円、新局面

チャートの形が完全に崩れちゃいました。

下げ波動が来る局面だとは書いていましたが、そのスピードが速く、また止まるべきポイントを簡単に抜いてしまった。これは糸が切れた凧と同じで、買い方売り方も仕切りなおしの局面だと思います。全く方向性はわからず。でも現在値はどうにか抵抗線で踏ん張っているのが面白いところで買い方も必死に持ちこたえようとしてるのが見えます。

コメントでこの動きはレパトリであると巷で説明されていると教えていただきました。(私はあえてそういうのを調べません)

レパトリ(Repatriation)つまり本国送還とか帰還とか言われている動き。被害に遭った日本を立て直す為の資金を日本に戻したという事なのでしょうか。つまり、外貨で海外に出ていた資金を日本に戻すために円を買う(外貨を売る)ということ。

でも私はこういう後付講釈は一切無視しています。もしここで円安に動いたらなんて言うと思います?

地震被害による日本の景気低下を懸念して日本に投資していた海外資本が日本から引き上げる動き。あるいは日本の見切売り。あるいは資金の逃避のための海外流出。だから円は売られ(外貨は買われる)と言うかもしれませんね。

買い方も売り方も理由があるわけで、相場は両陣営の綱引きの上で微妙に折り合っているのが現在値ですから、どちらに動いても理由は付けられるってことだと思っています。だからこういう時には売りだ、買いだと経験として覚えてしまうと後で痛い目を見ることになると思っています。

有事のドル買いもそうでしょ?今回の中東、北アフリカの動きは為替には逆に動いた。ドルの信用は失墜したと言うかもしれないし、いやいや今回は原油の値上がりの為の景気後退予測だとか、まぁ理由はどうにでも付けられる。

とにかく為替の動きに影響する要因が多すぎますし、為替は他国との相対ですから他国の要因も関係する。だからどう動いてもどうにでも説明がつくのが為替だと思います。

そして何か起きたのに為替が動かないと「市場は織り込み済み」という専門家の伝家の宝刀みたいな説明もある。つまりこういう説明は専門家の仕事ですから言わすだけ言わしておけばいいだけで、それを聞いて我々がなるほど~~~なんて思って余計な経験則を頭に入れると後に酷い目に遭うってことでしょう。

ただ、少なくとも過去と現在の売り方買い方の力関係はチャートに出るわけですから、どちらに分があるのかはチャートだけ見ていればわかるというのが私の(屁)理屈です。

大勢は下げトレンドなのは小学生にでもわかるわけで、為替の場合取り巻く環境が大幅に変化しない限りトレンドが変わることはないと思っています。ただここも為替の難しいところだと思うのですが、たとえば日本は円安を望んでいるとしても、では円が突然安くなって120円150円となってしまうとこれまた困るわけです。だから普通の相場物と違って、空まで上がってしまえば買い方は喜び、地獄まで落ちれば売り方は喜ぶという図式が無いんですね。買い方も売り方もある時点で立場が逆転してくる。またある時点で国そのものが動き出す。

俗に言う短期は私にとっては長期で、それをひっくるめた長期投資って本当に難しいと思います。この1ヶ月だって一体何が起きました?立て続けにドタバタといろいろあった。こういう事を予測し、また事が起きたらそれにあわせてポジション調整しなんて、私に言わせたらそれは神業です。やっぱりデイトレが一番楽勝だと思うのはこういうことで、数時間のうちに世の中が変化する事はまずありませんから。でも値は動く。

とりあえず単純にチャートから言うと過去の最安値は市場参加者全員が意識するポイントでそこには岩盤があると思って良いと思います。で、その岩盤がどれほど固いか試しに叩きに来るというのが常。割れそうなら一気に叩いてくるし、買い方は全勢力を使ってそれを阻止しようとする。だからこういう場面では何度も何度も最安値を見に来る動き、波が来るわけですね。高値のときも同じ。というか、これはドル/円チャートですが、アメリカ人はこれを裏返した円/ドルチャートを見ているわけです。

チャートでは下がっているのに円高(ドル安)と言い、上がっているのに円安(ドル高)という意味が分からない人はいないと思いますが、これは円をベースにしたドルチャートだからそういうことが起きるんですね。円の動きを見るならドルベースのチャートを見るべきなのですが、どこでも自国ベースのチャートを見ながらしゃべりますから、動きをいう時には逆になる。ややこしいですね。(笑)

