景気の見方で感じること

メディアとか様々な指標を見て景気がどうのこうのじゃなくて、我々って町の雰囲気を見て景気を判断することがありますよね。

先日、このブログの読者の方が「マレーシアももうそろそろ止まるんじゃないか」みたいなことを仰ったんです。その理由は、町を見てもシャッター街が出てきているし、コンドミニアムにも明かりが灯らない部屋が多い、みたいな。

こういう見方って一般的だと私は思うし、私もそういう見方をします。

でも最近、こういう見方は違うんじゃないかと思うようになりました。

だって、ゴールドコーストなんか20年前からシャッターが閉まりっぱなしの店舗なんかごっそりありますし、コンドミニアムが夜になっても真っ暗なんてのが普通ですから。これってパッと見たときには、景気が下向きなんだろうななんて思うわけですが、その状態が20数年間続いているのを見ると、まるで関係ないんじゃないかと思うんですよ。町のそんな状態は変わらずとも、20数年の間には景気の波はいくらでもあったわけで、そんな町の姿から受ける印象で判断したら何も見えてこない。

これはマレーシアとて同じで、コンドミニアムの空き部屋が多いというのは、もう供給過剰であると判断するのはあまりにも短絡的ですよね。日本ではマンションに明かりが灯らない部屋、誰も住んでいない部屋があるなんて想像できませんから、そういう判断になるのだろうと思いますが、では熱海はどうか、他の別荘地はどうか、それを考えれば答えはすぐにわかる。でもまさか熱海とクアラルンプールと一緒には考えられませんよね。どうしても東京とか大都市のイメージと重ねてしまう。ここに大きな間違いがあるんじゃないかと思うわけです。

これは中国も同じで、中国の住宅バブルはもうとっくにバーストしたという人は多いですね。誰も入居者がいないようなコンドや、町そのものがゴーストタウンになったところがあると、そういうところを強調する。でもそれってそういうところもあるって話で、それから全体を見ては駄目だろうし、全体としてはそういう場所はもう織り込み済みなのかもしれない。

やっぱり景気を見るときにはそういう「印象」で見てはいけなくて、やっぱり指標が大事なんだろうと思います。全体の売れ残り率であるとか、住宅ローンの申請高とか、新規着工数とか、見るべき指標っていろいろあるはずで、パッと見で町や現場を見てもわからないはず。まぁ、中国の場合はいろいろありますから横に置いておくにしても、マレーシア、KLは今不動産バブルなのかどうか、それがそろそろ危ないのかが指標に出ているのか、そんなのを冷静に見ないと何もわかりませんね。

私は不動産投資に関しては全くのど素人で何もわかりませんが、ちゃんと見るべき指標があるんでしょう。また相場の世界も同じですが、また他の業種にしても、全体を表す指標で個別のものの良し悪しなんて絶対にわからないわけで、個々を見るときには何を見るのかと組み合わせてプロは見ているのでしょうし、ど素人が「雰囲気」でものを言ってもなんの意味もない。でも逆を返せば、メディアの宣伝に乗るのも、特定の物件を薦める業者に乗るのも「雰囲気」で判断しているのと同じってことなのでしょう。ゴーサインだろうと、ストップサインだろうと「勘」で決定したら所詮同じ紙の裏表で、大差ないことになる。

でも私なりに興味がある物件はこの4,5年ウォッチングしていますが、巷で言うような大幅な値上がりをした物件はほとんどないです。ただ手堅いと感じるところは何件かあります。KLCCのMarcとかPavillionとか。ただ4,5年で倍になったとかそういう物件は全くありません。これって見る物件によって大きく左右されるはずで、例えばすぐ前の日記で紹介したマレーシア関連動画に出てきますが、7年前に900万で買ったリンクハウスが今は2000万というような話。7年で倍以上。もし私が不動産投資で狙うとしたら、実需がある物件を狙うはずで、我々日本人が住んでみたいと思うような物件は、いわゆるExpatsや海外からの投資家向けであって、やっぱり別荘のジャンルに入れても良いように思っています。こういう様々な買い手がごちゃ混ぜになっている不動産市場がマレーシアであって(ゴールドコーストも同じ)、どういう視点で何をするのかはっきりしていないとババを掴むのだろうと考えています。あるいはチャンスを逃す。

そういう意味で、マレーシアが決めた外国人が買える不動産価格の最低限度を引き上げたというのは、不動産投資家には痛いんじゃないでしょうか。そもそもそれを政府が決定したことからも、その価格より下の実需が集中する物件が過熱し過ぎないように、美味しいところを外国投資家に持っていかれないようにということだと思っています。

でもま、今は中国の動向が世界を左右する時代ですし、中国が風邪を引いたらオーストラリアは肺炎になるかICU行きみたいな感じで、中国の行く末が不透明なだけに不動産に限らず、投資が難しい時代だと感じます。これは私の目から見ても、やっぱり動いているのは短期的な利益を狙う、いわゆる投機に投資が集中しているようで、長期投資は本当に難しいと思います。プロは必ず逃げ道を常に考えているはずですし、あの手この手でヘッジもするのでしょうが、そういう知識もなければそういう金融商品にアクセスすることさえ難しい我々一般は、本当に気をつけて考えないと簡単に吹き飛ばされてしまうと思います。

毎日、普通に働いて普通に稼げて、そして普通に生活できた時代が懐かしいです。でもここで負けるわけにはいかないのでどうにか生き延びてやろうと策を練っています。

無駄な抵抗かな?(笑)

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