次男坊が帰ってきた

今、こちらはイースターバケーション。金土日は休みの会社も多く、学生達はこの時期に故郷に帰ってきます。

次男坊も昨日帰って来ました。

いつもと違っていたのは、飛行場まで迎えに来てくれと言う話が全くでなかったこと。今まで長男も次男も、ヨメさんもどこかに飛行機で出かけた場合には飛行場までの送り迎えをするのは私の仕事でした。でも次男坊は一切それを言わず、自分でバスに乗って帰ってきました。

次男坊は子供の頃からちょっと変わっていて、幼稚園時代に始めてひも付きの運動靴を与えたところ、何が何でも自分で結ぼうとする子供でした。結んでやろうか?と言うと怒るような子供。幼稚園の先生にも自立心が非常に強い子供だと言われていましたっけ。

それは彼の今までの生活にも現れていて、私が親としてああしろこうしろと言っても自分が納得のいかないことには絶対に「はい」という子供ではありませんでしたし、勉強でもなんでも自分で決めて自分で行動するタイプでした。そういう意味では手の掛からない子供で、お腹がすくと自分で料理して食べる子でヨメさんもあまり手が掛からなかったはず。

シドニーにある大学の大学院に通っていますが、かなり勉強がハードのようで、休みなのにテキストブックを持って帰ってきており、週に40時間は自習しないと追いつけないと言っていました。大学の勉強は内容的にも遊びと同じだったと言っています。

またおかしなもので、大学卒業時には就職で苦労し、というか、いくつかの銀行の中枢部に入り込む事しか考えていませんでしたから競争率も半端じゃなく難しかったのですが、今、アクチュアリー(日本語では保険数理士)の勉強をしていると言うだけで就職のオファーが有名どころから来るそうです。

もしかしたらある企業に入ることになるかもしれないと言われました。当然マスターコースはお休みです。聞いてみると大学院を途中でやめてしまって就職する学生も多いそうですが、次男坊にはアクチュアリーのフェローになることは忘れずに、企業名や年収に惑わされる事なく、またその分野の専門家になる事を忘れることなく、働きながら、あるいは一段落付いたところで大学院に戻ることを約束させました。

まぁ、どうなるかわかりませんが、親から見ている限り今のところは安心出来る状態です。

長男の方は今回はゴールドコーストへも帰って来ないし、大学の方もどうなっているのかわからないし、卒業したらどうするのかもわからない状態で、私としては不安が一杯です。

ただ、次男坊が行こうとしている道は、バリバリの連中が熾烈な戦いをする世界ですし、そういう世界を経験するのは良いにしてもそれが彼の本当の幸せに通じるのかどうかは疑問に思っています。私は40歳定年説を昔から持っていて、それを子供にもいつも話しています。経験は大事だけれど、いつまでも最前線での戦闘を続けるのは止めろという意味でもあるのですが、ある時点で人間性を求める生き方をしてもらいたいとも思うのです。それはきっと近い将来持つであろう女房子供のためにもそう思うのです。

で、長男。こいつの場合は、最初から人間性を重視した生き方をしちゃうんじゃないかとこれはこれで心配。(笑)

でも私自身、たいした生き方をしてきたわけでもないし、彼らが望む生き方がたとえ私の信念に合っていない生き方だとしても、それを許しバックアップをするのが親の役目だと割り切ろうと思っています。

子供が一人帰ってきただけで家の中が明るく楽しくなりました。何時間話しても飽きないし、私が勉強になることも多いし、今だからこそ出来る男同士の話もありますし、本当に嬉しいです。

できることなら子供のストーカーを続けて行きたいなぁ。(笑)

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