カメラ再び

とうとう、待ちに待ったペンタックスからミラーレスが発表された~~~。

でもこの形・・・・。マークなんとかという著名なデザイナーのデザインということだけど、好き嫌いははっきりわかれそう。私としては、うーーむ、わからないなぁ、というか私は中身が一番気になるわけで外観はどうでもいいかも。

私はそれこそ中学生の頃からのペンタ派だったし、近年のペンタも申し分ない高性能であるのはわかっているし、これも入門機として出してきたわけではなく現行の最上位機種であるK-5より上の画質が期待できるとのことでこれはこれで良いとは思うのだけど・・・。

だけど~~~~

重い!なんでこんなに重いんだ?バッテリーを入れた状態で561グラム。これって小型のミラーレスのほぼ倍。大きい、重いと言われるフジのXpro1でも450グラム。この重さってキャノンなどの一眼レフ入門機より重い。K-5からプリズムとミラーを省いた重さか?

ミラーレスだから小型軽量が当たり前という考え方をぶち壊したカメラだけれど、小型軽量じゃないのなら普通の一眼が良いんじゃない?

でもちょっと大きさを比べてみよう。

大きさとしては確かに小さい。この写真のすぐ上のカメラはソニーのNEX-7だけれど、さほど変らず。一番上はフジのXpro1だけれどフジの方が一回り大きい。では上から見てみる。レンズを付けた状態でどうなるのかがわかる。

おおお、随分小さい、というか厚みが薄い。ただこれは40mmの新開発レンズを装着した画像。この新レンズがめちゃくちゃ薄い。でもキットレンズで40mmということはそれだけで一般受けを狙ったカメラじゃないというのがわかりますね。ズームレンズじゃないし、この40ミリ(換算60ミリ)は最初のレンズとしては問題あるかも。実際に35ミリ換算で60ミリのレンズって普段使いとしては使いづらい。私としてはせめて50ミリ、できたら35-40ミリが欲しい。

このカメラのマウントは従来と同じKマウントで今までのペンタの一眼と同じレンズがそのまま使える。これってミラーレスには珍しいことで、どの会社もミラーレスは新しいマウントにするのが普通で以前のレンズはそのままでは使えない。そしてレンズもミラーレス用に特化していて他のカメラとの互換性はない。ところがマウントが同じということは今までのレンズがそのまま使えると言う点でいいのだけれど、マウントを変えたミラーレスの特徴としての「フランジバックが短い」というのがない。つまり多くのミラーレスはマウント面からイメージセンサーまでの距離が短い。これによって小型化が図れるわけだけれど、同じマウントということはフランジバックも同じ。つまり今までのレンズをつけたら、上の写真でいう左側の一眼レフと同じ厚みになって決して小型でもなんでもなくなるってこと。ただミラーがないわけだからマウント面とセンサーとの間に大きな空間ができる。その部分にレンズの後玉を入れることでレンズ装着時の長さを短くすることが可能。これはフジのXpro1も同じで、Xpro1の場合は、短いフランジバックでなおかつ後玉が中に入り込み(そして大きい)、全体としての大きさを押さえることが出来ている(と共にバックフォーカスの短さを利用して写りも良い)。

だからこのペンタも、簡単に言えばカメラの中に入り込む(ミラーがないから可能)レンズを作れば全体の大きさは小さくなる。でもそういうレンズはこのカメラ専用となるわけで、マウントはKマウントだと言っても他の一眼Kマウントカメラには装着できない(中のミラーに当ってしまう)。これって、このレンズはKマウントですっていう言い方はおかしいんじゃない?

普通のミラーレスは他のレンズをつけるときにはマウントアダプターを装着しなくてはならない。でもこのペンタはそれが不要。でもこのカメラ用のレンズは他のペンタ機では使えないって事は、このカメラはマウントアダプターがくっ付いた状態が普通だという変なカメラということにならないか?

つまり、ソニーのNEXで言えば、アルファレンズ用のアダプターをくっつけて、このカメラはαマウントですって言ってるようなもの。

ま、とにかくマウントとか互換性を考えるとややこしいカメラだと思います。でも、Kマウントのレンズを多く持っている人にはそれらがそのまま使えるので良いカメラとなるのでしょう。

昔からペンタ派でKマウントのレンズを持っている私としてはこれにするべきか?

でもこのカメラには私にとって大きな問題があります。それは背面の液晶が可動式ではないということ。せめて上下に40-50度傾くだけでも良いのだけれど、バリアングルと呼ばれるような可動式液晶の便利さを知ってしまった私としてはそれがないのが何よりも苦痛に感じます。これって三脚を使う時でも便利で、例えば地面から10センチのところにある花を水平に写そうとした場合、それをカメラ上で確認するにはしゃがむどころか寝転ばないと見れないでしょ?あるいは、背の高さより上から下を狙う場合、はしごを用意しないとならない。ところが液晶が傾くようになっていれば、簡単に確認できる。街角スナップでもそれは有用で、カメラを構えるといかにも写真を撮ってますって目立つでしょ。これは家族や子供を撮るときも同じで、カメラを向けると表情が変わるのが普通。ところが可動液晶が付いていると、カメラを目の前に持ってくる必要が無いので、相手に威圧感を与えることも無いし気が付かないうちに撮ることもできる。私はこれは非常に大事なことだと思っています。だから可動式液晶がどうしても欲しい。

その便利さを超えるほどの魅力があるカメラなら良いけれど、今回のこのペンタ機にはそれほどのものを感じません。でも現行の最上位機種であるK-5も素晴らしいカメラであるのはわかっているし、それを超える写りだというのはかなり興味はあります。ただ、良いと言われているフジのXpro1ほどの良さがあるのかどうか。少なくともフジに負けると思うのはレンズ。フジは3本の単焦点レンズを同時に発売してきたけれど、ペンタにはこの40ミリの薄型レンズ1本しかない。でもKマウントレンズをもっているんだろ?なんて聞かないでくださいね。今までのレンズをつけるしかなくてそれで大きくなってしまうカメラなら、小型軽量を狙っている私としてはあえてそのカメラを選ぶ必要がないってことなんですから。

