日本の税制の良いところ

前の日記に書いた相続税法の改正があったり、まぁ、良い話はなーんもないのですが、それでも私は日本に感謝したい税制があります。

それは、日本の税制は属地主義であるということ。

日本人が海外に出る、つまり我々がマレーシアに住んだりオーストラリアに住んだりした場合、その居住国の税制に従わなければならないのは当たり前ですが、その代わり、日本の税金からはさようならできる。

これって当たり前だろう~~って思う人が多いと思いますが、世の中にはそうじゃない国もあるわけで、たとえばアメリカ。日本の税制は属地主義の上に成り立っていますが、アメリカでは属地ではなくて属人主義です。

どういうことかというと、お前が世界のどこに住もうとどこでどういう所得があろうと、アメリカに対する納税義務はなくならないという基本があるということ。

怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。

ですからマレーシアに渡ったアメリカ人MM2Hも、マレーシアの海外所得は免税という恩典を受けることは出来ても、アメリカには申告しなくてはならない。これって悲惨ですよねぇ。

で、近年、海外に出て行く日本人も多いので、日本も属人主義にしようという議論はあるようですが、まぁ、そうなることはありえないだろうという話。昔、当局の人に聞いたことがあるのですが、これって税制の根本中の根本だからそう簡単に変えられることじゃないんだそうです。憲法みたいなもんなのでしょうか。

また、変な話ですが、時効ってありますよね。日本は七年ですか。その前のことはお咎めなし。

これに関してへーーと思ったのがあの鳩山さんです。莫大な金額をお小遣いとしてもらっていたのに知らなかったと言うどこか国のかつての首相。これは間違いなく脱税で、国会でも今では仲が良くなって入閣までした与謝野さんに「平成の脱税王」なんて言われちゃった。

で、鳩山さんは6億円以上納税したわけですが、結果的に2002年、2003年分は時効ということで1億3千万の還付があったそうです。まぁ、法律は法律ですが、立場上、こういうのってどんなものなんでしょうね。昔なら還付なんか辞退しろと大合唱になるんでしょうが、今の時代はそうはならないんでしょうね。ま、私としてもそれは賛成で、倫理観とかを表に出してギャーギャーいう時代じゃないと思います。でも法律を厳守するという立場は貫いてもらわないと困るわけで「知りませんでした」が通るとは私は思っておらず、もっと突っ込んで取調べをしてもらいたいと思いました。

で、時効ですが、アメリカの場合、ちょっと見ると3年となっています。3年?簡単に逃げられちゃうじゃないかと思いますが、よくよく調べてみますと、それは申告書を提出してから、その内容に関してということらしいです。

これがどういうことかというと、申告しなかったものは時効がないってことなんですね。

これも凄いと思いませんか?

日本でもどこでもそうでしょうが、未納分に金利は乗るし、罰則としての重加算税も乗るし、それとは別に罰金、禁固刑が加わるわけで、まぁ、脱税ってのは割に合わないってのがどこの国でも同じじゃないでしょうか。ばれなければいいけど、ばれたら全てを失うぐらいの覚悟が必要になると思ってます。過去にどんどん遡っての計算ですから、もう既に使っちゃって無いよ、なんての普通でしょう。だから今ある全財産を吐き出すことになるのは簡単に想像できます。

ま、なんだかんだそんなことで、日本は属地主義であってこれほど我々日本人にとって有利な税制はないということ。

もし日本が属人主義になったらどうするか?

うーむ、私の場合はオーストラリア国籍を取る事になると思います。税金のために国籍を変えるのか?なんて非難ごうごう浴びそうですが、その通りです。日本にも住んでいない、日本政府から全く、何の援助、保障も受けていませんから、お前は日本人だから払えというのには断固反対したいです。まして相続税なんてとんでもない話です。

正直なところ、私たちとオーストラリアの関係って無くなる事はないと思ってまして、子供達はオーストラリアですし、ヨメさんが一番好きな場所はゴールドコーストですし、そして万が一の時にはオーストラリア政府の保障を受ける権利もありますので、老後のある時点でオーストラリアに帰って来て骨をうずめる可能性も無くはないと思ってます。

