シドニー旅行記 食べ物編

シドニーでの食事編です。

基本的に大都会ですからいい店はいくらでもあるんだろうと思います。で、超有名店にも行ってみたかったのですが、予約がかなり先まで一杯ということのようでそれは諦めました。そこで選んだのが日本の情報誌やかつて前に調べたときに良いといわれていた店を思い出して、そこに行こうと思いました。

まずはディンタイフォン(鼎泰豊)。小籠包で有名な店。日本にもマレーシアにもありますね。両方いったことがありますし、シドニーの店も前回行って来ました。今回はヨメさんが一緒ですし、彼女はディンタイフォンに行ったことがないはずなので(もしかしたらKLで行ったかも)、そしてホテルに近いのがわかっていましたので、まずそこへ行きました。

(このブログの写真はクリックすると大きく表示されます)

厨房が外から見えるようになっていて、とにかく小籠包をつくることに多くの従業員が一生懸命になっています。

行った時間は何時ごろだったでしょうか。次男坊と分かれてホテルにチェックインし、その足で行きましたのでまだ6時前だったように思います。シドニーはゴールドコーストと1時間の時差があり、夜7時になっても明るい状態でした。すでに店は満席で、入り口で人数を告げ、番号札をもらい呼び出されるのを待ちます。どのくらい待ったでしょうか。15分ぐらいかなぁ。合い席ならすぐ座れたようでしたが、家族連れと一緒にでもなると疲れるので合い席は断りました。

で、注文してすぐに来たのが小籠包。

その後、続々と運んできました。この注文してからすぐに持ってくるというのは店としては回転も速くていいのでしょうが、食べるほうとしてはいわゆる社員食堂でせわしなく食べているようで、そして回りも混雑してざわざわしていますので、食事をするというムードは皆無でした。さぁ、飯だ飯だ、早く食え!という感じです。我々は酒飲みですし、早くおなか一杯にして次のことをしようという行動パターンではなく、ゆっくり食べて飲んで、また食べて飲んでというのが好きですので、急き立てられている感じがして印象としては悪かったです。

この店は二度目ですが、正直なところ前回の方が美味しかったような気がします。小籠包は確かに美味しい。でもKLのドラゴンアイやメルボルンのHu Tongの方が上だと思いました。これは他のものに顕著で、美味しいと思うどころかこのレベルならいくらでも他の店で食べられそうな気がしました。特に印象に残っているのは名前は忘れましたが、写真中央のジャージャー麺のような麺。これは具もイマイチでしたが、麺がつるつるのうどんの様な麺で、まるで具が絡まず、食べていてイライラしてくるぐらいでした。空芯菜炒めは最初の一口は美味しいと思いましたが、油が多く、それが食べるたびに口に残りあまり箸が進みませんでした。辛いスープは中華で良く注文するメニューですが、小さいのを一つだけ頼みました。で、小さいと思ったらかなりの量で、残念ながら味にコクもなく大きいのを頼まなくて良かったねと滑り込みセーフ。意外だったのがピータンと豆腐。ピータンはあのピータン臭さが無いもので食べやすかったのと、豆腐の上に乗っているデンブ(?)がちょっと甘すぎる感はあったものの気に入りました。これはまた食べてみたいと思います。それと今回は注文しませんでしたが、やっぱり大好きな鶏の白蒸し。これを食べなかったのが心残りです。

ディンタイフォンは世界10大レストランの一つと絶賛されているようですが、このシドニーの店はたいしたことはないというのが我らが夫婦の感想です。小籠包以外のメニューを考えてもKLのドラゴンアイの方が良いと思いました。それとなんといっても混み過ぎ。祭日の大混雑しているショッピングセンターのフードコートに行ったような雰囲気。ここはデートコースではなく、仲間が集まって小籠包を食いに行こうぜ~!っていう店だと思いました。レストランというより観光地かな。

ということで初日はあえなく撃沈。

二日目は土曜日でしたので気合を入れてました。情報誌を見てみると良さそうな店は日曜は休みで、土曜はディナーだけとなっていました。つまりこの日の夜しかない。そこでインターネットでも評判がかなり良さそうだった、そしてホテルからもさほど遠くない Sushi-E という店に行くことにしました。エスタブリッシュメントホテルの4Fです。ところがーーー、電話をしてみると予約は9時15分しか空いていないとの事。店は10時に閉まるのにのん兵衛の我々が9時過ぎに行ってもどうにもなりません。もちろんそれまで何も食べずに居るというのも難しそうですので、残念ですが諦めました。早くも撃沈確定です。

