金持ちの囲い込み?

ちょっと時期を逸してしまいましたが、去年の12月にこんなニュースがありました。

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【海外資産の課税強化、5000万円超は報告義務】

政府は2012年度税制改正で、国境を越えた課税の強化に乗り出す。個人に海外にある保有資産の報告義務を課すほか、海外の関連会社に支払う利子を使った企業の節税策にも制限を設ける。財政再建が主要国の共通課題となるなか、各国で徴税体制を強化する動きが相次いでおり、足並みをそろえる。政府税制調査会で検討し、12年度の税制改正大綱に盛り込む方針だ。

 海外に資産を持つ個人に対しては税務署への年1回の報告を義務付ける方針だ。海外にある預金や株式、不動産などの総資産が5千万円を超える個人が対象。税務署が海外での預金利子や株式配当を正確に把握し、所得税や相続税を課税できるようにする。違反した場合は1年以下の懲役などの罰則を設ける方向。

 現在は納税者には報告義務はなく、税務当局が適正に納税しているかを調べる。ただ日本の当局が調査権限のない海外金融機関などに情報提供を求めるのは難しく、資産の把握が難しかった。

 報告で正確な情報を入手できれば、外国の当局に調査や税金徴収の代行を依頼できる。米国では残高が1万ドル超の海外口座を持つ個人や法人には報告が義務付けられており、ドイツやフランス、韓国にも同様の制度がある。

 経済のグローバル化に伴い、日本の居住者(非居住者は関係ない ダボ注)が保有する海外資産が増えたことが背景。日銀の統計によると、2000年には対外証券投資は6.3兆円、外貨預金は3.8兆円だったが、10年にはそれぞれ9兆円、5.4兆円に膨らんだ。これに伴い、申告漏れ件数も増加。国税庁によると、海外資産にかかわる相続税の申告漏れは10年7月~11年6月で116件と前年同期に比べて36%増えた。【日経新聞 12月1日 2:10】
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それともう一つ。

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【資産税へ動き出す国税 恐るべき『ある』1枚の書類とは?】

日本から海外に移住する『ある』人が税務署に行った際、『ある』一枚の書類を渡されたそうです…。XX(コンサルタントの名前)がこの書類を見た瞬間、日本がここまで資産税への準備を整えているのかと絶句しました…

税務署から提出要求を受けた、恐るべき『ある』書類を公開!
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こういう見出しで騒いでいるコンサルタント?みたいなのがいまして、それを見てぶった曲げた人が私に教えてくれました。大変だ~~~と。(笑)

何かと思えば、所得が年2000万円以上の場合、税務署に提出する義務のある「財産及び債務の明細書」のことでした。

上の5000万もそうですが、これでドキドキする人がいるってのが私には全く理解できません。「注意しなくちゃね」みたいな意味深な言葉を残した方々のことが印象に残っています。何に注意するんでしょうか。

また所得が2000万超の場合の提出書類ですが、たまたま海外に出る人からその話を聞いたとそのコンサルタントは言っていますが、このコンサルタントも注意を呼びかけています。そしてそれを聞いた一般人は何を心配するのかわかりませんが、「日本政府が金持ちを囲い初めて、資産内容を把握し、課税強化するのだろう。そして近い将来資産税の導入もあるのではないか」と言い出す人が出てくる始末。

しょうもねぇなぁ、と思いませんか?

そもそも確定申告のことをこのコンサルタントも知らないはずがないですよね。2000万超だと確定申告、そしてこの「財産及び債務の明細書」ってのは昔から所得税法に定められていて、提出するのは義務。昨日今日始まったわけじゃないってのを、コンサルタントも、またそういう人を抱える「資産運用」の情報提供者も知らないってこと。

こんなのありですか?

