日本国債暴落論

アベノミクスが順調に行っているのかそうでもないのかは私には良くわかりませんが、国債の値下がり、つまり金利上昇を受けて、このままでは大変なことになるという論調があちこちに見られます。また、海外の投資家達は日本国債をいつ売りまくって儲けようか虎視眈々と狙っていると書いている評論家もいる。

本当なんですかねぇ。私はちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。

日本国債10年もの。約10年の値動きですがこんな感じ。

この状態を見て、乱高下しているとか金利上場(国債値下がり)が甚だしいという解釈が成り立つのか。このチャートを見て思うのは、異常なぐらい下がった金利が若干戻った程度にしか思えません。

この1年の動きはこんな感じ。

私としてはなんてことないとしか思えないし、もしデフレが止まってインフレ状態になれば、ましてや2%程度の成長があるとするならば金利はもっと高くならないとおかしいことになるはず。こんな超低金利が続くほうがおかしいと思います。

また、世界の投資家が日本国債の暴落を仕掛けようと虎視眈々と狙っているといいますが、本当なんでしょうか。

暴落を仕掛けるには二つの方法しかないと思います。現物を売るか、先物を売るか。

現物ですが、最近の情報では総額の約12%を海外勢が持っているとの事。で、売り崩す場合ですが、昔から株の場合、浮動株が少ないのは難しいと考えるのが普通なんですね。つまり提灯がつかない。安定株主が極端に多い株の場合、彼らが売りを吸収してしまうと考えるのが普通。

さて、日本国債はどうか。安定株主に相当するのは日本の銀行、生保、日銀など、まぁ、役者で言えば千両役者ばかり。それプラス後ろには政府が付いている。

これを売り崩そうと思いますかねぇ。もし海外勢の12%が一気に売ってきたところで私は簡単に消化してしまうような気がします。

また、先物で売りを掛けると言いますが、さてどの程度の規模で売れるのか。これは売り手と買い手の問題で、10兆円分だろうが100兆円分だろうが売ろうと思えば売れる。買い手がいればですが。

買い手がいなければどんどん値が下がるわけですが、でも現物を売る保有量はないわけですよね。つまり、売った先物は必ず買い戻さなければならない。これって売り手としてはうまくないわけですよ。本来現物を持っていれば、先物を買い戻さずに現物を差し出せば良い訳ですが、現物がなければ先物は買い戻すしかない。つまり、売り手も将来の買い手だということ。

これって私が日本連合軍の一員だとすれば、売り崩される恐怖どころか、早く売って来いって思うんです。

売ってきたら最初は見ていて、適当に下がったら当然買い向かいます。日本の政府、銀行、生保からなる大連合軍がそれに立ち向かうでしょう。ましてやこちらには紙幣を刷ることができる強みさえある。つまりどんな巨大なヘッジファンドが売りを仕掛けてきても、彼らを簡単に食ってしまう大きさがあるということ。売り手は泣く泣く買い戻すしかない状態を作るって事。

日本国債の超巨大な市場を考えてみると、もしこれを売り崩すとしても数十兆円の資金は必要になるはず。ここまでの金を動かせるヘッジファンド、あるいはヘッジファンド連合軍がまず存在するのかどうか。戦艦大和が何隻もあるような連合軍をせいぜい1000億ぐらいしか動かせないヘッジファンドが何十集まろうとかなう敵じゃないと思うんですよ。

つまり、私にしてみると、売りを仕掛けてきたら、それは「飛んで火にいる夏の虫」にしか思えないんです。

もし売り崩そうとして何十兆もの金を動かすとして、もし失敗したらどうなります?間違えなく再起不能ですよね。そこまでやる気のあるヘッジファンドが存在するのか。ジョージソロスが中心になったとしてもそれだけ資金が集められるかどうかも疑問。ジョージソロスの大勝負というとボンド危機が浮かびます。1992年にイギリスポンドを売り浴びせ、なんとイギリスがそれに対抗できなかったという恐ろしい話ですが、あの時、ジョージソロスが売り浴びせたポンドは100億ドル相当分と言われています。100億ドルとは100円計算で1兆円ですが、この規模でさえ超巨大と言われている。(日本が円高介入で使った金は数兆円。いかに日本って規模が大きいか)

さて、ヘッジファンド連合軍はその何十倍、あるいは何百倍の資金を調達して日本国債を売れるか?私がヘッジファンドだとしたら、日本側(強い方)に付きます。そして売ってきた連中を食ってやろうと思う。つまりヘッジファンドとて足並みを揃えるのは難しいって事じゃないでしょうか。売り側は利益が目標。日本側は日本の威信が掛かっている。どちらが強いか?

日本国債を売り崩すという話としては面白いですが、現実的に無理だと思うんです。

また、CDS(保険)が値上がりしていて、日本国債は危険水域に入ったなんて言う人もいますが、これもまた逆で、CDSが値上がりすればそれは美味しい話といえるかもしれません。つまり日本国債は破綻しない。よってCDSの売り手は儲かる。

では絶対に破綻しないのか?

いや、破綻する可能性はあるかもしれませんね。

今はまだ日本国債を日本国内で吸収できる状態ですが、でも発行量は今の状態が続いても、あるいは多少良くなってもどんどん増える。これがいつか日本国内で吸収できない状態になるかもしれない。

その時に世界は日本を救うかどうか?

アメリカみたいに自国で国債を消化できないのに偉そうに振舞うことなんて日本には到底できる芸当じゃないし、その時こそ、日本を潰す良いチャンスだと世界は見るかもしれない。日本が復活して世界の牽引車になって欲しいなんてリップサービスをしている国も手のひらを返すかもしれない。まぁ、日本を救うか潰すか、どちらが自国にとって有利なのかってことでしょうが、この辺は私には良くわからない。少なくとも超円安になり、国内産業の建て直しが始まり輸出産業が伸びてきそうですね。つまり韓国などの輸出立国はかなりうまくない状態になる。

でもそんな時に、国債が狙われても不思議じゃなくて、暴落をあえて仕掛けなくても暴落するでしょうし、売り方は儲かるわけだからガンガン売ってくるんでしょうねぇ。

そのときはいつか?そんなことが起きるのか?

そうならないように安倍さんは頑張っているわけで、どうなりますか。ただ、近年中に世界の投資家が日本国債を売り崩しに動くようなことは無いと思っています。まだまだそんなことを考える時期じゃないってことでじゃないでしょうか。

で、もしその時が来たら慌てふためくことなく、先物でもCFDでも売るしかないと思います。まぁ、日本を売ることになりますが、日本と一緒に国民が沈没してもどうにもならないし、また買い向かうなんてバカなこともできないわけで、国民は日本を売っても生き残りを目指すべきだと思っています。為替も凄い動きになるんでしょうね。日本売り(円安)と日本に戻ってくる海外に出ていた投資資金の円買い(円高)が交差してグチャグチャになりそう(311の時を思い出します)。

でも乱高下が凄いことになるだろうし、チャートを見れない人が単に売れば良いなんて考えると大やけどするかも。でもグランビルの法則だけで勝てるはず。恐れる必要なし!個人は売ろうと買おうと、何もしないで見ていようと好きなことができるのが強み。国や企業はそうはいかない。

しかし、そんな時がこないことを祈るばかりなり・・・・

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