その他には情報誌に載っている美味しそうな店もあったのですが、クロウズネストという場所でちょっとホテルからは遠いのでこれも諦めました。その後、朝から意気消沈しつつ買い物に出かけ、紀伊国屋に行って久しぶりに日本の書籍を手に入れたり、またヨメさんの大好きな海賊版DVDの店も見つけ10枚ほど買って(1枚五ドル)から多少気分が晴れてきました。さぁ、そろそろランチの場所を決めなくてはなりません。我々がシドニー滞在中に食べられる食事は朝食は無視して昼食2回。夕食3回だけです。すでに夕食一回はディンタイフォンで撃沈ですので、そして日曜のディナーも期待できませんので土曜の昼食にも拘ろうと思いました。ところがどうも良い店が浮かんできません。そんな時に、ラーメンの話になりました。ゴールドコーストでは食べられない美味しさのラーメンがあるとのこと。よーーし、そこに行こうじゃないかと探したのですが、地図ではわかるもののどうにもその場所が良く分からない。どうにかこうにか、暑い中歩いてようやく見つけたのがこの店。めんやです。

私はとんこつラーメン。ヨメさんは塩ラーメンのつもりでナチュラルというのを頼みました。店には冷房がなくオープンな店なので、席を風通しの良い道路に移しそこで熱々ラーメン。とんこつは普通だと思いました。ちょっととんこつの匂いが強いかなという感じ。ところが福岡生まれのヨメさんは、駄目!臭すぎると一言。ではヨメさんの塩ラーメンは・・・・。なんだこれ?と思いました。味が薄い。ナチュラルというのはこういう意味なのか、塩を入れると若干よくなりましたが、やっぱり味が薄い。中華料理屋のスープ麺の味といえばわかるでしょうか。スープの味に深みが無いやつ。これがそんなに美味しいラーメンかぁ?そんな話をヨメさんとしだして、その話をした張本人を思い浮かべて二人で噴出してしまいました。うまいうまいと騒いでいたのは、なんのことはない、我が家の次男坊。日本でラーメンを食べたことも無いやつです。ま、しょうがない。

そしてその日のディナー。実質的にはこれが最後のまともな食事をするチャンスと言えます。次の日は日曜で行きたい様な店はしまってますから。ところがねぇ、何の情報も無いからいい店を探しようがありません。そこでこれまた情報誌頼み。そこに料理の鉄人の陳さんが褒めた本物のマーボ豆腐を出す店 Red Chilli Sichuan が出ていました。調べてみたらホテルの隣のブロック。良しここにしようと勇んで出発。

上海料理ですが、写真入りのメニューを見てびっくり。見たことも無い料理ばかりです。で、どれも美味しそう。しかしこちらは二人ですから多くは頼めません。ましてやヨメさんは大酒飲みだけれど小食。ですのでどうしてもこれを食べたいと思うものだけにしました。まずはこれ。前菜としてピータンと左のは豚肉スライスと牛のモツスライスの辛味ソース漬けみたいな感じ。肉はぱさぱさでしたが、モツのスライスと一緒に食べると美味しかった。しかし辛~~~~~~~い。このピータンはまぁピータンらしいというか、まさにあの味でした。アンモニア臭満載。(笑)でも私はそういうピータンは決して嫌いじゃありません。

前菜の冷盆としてもう一つ。これは生まれて初めて食べました。いわゆる北京ダックのように包んで食べるのですが、そのダックは皮じゃなくて身そのもの。そして北京ダックには無いニンジンがついてる。味噌はこれまた北京ダックと同じホイシンジャンのようでした。これはこれで美味しかった。でも量が多すぎ~~。

