中国発信の不況津波が来たらどう逃げる?

好むと好まざるに関わらず、中国の動きが世界経済に与える影響が大きいことだけはわかるわけで、中国がわからないと世界がどう動くのかもわからない。

でもわからない国ですね。

ただ一つ言えることは共産党の独裁国であって、国の上に共産党がある。憲法の上に共産党がある。そして彼らの行動原理には統制が基本にあって、自由は制限されている。これって報道の世界も全く同じで、共産党を誹謗するようなことは絶対に書けない。ま、最近はかなりゆるくなってきたとは言われるものの、我々みたいな自由社会から比べたらとんでもない国なのは間違えがなくて、中国系のニュース発信はどこまで本当なのかさっぱりわからず。

これって独裁国はどこでも同じで、そこに入り込んだ外国の記者が真実を細切れに発信するのを集めて全体像を見るなんてことをするわけですが、中国の場合、その外国記者さえも共産党の支配下にあると言って良いと思っています。これは前にも何度も書いた、日本に関して言えば「日中記者交換協定」があって、要約するとこういう内容。(産経新聞はこの協定外)

1. 日本政府は中国を敵視してはならない
2. 米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しない
3. 中日両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない

中国政府が発表する内容を嘘だのインチキだの捏造だのは絶対に書けない。じゃぁ、我々は一体どこから真実を知ることが出来るんでしょう。

私の答えは簡単で、それは無理、としか言いようがない。(笑)

あえて言えば、中国国内ではなくて海外に出ている中国系の新聞社が真実を報道しているかもしれない。でも私から見ると、中国の海外向け宣伝部であるか、あるいは反共の色が濃いところかに二分されて、さて公正さはどこにあるのかはわからない。となると、やっぱり報道各社からの情報より、事情通と言っても良いような評論家からの情報が真実に近いことを言っているのだろうけれど、それぞれの分野に特化している内容だし、また我々一般人がその情報に簡単にアクセスできるようにはなっていない。困ったもんですね。

ま、そんな中で庶民レベルの情報源としては日本に帰化した元中国人の「石平氏」とか「鳴霞(めいか)氏(女性)」とか元台湾人の「黄文雄氏」が面白いとは思うのですが、皆さんかなり強烈な「反共」ですから、悪いことしか言わないみたいな、これまた偏っている情報かもしれないと感じます。

日本人としては近年メディアにも良く出るようになった「三橋貴明氏」って結構わかりやすい。彼はそもそも誰にでも入手できるデータから日本、世界を読むという立場で人気が出た人ですから、彼の言うことの裏取りは簡単に出来るのね。だからワケワカランチンの部類ではないと思うのだけれど、彼も中国大嫌い派だから割り引いて聞かないと駄目だろうと思ったり。後はかなり年季が入っている「宮崎正弘氏」かなぁ。

でも皆さんの共通点は「もう中国(共産党というべきか)の終わりは近い」という点で一致していて、ここに私は大きな疑問を持っています。そもそも毛沢東の建国以来、中国がいかに滅茶苦茶な事をやってきたのかは誰しも知っていることで、本来ならもう潰れていてもおかしくないはず。でも、彼らは「統制」と「暴力」で生き延びてきた。さて、これからはどうなるのか。今までがそうであったように、資本主義世界、自由主義世界にいる我々には想像もできないことってあるんじゃないかと思うんですよ。でもそれが何であるかは私にはわかりようもないのだけれど、我々の世界で言う論理的思考で中国を見てよいのかどうか、そこに疑問があります。

私個人のレベルで言えば、要は付き合わないのが一番ってことになりますが、中国の問題って昔のように国内問題だけで済まない世界になっていて、俺、関係ないね、とは言ってられない。もし中国発信で世界に大きな津波が来たとして、まさにリーマンショックがそうであったように、世界が苦労しているんだから自分も苦労するのは仕方がないという考えは私は排除したい。確かに一個人にどんな対処方があるのかと言えばかなり限られているわけですが、津波が去った後に再び復活する種ぐらいは残しておきたい。これは若い人とて同じで、津波が来た場合、どうなるかの想定は非常に大事だと思うわけです。その津波を逆手に取って、自分が伸びる方法もあるはず。

