JAL

JALのオーストラリア便はもうシドニー便しかない。ブリスベン便は廃止。

で、シドニー便の来年の料金が出た。お求めやすいスペシャル運賃ですと。AU800ドル+諸税。

なんだかなぁ、インパクトが無いですねぇ。ジェットスターにやられっぱなしでブリスベン便は廃止に追い込まれて、今頃こんな料金を出してくる。これだってそんな魅力はない。

ジャンケンで後出ししてるのに勝てないドジなやつ。そんなのをJALに感じます。

やることが遅いし、やっても小出しで客が喜ぶような内容じゃない。

JALから来るメールも何か面白いキャンペーンでもやってるのかと思って見てみるとどうでも良いような物ばかり。どこかと提携してボーナスマイルが入るとか、オンラインでチケットを購入するとボーナスマイルが付くとか。

そりゃJALですから凄い人材はいるんだろうと思いますが、私のような中小企業で地べたを這い蹲って生きてきたような者から見てもJALの再生は簡単じゃないってのがわかります。

ビールを頼んだ人にはお通しがサービスで付きますみたいなサービスをやっても客は喜ばないし、新規顧客なんか来るわけがない。それどころか私みたいなどんなにJALがバカでもJALに乗るようなファンがいたにしても、そういうファンに余計な、そしてどうでもいいインセンティブなんか付ける必要はないってのがわかってないのね。オマケを付けても客は増えない。常連客も喜ばない。でもJALの利益は減る。こんな馬鹿なことをいまでもJALはやってる。今の業態で下手にオマケを付けたり中途半端な安売りはJALが損するだけのはず。

抜本的改革ってのがわかってないと思うなぁ。

HPを見てもメールを見ても、さすがJALだから綺麗に出来ているし、新しいサービスをつけているのもわかるんだけど、これを見てて思いますよ。こういうのを作ってる人達も、サービスを提供している人達も、これで良くなるわけがないと思いつつやってるんだろうなって。上からの命令だからただやってるだけみたいな。

ANAはLCC業界に参入するという。関西が主戦場になるんでしょうね。で、JALは何をするの?また見てるだけ?戦いたくてももう弾がない?そうなんでしょうね。でもそれをまた言い訳にしてるんでしょう。

今の状態からどうやって良くするかじゃなくて、このままなら再生できずに整理されるのだろうから、その解散整理という最悪の状態を念頭に置いてやらないと駄目なんじゃないのかなぁ。いやいや、もうそうしてやっているって?

JALの将来に全く希望が見えないJALファンとしては非常に悲しい。

ただ冷たい、そしてずるい言い方をすれば、もうJALは駄目だから利用するのは止める、あるいはマイレッジも溜めないって考え方は逆だと思うんですよ。もう駄目だからこそ、なりふり構わず大盤振る舞いするだろうことは目に見えているし、それを逆手にとって利用するのも一つの手。

たとえばマレーシアを考えると皆さんエアーアジアにぞっこんな様で拍手喝采だけれど、私としてはエアーアジアのせいで安くせざるを得ないJAL、その他に注目しています。エアーアジアだってやり方が汚いのは皆さん承知のはず。片道5000円というけれど、それで普通に手に入る食事、座席の指定、手荷物制限、毛布、そんな本来なら無料の物を有料にして安い安いって騒ぐのは馬鹿げていると私は思うんですよ。で、当たり前の物を頼んだら5000円のはずが15000円を超えるんでしょ?じゃ、5000円という最安値じゃなかったらいくらになるんです?ではJALは?と見てみれば36000円で往復だしてるんですから。片道18000円計算。この18000円とエアーアジアの5000円を比べてエアーアジアが凄い凄いって拍手するのはおかしいでしょう?(JALの料金には燃費チャージが入ってない?)

私が気になるのはマイレッジ。JALを止めるとしたらどこにする?これってANAしかないんですね。他のアジア勢、アメリカ勢があるだろうよというかもしれませんが、特典航空券の交換率を見てくださいな。マイルを稼ぐのはどこも似たようなもの。100円1マイルとか2マイル。飛んだら何マイルってのはさほど変わらない。ところがそれで特典航空券を手に入れるときに大きな差があるのがわかる。

JALやANAみたいに低いマイルで特典航空券を出している会社が他にあります?ないでしょ?つまり、特典航空券から見ると他社は稼げるマイルが少ないのと同じ事。それと、特典航空券で予約しようとしてもまず席がない。これじゃ絵に描いた餅でしょう。その点、JAL、ANAは結構取れる。