そしてメインはヨメさんの大好きな、そして今回の目玉であった鉄人の陳さんが太鼓判を押すマーボ豆腐。うーーむ、最初の一口は美味しいと思いました。でもしょっぱい。マーボ豆腐といえばご飯も欲しいわけでご飯も頼んでおりましたが、結局ご飯は食べず、マーボ豆腐も何口か食べてそれで終わりでした。これが陳さんが本物だというマーボ豆腐ですかぁ。正直なところ香港でマーボ豆腐を食べても我々は美味しいと思ったことがありません。やっぱり日本の味に慣れすぎているのかもしれませんが、これならクックドゥのマーボ豆腐の方が美味しいと思いました。実は私も自分でマーボ豆腐は作るのですが、NHKのためしてガッテン流を覚えてからは自分のも結構美味しいという自負があります。でもそれってしょせん我流でしかなく、本物の味には遠いのかもしれません。ここがやっぱり食事の難しいところで、高かろうが安かろうが、本物だろうが偽物だろうが、要は自分が美味しいと思うか思わないかそれだけが重要で、理屈は関係なし。他人様が美味いといってもそれを自分がどう思うか分からないし、その逆も同じですね。

メインはもうひとつ。いわゆる豚の角煮です。これも微妙な味でした。付属の饅頭に包んで食べるのですが、なんというか角煮独特のとろける様な感じがないんです。パサついてる。これを食べたときにKLで行った客家レストランを思い出しました。見た目も味もそっくりです。どうも私はこの手は駄目で、KLでも角煮はドラゴンアイの方が美味しいと思いました。というか、角煮が美味しいのは和食かもしれないと思いました。あるいは日本の中華料理とでもいうのでしょうか。あのフワっとした柔らかさが好きです。私が今までで一番美味しいと思った角煮、ああ、中華でいうなら三枚肉の煮込みというべきでしょうが、それは五反田にあった上海園というなんてことのない中華料理屋のものです。前にも書きましたがその店の北京ダックも最高でした。そんなことでこれもちょっと箸をつけて終わり。

後で聞いた話ですと、この手の料理はしっかり脂を落とすそうです。でも私が好きなのは脂も残っていて、しかし脂べっとりではなくふわりとした柔らかい角煮。なかなか思うように行きませんねぇ。

このお店で撃沈されたとは思いません。まだ他にも是非食べてみたい料理がいろいろありました。でもいかんせん量が多すぎ。この写真を見てもわかるように、一皿が4人でも多いくらい。多分6人がちょうどいいんじゃなかろうか。ここで6人で食べるとすればそれこそどの料理もちょっとづつ、多くの種類を食べられるわけですから是非ここはチャンスがあったら大人数でまた来てみたいと思いました。値段的にはこなれていると思いました。決して高くない。

あるいは通って一通り食べて、少人数の時にはこれぞというのを集中的に食べるかですね。どちらにしても、どこへ行っても観光客が美味しいものにありつくのは難しいと思いました。

さて、次の日、日曜日。この日は前の日記に書きましたように、朝から恒例の夫婦喧嘩がありまして別行動。

私は町をフラフラしながら気になっていた回転寿司に行きました。とにかく混んでいて長蛇の列。ホテルの一角にあります。店の名前は「誠」。とりあえず座って定番のマグロ、ヒラマサを頼んだのですが、出てきたのを見てびっくり。いわゆる回転寿司屋の握りじゃないんです。ネタも大きくて美味しいし、こりゃちゃんとした寿司屋の寿司だと思いました。こんなのはゴールドコーストではホテルに行っても食べられません。そしてなんと赤貝がありました。ケースが座ったまん前にありまして、その中に赤貝が見えた。普通の回転寿司、ましてやゴールドコーストの寿司の赤貝ってどういう赤貝がわかりますでしょうか。ほとんどが小さく、色もそして味も抜けちゃっていて、まぁ、見た目だけ赤貝ねというのがほとんどです。ところがここの赤貝は俺は赤貝だ!と主張しているくらい立派な赤貝で、早速頼みましたがこれも美味しかったです。その他、スキャンピ(手長海老)も美味しかったし、この店は文句なしの100点満点。値段は高いわけでもなく、普通のあのお皿の値段。ですから内容を考えると非常に安いと言えます。私がゴールドコーストにある平禄寿司をいつも褒めていますが、レベルがまるで違います。というか比べることも出来ないぐらいの大差。