私としては今まで以上に長期投資には慎重にならざるを得ないし、どの分野が安全で、あるいは影響が少ないか考える必要があって、債券投資にしても、平和な時代みたいに、利回りが良いぞ~~みたいな幸せな銘柄選択は危ないし、国債の比重も増やすべきかも知れない。また何年も前から言われているアメリカの行方。ドルがどうなるのか。政治的にもアメリカの一極支配は終わって多極化の世界に入ったのは誰もが認めるはずで、もちろんその根本に経済の多極化、通貨の多極化があるわけで、ドルとの付き合い方も今まで以上に考えないとならない。ヨーロッパのユーロみたいな北アメリカ統合通貨のアメーロがいつか出てくる来るかもしれないけれど、ドルとの交換比率はどうなるのか、ドル建ての巨大な債務を小さくするチャンスなのに債務は債務で同価で引き継ぐのか。まさかリセットのようなやり方はしないとは思うけれど安心は出来ず。「これが世界経済の安定の為なのだ」というアメリカの理屈が通る内にやるはずで、世界の多極化が決定的になり、ドルが弱くなってからノコノコやるとは思えず。

実はかつては豪ドルが主だった私ですが、米ドルの比重も増えてきています。これって非常にうまくなくて、豪ドルはそもそも世界に何か起きるといの一番で売られて暴落するような通貨ですし、もし米ドルがその震源地だとしたら私は完全にノックアウトされてしまう状況。

でも難しいですよね。危ないと思いつつ毒饅頭を食わなければならない状態みたいなもんで、他に食えるものが私には見つかりません。食えなくても避難は出来る。ではそうするべきなのか、でもいつ出るかお化けの為に避難するのも馬鹿げている。

先週末のような世界的な動きを見ても、一瞬にして中小国からの資金を引き上げて日本円を買ったり、あるいは株式を売って国債にシフトしたり、たった数日の内にプロ達は大きなポジション調整をするわけですが、我々一般にはそんなことができるはずがない。それとも出来るはずがないという考え方そのものが駄目なのかもしれない。私としては一体どうしたら良いのかわからないのですが、所詮無理なんだよ、と思考停止するのだけは避けたいと思っています。

一つの光明というか、私が知らなければならない世界としてオプションがあります。何度かこのブログに名前を出している、オプションで成功しているポーのスクーターさんという方がいらっしゃいます。去年、オーストラリアに永住権も取って移住してきましたが、実は彼と現在連絡を取ってなんらかの方法があるのではないかと模索しています。彼の手法を教えてもらうなんてことにはほど遠くて、一体オプションで何が出来るのか、そこを考えているところです。

これをここに書いちゃって良いのかどうかわかりませんが、311の東日本大震災の時、日経225も為替も大きく動きました。あの時に大損した個人投資家の数は半端ではなく、彼らと取引があった証券会社も倒産寸前に行ったところがいくつかあった様子。またその後、オプションから撤退する会社、オプション取引に大きな規制をした会社があるとのこと。ところがですね、オプション関連のブログを見ていてもちらほら見つかりますが、311の時にごっそり儲けた人もいるんですね。これの注目すべき点は、暴落を狙ってそれを取ったのではなくて、暴落があった場合のヘッジ玉がとてつも大きくなって利益が出たということ。

オプションの売りをする人たちはショートストラドル・ショートストラングルの様なポジションを取ることが多いと思うのですが、相場が大きく動かれるのが一番困るんですね。で、そのときの為にOTM、つまりちょっと離れたところのプットオプションも買って、大きく動いた(下げた)ときの損を減らすことを考える。このヘッジ玉を置かなかった人は例えば311の時に最大利益100万を狙っていて、結局5000万損したとかそんなことが起きたはずで、逆にヘッジ玉を置いといた人は、そのヘッジ玉が大化けしてヘッジどころじゃない大きな利益が出たということだと思います。

これと同じ事をするというんじゃなくて、こういう思考が自分の中にあるのかないのかで天と地の差がつくと思うわけです。つまり、株でも債券でもあるいは海外不動産にしても、それそのものの急落や為替の大きな変化があっても、そこから利益が出ないにしても再起不能にまで叩きのめされないヘッジ方法があるだろうということ。

ただヘッジってコストが結構掛かるんですね。でもオプションをやっている人たちはそのコストをいかにコントロールするかを知っている。ここがポイントだと思うんです。それを我々素人でも知る必要があるんじゃないかと。まぁ、プロに言わせればそんなことも知らない、ヘッジもしないネイキッド(裸)の投資をしているのかと笑われるでしょうが、そこが素人の悲しさ。これをこの1,2年でどうにかしたいと考えています。

