CFDのなぞ

どうも胡散臭いと思ってるCFDですが、その思いが深まるばかりです。

私はFXにしろ先物にしろ何にしろ、使うブローカーのデータ、チャートを使うということは昔から稀で、データはデータ屋から入手し、自分の納得がいくチャートを使うというスタイルです。

当然FXもCFDもそうなのですが、これが非常にうまくないことに気がつきました。データが違うんですね。

昨日それがはっきりわかりましたので、それを出します。

まず、CFDですがニューヨークダウに連動したUS30というCFDが非常に面白くスキャル向きだと思いますし、それは何度もここに書いています。ではこのUS30というのは何を原資産にしているのか?ダウという株式指標?それともそれを原資産にしているダウの先物?

まずはCMC MarketsというブローカーのCFDチャート。

この業者でトレードするわけですが、見ているチャートは違うブローカーのチャート。FXCMでチャートソフトはMT4。同じ時間帯を表示します。

時間軸の縮小率が違いますが、動きは全く一緒。・・・・に見えます。

でも高値安値、あるいはところどころの値を比べてみますと若干違います。ただ大きく違うことは無くて、せいぜい1-2ピップス。業者が違うってことは元の商品も違うのでしょうね。大本が同じなら同じだろうとは想像しますが。

で、これはCFDですから実際には世の中に存在しない商品ですよね。では何が元になっているのか。まず、ニューヨークダウの株式指標そのものと比べてみます。

なんとなく似ていますが、左側の上にスパイクが出て急落しその後戻る部分を見るとまるで形が違うのがわかります。ただ、急落に見えるのは日にちの変わり目なんですね。株式市場が閉まって、次の日に開く。その差がこういう形で出る。

では先物を見てみます。

これを見ますとCFDとほぼ同じ。ちょっと安心しましたが、まぁ、当たり前と言えば当たり前で、先物と連動していなければブローカーもヘッジができないですから、まぁ、こういうことなのでしょう。

ところがですね、細かいところを調べてみたら、値がまるで違うんです。でも形は同じ。その違いたるや1-2ピップスなんてもんじゃなくて何十ピップスも違うんですよ。

なにこれ?

先日もBUNDの値が先物とCFDと何十ピップスも違うのに気がつきましたが、これは見るべきものが違うのだろうと思っていた私。それと今回同じことを発見したわけですが、どうも納得がいきません。

多くのFXやCFDってOTC、つまりオーバーザカウンターと言われる取引形態で、つまり相対取引。我々はこういうものって取引所を通して売り手と買い手とマッチングさせているような気がしますが、実はそうじゃないんですね。売り手も買い手も、そのブローカーを相手に売買している。

じゃぁ、元になる値ってどうなっているのか気になりません?誰が売り買いの値をつけているの?それって実際の値と違わないの?

ま、これの答えがうっすら見えているわけですが、値は業者が勝手につけている。そして元になる原資産の値とはかけ離れている。

それって詐欺じゃない?

って私は思うわけです。そもそも相対取引のFXやCFDってその元になるものは存在しても実際に売買するのはそれじゃなくて、それを元にして作られた「何か」を売買しているってことですよね。

競馬のノミ屋に似ていると私は思うのですが、でもノミ屋は本物の競馬の結果を使う。ところがFXやCFDって、結果も自分たちで作るって事ですよね。もし私たちがノミ屋から馬券を買って、レースはテレビを見ていたとします。やったー、1-7が入った!!勝った!なんて思っても、ノミ屋では、「イエイエ、レース結果は2-7です。」と言われるのと同じ。

「え?何で?競馬場では間違いなく1-7だし、ラジオテレビでもそう言ってる。」

ところがFX・CFD飲み屋はこういうでしょう。「いえいえ、あの本物の馬たち、騎手たち、競馬場のデータを集めて、彼らとそっくりな状態をコンピュータで再現し、それを競わせた結果がこれです。」

おまけに「本物じゃないのに、実際のレース結果とほぼ同じだったでしょ。凄いでしょ?」なんていわれそう。

これって冗談じゃなくて、売買の注文が実際には約定しないのがFXやCFDでは約定したり、またその逆があるってことなんですね。たとえば負けを限定するためにストップロスを入れていたとして、実際の値はその値に届いていないのに、FX・CFDではその値をつけてストップロスが実行されてしまったなんてことが起きる。

まぁ、その他いろいろ想像することができますが、我々は本物と戦っているんじゃなくてそれの影武者みたいな存在と戦っているんですからしょうがないといえばしょうがない。

しかし、どうしてこういうインチキにしか思えないビジネスモデルが認可されるのか不思議で仕方がありません。まぁ、賭け事に寛大なイギリスやデリバティブ先進国のアメリカを見てみますと、こんな商品があるのかとびっくりするくらいで、それがどんどん広がってついに存在しないものまでもがあたかも存在しているがごとく、それを売買させることが認可されたってことでしょう。

まぁ、仕事がなくてお金をいじくりまわしてどうにかするしかないイギリスとか、金ばかりジャブジャブ余っているアメリカとしてはどうしても新たな投資対象、新たなビジネスが必要なのはわかりますが、こんなことまでするか?って頭の古い私は思っちゃいます。