この店は回転寿司らしい冷凍のどこにでもあるネタがありませんでした。いわゆるツブ貝とかわけわからん油臭い縁側とか。やっぱり回転寿司というより立派な寿司屋。でも外人用とでも言いますかお決まりの巻物は豊富でした。フルーツの盛り合わせであるとか、ホンのちょっとの量の日本蕎麦も回っていて、客が何を欲しているかしっかり考えている店だと思いました。また隣に座った品の良い中国人の老婆が一人で汁麺を食べていました。具材にスキャンピと渡り蟹が見えたのですが、中国人がわざわざこれを食べに来るというのはかなりの物かもしれない。サイドメニューも豊富で、さすがシドニー繁華街の繁盛店という感じ。

シドニーで初めて入った回転寿司でこの美味しさと出会ったなると、さぁ寿司好きとしては次にどういう行動に出るのが普通でしょうか?

そりゃ当然、他の店は?と思うわけで、「誠」では4,5皿食べただけで、前の日に気になっていた紀伊国屋の近くにあるオープンしたばかりだという「すしほたる」という鰻の寝床のような回転寿司屋に行きました。はい、わざわざモノレールに乗っていきました。オープン記念ということで全品2ドル50。ここに座ってまず感じたことは、どうも従業員に清潔感がないということ。若者特有の頭ぼさぼさも良いですが、生ものを扱う店であれってどうなんだろうと思いました。それも格好の良いぼさぼさじゃなくて、いわゆる毛が長すぎの寝起きのぼさぼさ。微妙に違うんですよね。また丁度板場の後ろ側に座ったので板場が見えましたが、これもどうも衛生的には見えませんでした。日本人相手ではないのでしょうからそれも構わないのかもしれませんが、海外でも拘る日本職人はいくらでもいるわけですから、これはやっぱり私としては受け入れられる店ではないと思いました。一応何品か注文しましたが、これはいわゆる普通の海外の回転寿司という感じ。握りもネタも小さく、これといって美味しいと思うものは無し。食べながら、ついさっきまで食べていた「誠」を思い出しました。内容的には天と地の差があります。ただ、この「すしほたる」は多分ロケーションは良いかも知れません。きっとこれはこれで流行るんでしょう。

夕方、一人で観光をしていたヨメさんと合流し、一緒に買い物に行ったり、朝の喧嘩はなんだったの?みたいな感じでいつもの通りやっていましたが、さて晩飯はどうする?という話になりました。気持ちとしてはもうどうでもいいや、その辺で食べようという雰囲気でしたので、ではホテルの近くに「誠」って回転寿司があるけどそこに行ってみようと話を持ちかけ、「誠」に決定。当然私は昼に行ったことは言いませんした。言えば「あんた、ばかじゃないの?」と結婚してから多分数千回は聞かされた言葉をまた聞くことになりますのでシカトです(笑)。正直、他の店も試したかったのですが、「誠」は十分美味しいし他の店でハズレを引くよりもっと「誠」を知りたいと思いました。

で、また「誠」に行きました。やっぱり美味しいですわ。本当にたいしたもんだと思いました。どうせ夜中におなかがすくのもわかってましたので、サバ寿司、ばってらというべきでしょうか、それを作ってもらっているときに、目の前の非常に感じの良い板さんが言いました。

「シドニーには凄く美味しい焼肉屋があるんですよ。開店した日から大繁盛です。是非行ってみて下さい。」とのこと。

聞いてみると和牛を使っている店だそうで、かなり有名だとの事。場所はクロウズネスト。店の名は「柏」。さぁどうする?是非行ってみてくださいと言われて行かずに帰れます?次の日は昼過ぎの便で帰りますからもう食べるチャンスは無し。でも今から行くにはもう寿司を食べておなかは一杯。「どうする?行く?」とヨメさんにたずねた所、「行くしかないでしょうねぇ」という間もおかない返事。やっぱり夫婦なんですね、こういう時には息がびったりあいます。

