日本初のLCC飛行機会社

エアーアジアみたいなLCCがとうとう日本でも始まるんですね。全日空がLCCに参入すると言っていましたが、全日空と香港の投資会社と共同でLCCを始めるとのこと。

第一便は10月には飛ばしたいとのこと。国内線から始める。料金は半額ですと。2年後には国際線に参入する予定。日本から飛行時間4,5時間の都市を結ぶ予定で、飛行機は16機ぐらいでスタートするらしい。

そんな話の中でJALは何をやっているかというと、昔の鶴マークのロゴを復活させてそれを新たなJALとしてスタートするための象徴とするそうです。コーポレートアイデンティティ、企業理念、何十項目のジャルフィロソフィーじゃと言葉だけ、かけ声だけは活きの良い感じはします。

頑張ろう頑張ろうと声を上げても良くならないんですよね。具体的に何をするのかというのが見えてこない。とりあえずリストラし、路線も縮小し、では何のためにそれをやったのか、次ぎに何をやるのか。それが見えてきません。

ボクシングの試合を想像してみてください。コーナーのリングサイドにはコーチが付いていますよね。彼らは的確に指示を出すからコーチなのであって、頑張れ頑張れなんて意味不明なことを連呼するのはコーチじゃないんですね。距離を取れとか、一歩踏み込めとか、ジャブを出せとか具体的なことをその都度言うからコーチはコーチでいられる。でもそれが今のJALにはいないように見えます。

マレーシアに関してはJALはエアーアジアと競合するし、全日空はLCCを立ち上げて、国内は元よりあちこちで競争はますます厳しくなると思うのだけれど、会長の稲盛さんは「LCCのまねごとはせずにJALらしい素晴らしいサービスを提供し、プレミアムな料金になってもお客様に喜んでいただけるように・・・云々。」ですと。

良く言うと思いますよ。成田ーブリスベン線なんてコードシェア便を出していたカンタスにしっかり裏切られてジェットスターにお客を取られ、値段を多少安くしても誰もJALを使わなくなって結局撤退せざるを得なかったじゃないですか。クアラルンプール便もエアーアジアが飛び出した瞬間、JALも3万円台の切符を売ってるのに。言うこととやることが違う。

安売り競争はしないってことなんですかね。車で言えば全日空は別会社で軽自動車も作って市場のニーズに合わせようとしているのに対し、JALはベンツ、BMW路線で行くということなんでしょうか。

前にカンタスがあるときLCCの子会社ジェットスターを作ってそれを利用して両方がうまく儲けていると書いたけれど、まさにそれをやろうとしているのが全日空なのでしょう。カンタス連合ですが、彼らは料金の安いときは安いなりに、でも忙しい時には両方で儲けているように見えます。競合相手は子会社であって、なれ合いと言ってはいけないだろうけれど、私から見るとうまくやっているように見えます。そうこうしている内にその子会社ジェットスターはLCCの雄に育った。そしてカンタスはカンタスで安泰。このカンタスとジェットスターにオーストラリア線は徹底的にやられてしまったJALだけれど、カンタス連合にしてみれば当時からJALの事は全く眼中になかったろうというのも想像が付きます。カンタスは将来を見ていて、手を打つのが早かった。JALはボーーっと見ていただけで、一緒にコードシェア便を出す仲のカンタスに簡単にしてやられた。で、結局ブリスベン路線は廃止に追い込まれた。今じゃ、カンタスとジェットスター、親会社と子会社で牛耳ってる。ジェットスターはその後、シンガポールを拠点にどんどん大きくなっている。

あの時と同じで、全日空とその子会社のLCCに取ってやっぱりJALは眼中にないのだろうと思いました。JALは内向き。全日空はちゃんと世界を見ている。

生まれ変わろうとしているJALはLCCのまねごとはしないと言うし、では何をするのかというと、それはジャルパックの生まれ変わりだそうです。

これってLCCのまねごとはしないじゃなくて、「出来ない」が正解だろうし、ジャルパックとジャルツアーズと統合すると言ってもそれでもやっと業界8位。今はパック旅行は少なくなっているのに、そのJALの担当者曰く「パック旅行が今後無くなることはあり得ない。これからもっとパック旅行を使ってもらえるように頑張る」とのこと。頑張ってどうにかなるなら今までジャルパックは何をしてたのでしょうか。

これもなんかねぇ、ほんとにそれで大丈夫なの?って思いませんか?

いつの日か全日空の子会社のLCCも力を付けてきて、その内その航空会社やエアーアジアを使ったパックを新生ジャルパックが売るようなことになりゃしませんかね。まぁ、高級路線でやるようだからLCCは使わないのでしょうが、ジャルファンとしてはなんか違うんじゃないの?って気がします。

ま、プロ中のプロが集まって知恵を絞って考えた結果そういうことなんでしょうから、私がどう思おうと関係ないわけですが、ま、今のJALの言うことにはパンチが欠けるし、言葉に説得力もないし、聞いていてもなんら夢も広がらないし、良くなるとも思えません。

パック離れ、LCC全盛。それに対して真っ正面から挑もうとしているJALとジャルパック。で、ジャルパックが力を入れて肝いりで売り出したパックは7泊で80万ぐらいの高級品。こんなのに力を入れていて良いのか?こういうのって単なるジャルパックの一部門がやれば良いだけの企画で、こんなのを全社で力を入れてやる必要があるんですかね。

結局、八方ふさがりで大きな手を打てない。では今、出来る中で何をするのかという発想でやることを決めているように思えます。これって余りにも内向きで積極性の無い企画で、その企画が当たったところで会社の売り上げの数パーセントにしかならないはずで、これで会社そのものが新たに芽を出すことはないと私は思います。もうJALって潰れたも同じなんだろうと思いました。

私の少ないサラリーマン生活で経験したことを思い出します。その会社の新たな経営陣がというか、アホな雇われ新社長が難局を乗り越えるために出した策がまさに今のJALみたいな策でした。売り上げ30億あったのが極端に落ち込み始めているときにそれの建て直しを考えるのではなく、本業は放置し新たな分野に出て行こうとしたんです。うまくいって年間1-2億ぐらいしか売り上げられない分野にですよ。そんな逃げのような新規事業をしても何の足しにもならないと主張したのですが、残念ながら私の案は却下されました。私は取締役営業部長だったのですが、次の日に辞表を出しました。将来性はゼロと思ったし、そんな馬鹿な新規事業をやることだけは決めて、それを実際にやらされて責任を持たされるのは営業部長ですから、冗談じゃないと思って辞めることにしました。まぁ、体の調子も悪く偏頭痛に突然襲われてまともに仕事が出来る状態じゃなかったのも辞めた理由の一つです。

ま、関係ないですが、やっぱり直面している問題を真っ直ぐ見つめてそれにどう対処するかを考えない限り駄目なんですよね。逃げの姿勢で違うことを考えたところでそんなんで会社が良くなるわけがない。

ちなみに私がいたその会社はその2年後潰れましたが、あの時と今のJALが似てるような気がしてなりません。

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