たまにはリベラルの話も聞いてみる

国会の場でプラカードを掲げで騒いでみたり、違憲か合憲か決めるのは国会ではないのにその話に終始したり、戦争をしないためにこそ強く、そして仲間とは団結しないと驚異に対抗、あるいはそれを抑えこむことはできないという現実には目を背ける人たち。メディアの大半もそう。これって狂っていると思うし、要は「政権打倒」に繋がることならなんでも使う戦略としか私には思えなくて、目の前の問題をまともに議論するつもりなんてそもそもないんだろうと思っています。

これってプロパガンダそのもので、もう少しまともな話を聞いてみたいといつも思っていました。

そんな時に、共産党志位委員長の対談がありました。聞き手もリベラル。なんで共産党?と思うかもしれませんが、実は共産党の隠れファンだったりします。(笑)

ま、冗談ですが、わけのわからない烏合の衆のどこかの党とは違って、共産党は理論派が多いですから結構納得できる部分もあるんですよ。わかりやすい。そういう意味でも、この対談って価値があると思うし、一体何を考えているのかを知るには良いと思いました。

この対談の中で私が一番面白いと思ったのは、「日本が今さらされている驚異」に関しての考え方が非常にヌルいってこと。そしてやっぱり理想論者だと。確かに高い理想を掲げてそれに向かって行かなくてはならないとは思いますが、他国との付き合いの中で「武力」を軽視するのは何故なのか私にはどうしても理解できませんでした。そもそも共産党そのものが「なんでも話し合いで決めよう」という党ではないはずなのに、日本の国としては武力を容認しないのが不思議。

でもま、私がこういう書き方をしただけで、戦争容認派なんだろうと思われるのが日本で、そういう心理状態をうまく利用するのが彼らの作戦としか思えませんでした。「交渉」と「武力」は車の両輪であるのがわかっていない。それに「経済」が大きく関係しているわけで、「法に則って決めましょう」が通用する世界だとどうして考えることが出来るのかかが私にはわかりません。結局、彼らの基本がそもそも自分が政権を取ることを考えておらず、「御意見番」の地位で、そしてその立場で発言するだけで良いからじゃないでしょうかね。いわゆる評論家であって実践者ではない。そんな感じを受けます。

私は国同士がどういう話をしているかなんて全く知りませんが、歴史、そして自分の周りの世の中を見ているだけで「理屈が通用する場面は少ない」と思うわけで、どうしてもリベラルの話を聞いていると「頭でっかちの世間知らず」だと感じてしまいます。学校出たての若者が、企業に入って経営批判をするようなものとダブります。批判がいけないってことではないのだけれど、世の中が何を基本に動いているかという現実を無視し、理想論を振りまいても何も解決しない。

でもま、そういう人も、ニュースも見ない聞かない考えなくて遊ぶことにしか興味が無い人でも同じ1票の権利を持つ民主主義ですから、ま、しょうがないんだろうなと思っています。でも「憲法守って、国滅びる」なんてことはあり得ることですし、理想論ではなくて実行可能な具体的な解決策を提示してもらいたいと思います。

そうかと思えば、いつもの桜チャンネルで保守系の人ばかり集まった討論会がありました。リベラルの主張を聞いてからこういうのを聞きますと、違いがはっきりわかります。また保守の中でもいろいろだってのがこの中でもわかる。

安倍さんがはっきり「中国」と名指しで話をするようになったのは良いと思います。そのほうがわかりやすいですから。でもま、中国の驚異をメディアはオブラートを掛けて報道しているように私は感じますし、とにかく「安倍打倒」という基本がメディアの中にあるわけですから、どれほどの効果があるのかは疑問。とは言うものの、安倍さんの支持率が落ちても野党の支持率は上がっていないというところに、私は国民はちゃんと見ていると思っています。

中国がアメリカと戦争するなんてことはまともならあり得ないと思うし、局地戦もないと思っています。でも日中間ではどうかというと、これもまた戦争はないにしても、突発的な交戦は起きるかもしれない。もちろんその時にも私はアメリカが介入することもないと思っていますが、戦争がないからそれへの準備も必要ないってことじゃないと思うわけ。家の戸締まりも、泥棒が入ってくるのを前提にして戸締まりするわけじゃないのと同じ。