とりあえず、ホテルに帰ってお持ち帰りの寿司を置いて、情報誌で店を確認。電話で予約を入れると今から約2時間後にしか空いていないとのこと。この間って大事なんですよね。もうおなかそのものは空いていないし、変に間が空くと食べる気が失せてしまいます。でもやめようか、なんて話は出ずにそのまま予約し、やることも無いのでそのままタクシーに乗って店へ。もちろん予約には時間があるので入れませんが、場所を確認し、隣のタイレストランでおちゃけを飲んで時間つぶし。ところが飲むだけでもいい?と聞いてOKだというから入ったのに、何か食べ物を頼めと言われ、それを断るとすぐにでも出て行って欲しいようなそぶり。面白くないのですぐにお金を払って外へ。一杯飲める店はまわりにいくらでもあったのですが、我ら夫婦はタバコを吸ったり近くをウロウロ歩いてみたり、スーパーに入って時間をつぶしていました。

で、やっと予約の時間。炭火は炭火なのですが、日本の七輪に炭を一杯入れて焼くタイプで好感が持てました。オーストラリアの炭火バーベキューって変に炭をケチっている店が多くて、我々みたいにチンタラ飲みながら食べていると途中で炭が足りなくなることも良くあるんです。でもこの店の炭なら十分。肉は和牛。我々は本当ならもう食べられないぐらいお腹は一杯なのですが、お勧めは?と聞いたところハラミだというのでそれを頼みました。それとレバサシ(久しぶりでした)、ユッケ、キムチ、あとなんだっけ。そうそうミノでした。この店は繁盛するはずだと思いました。肉はちゃんとしているし、安くて美味しい。そして量も決して少なくない。若い客で一杯なのがそれを裏付けているようです。座ってからお酒は売っていないBYOなのがわかり近所でビールを6本買ってきました。

文句の付けようがない店だと思います。ただ肉のタレが我々には甘すぎました。いわゆるご飯と一緒に食べる焼肉としてはOKですが、酒を飲むための焼肉だとすると甘すぎです。味も濃い。これさえどうにか調節してもらえるようなら本当に文句なしだと思いました。この店のことはやっぱり焼肉好きな次男坊に教えてやろうと思います。そして寿司なら「誠」。

こんな調子でおなか一杯のところにまた肉とビールを詰め込んでフーフー言いながらホテルに帰ってきました。高級店には今回行きませんでしたが、「誠」という回転寿司と「柏」という焼肉屋には大満足です。ただやっぱりちょっと残念だったのはこの焼肉屋の近くにもちょっとモダンな日本料理屋があって、なんというのでしょうか、最近海外でどんどん増えつつある昔でいうと創作料理みたいな、でもやっぱりモダンジャパニーズとでもいうようなちょっと毛色の変わった懐石料理に興味があります。そういう店はシドニーには多そうですがどこにも行くチャンスがありませんでした。残念ながらゴールドコーストにはそういう店はありません。ただ一軒「天」という時代錯誤とでも言えそうな高級店がありますが、我々がおいそれといけるような店ではないし、内容と値段が釣り合っていない感じ。我々には高すぎて行ける店じゃありません。

次の日、帰る日ですが、ホテルをチェックアウトしてから飛行場へ行く前にランチを食べようということになりました。さてどこへ行く?まさかまた回転寿司の「誠」?いくらなんでも3食続けて同じ店に行くほどの変人じゃないです。と言いたい所ですが、「誠」に再び行きました。私としては前の日の昼、夜、そして次の日の昼とぶっ続けです。でもそれだけの価値ある回転寿司だと思います。なんせゴールドコーストではホテルでさえも食べられないような寿司を回転寿司の値段で出しているんですから。

この日は開店前に並んで店に入ったのですが、これが失敗でした。あれやこれや食べてから店を出たときに入り口を見ると、「本日のおすすめ」というのが書いてありまして、そこにはなんとキンキやえーとなんだっけ、何種類ものまさかのお薦めが書いてあったのです。でも店の中にはそれは書いておらず、あえてお薦めは?と聞きませんでしたので分かりませんでした。キンキってまさか私が大好きなアルファンシノじゃないだろうな、絶対違うよな、と思いつつ店を後にし、飛行場へ向かいました。

