円安に泣く人、笑う人

円安がどんどん進んで(私のように)笑う人もいれば泣く人も人もいますが、どうもジジババは円安に泣く人が多いようで、海外に出たのだから、そして多くの資産は円建て、収入も円建てなんだから、円安は困るのが普通と考えてはまずいと思っています。

オーストラリアもそうですが、マレーシアに渡った人も色々で、為替の動きは「神に祈るしかない」と諦めていいのかどうか。

ま、諦めずにどうにかなるならどうにかするさ、ってところなんでしょうが、私の知っているマレーシアに渡った方で、へーーと感心する人に会ったことがあります。その方の収入は年金が主体ということですから円安は困るわけですが、それを想定して、どう動いてもどうにかなるように多くの資産をリンギットに替えたというんですね。それなら円安によって収入が減っても資産は打撃を受けないわけで、「円安の分、儲かるわけではない」けれど「クッションの役目をする」だろうと考えたそうです。

移住ですか?と聞きました所、移住ではなくて(死ぬまでマレーシアに住むつもりはないという意味)あくまでロングステイだとのこと。

ロングステイの場合は、数年間、下手すりゃすぐに止めてしまうかもしれないのに良くそこまで出来たと関心したのですが、では円高になったらどうするんでしょうね。そりゃマレーシアに居続けるのなら収入は増えますが、日本に引き上げることになった場合、リンギット資産を円転すれば目減りしてしまうわけですから。

この方は今頃、「うまくやった」とニヤニヤしているかもしれませんが、これって円安で泣く人と同じに私には写ります。もし円高になったら笑う人と泣く人が入れ替わるだけですから。

つまり「運を天に任せて生きる」限り同じなんですね。

突き詰めて人生を考えれば、所詮そういうことなのかもしれませんが、出来る限りの抵抗はしたいと私は思うんですよ。また「運を天に任せて生きる」のは歳をとった証拠でもあって、資産も収入もない若者なら何がなんでもがむしゃらに頑張るはずなんですね。でも頑張ればどうにかなる世の中じゃないというのを年寄りは良く知っていますから、余計なことはしないのが一番だというところで落ち着くんでしょう。

でもそんな風に考えているのに、「海外で暮らす」なんてとんでもなく余計なことをやろうとするのね。(笑)

普通なら「余裕があれば」好きな時に好きなところへ旅行に行けば良いと考えるのに、経済的にも精神的にも肉体的にもダメージを受けるかもしれないロングステイには平気で飛び込んでいく。面白いですよね。

私はその辺の心境が理解できないのですが、でもやっぱりそういう方々は余裕があるってことなんだろうと思っています。そんなことは無いと謙遜する方も多いかもしれませんが、多くの方は日本にも住居を持ち二重生活に近いことをしていらっしゃる。こんなこと余裕が無い人にはできませんもの。ただ、楽しさ、喜び、多くの未知なる経験を考えると、費用対効果が高いから出費は決して多いとは言えないということであって、日本で普通に生活+たまに旅行のような生活をしている方が出費は少ないんじゃないでしょうか。

で、上に書いた「マレーシアにかなりの資産を移した方」ですが、細かい話を聞くことは出来なかったにしろ、定期に入れて放っておいているわけではなさそう。なかなか思うようには・・と謙遜しておしゃっていましたが、様々な分野に分散投資をしている様子。本当はその辺の詳しいことを聞きたいんですが、他人のお財布の中を見せてくれっていうのと同じで、そうもいきませんよね。(笑)

ただ、もし単純に定期にしていたとしても3%以上は付いていますし、ファンドにしても自ら株式投資をするにしても、あるいはREITにしても5-6%以上の利回りになっているものはいくらでもありますから、長期的には今後円高になっても円換算での損失は出ないかもしれないですね。そして円高が来ないとしたら、そして円安(今の状態が続けば)なら、円換算で6,7年の内に(円換算)資産が倍になったなんてこともあるんでしょう(単純に7%複利の10年で2倍ですから、円安に動けばもっと早く2倍になる)。またそういう機転の効く人は、時期を見ながら少しずつ円転したり、円高に変わりそうな時には全て円転とか、引き上げ、撤退を考えたりするのかもしれませんね。面白いですよね。マレーシアでロングステイをして優雅に遊んでいたかと思ったら、日本に帰ってきたら資産が倍になったなんてことも起こるわけですから。(笑)

その方とはそこまで突っ込んだ話はしていませんが、その辺は計算の内なのかもしれませんね。ま、お金と縁がある人ってそういうことに長けているんでしょう。そもそもそういう人だからこそ、じゃ、マレーシアに行ってみるか?なんて決められたのかもしれませんね。ロングステイが面白いとかなんとかというより、金勘定をしたらその方が有利だと思ったのかも。

私はというと、元々はお金に縁があるタイプじゃないと思っています。日本では地べたを這いずりまわるような中小企業をやっていましたし、オーストラリアへ来てからもはたから見れば遊んでいるような仕事しかできないし、相場にしても大きく儲けることも出来ないし、そもそも私の人生で「大儲け」をした記憶さえありません(笑)。でも野良犬みたいな者でも諦めなければどうにかなるとも思っていて、だから人生って面白いのかもしれません。

