必需品としての調味料

今時、海外に出たからといって日本食が食べられない、日本食材が手に入らないという国は少なくなっていると思います。特に海外赴任とは全く関係なくロングステイとして選ぶような国は特にそう。

オーストラリアもそうで、無い物はないと言って良いと思います。

でもアレが欲しいコレが欲しいと思い出すと、何も無いじゃないかってことになるんですね。

これって大事なポイントで、例えば住もうと思う海外に下見に行くでしょ。で、必需品が地元で揃うかどうか調べる。そしてこれなら大丈夫だって思うのは所詮下見だからそう思うのでしかないのじゃないでしょうか。

恋をしているのと同じ。あの人は本当に良い人なのかじっくり考えようなんて思っても、心の中では「良い人に決まっている」「悪いところなんかあるわけがない」という気持ちで一杯のはずですし、心の中では結論が決まっている。

海外の下見ってそれに似ていて、悪いところはそうそう目に付かないし、多少不便があっても「これは許容範囲だ」と考える傾向にあると思います。

逆を言うと、下見で気になることがあった場合、それは単なる思い過ごしのケースもあるとは思うものの、数年も経てばどうにも我慢できないことに成長する可能性もある。

これもまた恋と同じ。

そういう意味でゴールドコーストの和食に関しては私はアウトだと思っています。20年前に来た時には、あれもあるこれもある。これなら全く問題ないね、なんて思いましたし、当時は良い日本料理屋が高級店、普及店ともに多くありましたし、どの店も頑張っていたように思います。でも日本の国力が落ちるのと同じタイミングでそれらの店も消えて行きました。

しかし残った店は日本人の客に頼ることなく、地元にうまく受け入れられている。というか、日本人頼みの和食屋はどの国でも同じでしょうが長続きしないんですね。

話はそれましたが、日本食材に関して。

とにかく無い物はない。なんでもある。ところがですねぇ、ちょっと気が利いたものが欲しいとなるとどうにもならないんですね。まぁ、日本の田舎の小さなスーパーと同じ。

かつてはインターネットもありませんでしたし、パソコン通信はあったもののネット通販なるものは今の規模からみれば無いに等しかったし、ましてや海外への発送もOKなんて店はまずありませんでした。

ということで、日本には定期的に帰って、まさに運び屋のごとくごっそりあれじゃこれじゃと買って持って帰るなんてことをやっていました。ある時は醤油だけでも5リットル持って帰ってきたことがあります。鎌田のだし醤油です(今ではこちらでも手に入る)。

こちらは食材そのものにバラエティがあるわけじゃありませんし、特に魚に関しては寂しい限り。地元の魚屋にある魚でこれはいけるってのもほんの数種類しかありませんし、日本食料品店にある冷凍物もいわゆる定番(アジ、さば、鮭など)を中心にしたものばかり。当然季節感も無いし、一年中同じものを食べ続ける生活が続きます。それも20年やっていると普通なら慣れるのかもしれませんが、私の場合は気が狂うほどに日本食材が恋しくなり、その想いがつのるばかり。(こちらの食糧事情じゃ我慢できないとゴールドコーストから去っていった夫婦もいましたっけ)(KLはこちらに比べると天国。ペナンは・・・ノーコメント)

無いものは無いのですからあるものでどうにかするしかないのですが、ある時、せめて調味料に凝ってみようと思ったのです。これは大正解で、いつものなんてことのない食材が調味料で生まれ変わるんですね。

ところが高価なもの、重いものを日本から取り寄せることはまず不可能。とんでもない価格になってしまいますから。そこで軽いものを中心に頼むようになりました。

まず海苔。オニギリでも海苔が美味しいと高級料理になる。(笑)

それと昆布ですねぇ。昆布は家によってどういうのを使うのかに結構差があると思いますが、我が家は昔から昆布自体を食べることは稀で、出汁をとるためだけに使うケースがほとんどです。で、好きなのは羅臼昆布。

ダボは贅沢だなんて言われるかもしれませんが、実はそういうものを日本から取り寄せても決して高くはないんです。やっぱり楽天って凄いと思うし、その他、探すと安くて良い店はいくらでもあるんですね。そういうところからまとめ買いすると、海外で買う普通の(あるいは低品質の)、そして値段だけは高い日本食材と比べても決して高いとは思いません。ましてやこちらで買おうと思っても売って無いのですから。

それと出来たら欲しいのが「旭ポン酢」。これは関西で作っているポン酢でもうかなり前から全国的に有名になっているからご存知の方も多いと思いますが、これを使うと家庭の味が料亭の味になる。(笑)

これって冗談じゃなくて本当に美味しい。最近日本のスーパーには様々なポン酢が並んでいますが、そのブームの火付け役が旭ポン酢じゃないかと思うくらい、ポン酢で料理がガラリと変るんですね。

でもこれを日本から取り寄せるのはまず不可能。液体、それもガラス容器に入っているものは重いですから郵送料の方が何倍も高くなってしまいます。ですから自分が日本に行った時に買うしかなかったのですが、最近、この旭ポン酢をこちらの日本食材店が扱うようになりました。ゴーゴーマートです。

もし在庫が無くてもこのゴーゴーマートの良いところは注文すれば取り寄せてくれるってところ。もちろん1本2本の注文ではとってくれませんが、一ケースで24本だったかな。そのぐらいは友人仲間でどうにかできるので注文しようとしたところ、店も在庫で欲しいからと12本の注文で取り寄せてくれました。\(^o^)/

それと我が家の必需品は「黒七味」。これもこれだけで家庭料理が料亭の味に変る。

黒七味って京都の原了郭のちょっと変った七味。テレビでも何度か見ましたが一子伝承の有名な七味。

でも私が買うのは袋入りの安いヤツ。在庫は冷凍庫に入れておけばOK。

今日のお昼ご飯は豚汁で、久しぶりにこの黒七味を使いました。

美味しい・・・・・・

なんて言いましょうか。美味しい~~~~~っ!っていう感じじゃなくて、小さな声でしんみりと、美味しい・・・・・っていう感じ。(笑)

実はこれがあったから今日この日記を書きました。ネタがないのって本当に困ります。( ̄- ̄;)

黒七味を入れた豚汁。昆布だしは羅臼昆布。

それと先日買ってきたタコの柔らか煮で作った炊き込みご飯。コレも美味しかった~。ここでも羅臼昆布が活躍しています。

こちらの食材っていろいろあるわけじゃないですから、たとえこういう普通の料理でもちょっと変った、あるいはちょっと贅沢な調味料を使うだけで

へんし~~~~~~~~~~~~~ん!

してくれるのが有り難いです。(笑)

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必需品としての調味料” への2件のコメント

  1. SECRET: 0
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    黒七味はうまいですよねぇ。七味家さんの七味もうまいですが黒七味はやっぱり凄い、値段も…(笑。
    最近はもっぱら●&○の七味で済ませてます~。

    下の2品すばらしいですね。食べ物もzipファイルで送受信できたらと思わずにはいられません。

  2. SECRET: 0
    PASS: 77684b644556687a30747a4b426d4f41554a5334484e69335676553536445346c5a78378b9821e143acdde7fd75181bbb8e04fc022a0f3e095be4be830018fc7
    jmさん

    確かに量を見るとなんでこんな値段?って思いますが、大量に使うわけじゃないし、黒七味なんて一袋500円ぐらいのを使い切るまで数ヶ月掛かりますもの。賞味期限内で全部使うのは不可能。(笑)

    そのうち画像と映像の違いもなくなって動くのが当たり前、それも3D、匂い付きなんて時代もくるのでしょう。そしてその先は物質転送の時代?

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