オーストラリアの焼肉の話をするときに、避けて通れないのが「こう屋」だろうと思います。韓国人がやっている焼肉屋はどこにでもそしていくらでもありますが、やっぱり日本人が美味しいと思うのは日式焼肉。もう何年前になるでしょうか、「こう屋」という日式焼肉屋が登場しました。元はシドニーですが、我々はブリスベンにオープンしたこの店に、わざわざ車で一時間以上かけて通ったもんです。和牛も扱っていて美味しかった。今回のシドニーでも「こう屋」そしてその姉妹店である店を含めて3件の焼肉屋があるのがわかっていまして、その中でも一番だと言われる店にも行こうと思っていたのです。でも私たちには十分満足できるJFXという日式焼肉屋がゴールドコーストにありますので、そしてこのJFXも「こう屋」の流れを持つ店でもありますので今回は「こう屋」関係はパスしました。ちなみになんだこりゃと思ったラーメンの「めんや」も同じグループのようです。

ついでですが、やっぱり忘れられない焼肉の話を書いておこうと思います。ゴールドコーストで韓国系のさほど美味しくない焼肉屋ばかりだったころ、たった一軒だけ異色の店がありました。今はなき「銀座」という店。川崎にある繁盛店の息子さん(キョッポ)がやっていた店なのですが、鉄板焼き、焼肉、ナイトクラブがあって非常に美味しい店でした。まだ巷には和牛が出回っていない頃でしたが、サシなんか入っていないオージービーフと脂身を絶妙に組み合わせて、日本の焼肉の味をしっかり出していました。また日本の韓国料理屋の流れですから、冷麺は元よりスープ類も非常に美味しいものがありました。店も綺麗な庭や池のある豪華な一戸建てで設備もホテル並みで完璧でした(バブルの頃に建てられた)。ビルのテナントとして入っている店とは段違い。もしかしたらこの店がゴールドコーストの焼肉の歴史の中では一番だったかもしれません。今、美味しいと言われる日式焼肉屋は、韓国系には当然ある麺類、スープ類が無く、つまりチゲさえも無いんですから。そういう意味でこの「銀座」は本格的日式焼肉屋と言ってもいいくらいで本当に素晴らしかったです。しかしいろいろ問題がある店で営業したり休止したり繰り返しているうちに火事で消失、完全閉鎖。(ここのオーナーを今でも時々思い出しますが、ゴールドコーストに日本人が集まりだして今に続く歴史の中で忘れられない人です。当時の人間関係やら、様々な事件やら、そして多くの人たちはもうすでにゴールドコーストを去り、あるいは消え、思い出すと感慨深いものがあります)

しかしシドニーはやっぱり凄いと思ったのは、日本食の店でもどこも一杯だということ。繁盛しているのはびっくりしました。店の規模も大きいですし、従業員が12,3人なんていう店はいくらでもありそうな感じです。これってゴールドコーストにはそういう店は少なく(和食店の話)、ほとんどが家族経営のこじんまりした店だといって良い位。随分昔の話になりますが、私の親友の板前が、商売をするならシドニーですよと言っていたのを思い出します。シドニーには「経済が動いている」という感じがここそこにあります。でもゴールドコーストはのんびりした田舎。経済の匂いはあまりしません。繁盛している店も多くはありません。閑古鳥が鳴いてる店ならいくらでもあります。

しかし反面、シドニーの場合、家賃も高いので店に客が並ぶぐらいじゃないとやっていけないという話も聞きました。ま、のんびり人生を楽しむならゴールドコーストですが、仕事、金儲けとなったらやっぱり大都会に出ないと駄目なんでしょうね。日本と同じかな?メルボルンと比べるとシドニーの方が活気があるように感じます。また新しい都市という感じもします。メルボルンはよく言えば古きよき時代を残していると言えるのでしょうが、もしかしたら再開発が遅れているだけかもしれないと思いました。

ま、回転寿司、そして大衆向けの焼肉屋で感激するくらいですからやっぱり大都会は凄いのだろうと思います(逆にゴールドコーストは取り残されているってことですか)。それこそちゃんとした寿司屋あるいは和食店、モダンジャパニーズクイズィンでも良いですがシドニーのそういう店がどれほど凄いのか、次回はちゃんと準備して是非食べ歩いてみたいと思います。

そうそう、シドニーの飛行場では飛行機が二時間ぐらい遅れてずーっと待ちぼうけ。やっとのことでゴールドコーストに着いたはいいのですが、突然の雷雨。凄いストームでした。ですから飛行機から乗客は降りたものの荷物を降ろせず、また待ちぼうけ。ストームが酷く、着陸予定便は空で旋回し、出発予定便は出発できずに皆さん待ちぼうけでした。シドニーで飛行機が遅れたのも、どこかでこの雨にやられて遅れたのかもしれません。

で、クーランガッタ空港でも足止めをくらいましたので、飛行場を出たときにはもう暗くなっていました。はい、晩御飯の時間です。さてどこへ行くか?