これと同じ事を私はNEXに感じるわけで、NEXをためらいもなく買いたいとは思えないのはレンズを装着したときの大きさ、そして(良い)レンズの少なさ。上の比較写真をみてもわかるように、標準レンズを付けた状態のNEX-7の大きさがわかりますよね。NEXはレンズが大きい。つまりNEXの薄さの良さが生きてこないって事だと思っています。

比較写真の一番下のカメラを見てください。これはマイクロフォーサーズ陣営であるパナソニックのGX1。標準ズームレンズをつけてこの小ささ。マイクロフォーサーズをバカにできないのは、カメラやセンサーが小さいからと言って写りは決して負けていないって事。そして素晴らしいレンズがたくさん揃っていること。ただセンサーが小さいというどうしようもない制約から「ボケが少ない」「高感度特性がイマイチ」となりやすい。でも明るいレンズが多くあるから(ソニーにはそれが無い)、ボケはそれなりにあるし、高感度特性に関しても、夜とか室内撮りばかりじゃないし、明るいレンズでF値を稼げるわけだから大して気にするほどのことでもないのかも。

もし、このペンタに可動液晶が着いていて、専用の薄型レンズも何本か揃っているのならこれに飛びついたかもしれません。またもう一つ願望を言わせてもらえれば、もしこのマウントがKマウントではなくてフランジバックの短い新マウントであればオールドレンズ遊びができるということ。Kマウントではフランジバックが長すぎてオールドレンズ遊びは不可能。もしこの3点が揃っていたら、つまり

○ フランジバックの短い新マウント
○ 可動液晶付き
○ 専用の薄型レンズを何本か同時発表

だとしたら十分ソニーにもフジにも対抗できたはず。それどころかAPS-Cサイズでカメラ内に手ぶれ防止機能を積んでいるミラーレスは無いわけだから、そしてセンサーはソニー製でも同じセンサーを使っているソニー機より良い画質の写真を吐き出すのはみんながしっているわけだから、上の3つが揃っていたら大ヒット間違い無しだと思います。でも今のままじゃ無理。

しかし、どうしてこれだけ世の中にカメラが氾濫しているのに、自分が欲しいカメラがないのか?それが不思議。

でも問題は私がケチであることが一番かもしれません。カメラやレンズはそれぞれ特徴があるわけで、一台で、あるいはズームレンズ一本ですべてにおいて満足がいくものなんかあるわけがない。だから何台ものカメラ、何本ものレンズが必要になる。でも私としては何台ものカメラを揃えるほどカメラ好きじゃないってこと。

実は今持っているカメラ、レンズも台数、本数はそれなりに増えています。でもこれぞというのがないから、たんすの肥やしになるのも多いんです。私はそれが嫌なんです。もったいないというより、カメラやレンズに申し訳ないという気持ちが強くなる。だからどうしてもこれが欲しいと思うカメラ・レンズじゃない限り、妥協して買わないほうが良いと思っています。

でもやっぱりNEX-7を買うことになるんだろうと思います。オールドレンズ遊びには今のところこれが一番だと思うから。しかしオーストラリアではいつNEX-7が市場で出てくるのかそれさえもわからない状態。現物を見ることも不能。

古い他社のレンズを使うにはマイクロフォーサーズでも良いし、今までそうやっていたわけですが、マイクロフォーサーズだとレンズの焦点が2倍になっちゃうのね。つまり昔でいう標準レンズである50ミリは換算100ミリの望遠となってしまうってこと。でもNEXだと換算75ミリでどうにか使える。つまり私が持っている古いレンズ(20本ぐらい?)で遊ぶなら、センサーサイズがAPS-Cで換算1.5倍の焦点距離のレンズとして使えるNEXの方が良いということ。

でも何度も書いているように、私が本当に欲しいカメラはフルフレーム、フルサイズといわれる35ミリのセンサーを使った小型軽量のミラーレス。もちろんフランジバックが短くないと困る(他のレンズが使えないから)わけですが、フルフレームなら、50ミリのレンズは当然50ミリとして使えるし、そもそも私が持っているオールドレンズとはフィルム時代のレンズばかりで、つまりフルフレームでこそ生きてくると思うのです。そしてボケ大好き人間としてはフルサイズでボケまくりの写真を撮りたい。またセンサーが大きければ、画素数が多い、あるいは高感度特性が良いとか、そういうカメラになるだろうし楽しみも増えるだろうと思っています。

もしこのペンタ機がフルサイズセンサー搭載ならあれじゃこれじゃ文句を言わずに速攻で買うのになぁ・・・

Kマウントということはフランジバックが長すぎて、マウントアダプターを装着してオールドレンズ(ほとんどはフランジバックがKマウントより短い)で遊ぶこともできない。そういう意味では「オールドレンズ遊びの出来ない世界初のミラーレス」ということになる。私としてはこれだけでこのカメラを買わない理由になってしまいます。ペンタの写りって凄くて、是非ペンタでオールドレンズを使いたいと願う需要って半端じゃないんじゃなかろうか。

私がNEX-7を買おうと思う最大の理由はオールドレンズ遊びをするのに適していると思うから。でも私は実はソニーの写りよりペンタの方が好きだったりする。ソニーの写りはどうも信用ができない。でもソニーを選ぶしかないという悲劇がここにある。ペンタはこのカメラで40年以上ペンタを好きだったファンを逃したことになります。私としても本当に残念。

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