では将来のリスクではなくて、目の前のリスクとはなにかと考えた場合、やっぱり上に紹介した志位さんの話も一理ある訳で、保守系バリバリの人たちにはその辺に焦点を当てて話してもらいたいとも思います。

この保守の対談の中でびっくりしたのは、日米の安保協力のガイドラインが変更され、もし東シナ海で何かあってもアメリカは後ろに下がることになっているという話。つまり自分の庭のことは自分で解決しろ、でも遠くから見守っていていつでも助けに行くぜ、みたいな感じなんでしょうが、米中は絶対に戦いたくないのははっきりしているはずで、でも中国は「核心的利益」を諦めるとも思えず、米中で大きな戦いにならないような「策」が見えたらそれを使うだろうと思うし、アメリカも出て行かなくて良い言い訳が成り立てば許すかもしれない。

尖閣に対しても「事故、遭難」あるいは「一部の漁民の暴挙」という形をとり、尖閣に上陸、居座るなんてことは大いに考えられるはず。でもそこで日本に何が出来るのか。もちろん自衛隊は出せないし、警察力で対処するしか無いけれど、そのことから「尖閣は領土紛争地域」という世界的なコンセンサスが取れれば、中国は一歩前進。

南シナ海の埋立地に中国は何を配備するのか。もしここで「軍」の匂いがすれば各国は黙っていないでしょうが、軍を出さずにジワジワと実績を作っていくことは可能で、これの対抗措置も考えなくてはならない。こういう状態なのに、万が一の時に日本が動けない、アメリカが勝手にやれば良いとか、そんなことが許されるわけがないと思うんですよ。

もし日本に領海侵犯があり、停船命令を出しても停船しない場合、あるいは空でも同じで、相手がいうことを聞かないばあい威嚇射撃はできるけれど、もしそれが当たって死者が出たら殺人罪に問われるのが現行法だなんて異常。北の日本人誘拐もそれとは無関係じゃないと思うんですよ。やっぱり最低限の事だけは出来る法整備をしなくちゃならないのははじめの一歩でしかなくて、自衛隊は元より警察力の強化をしなくては日本の安全は確保できないんじゃないですかね。領空領海侵犯をしても、その不明機が撃たない限り日本は撃ち返すことは絶対に無い、なんておかしいと思いますけどねぇ。自分の家の中に知らない人が入ってきて、いろいろ見て回っているのに何も出来ないなんて考えられます?

でもそれを「戦争法案」だと騒いで、論点を違うところへ持っていくってなんなんでしょうかね。

徴兵制度もできないし、またそこらにいる若者を兵隊にしたところで何の役に立つわけでもないのに、子を持つ親の不安を掻き立てる。

ちゃんと議論してくださいな~。

でもアメリカの軍事予算を見ると、日本に肩代わりさせる前提で組まれているのもわかるというし、将来のリスクではなくて今あるリスク、これは中東のことですが、その辺はしっかり踏み込んで明らかにして欲しい。でもま、例えばISILに空爆をするときに、給油じゃ武器弾薬、その他兵站の補給はやるようになるんでしょうね。となれば間違いなく敵からは攻撃対象になるし、世界から見ても日本は「戦争をする国」とみられるようになる。

でも私は今まで日本が戦争をしなかったのは9条に守られていたからではないという考え方に賛成で、アメリカが強かった、そして日本一国の我儘を許していただけの話で、日本が自ら守った平和ではないと思ってます。だからこれからは何が起きるかわからない。でもこれは今のリスクであるからして、ここをうまく隠して「台頭する中国の(将来の)リスク」でまとめられてもうまくないですよね。

どちらにしても、メディアも野党も大事なところを話していないと感じます。この法案はこのまま行けば衆院に戻され、成立するのは目に見えているわけだから、下手なパフォーマンスに固執すること無く、この法案の危険はどこにあるのか、それをはっきりさせて欲しいと願っています。これって日本のターニングポイントになるのは間違いがなくて、廃案にしてもうまくない、でもこのままでもうまくない部分があるとすればそれを是非浮き彫りにして欲しいです。