これも不思議ですよねぇ、夫婦って以心伝心ってのがあるのかと思いました。新居のコンドミニアムの下にあるJFXという焼肉屋に直行です。ハイ、シドニーで食べた焼肉の味をまだ忘れないうちにまた焼肉を食べて比較をするという我らが夫婦のお決まりの行事みたいなもんです。

でも飛行場であれやこれや摘んで食べていましたので、腹ペコということは無く、お勧めを聞いてから(この店では絶対にお勧めを聞かないと駄目)中落ちカルビX2とユッケ、ホルモンのギアラ、その他雑多なものを頼みました。

うーーむ、やっぱり私たちにはここの味が合ってる。また店長が非常に良くしてくれて美味しいところを出してくれているのでしょう。ユッケも我々用の味付けにしてもらっています。今の私たちにとってはここの焼肉が世界中で一番美味しいと思います。そして店長がしっかりしているからでしょう。スタッフが良く動くし、笑顔も最高、接客も文句なしです。たまに日本に帰って食べる焼肉はどうも口に合いません。というかステーキやマグロのトロもそうなのですが、日本では高級と言われているサシがびっちり入った肉。いわゆるサシの脂の乗りが我々には多すぎるんです。肉の美味さは脂にあるとは思うものの日本の焼肉屋の特上カルビなんか食べた日にはオエ~っとなります。これはマグロの大トロも同じ。

しかしまぁ、食べてるとき、飲んでるときは幸せな我々夫婦。ヨメさんは昔から体型を維持していますが、私は育つまま放置。30キロは痩せないと駄目なのに、このままじゃ絶対に無理。

食べれば食べるほど痩せる寿司や焼肉があったらいいのに・・・

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シドニー旅行記 食べ物編” への3件のコメント

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    いろいろ食べてみたいけど、なにせ2人だとなかなか思うようにはいかないですよね。自分たちの食べる量が平均より少ないのか?マレーシアでも、「みんなもりもりよく食べるなぁ」という風景をよく目にします。わたしはプレゼンテーションは気にしないけれど、ちょっとちょっとずつ食べられるのが好きです。
    世界の多くの人が「日本食はヘルシー」と思っているようですが、どうなんでしょう?個人的にはそうでもないと思うんですが。。。

  2. SECRET: 0
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    二人って困りますよね。今更二人きりになりたい間柄でもないし、子供は巣立ってしまったし、みんなで美味しいご飯を食べることが極端に減ってしまいました。

    日本食がヘルシーと言われた時代は通り過ぎたような気がします。というかちょっと変化したというか。日本食がヘルシーと言われだした後に、炭水化物の取りすぎは駄目だという世界的コンセンサスが出来たと思うのですが、まさに日本食って炭水化物だらけなんですよね。

    でも摂取カロリーから考えると間違いなく良いという面もあって日本食はヘルシーという考え方は続いていると思います。でも本当のポイントは日本食のコンビネーションであるという点に気がついた外人も多くいるようで、内容は変わって行くにしろ「日本食はヘルシー」という標語は続くのかと思ったり。

    APIさんはご家族の都合で日本食中心とはならないと思うのですが、よく我慢できると感心しています。(笑)

    私は若い頃は自分が和食党であるなんて全く考えず、単なる雑食人間だと思っていたのですが、やっぱり歳なのか、それとも今頃日本食の奥深さに気がついたのか、寝ても覚めても和食を食べたい・・・、そればっかり考えています。

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    そうなんですよね。お米がないと成り立たないおかずたち。塩分。
    わたし自身「純和食」で育ってないので大丈夫なのかもしれません。「照り焼き」というよりも「テリヤキ、TERIYAKI」のほうが身近な気がします。それでも、青い魚が無性に食べたくなる時があり、酢で〆た鰯をひとりで食べます。
    そのうちにわたしも「カレーなんか嫌だ!」という日が来るかもしれないですね。

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