゾートです。ゴールドコーストを見て、オーストラリアの平均だと思ったら、全然違うと思います。
    人を見る・・・、6月から9月ぐらいまでは、中近東方面から避暑に来たと思しき人達も多いですしね。

    とは言っても、現役でお仕事を持っていらっしゃる方は、3週間は無理でしょう。
    でも、せめて1週間は欲しいですね。

    以前、知り合いの男性が一人で来た時に、「1週間1ヶ所で?」
    なんて言ってましたが、結局、あっという間に1週間が過ぎて、
    まだ案内しきれていない場所もあって、(足りない)って印象でしたね。

    わたしが、初めてゴールドコーストに来たときは、空の色が日本と変わりなく、
    自分が生まれ育った土地と同じく、山があって海があって川が流れているのが、
    住む場所として落ち着くと感じました。

    • ありゃりゃ。ちりとてさんの出身はどこでしたっけ?関西ですよね。兵庫県?

      ゴールドコーストと育った土地と共通点がありましたか。

      私はゴミゴミしたところで生まれ育ちましたし、山じゃ海じゃ空じゃと見たことがないような生活をしていましたから(ネオンばっかり 笑)ゴールドコーストは「外国へ来た~~~」って感じでした。

      でもアホなのは、私はゴールドコーストに珊瑚の海が無いって知らなかったんですよ。もちろん目の前は砂の海岸ですが、なぜかグレートバリアリーフじゃないにしても珊瑚に囲まれて、大きな波も無く、波打ち際はチャプチャプしている場所があると信じ込んでいました。でもそれが無いとわかった時の衝撃たるや結構大きかったです。(笑)

      ですから日本ではダイビングをやっていて機材も全部持ち込んだのですが、結局、一度も潜らず。いや潜ろうと思ったのですが、ダイビングショップで話を聞いてみると、さすが体力があるオージーで、かなり流れの早いところでドリフトダイビングをするとか、私のお遊びダイビングとはかなり違うのでビビってやめました。

      • はい、阪神間は、六甲山など山のドライブは簡単だし、ヨットハーバーもあり、ウィンドウサーフィンなんかも盛んなところで、子供の頃はよく友達と歩いて海に遊びに行きました。

        同じく阪神間で生まれ育った人が、ニューヨークに赴任した時、
        「360度どっちを向いても平地でビルばっかり、っていうのが
        耐えられなかった。阪神間の人間は、北に山があって、南に海があって、川は北から南に流れていないと落ち着かない。」
        とおっしゃっていました。

        方角に違いこそあれ、ここは山があって海があってわたしが生まれ育ったところに似ています。

  4. 私が海外に興味を持つ様になったのはDaboさんの影響です。
    かと言って、海外に住みたいとかではなく(今の所無理です)遊びに行くのは、
    がんばったら出来るかな?
    出来れば、日本で外人さんの彼氏が欲しいなとww
    あれだけ、英語が嫌いだった私が英語を好きになれたのも奇跡です。
    Apprecia te it!

  5. ちりとてさん、良いですねぇ。私は日本に住むとしたらあの辺が良いと思ってます。東京には住みたくない。

    Merryさん、英語を好きになったのならこれから是非ちゃんと勉強してみてください。計画を練って目標をこまめに定めて少しずつクリアするようにしないと何十年たっても一歩も進まないと思います。

    オーストラリアに20年以上いても全く英語力が伸びないんですから(笑)。

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