早期退職、海外脱出をやめた?

アクセスログからいろいろと読者の変化が見えると前の日記に書きましたが、その件で30代の方からメールを頂きました。

二年前から私のブログを読んでいたらしいのですが、自分も早期退職、海外移住を考えなおした内の一人だと。

私のブログが切っ掛けになったとは書いてありませんが、私は「やめたほうが良い」と書いているつもりは全くないんですよ。それどころか「やろうと思ったらやるしかない」と思うわけで、ただし「簡単に考えるとうまくない」と言い続けてきたつもり。

考えた結果として中止、あるいは延期を決めるのはもちろんそれはそれで良いとは思いますが、こういうメールをもらうと、私のせいで若い人たちの将来の夢を摘みとってしまったような気がするんです。

「何もしない」というのは「考えた末」だろうが「そもそも何も考えていないから」だろうが、「何もしない」ということにおいては同じなわけで、折角のチャンスを逃すことになるかもしれませんし、そういう足を引っ張ろうなんて気は全く私にはないんですよ。

私としては「リスクはわかっているけれど、どうしても諦めきれない」ってのが人生だと思うし、止めるのを決めるのは一番安易な方法かもしれないんですね。「安易に早期退職を考えた」人が、「安易に早期退職をやめた」というのはイコールかもしれないわけですよ。そういう限り無く気まぐれに近い考え方に問題があると思うし、そうではなくて「今まで以上にやる気が出てきた」とか「死ぬ気で家族を守る気構えが出来た」とか私としてはそんな(臭い)反応を期待しています。(笑)

誰しもがやりたいことをやるのが一番なのは間違いがなくて、でも安易に誰でもそれが出来るような「巷の雰囲気」や風潮には私は警鐘をならしたいだけなんですよ。

チャレンジが大事だとか、ひどい人は「当たって砕けろ」なんて言いますが、砕けちゃっても良いのは家族もいない独身の若い時だけで、責任のある立場でそんなことが通るわけがないんですね。会社でも同じで、一兵卒には「当たって砕けろ」というけれど、社長が役員会でそれを言ったら馬鹿そのものでしょ。「チャレンジ」と「リスクの想定」は車の両輪で、夢を煽ってチャレンジしろとだけ言うのは片手落ち。

で、子供が小さい家庭ってちょうど中途半端な意識を持っているのかもしれないなんてことも思うんです。中間管理職みたいで、責任はあるんだけれどまだ一兵卒から卒業できないみたいな。この手の人たちが安易に転職、早期退職、独立を考えるのが普通じゃないでしょうか。でもやる気があるのもまさにそういう立場、年代なわけでですから、そこで簡単に諦めるんじゃなくて、しっかり色々なリスクを想定して、絶対に負けないという意志をしっかり持って、やっぱり行動に移して欲しいというのが私の本音。

「人の行く 裏に道あり 花の山」

相場の格言ですが(元は千利休の句)、私の大好きな言葉です。若い人たちにはやっぱり頑張って欲しいです。

歳をとってからの後悔って「あの時、何も出来なかった」「やればよかった」という後悔ばかりになるのが人生だと思うし、「ありゃ確かに失敗だった」なんて後悔もありますが(笑)、「あの時は無謀なことはしないでよかった」って思うことって意外に少ないんじゃないでしょうか。そして段々と「これで俺の人生は良かったんだ」って面白くもなんともない諦めの境地に入っていくのね。私がまさにそういう年代で、「もう諦めよう」という思いと「まだまだ、これから~」と思う気持ちがいつも自分の中で喧嘩しています。だから行動できる時期ってやっぱりあるし、若さと馬鹿さは紙一重だと思うこともあるけれど、やっぱり「やる」人生のほうが面白いかと・・・・・。その代わり、しっかりシミュレーションはするべきってことでしかないんです。

それとですね、最近感じることが多いのですが、例えば若いうちから海外に出て頑張る人たちっていっぱいいるわけですが、結構、「俺って頑張ってるじゃん」という自画自賛するところがあるんですね。確かに、そういう一面もあるのは間違いがないと思うんですが、私はちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。

つまりですね、若いうちから海外に出て独立しましたなんてのは野良犬と同じなんですね。野良犬が勝手気ままに好きな生き方をして「俺って凄いじゃん?」というのにかなり近い。そりゃ野良犬が生きるのは大変だけれど、好きなことを自分で選んで生きるという、ある意味一番楽な方法でもあるってこと。

これって昔から「サラリーマンは気楽でいいね」なんてのを自営業の人が言うことが多いけれど、それと同じですよね。実は気楽なのは自営業の方で、好き勝手にやっているんですから。

で、日本国内でも海外でも、そういう野良犬が生きていける場所って必ずあるわけで、それを見つけた連中はそこそこの成功をおさめることが出来るのが世の中だと思うし、野良犬で生きるのは難しい、サラリーマンは楽だなんてのは全く違うと思うんですよ。そしてまた「独立」をもてはやす人も多い世の中ですが、人間が自由気ままに生きるのが良いとなったら、伝統、文化、技術、そういうものの伝承が止まるんですね。老舗や商家なんてのも全て存続できなくなるし、農家も漁師も一代限りで終わりになっちゃう。みんなしがらみの中で生きる場所を探して生きて、だからこそ人間って親から子へそして孫へと繋がって生きていられるんだと思うんです。企業だって全く同じで社外秘はいくらでもあるじゃないですか。過去の蓄積を受け継ぐ人がいるから未来に繋がるわけで、皆が野良犬みたいになる世界が良いはずがないと思っています。

で、野良犬になったらなったで結構生きていける場所があるのが世の中で、もしかしたら海外のほうがはるかに楽かもしれないんですね。これは私が常日頃感じていることで、また日記にも書きましたが、私がもし日本にいたらとっくのとうに長い不況の中に飲み込まれていたはずだと100%の確信を持っています。

だから早期退職して海外に出るのも同じで、「リスクをしっかり考えたらやめたほうが良いと思った」なんてのは勘違いで「このまま残るほうがリスクが高い」ことだって間違いなくあると思うんですよ。

ですから私がいつも書いている「海外での子育てを簡単に考えるな」というのは「海外での子育てはやめたほうが良い」って言ってると捉えられると非常に困るわけです。「簡単に考えるべきじゃない」ということを言っているわけで、そこに気をつけていればその方がはるかにメリットがあるのは間違いがないんですね。私だって「子供二人を連れて日本脱出しなければ良かった」なんて一度も考えたことは無いのですから。でも簡単に考えていると恐ろしいことになるという当たり前の話をしているだけ。

私の書き方って否定的な書き方をする癖があるのは自分でも自覚していますが、是非、真意を理解していただきたいと思っています。「野良犬として生きることを自覚せずに野良犬になるからわけがわからなくなる」わけで、野良犬として生きるとはっきり自覚して、野良犬なりの将来起こりうることを想定して対処して生きていけば良いってことじゃないでしょうか。

 

 
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