それと私の場合ですと、日銭を稼ぐデイトレ、あるいはスキャルは、どんな時代になっても生き延びることができる能力として維持しなくてはならないのと同時に、やっぱり身動きの軽い、しかしそれなりの投資も考える必要があると思っています。というか、ここぞという時には出動できる準備が大切だろうと。私の反省として、債権投資が主ですが、それの最大利益を追求しようとする考え方が強くて、キャッシュフローがまるでありません。つまり、為替でもそうですが、ここぞ!という時に指をくわえてみているしか出来ないんですね。これはリーマンショックの時に経験しました。ここで売りだ!買いだ!というポイントも見ているだけで終わりました。これって豪ドルの話なんですが、結果的には戻ってきましたから結果オーライですが、日本のこの20年の株価じゃないですが、長く低迷されたら人生終わりでした。だからそれなりの大きさの遊撃隊を持たないとうまくない。当然それはヘッジでもあるわけで、ここが私の課題だと思っています。

311ではなくて、NY同時多発テロの911ですが、あの時も一財産作ったようなのが結構いるんですね。911の時にはチャートを見ればわかるように下げトレンドに入ったところであれが起きました。つまり、プロ、半プロはあの時点でショートポジションを持っていた人が少なくないということ。あんな時に大儲けしたなんて口に出せませんから多くは黙っていたと思うのですが、そういうポジションを持っていたのか持っていなかったのかで大きな違いが出る。私はというと、すでにスキャルの世界に入っていましたから、関係なかったと言って良い状態。これはああいう時に儲けることが大事というのではなくて、ヘッジになるという意味で積極的に考える必要があると思っています。大きく動いて資産に大打撃があった場合、スキャルでチビチビ稼いでも焼け石に水となりますから。

有り余る資産と収入があるのなら別ですが、すずめの涙ほどの資産運用で食う場合、利回りが落ちることだけでも大ごとで、コストが掛かるヘッジであるとか、ここぞというときの為の遊撃隊の維持を考えると頭が痛いです。ましてインフレでも来ようものなら死刑宣告を受けるのと同じ。

でもこんなことを考えていると、ポーのスクーターさんが私に言ったことを思い出します。良いじゃないですか、それまでしっかり稼いでおけば、ですと。

この考え方って新鮮と言うか、びっくりと言うか、やっぱり稼ぐ人は違うなぁと関心したのを思い出します。

先日ポーのスクーターさんとスカイプで話をしていたときにびっくりしたことがあります。FXのスキャルの話をしていたのですが、彼はどの程度のリクイディディ(流動性、注文の通る大きさ)があるのか気にするんですね。私としては中小の証券会社は別にして、大体どこでも500万ドルロットまでの注文は受け付けるのが普通ですから問題ないんじゃないですか?と答えたんです。500万ドルのロットって、例えばスキャルで5PIPS抜きでも2500ドルですよ、2500ドル。数分間のスキャルで一勝負2500ドル狙い。それを一日に何度もやるわけで、当然、一日の目標額は2万5千ドル以上でしょう。つまり月に換算すると50万ドル目標って事です。5000万円ですよ。年間6億円。(笑)

これって取らぬ狸の皮算用みたいですが、スキャルは勝率を非常に重視します。勝ったり負けたりの連続は基本的に駄目で、勝率が高く安定しているからロットを増やして利益を出すというのが基本です。つまり、毎月10万円稼ぐのも1000万稼ぐのもやり方は全く変わらないんですね。だから10万円安定して稼げればもっと稼げると言うことで、ほとんどのスキャルパーは同じ考え方を持っています。巷で有名ななんとかって言う9桁トレーダー(名前は忘れた)も、彼はUSD/JPY専門で、一勝負2PIPSで一日20PIPSが目標だと対談で話していましたが、ああ、やっぱり同じ考え方なんだと思いましたっけ。

で、ポーのスクーターさんはその1ロット500万ドル限度というのが気に入らない様子。(笑)

実は私も調べたことだけはあるのですが、もっとロットを大きくする場合、機関投資家たちが使っているような証券会社しかないんですね。でもそういうところはスキャルパーなんて相手にしていませんしスプレッドが大きいのが普通。つまりスキャルを禁止はしていいないけれどスキャルパーに取っては難しくなる。まぁ、そんな話をしていたんですが、この人っていくら儲けるつもりなんだろうと不思議に思いましたっけ。(笑)

