トレーディングルーム

トレーディングルームに関してですが、日本では流行っていないようですね。

私の言うトレーディングルームはプロが集まってすったもんだやっているあの現場のことではなくて、また自宅にモニターを3-6台並べて頑張っているトレーダーのあの姿でもありません。

トレードを学びたい人たちが集まって一緒にトレードをしながら切磋琢磨する場所を提供するトレーディングルームのことです。

これってアメリカにはかなりあるようですね。オーストラリアにもありまして、あれは何年ぐらい前かなぁ、ゴールドコーストにある証券会社に口座を開いたことがあるのですが、なんと素人が集まってワイワイやっているのを見てびっくりしたことがあります。皆さん、ジーパンにTシャツでポテトチップスを食べながらやっていました。

その会社はPCなどの必要機材、そしてチャートを提供し、もちろん質疑応答は常にスタッフと行われていてセミナーもやっている。

これが私は本当の姿だと思うんですよね。

随分昔ですが、日本で株価分析の高いセミナーに参加したことがあります。でも結局内容は本屋に並んでいるのとたいして違いは無くて、ほら、こういう時にはこうすればこうなって、とあるインジケータや手法がばっちりはまった瞬間を並べて、いかがですか?こうすれば良いのです、みたいな内容でした。

私はその時点でも「そういう風にばっちり決まる時もある」という程度でしかないのがわかっていましたのでかなりがっかりしましたっけ。例外の方が多いのがこの世界なんですよね。そこでどうするか?ってのが一番の肝なのに、ストキャスが80のラインを割って・・・とかバカなことを言っている講師の話にイライラしたもんです。

多分参加者も同じようなことを感じていたのかもしれませんが、セミナーの最後の質疑応答で「今後の日経平均の動きは?買うとしたら銘柄は?」と質問した人がいました。その時ですね、そのセミナーで一番緊張した空気が流れたんですよ。皆さん、真剣な顔をして身を乗り出して耳をダンボにしているのね。

バカじゃないかと思いました。結局それを知りたいのね。まぁ、私も株式新聞とか週刊誌の類はごっそり買っていましたからその気持ちはわかるんですが(笑)、そういうものを当てにする自分からの脱却のためにセミナーに来ているのに一体どうしてこういうことになるのか不思議でした。

これに似たことは実は常に感じていまして、このブログで書いているように相場の手法を話題にしていても聞いているほうは円はどうなる?日経平均はいくらになる?このトレンドはいつ変わる?というそっちの方に興味があるみたいなんですね。

結局、分析なんて当てにならない、絶対に自分にはわからない、とりあえず目先の利益が欲しいと考えている様子。でも他人の読みを聞いてどうするんでしょうね。他人の読みと自分の読みを比べて同じなら「そうかそうか、やっぱりな」なんて思い、違えば「こいつ、わかってないな」なんて思うんでしょうか。

私としては「日経平均はいつ頃いくらぐらいになっているはず」とか、「円高はいくらぐらいで止まって円安に戻るはず」なんてことを言う人は全く相場で儲けていない人だと確信しています。でもそういう人がヒジョーーに多いのね。そういう人たちは相場とは未来を当てるものだと信じているんでしょう。だから勝てない、あるいは小遣い稼ぎレベル。勝つことがあってもギャンブルと同じで勝ったり負けたり、それは時の運だと考えているんでしょう。

ネットの中を見ても、豪ドルの動きを予想して有料配信しているところが結構流行っていたりして、何勝何敗、プラマイ何PIPSなんて書いてある。人間って本当に欲が深くて、でも努力するのは嫌いで、他力本願である自分を何とも思っていない、それが普通だと信じている様子を見ると本当にがっかりします。

でもま、ゼロサムの世界ですから負けてくれる人がごっそりいないと成り立ちませんし、自分の足で立つことを考えずに耳をダンボにしてあっちだこっちだと流れてはパチンコか競馬でもやるようなつもりでお金をつぎ込む人が多いのは大歓迎しなくちゃ駄目なんですね。この辺は私も考え方が変わってきまして、ハイ、どんどんいらっしゃい~!なんて思うようになりました。