ま、その辺はどの路線を主に飛ぶのか、どの時期なのかとか利用者はそれぞれパターンが違いますから一概には言えないと思いますし、結論は違ってくると思います。でも私にとっては利用価値があるのはやっぱりJAL、ANA。他社のマイルを欲しいとは全く思いません。特にオセアニアだとカンタスが強いですが、カンタスのマイルなんか酷いもんです。特典航空券に必要なマイルが半端じゃない。全く使えない。

ま、今の時点で言えることは、私としてはJALが参加しているワンワールドアライアンスの飛行機に乗ってマイルはJALに貯める。そして特典航空券はJALを使う。そんな感じでしょうか。つまり特典航空券ではJALが飛んでいるところしかいけないわけですが、まぁ、充分でしょう。主だった都市、地域はちゃんとカバーしているわけですし、そうじゃないところはLCCを使えばいい。というか、私は特典航空券は長距離しか使いません。近場で使ったらもったいないし、国内線で使うなんてあり得ない。

とりあえず今30万マイルを越えたJALのマイル。これを使い切るのに多分2年は掛かると思いますし、その頃にはまた今とは違う世界になっているような気がしますし、その時に我が家の基本路線を考えようと思ってます。

しかし見ていて面白いと思うのはカンタスですわ。

オーストラリアにLCCの波が押し寄せてきたのはいつ頃でしたでしょうか。もう10年ぐらい?新しい会社が出来たと思ったら潰れて、そんな時にカンタスは自らLCCを作ったんですね。子会社。それがジェットスター。他社に食われるぐらいなら自社で食おうっていう考え方でしょう。

で、同じ路線をカンタスとジェットスターが飛んでるんですから面白い。その後はコードシェアにしたりあの手この手をやっていますが、閑散期にはジェットスターの安売りで客を集め、儲けられるときにはジェットスターも安売りはせずに(エアーアジアもそうですね)、両社で儲ける。

これは成田-ブリスベン路線も同じで、カンタスはJALとコードシェアをしていた。そこへ自社の子会社ジェットスターで殴り込みを掛けた。そりゃそのコードシェア便を使う人は激減しますわなぁ。で、結局そのコードシェア便は廃止。JALは泣いているのを仲間のカンタスはヨシヨシと肩を叩きながらジェットスターで儲けた。

そのジェットスターは今じゃシンガポールに拠点を置いて、エアーアジアと肩を並べるLCCの猛者に成長。凄く広い地域で猛威を振るっていると言っても良いくらい。で、親会社のカンタスは競合の少ないところでしっかり儲けを確保。ANAもこの路線を狙っているのでしょうか。

こういう自らが自らを壊す戦略って実は私もある日気がついてやったことがあります。当時私がいた業界は自社が大きくなってくるとどうしても分裂してしまうんです。雇われるより自分で独立してやろうという連中が多かった(私もその内の一人)。で、後から出てくるのは既存の会社の弱点を突いてくるから結構伸びるんですね。

で、私はまだ分裂してもいないのに、別会社を立ち上げました。20代の血気盛んな頃です。これは実は秘密裏に動きまして、オーナーが私だというのはわからないようにクッションを二つ入れた。で、競合が出た!とやるわけです。こりゃ両社共に熱が入って下手にお尻を叩くより良い結果が出るんですね。で、外から見ると二社が火花を散らして戦っているように見えますから、そこにあえて参入してくる連中を抑えることができる。(インターネットの世界でもこれをやってる連中がいるのを見付けて面白いと思いました。共同購入のサイト。同じ経営でいくつもやってる)

小売店も同じだと思いますよ。自分の店を良くしようと考えるのは誰でも同じですが、店のカラーがあるから大幅変更なんか出来ないし、どんなに頑張っても必ず弱いところを突いた競合が出てくるんですね。だからそうじゃなくて、近所にそういう店を自ら出店する。本店の欠点を補うような別会社の新店舗。これはその地域で競合するわけですから、その地域に新たに入ってこようとする新勢力を抑えることも出来る。カンタスがやったのはこれ。でも外に対しても内に対しても同じ経営だとわからないようにするのが私は面白いと思います。お互い相手に勝とうとして動くわけですから、二つの会社の中が見えると他の競合の手の内がわかるのと同じ状態だし、自社の欠点も良くわかる。

こういう戦略って汚い手かもしれませんが、生きるための知恵だと思っていますし、大手は違う層を狙うブランドを作って囲い込みをやるわけですから同じ事ですね。また国単位で考えれば、同じ国の会社が火花を散らして競争するから他国からの参入を抑えることができる。それを自然に任せるのか、カンタスみたいに自らそういう状況を作るかの違いがあるだけ。そういう点ではいつもボーーーっとしているように見えるJALですが、そんなJALが可愛い気がしないでもないんです。うーむ、やっぱり私はそういうお坊ちゃまみたいなJALが好きかな。

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