で、彼らはそれをグローバルスタンダードだ、新自由(貿易)主義だと騒いで開国を求める彼らのやり方はまさに強姦魔としか思えません。自由だ、規制緩和だと耳には良く聞こえるキャッチフレーズをうまく使い、自分達の仕事を増やそうとしているだけで、TPPしかり、相手とか地域のことを考えて進めようなんてのはただのお題目で、各国は自分達の国益しか考えていませんよね。

日本は彼らの言う内容を理解して追従するのか、それとも追従、賛成することそのものが日本の国益なのか知りませんが、まぁ、困った世の中だと思います。リーマンショックだってわけのわからないデリバティブ商品を作り出し、それをうまくごまかして紛れ込ませて世界中に売りさばいたのが原因だと思っているのですが、ああいうインチキとか、インチキすれすれのものが今はきっと氾濫しているんでしょうね。FXもCFDも似たようなものだと思います。

今回CFDのデータ比較を出しましたが、ではFXは?

上がeSignal(データ屋)、下がFXCM。

動きの違いを動画で撮ってみました。

左がブローカーのFXCM。右がデータ屋のeSignal。ブローカーの値動きはどこの会社も似たようなもんですね。

これはEUD/USDですが、FXの中では世界最大の取引量のある通貨ペア。まぁ、世界中で取引されているのに、左側のFXCMみたいにティック(約定)が少ないわけがないですよね。それを言えば右のeSignalでさえ約定が少なすぎるんじゃないかと私には思えてくるのですが、まぁ、eSignalはどこからどういうデータのとり方をしているのかわかりませんが、とにかく1つの業者とはこれだけの違いがある。

私としてはFXだろうがCFDだろうが、それが実際には存在しない仮想現実の中の産物だとしても、それを売買して利益がでるのなら、上等だ、相手になってやろうって思うのですが、これってやっぱり本来あるべきじゃないと思います。

ただ、昔からどんな市場でもマーケットメイカーという市場を先導するとでも言うのでしょうか、そういう存在があるんですね。そうじゃないと売り手も買い手も様子を見るばかりで注文も出さない。だからマーケットメイカーがまずこんなもんでどうでしょうか?と注文を出す。それじゃ高い、安いとそれぞれの参加者は考え、じゃぁ売ろう、買おうと、取引が拡大していくのでしょう。

そういう点から考えると、こういう相対取引ってのはマーケットメイカーが強大な力を持って存在する市場みたいなもので、これはこれで良いのかもしれないし、多分、それがこういう馬鹿みたいなビジネスモデルが認可される要点かもしれないと思ったり。

こういうことを書きますと、「だからマネーゲームは駄目なのだ」と投資行動全てひっくるめて否定する人が出てくるので困るのですが、株式市場がなければ世界の企業は一切活動できなくなりますし、先物にしても、リスクを取ろうじゃないかという相手が出てくるから生産者もあるいは輸出入業者も助かるわけで、もし先物が存在しなかったら将来に対するヘッジが一切できなくなるんですね。

頑固な人が否定するマネーゲームとやらも、それがあるから世界も動く。でも行き過ぎると怖いわけで、それがリーマンショックであり、こういうインチキみたいなFX、CFDだと思います。

先物に関しては、それがあるからリスク分散が市場でなされるわけですが、では先物市場だけで見るとそれはゼロサムの世界で、誰かが儲かれば誰かが損する世界。決してそこから「有」は生まれないんですね。それどころか手数料分、総体は小さくなっていくと言ってもいいくらい。つまり現物と先物って車で言えば両輪の関係。

ではこういうFXとかCFDってなんなんでしょうか。

私としてはこういうものは存在しなくても構わないと思ってしまいます。まぁ、娯楽の一つと考えれば良いのかも知れませんが、こういうわけのわからんものに人生を掛けたり、寝ずに悩み考え奮闘しているトレーダーってピエロのような気がしてきます。

でもま、人生なんてそんなもんだと言えばそうかもしれませんし、まぁ、やりたいことをやればいいだけのことなんですが、そういう民主主義、自由主義が行き着くところは何でもありのめちゃくちゃな世界になりそうな気がします。

三島由紀夫が「民主主義に大義なんかいらない(存在しない)」と言った言葉がいつも脳裏にあります。企業も個人もみんな好き勝手なことを言い、好き勝手なことをする。まぁ、これが究極の幸せだというのが西欧文化の考え方なんでしょうが、私にはどうにも納得するのが難しいです。ルールに則っていれば良いというけれど、都合が悪くなればルール変更するのはスポーツの世界と同じ。原発にしても、大津のいじめ、自殺にしても、見え隠れするのは保身。あっちもこっちも言いたいことを言って自分が居たい場所を確保しても良いのだとなれば、そりゃ保身をしないやつは馬鹿ってことになる。

ま、こんなFXだCFDの世界を見るだけでも、私は世の中は破滅の方向へ動いているとしか思えませんわ。これが自由だ規制緩和だなんて冗談じゃない。強者が弱者をカモりやすくなる世界になるだけ。

ま、平民の逆襲を狙う私としては、遠くから小さな石でも投げて、ばかやろーと言って終わりでしょう。

でもま、まずはカモにならない方法を考えねば・・・・

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