米国債デフォルト懸念

まったくもぉ、勘弁してくれよぉの世界。

アメリカ経済はそこそこ好調でNYダウも高値更新なんて言っていたかと思ったらこれ。NYダウもかなり下がってきて抵抗線上の攻防。

オバマ氏は下院のせいにするけれど、野次馬の私からするとオバマ氏の医療保険改革法は無理があるように思うなぁ。時期が今じゃないんじゃなかろうか。でもそもそも今回の対立ってイデオロギーの対立に見えてくるわけで、オバマ氏が退陣するまで続く戦いのような感じ。

ま、理由はどうあれデフォルトなんてとんでもない話で、どちらがどこで妥協するかの我慢比べに付き合わされる世界にしてみたら本当に迷惑。で、問題は単に我慢比べなのか、それともとことんやる気なのか。

一般論としてはどちらかが折れて、デフォルトは回避してとりあえず勝負は先送りになるような気がするわけだけれど、もしそうじゃなかったらどうなるのか?

まさかねぇ。デフォルトですかぁ?

デフォルトすると困るのって誰なんだろうか。そりゃ世界中が困るのは間違いないけれど、デフォルトした後を想像するとアメリカが得する様な気がするわけです。もうにっちもさっちもいかなくなったモノポリーゲームはここで一回終わりにして、超ドル安からやり直そうぜ、みたいな。TPPにしてもアメリカにどれほどの利益があるのかわからないのになぜごり押しをするのか考えてみると、デフォルトの可能性なんてのもそこに隠されているような気がしないでもない。

つまりアメリカデフォルトって世界大戦が起きて、世界中が疲弊した中でのアメリカ勝利と同じ効果があるんじゃなかろうか。

ま、そんな妄想はどうでもどよくて、本当にデフォルトが起きたらどうなるのか。我々に何ができるのか?

まさかとは思うけれど、破綻、破産なんてのものは日頃のミスの蓄積で起きることではなくて、まさかのことが切っ掛けになると考えている私としてはただ見ているだけでよいとは思えず。

ということで、ヘッジできるものはヘッジする予定。オバマ就任時にデフォルト宣言の噂が流れたときには日経225のプットオプションを買いましたが、今回は日時の特定も出来ないし、私自身、日本株式を持っているわけでもないので、またオプションや先物を売買できる状態じゃないのでパス。

若い頃なら、もし本当にそういう風に動けば利益が出るようなポジションを考えたけれど、今の私としては万が一のときの怪我をいかに小さくするか、それで十分。もし何もなければ損も利益も出ない状況がベスト。

ところで、もしデフォルトが起きるとしたらどういうシナリオかというのがロイターに出ていました。

シナリオ:米国初のデフォルトはどう起こるか  ← クリック

要約するとこんな感じ。

<10月17日>
財務省は借り入れを上限以下に抑えるための手段を使い果たし、債券の新規発行が一切できなくなる。最終的な手元資金は275億ドル程度になる見通しだ。

<10月18─29日>
財務省の手元資金は急激に減少する。支出1ドルに対して収入70セントとなり、差額を賄うための新規債券発行もできない。この時点で、米債券への信頼感が失われる可能性がある。政府はもはや債券を発行することはできないが、償還を迎えた債券を借り換えることは可能。デフォルトへの警戒感から再投資が敬遠されれば、財務省の資金繰りは一挙に崩壊する。

<10月30日>
デフォルト発生。政府は70億ドルの支払いが履行できない状況に陥る。デフォルトが続くに伴い支払い遅延が長期化し、数日間で数十億ドルの経済損失となる。

<10月31日>
今年のハロウィーンは、60億ドルの国債利払い日でもある。利払いができなければ、米国債投資にはリスクがないという前提が揺らぐ。。これまで確実に償還されてきたことから、世界で最も低いレベルに抑えられてきた金利は上昇することがほぼ確実。株式市場は急落し、消費者の財布のひもは固くなり、景気は一段と悪化する。この日から財務省は厳しい決断を下し始めることになる。中国の債券保有者に支払うか、それともアフガニスタンに駐留する軍に資金を提供するのか。オバマ政権は優先順位は付けられないとしているが、アナリストは、政権が少なくとも優先順位付けを試みるとみている。

<11月1日>
この日をもって、米政府は未踏の領域に入る。理論上、政府はいつまでも債券保有者が損失を被らない状態にしておくことが可能。利払いをしても余りある税収があり、財務省は他の債務と別のシステムを通じて債券保有者に支払いができるからだ。ただそれは、債券以外の支払いがより遅れることを意味する。米軍は賃借料を払えず、年金生活者は日々の買い物にも困る可能性がある。

一方、もし財務省がハロウィーンの利払いを履行せず、政権与党と野党の対立が解消されない場合、米国の信用力低下につながる。米ドル、アジアでの銀行融資、イリノイ州の農作物保険コストなど、あらゆる金融商品の価値に疑問符が付く。財務省は3日に公表した報告書で「デフォルトすれば前代未聞で壊滅的な打撃となる可能性がある」とし、「負の波及効果が世界に広がる可能性がある」と指摘した。

世の中がこのデフォルトの可能性をどう見るかはVIX(恐怖指数)を見るのが一番かと思いますが、今のところ、大きく動いているようには見えず。

この1年。

リーマンショック後。

過去の高値を見てみると

1990年8月 イラク軍クウェート侵攻・・・36
1997年10月 アジア通貨危機・・・38
2001年9月 アメリカ同時多発テロ・・・44
2003年3月 イラク戦争勃発・・・34
2008年9月 リーマン・ブラザーズ破綻・・・42
2008年10月 世界金融危機・・・89.53

これから今の値を見ると、全くの平穏時と同じ。なんで?

今の大騒ぎは茶番だと世界は見てるって事?

ま、どちらにしてもVIX、CDS、あとはオプションの動きなんか見ていると世界がどう予想しているのかが見えてくるのでしょう。ま、これから1ヶ月は注目してみようと思います。

一般投資家がどう考えるべきかに関してはロイターにコラムがあります。

コラム:米デフォルトに有効なサーキットブレーカー ← クリック

要約すると、下がった場合に利益になる商品を考えるということに尽きると思います。これは前の日記にも書きましたが、買いで利益を出そうとするのが普通ですが、売りを考える必要があるというのと同じ。たとえば先物の売りがそれに当たる。またインバースETF。それが反映する市場がプラスであればパフォーマンスはマイナスになる商品。また、特定の指数が下落すると、2倍、3倍の利益が得られるレバレッジドETFもある。いわゆるベアファンド、ダブルベアファンドの類ってことでしょう。

このコラムのまとめにこう書かれています。

「どのような手法を選ぶにせよ、市場が、もしくはワシントンがどのタイミングで、どう動くのか、見極められるとは思わない方がいい。推測に失敗し、損失を被る可能性が高い。大半の投資家は乗り遅れるのが常であり、市場が回復した際も復帰に時間がかかることが多いものだ。」

一介の投資家にとっては全くその通りだと思うわけで、波乱はチャンスなんて思わないほうが良さそうで、損も無ければ利益も無い状態を作れたら最高だと思います。ってそれも簡単じゃないですが。

でも私が30、40代なら違う考え方を取るかも。^^

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