深層心理が邪魔をする

最近いろいろなことが立て続けに置きまして、それを解決する中で人間の深層心理の動きを観察することが出来て面白かったです。

ある集まりでウィルス騒ぎが起きたのですが、それを解決するためにはウィルスチェッカーを入れてきっちり削除するなり防備するなりしないとならないですよね。それ以外に方法がない。

普通はウィルスチェッカーを入れているのが当たり前だと思うのだけれど、意外に何もしていない人がかなりの数いらっしゃるのがわかりました。これだけでも驚きなんですが、そういう方々って解決しようという気も希薄なのがわかってきました。とにかく嫌なことは早く忘れちゃうのが手っ取り早い解決方法だと考えているようにも思えます。

で、また同じ事が起きたんです。

どうしたらいい?と振り出しに戻り、また同じ事の説明。でもそれもちゃんと聞いているのかどうかは疑問。とにかく目の前の面倒なことが消えてしまえば良いだけなんですね。後のことは考えない。あるいは的外れな手当をする。でもとにかく手当をしたのだからこれで良いと早く解決してしまいたい。そういう心の動きが見えました。これって本当に面白くて、今、頭が痛いのだけれど頭痛薬が手元にないし買いに行くのは面倒だから、この前腹痛の時に飲んだ万能薬を飲んで置けばそれで良いだろうと考えるのと同じ。これって非常に滑稽な行動だけれど、我々はそういうことを結構やっているんだろうと思います。

それと投資関係の話をしてもそうなのですが、なんでみんなこんなに頭が固いのだろうと思うことが多いです。世の中で言われていることを絶対的な物として信じ込んでる。だから新しい手法を受け容れられないし、そんなのは無理と最初から想像しながら、でもそれに向かおうとする。それじゃ駄目に決まってるじゃないですかねぇ。うまく行くわけがないし、世の中の多くの人と同じ結果しか出ない。で、やっぱり無理だよねぇ、うんうん、と納得して終わる。

空を飛ぶ方法を考えようという話があったとして、そんなのは無理だと思いながらその方法を話し合っても、馬鹿なことは止めようという結論をいかに出すかという方向にしか話が展開しない。

でも鳥の真似をしてみようとか、風呂敷を広げて崖から飛び降りてみようとか、大きな扇子をバタバタやってみようとか、そういう馬鹿なことでもやってきたからこそ今、飛行機があり、ロケットもあるわけじゃないですか。

でもそういう発想をする人って世の中には決して多くないのね。

面倒なことには手を出さない、無理そうなこともやらない、でも自分はそこから利益が欲しい。この矛盾があるのをいつも感じます。他人に頼めることならそれも良いかもしれませんが、自分の問題だとしたらそれを他人に頼むことはできないし、自分が何か新しい物を開発する必要がある場合にはやらざるを得ない。でも頭が固いから一歩前に進まない。そんなことが日常茶飯事でいつでもどこでも繰り返されているのだろうと思います。

これって他人事じゃなくて自分もそうに違いないと自分の思考方法をチェックしてみるわけですが、他人からは簡単に指摘できても、自らそれを自分の中に発見するのって難しいんですよね。

かなり前ですが、面白い本を読みました。書籍名も忘れましたがかなりインパクトのある本で、それを読んでから私は自分を、つまり自分の行動パターンを決定づける意志決定機構である深層心理を疑って見つめる作業をするようになりました。

その本の中の主題は、「深層心理を信じるな」ってことでしょうか。

人間の心や意識は氷山にたとえられることが多いですが、我々が意識できるのはそのてっぺんのごくごく一部だけ。でも実際にはその何十倍もある深層心理、無意識の領域があって、それには意識してアクセスすることが出来ない、あるいは難しい。