そういうアホな情報提供者の話をウンウンと聞いて、また騒ぐ人がいる。その情報提供者って誰なのかここに書きたいくらいだけれど止めておきますが有料ですよ、有料。個人が情報発信してるなら、まぁ、しょうがねぇなぁで済みますが、会員を募って料金を取って情報提供をしているようなところがこういう程度だというのは呆れてしまいます。またそこの会員は、非常に参考になります、ありがとうございますという声を残している。

インターネットというか、世の中の情報ってのはこういうクソ味噌も混じっているというのを忘れてはいけませんよね。

この2000万円の件を私に教えてくれた方には、

○ 情報の出所を情報と共に伝えること。
○ 情報の真偽をまず自分で確かめること。

この二点を忘れずにやりつつ情報交換をしましょうと伝えました。それをやらずに聞いた内容でびっくりして、ああらしいこうらしい、将来こういう風になる、なんて騒いでそういう根も歯もない噂が蔓延するのは困ったことだと思います。でもま、世の中ってそんなものなのでしょう。私が書いていることだって、勘違いもあれば全く頓珍漢な内容のこともあるはずです。だから、誰も信用せずに、まず自分で裏取りをする習慣を皆がつけるべきだと思っています。

私はいつも、私が書いていることを信用しないでくださいと書いていますが、それはみなさんに面倒がらずにちゃんと裏を取って確認をして欲しいという意味です。

確認や裏取りが大事だというのは、まさかと思うことでももしかしたら大ニュースかもしれませんから、まず騒ぐ前に調べてみることだと思います。また、くだらない、どうせガセネタだろうと思ってもやっぱり調べてみることは必要だと思います。

話は戻りますが、

2000万円を超える所得がある人は、資産内容や収入の変化がわかるように常にデータを更新して動きを見張られていると考えても良いと思います。海外資産が5000万円以上の場合の申告もそれと同じ事なんですね。

怖いですか?ドキドキします?

もし怖いと思う人は悪いことをやっているからでしょう。あるいはこのブログで言えば、海外に出て何か悪いことを企んでいる人だろうと私は勘ぐります。

世界のどこに行ってもそこには法律があって、もちろん税金もあって、それを払わなくてはならないのなら払うのが当たり前でしょう。でも黙っていればわからないだろうと思うことはたくさんあります。サラリーマンをやっていた人にはわからないかもしれませんが、企業にしても自営にしても、だまっていたらわからないだろうというお金の動きなんかいくらでもあるわけです。というか全てがそれだと言ってもいい業種だってありますよね。

で、もちろんいろいろとあの手この手を考える人もいる。こういう私も商人の家に生まれ育ちましたが、大体世の中の商人、商店主、特に飲食店がどういうことをやっているのかは良く知っています。でもそれは決して良いことでは無いし、ちゃんとやっているところも多いし、ましてや近年、例え小さな商店でもコンプライアンスは大事だという動きがあると私は考えています。皆、払うべきものは払ってやっているし、それが当たり前じゃないでしょうか。

昔からサラリーマンはガラス張りで、商人はずるいという声を良く聞きました。その恨みがあるのでしょうか、サラリーマンをやっていた人が、黙っていればわからないような収入があると突然黙り込む傾向があるのを最近マレーシア情報交換の中でも感じることがあります。

今、こうやって書きながら、なんて次元の低い話をしているのだろうかと自分でもイヤになるくらいです。

今回の海外資産5000万の話だって、海外に出した資産から生まれた所得は当然国内で申告しなくてはならないし、そんなのは日本という国が出来てから一切変っていないんですね。今までは申告しなくて良かったのが課税されるようになったという話じゃないんですから。だからこういう資産内容の届出義務の話が出たところで驚くことも無いし、心配する必要も全くないわけです。

それでも気になる?(笑)

まぁ、財布の中身をのぞかれる、当局に把握されるのは確かに気持ちが良いものじゃありませんが、それは国民としての義務だと考えるより仕方がないと思いますよ。去年の大震災、原発事故を見ていて感じることは、政府も政治家も、大企業もマスコミも自分のことしか考えていないってこと。本当に大事なことはなんなのか忘れてしまっているように私は感じましたが、我々だって「この程度の収入はごまかしたってわかりゃしない」なんて考え方を持っていたとしたら、そういう政府、政治家、大企業、マスコミと同じかそれ以下の存在だというのを自ら認めたことになりゃしませんか?というか、政治家を選ぶのは国民ですから、政治家が駄目ならそれは国民が駄目だということでもあるのでしょう。