また、あるマレーシア在住の知り合いで、やっぱり運を天に任せるのではなくて、やっぱりどうにかしたいと思っている人もいまして、ジジーになってから投資の勉強を始めた人もいます。ただ、時間も無いし、あれもこれも手を広げることもできませんが、少なくともヘッジを考えている様子。

この1,2年で株式投資で利益を出した人は別にしても、ただ単に「海外に住むから」という理由で資産を外貨にして、結果的に今の円安に乗って円換算ではかなり利益が出た人は少なくないみたいですね。だからこそ、この流れが変わった時にどうするのかが気になるのでしょうし、そして円資産と外貨資産の割合をどうするべきか、またどう移動するべきか、移動させずに為替の変動に耐える方法はないのかとどんどん欲が出るようです。

これは私は素晴らしい傾向だと思っていまして、相場にどっぷり浸かって儲けた損したというのはジジーになってからやるべきではないと思うし(ボケ対策にちょっとやるのは良いと思う)、ヤル気があればどうにかなるなら世界中金持ちだらけになってるわけで、簡単には行かないものの、損失を少なくするという視点に立てばいろいろやれることはあると思っています。

日本って本当に「お金の話を忌み嫌う文化」があって、お金の話はタブーなのが常識。でもそれによる損失って大きいと思うんですよ。たとえば、子供が学校に行っていろいろ学びますが、お金のことは一切学ばないでしょ。これって不思議だと思うんですよ。お金がなくて生きていける人はいないのに、お金のことは一切教えないし、学ばない。せめて借金するとはどういうことかとか、ローンを使うと得なのか損なのかディベートをやらせるとか、手形とはなんなのか、個人保証ってどれほど怖いものかとか、もし収入の10%を貯蓄して運用したら定年時にどうなるとか、こんなことは私にしてみれば義務教育で教えるべきだと思うんですよ。ちなみに、オーストラリアでもそういう教育はしていませんが、子どもたちが大好きだった音楽の先生が、課外授業の時にそういう話をたくさん子どもたちに聞かせたそうです。目を輝かせて帰ってきて、私に一生懸命興奮しながら説明する子どもたちを見て、なぜこういう教育をちゃんとしないのか不思議に思いましたっけ。

やっぱり教育って「社会の歯車」になるための教育が主であって、個人個人がお金のことに詳しくなるのは良しとしないんでしょう。また下手をすると射幸心を煽ってるなんていう馬鹿な親も出てきそうです。で、そういう教育を受け、社会に出たところでお金の扱い方、基本的なことなんかまるでわからず、井戸端会議とか週刊誌に出ているような知識しか持てないのは本当に困ると思います。なおかつ日本の悪い所は、財布はヨメサンに渡すという習慣もあって、旦那は会社で売上確保だ、前年比105%目標だ、原価計算がどうじゃ、利益が、経費がと毎日毎日徹底的にしごかれるのに、家で炊事洗濯掃除が仕事で、暇があるとテレビだお友達とお食事だという奥さんが財布を握るんですから。で、旦那は小遣いをもらい、自分の家にいくらあって、それがどう増減しているのかもよく知らない。奥さんも勉強したところで野末陳平の弟子だった海江田万里の低俗な経済話の受け売り程度がほとんどでしょ。でも旦那より詳しかったりする。(笑)

このお金に関しては他力本願という考え方が当たり前になっていくのは非常にうまくないと思います。そしてそのまま歳をとって、自分を家族を守ってくれる組織もなければ自ら稼ぐノウハウも持たずに老後何十年もどうやってサバイバルできるんでしょうか。運を天に任せることしか出来ず、「君子、危うきに近寄らず」なんて気取っていて良いのか。

この辺に関して、前に紹介したNHKの討論会が面白かったです。退職者の年代と若者たちとの討論会だったのですが、皆さん、お金、就職に困っているという点は同じ境遇の人たち。面白かったのが、経験豊かな年寄りが若者に押されっぱなしだったってこと。60過ぎて収入もなく仕事もないのに、言い訳と(過去の栄光の話)ばかりする老人たちに若者が腹を立てたという構図でした。私みたいな野良犬みたいな生活をしてきた者からするとその若者たちが頼もしいと思ったし、まだまだニートもバカに出来ないし、彼らが新しい文化を切り開いて行ってくれるようにさえ感じました。でも年寄りはあーーじゃこうじゃ言いながら流されていくだけという討論会の結末。

この日記の半ばに書いた、これから頑張ろうとしているオッサンですが、では皆から頑張れ、一緒にやろうと声がかかるかというとそうじゃないんですね。しっかり浮いちゃっています。彼でさえそうなのだから、私みたいな奴はどれほど嫌がられるか、無視されるか、五月蠅がられるかってのは良くわかります。でもま、私が吠えているのは自分のブログの中ですし、大勢の前でああじゃこうじゃいうほど馬鹿じゃなくてニコニコしているだけですが、本音はこのブログにいつも書いている通り。そもそも、今この日記だってこういうことに興味がある人じゃなければこの長文をここまで読んでいないはずで(笑)、でもそういう興味がある人たちとは連携しながらいろいろやっていきたいと考えています。

ジジババだろうが、R2になろうが、寝たきりになろうが、諦めるのはやめようぜ! ^^v

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