以前、豪ドルに関してコメントがありましたが豪ドルの動きはこれ。

大勢は右肩上がりなのは誰が見てもわかりますし、豪ドルを売る理由はないと思います。

ただチャート分析ではターニングポイントを見る手法もあるわけですが、益出しの必要があるケースで無い場合は無視で良いんじゃないでしょうか。

ただ短期的には豪ドル売り(円買い)圧力があるのはこのチャートを見ればわかるわけで、中期的な下げトレンドが入る可能性はなくはないと思っています。でも、では豪ドル資産を売るか?というとそこまで切羽詰ってはいないはず。うーーむ、もし中期売買で買い玉があれば、次の上げ波動のパワーを見つつ適当なところで一度手仕舞いするかも。ちょっと建て玉は整理して見ていたい場面にも思えます。なぜそう思うかと言うと、この週足で高値を見てみるとひとつ前の高値を抜いているものの、チャートのオシレータでこれを見ればダイバージェンスが出ている(売りサインの一つ)だろうことは明白で(見ていませんが)、上げの力が減衰しているのがわかります。高値抵抗線に届いてないのも力が無い証拠。買い方に買い上がる理由もパワーも減ってきている所じゃないでしょうか。そこを売り方に付け込まれると下げトレンドが形成されちゃう場所。長期的には買い玉保持、短期的には???。あえて新規に売りに出る場所では無いと思いますが・・・

オーストラリアというのは南半球の辺境にある国で、今でこそ海外からの投資が活発で、地下資源の豊富さも言われていますが、歴史的には常に金利を高く維持しておかないと見向きもされない国、通貨であると言って良いと思うんです。だから昔から金利を上げて外資を呼び込む。これがオーストラリアの生きる道として定着していると思います。

金利が高いという事は市場からお金が引き上げられてインフレ抑制に働くのが世の中の常だと思うのですが、オーストラリアの場合は金利が高い状態が当たり前で、かなり高くならない限り金融引き締めの効果がないような気がしています。ですからオーストラリアの高金利はインフレ抑制ではなくてインフレ圧力にもなると言って良いと思うのです。値を上げていかない限り利益が出ませんから。また金利が上がれば他国からの資金が豊富に市場に出てきます。実際にそのように過去何十年動いていると思います。

オーストラリアではインフレ抑制のための利上げとなると、他国では信じられないような金利になります。私が知っている限りでは、短期預金金利は16%まで上がりました。長期預金金利で10%を超えます。ですから今の状態でも他国より金利は高いものの、3-4%は引いて考えないとオーストラリアを理解できないのでは無いかと思います。

ただそれは通貨の下落圧力が常に存在していることでもあって、実際には過去一ドル400円の高値からどんどん、下落しているわけです。

でも現在は地下資源、そしてオーストラリア経済そのものの活発化によって豪ドルが本来持っている下落圧力より買いが勝っているというところなのでしょうか。

最近やっぱり地下資源は凄いと思うようになりまして、日本には1400兆円の個人資産が眠っていると言いますが、オーストラリアには地下に銀行があり莫大な金が隠されているのと同じ。ただこれを一気に流出させると市場価格が暴落しますのでそれは不可能。でも世界の様子を見ながらその地下貯金を切り売りするだけでオーストラリアという国は成り立ってしまう。実際にはそれが故に国内の製造加工業は全くと言っていいほど育たず、地下貯金を切り崩しては他国から製品を買うような国になってしまいました。ボーキサイトを輸出してアルミニュームを輸入する。羊毛を売って生地を輸入するような国です。もったいないですね~~~。日本とタッグを組めば凄い国になるのに。鉄鋼業なんか世界一になれる?(笑)

要は遊んで暮らしている国、産油国と同じ傾向にあるんですね。その地下資源も露天掘りが普通で、山を大きく切り崩したり、地下深く掘り進む事もなければ、シベリヤやカナダの北方の様に厳寒の人が住めないようなところを開発する必要が無く、採掘コストも低い。

それでいて人口は2200万人程度。東京と神奈川を合わせた位で、国土は日本の20倍以上。農業国でもあって食料輸出国。まぁ、なんと恵まれた国なのかと思います。

余談ですが、こういう恵まれた国だからこそオーストラリア国民は他国からの侵略に遭うんじゃないかと昔からドキドキしているんですね。白人の国なのに地理的にはアジアに位置しますし、特に人口の多いインドネシアに近く、国土は広いし海に囲まれていますから自国の力だけでは防衛できない。だからアメリカべったり。ただ近年日本も当然そうですがアジアとの繋がりが深くなり、中国ともどんどん接近し、オーストラリアも変わっていくような感じがしています。大都会を行くとアジアの様な気がしてきます。

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おっとぉ。日銀が金融緩和すると発表。こういう情報は見ないと書きましたが、嘘です。(笑)

いや、見ないと言うのはそれを理由に売買をしないという意味だと思ってください。

ま、前の日記に書いたように、日銀の金融緩和は円安圧力になるのでまた動きが変わってくるんでしょうね。この急激な円高の動き、そして地震による国内経済の停滞を回避するためでしょうが、良いタイミングで出してきました。これで売り方はまた悩むんでしょうね~~~。買い方もここで反撃に出るべきか悩むのでしょうし、チャートから買い方売り方の思惑を想像するのは相撲を見るより面白いと思っています。(笑)

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