でも私としてはそういう考え方を排除して生きて行きたいと思っています。

これはお互いの信頼関係に取っても大事だと思うんですよ。泥棒がコソコソ相談するような情報交換は絶対にしたくないし(そういうサイトはネットの中にいくらでもある)、お互い欲の皮が突っ張った状態での情報交換とか、人間関係ってどういう結果になるのかは簡単にわかるはずです。

ま、ちょっと書きすぎかもしれませんが、マレーシア関連で情報交換をし、それを見ていたこの3年間、いや、もう4年目か、そういう場面には何度も出くわしています。たしかに退職したり、こんな世界情勢ですからお金が有り余っている人は少ないとは思いますが、うまくやっちゃおうぜ、みたいな話は私は大嫌いなんですよ。貧すれば鈍する。私はそういう生きかたをしたく無いし、そういう人たちと繋がりを持っていたいとも思わないのです。

正々堂々とやりましょうよ。そしてしっかり稼いでちゃんと税金も払う。それで良いじゃないですか。

コソコソしなくたってマレーシアへ渡って住人となり、日本の非居住者になればまずほとんどの所得は無税となるのですから、コソコソやる必要なんかないはず。日本の当局に資産内容を把握されようが、収入を1円残らず把握されようが、一切税金を払わなくて良いのですから心配する必要なんかないでしょ?

そもそも、2000万の話も5000万の話も「日本の居住者」が対象ですよ。我々海外に住んでいる日本の非居住者には全く関係が無い。

ただ、非居住者でないとうまくないわけで、行ったりきたりしながら、あるいはマレーシアに行ったことにしてうまくやろうとか、そういう確信犯は別にして、海外と日本を行ったりきたりしている間に、いつのまにか非居住者のステータスを維持するのが難しい状態になったりすることもあるとおもうのです。でもそういう場合にはどうしたら良いのか、そういう情報交換はしっかりやらせてもらいたいと思っています。

それと節税ですね。脱税なんかしなくたって節税する方法があるのですから、それの情報交換をしましょうよ。

そもそも脱税をするとバカになると私は昔から考えています。実は脱税ほど簡単なことは無いんですね。ほとんどが無申告、あるいは虚偽の申告をするんでしょ?それってあまりにも簡単すぎるし、それが当たり前になると考える事をしなくなりますね。で、いつの日にか泣きを見る。でも世の中には節税方法がいろいろあるんですからちゃんとそれと向かい合って、ちゃんとやりましょうよ。

情報だけは欲しいけれど、申告は勝手なんだから余計なことを言うなと思う人もいるでしょう。でも私はそういう人には一切情報を出しませんのでよろしく。(笑)

ブログを読めば情報は取れるし、自分のことはわからないだろうなんて思ってます?甘いですね~。ブログは始まりでしかありませんよ。相場のことに関しても私はマレーシアに行ってからいろいろ計画していますし、また実は普通ではない銀行の利用法、タックスヘイブンの利用法だっていろいろあるわけですよ。でもブログにはちょっと書けない内容ってのはいくらでもある。本当はそこが一番重要なはずで、ブログに書いているような内容は所詮前菜みたいなものでしょう。実は前にもちょっと書いた自立塾ですが多少動き出しています。これは私は本腰を入れてやりたいと思っていますが、でもわけわからん人にまで参加してもらいたいとは考えていません。

やっぱり大事な話をするにはお互いにちゃんとしている必要があるってこと。盗み聞きしたりちょっとのぞいてどうにかなるほど世の中簡単じゃありませんよね。

これが私の本音。そしてブログで知り合った皆さんと進んで行きたい道です。こんなブログの上でああじゃこうじゃやってもそんなのは遊びみたいなもので、もう我々は良い歳かっぱらっているんですから、もっとちゃんと身になる話、情報交換をしないとなりませんよね。それを今後どういう形で進めるのかはまだわかりませんが、こんなブログ上で大事な話をできるわけがないという事だけははっきりしてます。

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