負ける人は参加者の80%だとか85%だとか言いますが、それって残りの15%~20%はとんとんか勝っているということですよね。この比率を少ないと思う人が多いようですが、私としてはそんなに多いか?って思うんです。これって世の中の企業を見てもそうですが、私みたいに若い頃から自営業をやっていたものに言わせると、勝ち組って1%にも満たないのね。生き残る確率がそんなもの、いやもっと少ないかもしれないと思っていて、もし相場で15%~20%もの参加者が負けないとしたらこんな有利な業界は無いと思うくらいです。

そんな話をしていたら、「でも世の中ってどの会社も頑張ってやっているし、相場ほど生存率が低くないんじゃない?」なんて言う人がいました。本当に幸せな人って世の中にはたくさんいて、大手の企業のサラリーマンをやっているような人ってそういう風に世の中を見ているんだなぁって思いましたっけ。

中小企業の世界って恐ろしくて、まぁ、雨後の竹の子の様に会社が出来ては潰れ、自社ビルまで建てたのが知らない間にいなくなったり、倒産して逃げていたはずなのがこれまた知らないうちに違う会社名で業界に戻ってきていたり、まぁ、修羅場ってこういうのを言うんじゃないかと思うくらい。

私も中小企業のオヤジとしてやってきましたし、私の父も同じ(業界は違いますが)。昔を振り返ってみると同業者とか友人の出入りの変化も凄くて、当時の人たちは皆どこかへ行ってしまっていて、今何をやっているのかもわからない人が普通です。残っている会社も経営者が何度も入れ替わっていたり。

そんなのが世の中だと思っている私にしてみると、相場の生存率15~20%って異常なほど高いと思うんです。ましてやFXをやってみようかなぁ、外貨貯金は割に合わないのがわかったしぃ、なんていう奥さん方が普通に参入してくる世界なんですから。分析の勉強もろくにしないで「私はこうやって5億稼いだ」なんて本を読んでなるほどぉ、なんて思う人がたくさんいるんですよね。コピートレードをしたり、お任せのシストレで勝った負けたとやるような人がヒジョーーに多い世界。

こんな素人がうじゃうじゃいる業界って他にはないんじゃないでしょうか。ああ、業界と思うからそう思うんであって、参加者のプロ意識が希薄なゲーム、ギャンブルの世界と考えれば良いってことなんですかね。

だから私に言わせると99.9%ぐらいは失敗して当たり前だと思うのですが、80-85%だという。

でもま、相場って上がるか下がるか(あるいは動かないか)しかないわけで、勝率って50%。サイコロを投げて買い、売りを決めてもOK。そしてリスクリワードレシオをうまく調節して利益は損切りより多めに取っておけば理屈上はプラスになる。(笑)

そんな世界だから生存率が高いのかもしれない、なんて考えています。

まぁ、そんなのはどうでも良いことで、自分は自分の足で立って歩きたいと考える人もかなりの数いるのは間違いがないのですが、ちゃんと勉強する環境が整っていないのね。それってそもそも上に書いたように、どうせ駄目に決まっていると考える人が多いのか、また業界そのものが新規参入を増やすことだけに専念しているのかわかりませんが、日本の様に書籍は溢れるほどあって、セミナーはいくらでもあるのに、では実戦を通して学びましょうっていう話はまず聞いたことがありません。

その点、欧米人って違うのね。勉強は勉強としてどういう環境を作ってどう学ぶべきか良くわかっている様子。ま、そもそも日本と欧米って「学校で学ぶ」ということそのものに大きな違いがあるようで、日本の大学みたいに(私もそうだったけれど)「青春を謳歌する」なんてのは聞いたことも無いですもんね。