しかしま、日米の安保ガイドライン、そして安倍さんのアメリカ議会での演説内容、その安倍さんをアメリカは歓迎する、そして今の法案。もう既定路線だったんですね。

アメリカは全くあてに出来ない、それどころか地域の安全を確保するには日本が動くしか無いというのが、我々が思う以上にはっきりしていたってことなんでしょうね。

だからこそ中国も動く。ヨーロッパではロシアも動く。

なんだか歴史は繰り返される感じがします。大東亜戦争前はあの戦争大好きなアメリカでさえも戦争はしない、介入しないという国だった。それだからこそ真珠湾攻撃を誘発するように仕組んだ人たちがいるわけで、ベトナム戦争も同じ。イラク侵攻も同じ。役どころはそれぞれ違いますが、今でもどこかの誰かがいろいろシミュレーションはやっているんでしょうねぇ。

経済も全く同じで、資源の争奪戦が戦争に発展する歴史があるし、我々レベルでさえも乗っ取りだのなんだのは巧妙に仕組まれるし、社内の人事も同じ。世の中ってもう間違いなく上も下も右も左も戦争状態のような気がしてきます。日本に無いのはインテリジェンスだと昔から言われていますが、情報戦には非常に弱い国。ま、今のこの程度の法案で政治家もマスコミも国民もわけわからんことを言ってドタバタしているようじゃ、日本の将来って無いと断言できそう。

日本だけは他の国々と違って、自国の平和以外には目も向けず、でも一応口と金だけだして理想論を振り回し、責任も限定的で何があっても知らん顔。危ないことには手を出さない。でも何かあったら助けてね、なんて、そういう国を目指そうなんて、それが許されると思うこと自体、おかしい。宇宙船地球号はそんなことを言えるような場所じゃないと思うんだけどなぁ。だれもそのうち相手にしなくなる。

オーストラリアの永住権は確保しておかないと自分や家族の安全も確保できない時代が来るかもしれない、なんて本当に考えている私。これは戦争をするとか侵略されるってことではなくて、日本としての自立ができず、大国に振り回され、こずかれ、様々なプレッシャーを受け続け、自国に自信がないからそれを受け入れ、脅かされればペコペコし、「しかし戦争はない一見幸せな国」になるのかもしれない。沖縄も自治領みたいになる可能性すらあると思ってます。私はそういう国に住みたくないし、そういう国を誇りには思えない。

戦争反対を叫べば叫ぶほど日本の安保は危うくなると思ってます。

 
 
 

-----------------------

このブログは「にほんブログ村」のランキングに参加しております。皆様が「このブログは面白い」と思って下のリンクや画像をクリックして頂けると、このブログのランキングも上がり、それだけより多くの方々の目にとまるようになります。またそれが私の励みにもなります。是非、毎日一回のクリックをお願いします。m(_ _)m

また、それぞれのカテゴリーにはそれぞれ多くのブログが存在していますので、その中には皆様がお探しの情報もきっとあることでしょう。カテゴリーをクリックするとそのカテゴリーの多くのブログが表示されます。

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へにほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外ロングステイへにほんブログ村 海外生活ブログ 海外ロングステイへ

たまにはリベラルの話も聞いてみる” への2件のコメント

  1. 子連れ女性まで街頭に繰り出し喊声をあげデモしている。 戦後解放された女性は紛れもない敗戦利得者、今時女性は核家族、夫の給与管理、様々な女性特典など時代を満喫している。
    同じ敗戦利得者である左翼マスコミはそんな女性達を盛んに持上げ反安部へと誘導している。
    安保法制反対の女性はこのままでは戦前へ後退、戦後謳歌して来た女性の特権が脅かされるという妄想を抱くのだろう。そんな女性たちが反安部へ殺到、支持率低下の確信犯となった。
    それ故外交防衛問題に関しては一口に国民と言っても男女間にはズレが有り女性側は現状を変えたくないという非常に強い願望を持つ。しかし大票田である女性のこうした自分本位な傾向が余りにも強いと今回の安保論議みたいに前向きな議論が非常に困難になります。
    (下記URL) 外交防衛論議はオッサンたちのザレ言と考える女性たち
    http://blog.livedoor.jp/mita_26/archives/8262517.html

    • 女性を見下すわけではありませんが、女性とはそういうものであるのは全世界共通じゃないかと思うんですよ。

      だから女性を責めようとは私は思えないわけで、問題なのは女性とはそういう傾向があるのを知った上で、女性を煽動する男たちがいること。

      問題はそこだと思うんです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です