でも要は、やるならガンガンやって儲けて、後は心配しないで放っておけば良いじゃないか、ゼロになるわけじゃないしって事なんですね。

まぁ、言われてみればその通りですが、やっぱり人間には器ってあるのね。

例えば、10万円ポケットに入れて渋谷のハチ公前で何時間立っていられるかとを実験しても、普通は何時間でも問題ないですが、では1億円をかばんに入れて持っていたらどうか?5億円だったら?と考えるとかなりの個人差が出ますよね。これって仕事でも相場でも同じで、額(利益も扱い高でも)が段々大きくなってくると精神的に耐えられないラインがあるのがわかります。慣れもありますが、個人差が大きいのは間違いがない。これを器と呼ぶべきではないかもしれませんが、私はあえて器の違いだと考えています。で、普通の人がビビる様なときでもビビらない人がいるってこと。世の中って面白いですよね。ホリエモンの話を聞いていても、こういうビビりが全くない男だというのがわかる。やっぱりこういう人が普通では行けない世界に行くって事なんでしょう。その点、私は小心者ですから全く駄目。

ここは本当に難しいところで、どうして自分はこんなに小心者なんだろうと思うこともあれば、この小心さ、逃げ足の速さがあったから今、生きていられる、これで良いのだとも思うわけです。でもそういう私とは全く違う考え方、性格、そして全く違う手法で同じ相場の世界に生きているポーのスクーターさんて刺激があって面白いし、自分の中にも是非どうにか取り入れたいスキルを持った人。私も息子も彼が主宰していた勉強会に入って勉強させてもらうつもり。

ま、話が毎度のごとく長くなりましたが、中国ってそもそもどんな国なんだろうと考えると、自分は何も知らないことに気がつきました。大雑把な世界史の中の中国しか知らず、では毛沢東時代ってなんだったのか、大躍進政策ってなんだったのか、そして文化大革命にどう移っていったのか。また鄧小平が今の中国の基盤を作ったと私は理解しているのですが、でも細かい話は全くわからず。そもそもそういう史実も最近になってわかってきたことがあるわけで、今まで彼らが外に宣伝していることしか世界は知らなかったはず。つまり、今だからこそやっと中国の現代史がわかるのかもしれませんね。

そんなことを考えているときに、あの池上彰氏の信州大学(かな?)での現代史講座をやったときの動画を見つけました。私は池上氏って結構好きで、自分の専門分野の話ですと、あれ?と思うところもあるし、彼の思想も彼の解説にかなり影響していると思うこともあるんですが、知らない分野を勉強したい場合には最高の先生だと思っています。まずは最初のとっかかりとしての池上氏の存在って重要だと思っています。

で、その動画を紹介しますが、やっぱり中国に関して知らなかったことばかり。それどころか、中国ってこんな○ヌケな国だったのかとびっくりしました。毛沢東もただのXXXジジーにしか思えません。そしてあの共産党のやり方って今も連綿と続いているであろう事が想像できるわけで、今の中国を知るには少なくとも毛沢東時代からの共産党とは一体何をしてきたのかを知るのが大事だと思いました。彼らの建前だけしか外からは見えない。実態はどうなっているのか隠す。また地方は中央の指令どおりに動くだけ。その結果は党中央に覚えが良い捏造された結果が報告されるのみ。常に人民は抑圧され、利用され、簡単に抹殺される。この流れは昔も今も全くかわっていないのであろうことが想像できます。

面白かったのは、大躍進政策が誇張され成功したと世界に発表され(実は何千万人もの餓死者をだした)、それを真に受けて真似をした国が多くあったと言うこと。あのソマリアもその一つで、中国って本当に・・・・・・・・・・・・・・・・・。

興味のある方はこの動画をどうぞ。ユーチューブのプレイリストになっていて、7話で一つになっています。

#10 中国 大躍進政策と文化大革命

#11 中国 天安門広場が血に染まった

そして上に書いた三橋貴明氏の「日本企業が中国を撤退する本当の理由」(月刊三橋「中国大炎上」)。これは今の中国を解説しています。上の中国現代史を頭に入れてこの三橋氏の話を聞くと、今までとは違う中国が見えてくるようです。

『月刊三橋』のお知らせ  ← クリック

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