でもその本は、その深層心理こそが自分の行動を邪魔している張本人だからそれを手なずける方法を考えようという内容でした。

深層心理、いや無意識の世界と言うべきなのかな。どちらにしてもそれは自分の一部ですから、自分の邪魔をするわけがないと私は信じていました。でもその本を読んでいくと、その逆で、深層心理こそが自分の最大の敵であるという。多分動物としての生き方では深層心理が威力を発揮するのでしょう。ただ知恵のある人間としてはそれで済まないことがあるというんですね。多分深層心理という言葉は本能という言葉に置き換えても良いのかもしれません。

これは納得する部分も大いにあって、私の場合はことあるごとにトラウマが顔を出しますので、そのわけのわからない深層心理の働きを関知する機会は多かった。深層心理としては嫌な物、危険な物から逃げろと言うサインしか出さない。無理をしてでも立ち向かえと言うサインは絶対に出さないんですね。

それと深層心理は常に楽をしろと命令してくる。これも納得で、動物として命を繋ぐためにはいかにエネルギーを使わずに効率的に命を維持するかが基本中の基本の大事なこと。つまり努力をしなくてはいけないと思うのは知性の働きであって、深層心理はそれを止めろと命令する。

将来のために今努力をするという考え方も知性の働きであって、深層心理は将来の事は考えないそうです。現状維持こそがベスト。そういわれると本能ってそういうものだろうなというのはなんとなくわかる。身近にいる犬猫の行動を見ているとその通りだと思いますし、我々も限りなく似ていると思います。

では進化ってなんだ?という話になりますが、決して知能が発達しているから進化する訳じゃなくて、草木でも虫でも進化する。ただこれは進化という言葉を使うから何か凄いことが起きている、良いことが、素晴らしいことが起きていると考えてしまいますが、この言葉を環境適応能力に置き換えると簡単に納得できてしまう。結局、自分が楽をするために自分を変えるだけでしかない。自己中で我が儘だからこそ起きること、それが進化なのでしょう。

ま、この数日間、友人知人達の行動パターン、そして話の中で人間の行動を決定する心理に何があるのかを見てきて、やっぱり我々は深層心理に囚われているのをはっきり感じました。理屈通りに動くのは簡単ではないし、それが自分では意識しない日常の些細なことに関しても頻繁に起きているのがわかる。

目の前の問題を解決するには、その問題を見つめる前の作業として、自分の深層心理にいかにアクセスしてそいつを騙すかを考えないと、結局なんでも絵空事で終わってしまうのだろうと思いました。本能があるから命を繋ぐことが出来るのでしょうが、いつかその本能を越えなければならない時が来るのでしょう。進化は自己中の結果でしか無く、本当の人間の進化はまるで違う方向へ行くべきものだろうと思います。

この深層心理を自由自在に使える人もいるんだろうと思います。マーフィーの黄金律も結局それなんだと思いました。信じればその通りになるというのは、いつも邪魔ばかりする深層心理を味方に付けるって事なんですね。

私はどうせ暇ですから、ちょっと深層心理の手なずけ方、訓練方法を研究してみようと思いました。それとUnconscious、無意識の世界ですか。それの探求、その世界への旅立ちをしてみたいと思ってます。私にしてみると現実のこの世界のどこへ旅行に行くより、この無意識の世界への旅立ち、探検の方がよっぽど興味があります。というか、私が探し求める物って古代遺跡、古代宗教に答えがあるような気がして、それに関係する旅をしたいな。え?ヨメさん?そんなのには全く興味がない人です。でもあそこは酒が美味いらしいよと言えば喜んで着いてくるからOK。(笑)

(私の興味は無意識の世界の根底に何があるのか知りたいということで、ユングの共時性も仏教で言うアリア識もこれに関係しているはずだと思ってます。そしてそれをしっかり見て理解した人はいるんですね。私も是非それを理解してみたいんです。こんなことに興味のある人はいますかね。未だかつてこの50数年、同じ興味を持った人に出会ったことがありません。それがチト悲しい。)

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