そうなると今自由に動くためにも永住権じゃなくて市民権、つまりオーストラリアパスポートを持っているほうが便利ですので、日本が属人主義になるなんてことがあればそれを切っ掛けにオーストラリア人になることを考えるかもしれません。

ただ、日本においては時代の流れもあり、また民主党は二重国籍を容認しようという方針ですから、もし二重国籍が解禁となればその時点でオーストラリア国籍を取る考えも持っています。

ただ、自分が日本人として思うことは、日本は絶対に二重国籍を認めるべきじゃないということ。このブログにも書いていますが、今の日本では諸外国では絶対に考えられないような簡単な条件で投資ビザを発給してます。500万円の投資で、仕事の内容としては何でもOK。風俗業でも投資ビザが取れて日本に滞在できるようになってしまいました。

そして日本に5年滞在していれば今度は帰化する権利ができます。日本人国籍を取れるということ。簡単です。これも普通外国には例を見ない移民法で、少なくとも永住権をとって、その後に市民権という流れがあるのが誰が考えても当たり前だと思うのですが、日本にビジネスビザで滞在し、そして5年後に帰化できるって、異常だと思います。

それこそ、極寒の人も住まない様な地域や遠く離れた離島に入植するのが条件ってのなら話も別ですが、学生は別にして、ビジネスビザで5年いれば日本人になれるって本当に日本は狂っているとしか思えません。で、永住権はというと、10年の滞在が必要。ま、これは順当でしょう。ただ先進国ではビジネスビザを持って何十年住もうがそれは海外からの出稼ぎであって、年数だけで永住権、市民権を取れる条件にはならないのが普通。ま、やっぱり常識的には日本は変、そこまでして国民の員数あわせをしたいのか、誰でもいいから来て欲しいのか、そこまで少子化、人口減少はどうにもならない大問題なのか、本当に理解できないことばかりです。

気が付きました?帰化には5年。永住権には10年必要だということ。永住権を取るより日本人になるほうが簡単ってことです。つまり永住権なんか取る必要ないんですね。なんでこんな馬鹿なことが起きるかというと、法務省の中で市民権と永住権と取り扱う部署が違うからとのこと。縦割り行政ももういい加減にしてくれって言いたいですよね。違う省庁ならまだしも同じ法務省の中でこれですよ。考えられませんでしょ?

で、二重国籍も認めるということになれば、間違いなく外人の日本人化は進むと思います。得るものはあっても捨てるものがないんですから、取らなきゃ損です。そして選挙権はもちろん被選挙権も得るわけですから、どんどん地方、あるいは国の中枢に入り込んでくるのは間違いが無いですね。本当に日本人として生きるのならそれも良いと思うんですよ。でも少なくとも二重国籍保持者に被選挙権を与えるのはおかしいと思います。

ただ最近思うことがありまして、この外人に対して優しいというのはもしかしたら日本の伝統なのかもしれないと思うこともあるんですよ。日本は鎖国していたし、在日の人たちが長い間置かれた立場を考えても、日本人になるのは非常に難しかった。でもそれはこの戦後数十年の話であって、日韓併合を今調べてみますと、あれは絶対に植民地ではなくて、まさに併合で、朝鮮民族を日本人と同じように扱おうとしたんですね。これって逆に今の日本人には考えられないほど寛大な考え方だったと思うんです。

ま、それはどうでもいいことですが、我々としては二重国籍を欲しいのはやまやまですが、日本の将来を考えるとそう簡単に認めて良いとは思いません。

でも前に書いたTPPしかり、平成の開国だと叫ぶ人もいますし、残念ながら私の願いとは違う方向へ日本が動いているのだろうと思います。

移民政策をゆるくして、そしてTPPなどで物品だけではなくて企業、サービスや人的な交流も促進するようになれば、本当に日本は変わっていくのだろうと思います。でも保守的な私としては、ちょっと待て、その前にやることがあるだろ~って思うわけです。

日本は良いにしろ悪いにしろ変わっていく。でもそれを傍観することなく、自分にはたった一票の力しかないけれど、日本を守って行きたいと思います。

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