って、いつもの通り話は長いわけですが、相場を学ぶにしても、「これで○億儲けた」的な書籍じゃなくて、きっちり基礎から学ぼうと思えば学べるわけですから、利益を得ることばかり考えずにしっかりやるべきですよね。書籍で言えばパンローリングには良いものがゴマンとある。あるいは証券アナリスト協会がだしているものとか。ああいうので基礎をまず頭に叩き込んで、そしてそれの使い方としてセミナーを受けて、そして次はそれを実際に使いながらブラッシュアップしないとならないのに、その一番大事な訓練の場所が無いのね。

ゴルフやテニスを本から学べると思う人って多いのだろうか。ダンスもそう。

うーむ、日本人ってそれで満足する傾向があるかもしれませんね。私もノウハウ本が何よりも好きですから。(笑)

でもゴルフの打ちっぱなしなり、ダンス教室に通って実際に踊ってみないと何も出来ないはずで、わかったつもりでいても実際には勘違いをしているかもしれないし、頭でわかっていても身体がその通り動くかどうかは別問題。

だからトレーディングルームで学ぶことって「絶対に」必要だと思うんですよ。

私も好きだから新たな手法を常に探していますが、アメリカの相場テクニックを教える会社は「書籍」-「セミナー」-「トレーディングルーム」という一貫教育をしているところが結構あるのね。

どうして日本にはそういうのがないんでしょう?あります?

結局、似非プロトレーダー、セミナー屋が多いってこと?実際には勝てない人が多い?

実は先日ユーチューブで面白い映像を見つけたんですよ。証券会社主催の催し物にはちょくちょく顔をだしたり書籍も何冊も出している有名トレーダーがテレビで対決をするのね。ザイFXとかいう情報提供会社が主催している衛星放送の番組があるらしいですが、それに○○という二文字の結構ネットでも有名なトレーダーが出ていたんです。

面白かったですよ~。すげーー、下手糞。(笑)

ニュースイベントが起きて急落しているところを逆張りで買いから入ったんです。そもそもこれが素人丸出しだと思うのだけれど、その後なんと5、6回もナンピン。損切りも出来ないどころか相場の超初心者と全く同じことをやっているのね。で、結局我慢に我慢を重ねて最後は投げた。トータルで2百数十万の損。で、投げたところは下げとまりだったらしい。

これって相場をやり始めた頃は誰でも経験することだと思うのだけれど、書籍を何冊も出してセミナーでも有名で、ネット対談でもいつも出てくるような9桁の資産を作った(とされる)有名トレーダー。

おかしいなぁと思って調べてみると、自分がいくら儲けたとか、今までどうやってここまで来たかと言うそういう話ばかりなのね。私が前に書いた、USD/JPYで2ピップス抜きをやって一日20ピップスが目標だと言うのがその彼なんですが、じゃぁ、どういう手法でやっているのかって話は無いのね。

私が知っているのは、そのテレビ番組の実戦対決で「この辺で反発するでしょう」という何を理由にしてそれを読んだのかも言わず、逆張りで入っていったド素人の姿でした。

その後、2ちゃんとか調べてみると、実際にはたいして利益も出していないとか、まぁ、糞ミソに彼のことを書いてありましたっけ。でもどういうやり方をしているのか、何を元にしてトレードを決断しているのか見ると、大体その人がどの程度の実力があるかなんてのはすぐわかるのね。使っている指標、その使い方でも大体わかっちゃいます。料理人が他人の使っている包丁を見れば、その人がどの程度の腕かわかるのと同じ。

ま、結局、素人さ~~ん、いらっしゃ~~いという業界の思惑にうまく乗せられて作られたヒーローが彼なんだろうと思います。FXをやれば面白いことが起きるかもしれないなんて思わせる最高の広告塔。

私が相場の勉強をするならやっぱり海外のサイトを見ないと駄目だというのはこういうことでもあるんですね。英語がそもそも駄目な人には無理かもしれないけれど、自動翻訳でも使って一度しっかり見てみたらよいと思います。そりゃ中には素人を釣ろうとしているのもありますが、トレーダー同士の情報交換のレベルが非常に高いのね。私は残念ながら日本のサイトでそういうのは見たことがないし、個人のサイトでもほとんど一方通行できっちり掘り下げて議論したり、検証したり、皆で弄繰り回して改良したりという動きは日本には全く無い。2ちゃんの中で若干そういう動きがある程度かなぁ。でも2ちゃんってあんな調子ですから、真面目に掘り下げる感じじゃないですね。

英語のフォーラムは高度な内容のものがいくつもあって、それぞれ盛り上がっているのは本当に凄いと思います。中には天才肌の人もいるのね。科学的というか数学的な高度なアプローチ方法を使って新しいインジケータそのものを作っちゃうような参加者もいる。日本って自分が良い物を見つけると黙って独り占めする傾向がヒジョーーーに強いと思うのだけれど、あちらのフォーラムはかなりオープンでこんなのはどうだ?俺はこんなのを考えて儲けているぞ!なんて話がいくらでも出てきて、それをまた皆で検証し、より良いものにしようと言う動きが普通なのね。でも本当に凄いものを開発した人は絶対に教えないってのはどこの世界でも同じだと思うのだけれど、間口が広い、底辺が広く厚いのが海外の情報交換の特徴だと思います。

そんなのが当たり前だから、こんな方法でやれば利益がでます。ほーー、そうですか。で終わる日本とは違うのね。だから教育の場でもトレーディングルームで実戦教育をやるんでしょう。やるほうもかなりの自信、実績がないと出来ないし、そういう人がそれなりの数、存在するのはやっぱり凄いことだと思います。日本にもそういうのが増えればいいのね。でも上に書いた○○なんて名のセミナーでも有名な彼は実戦は他人に見せられるようなもんじゃないかも。(笑)

でもちゃんと学びたいと願う人がいれば、私もできるだけのお手伝いはしたいと思うわけで、マレーシアに行ったら是非そういう場を持ちたいと思います。こういうブログでもコメントで頂いたちょっとしたアイデアが非常に大きな影響を私に与えてくれたり、新発見があるのはこのブログを読んでいる人ならわかるはずですが、皆で一緒にやりながら、こんなインジケータをこんな風に使ったらどうよ?なんて話しながら実戦で検証していくのは大事だと思います。

トレーディングルームの約束事みたいなのがあると思っていまして

① 売った買ったをその時々に言ってはいけない。(他人は焦る)
② 勝った勝負の後、大声を出して喜んではいけない。(他人は嫉妬に狂う)
③ 負け勝負の後、大声で罵るのはOK。(他人はやる気が出る)

こんな感じ? (笑)

いつかやりましょうね~~。

きっと素人の人しか来ないと思うのだけれど、実際に利益を出している方々にも来ていただいて、その手法を是非公開し、なおかつ他の人にもできるようにやれたら良いなぁと思っています。

「平民の逆襲」って本当に楽しいぃ~~~~(笑)。これって個人の力では無理でやっぱり団結してやらないと。

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トレーディングルーム” への2件のコメント

  1. 三空氏のことですね。
    かなり前ですが私も見ました。
    確かいまでもオンデマンドで見られるはずです。
    彼の手法はドル・円のボリンジャーバンドで±2シグマにタッチしたら逆張り&ナンピンという極めて単純な手法です。
    ドル・円の動きがない時期にのみに通用した手法です。
    一時期は2億円まで稼いだそうですが、最近では数千万にまで減らしているそうです。
    レンジが長く続いた時期に適した手法だったのでしょうが、単に運が良かっただけなのでしょうね。

    • いらっしゃいませ~。

      あの動画をごらんになりましたか?びっくりしますよね、あれじゃ。

      逆張りは面白いし、私は短期のオシレーターが好きですから、どうしてもやりたくなるんです。でも封印。逆張りはヨコヨコの動きでは面白いほど取れますが、トレンドが出来たらアウトで、でもそこで撤退すれば良いだけの話でナンピンするなんて狂っているとしか思えません。でも彼なりに覚えたドル円の癖がそうだったのでしょう。

      相場にかぎらず、ある一時期盛り上がってもそれじゃ駄目だってことをジジーになってしみじみと感じるようになりました。「あの人は今どこに?」というのが多すぎます。 (笑)

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